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『百万円と苦虫女』

たまに、自分探しの旅などと言って、インドなんかに旅立つ方がいますが、
果たして自分というものは、そんなところに落ちているものなのでしょうか。

最近、ちょっと深イイと思っているセリフがあります。

どうしたって、自分の行動で、
自分は生きていかなくちゃいけないですから。
探さなくたって、嫌でもここにいますから。


私は、感情移入が疲れるという理由で、めったに映画は見ないのですが、
昨年秋、平日の深夜にダラダラCS放送を見ていたところ、
翌日も仕事だというのに、とある映画に見入ってしまい、
ついつい明け方5時まで見てしまいました。
それが『百万円と苦虫女』。

蒼井優が演じる主人公の鈴子は、
ちょっとしたことから前科持ちになってしまい、実家に居づらくなってしまいます。
そこで、彼女は家族に「百万円貯まったら出て行きます」と宣言し、
バイトを掛け持ちして懸命に働いて、百万円を貯めます。
そして、宣言通り実家を離れ、以来、コミュニケーションが苦手な彼女は、
百万円貯まるたびに見知らぬ町に移り住んで、
生活をリセットしていきます。

まぁ、海の家の店員さんとか、桃農家の収穫の手伝いとか、
転々としながらも楽しそうにやっているように見えて、
私なんかはそういうのにちょっと憧れたりもするのですが、
とある地方都市で出会ったバイト先の同僚(森山未來)から、
そういう生活について、
「自分探しみたいなことですか?」と聞かれた彼女は、
それをさらりと否定したうえで、
前述の「どうしたって……」というセリフを言うのです。

そして、そのあと、彼女はこう続けるのです。
「逃げてるんです」と。


https://www.youtube.com/watch?v=gfvjc9BE890

結局のところ、主人公の鈴子は、リセットを繰り返し、
自分の人生や他人との係わりから逃げているだけなのです。
どんな場所でも、それなりの人間関係は形成されるでしょうが、
自分を知られないように、また、他人から何か言われるのも嫌だから、
人間関係が深まってくると逃げると、そういうことです。

鈴子のセリフのとおり、自分の言動が自分のすべてです。
そして、その価値基準は自分の内面にしかないと、私は思います。
海の町や山の村へ流れてみたところで、
他人が自分の価値基準を決めてくれるわけでなし、
自分の人生を決めるのは自分なのです。
自分の行動に責任を負うも自分、逃げるも自分。

たまに、自分には合わぬなどと言って、職を転々とする方がいますが、
私から見れば、インドに自分探しの旅に出る人と、大きな違いはありません。
ある一線を超えると、それは単に“逃げ”なのだと思います。

習熟にかかる時間は職種によりけりだとしても、
よっぽど特殊な職業を除けば、多くの職業は誰にでもできるようなものです。
そのうえで、自分の言動が自分のすべてなわけで、
つまり、やる気とか使命感の問題になります。
自分の持てる能力でどれだけ会社に、社会に貢献できるか、
そういうことにどれだけ使命感を燃やせるか、です。

そして、そういうものは自分の内面から湧いてくるもので、
場所を変えても、職業を変えても、インドに行ったってダメだと思うのです。
逆に言えば、場所や職業を変えることではなく、
自分の中から情熱を奮い立たせることに努力すべきだと思うのです。

まぁ、環境を変えることも打開策のひとつにはなるでしょうが、
度を超すと、ただ退転し続けているだけの状態になりますよという話です。
自分で自分の生き方に胸を張れる人であってください。

強い思いを込めて述べました。
少しでも伝わることを、切に祈ります。

[SE;KICHI]
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