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年賀状

日本には、師走のクソ忙しい時期に大量のハガキを書くという風習があります。

外国にはその習慣はないらしく、外国人の友人からは、
それでなくても10月のハロウィンから12月にかけて、
パーティーなどで顔を合わせる機会も多いのに、
わざわざハガキを送りあうなんてナンセンスよと笑われます。

確かに。
忘年会だ新年会だ、茶会だ餅付きだと、年末年始は忙しいですもんね。

私は、風雅好きではあるのですが、一方で合理主義者でもあるので、
その指摘はもっともだなと思ってはいるのです。

でも、私は、年賀状製作に、ほとんど負担感を感じません。
なぜでしょうか。

その、年賀状を作るという行為に、何の思い入れも持っていないからです。
私は、自分が関心のあるものには何でも食いついてみる反面、
以前にも『私の欠陥』という記事で、桜や紅葉に興味がないと書いたように、
行雲流水、できるだけ淡々としていることを心掛けているせいか、
自然と目に入ってくるようなものには関心が持てないというタイプであり、
年賀状の時期だからといって年賀状に興味が出るということはありません。

だいたい、年賀状という文化にほとんど興味がないうえ、
また、『興味のないことはやらない』というポリシーなので、
年賀状書きも排泄やゴミ出しのように、淡々とこなすだけです。
だから、自分に年賀状が届いても、見もしません。

いや、届いた年賀状には、差出人の近況などが書いてあることでしょう。
読めばそれなりに楽しめるのかもしれませんが、
そもそもハガキに書けるような近況なんて、あたり障りのないことで、
抱腹絶倒とか驚愕の真実などという内容であるはずもないので、
読んだって楽しくないのです。

というか、ここ15年ほど、私は、
大晦日から年明けにかけて京都の民宿に滞在していることが多く、
自宅に戻るころにはすっかり三が日を過ぎているため、
自分が出し損ねた方から年賀状を頂戴していることが分かったとしても、
もう何ともならないのです。

私自身は、近況は会って知らせたほうがいいと思っているほうなので、
ハガキでの近況報告には否定的です。
それができない相手、つまり、年賀状でしかやり取りしない相手というのは、
そもそも近況を知らせるべき関係性の相手なのか、ちょっと怪しいので、
思いきって自分から年賀状の発行をやめたりします。
それは断絶に収斂する道ではあるのですが、
会う機会がないわけだから、文句を言われることもありません。
英断です。

そんな、年賀状に思い入れなどない私なのですが、
数年前の年末に上司から、
「最近は心のこもっていない年賀状が多くて、けしからん」的な発言を聞き、
なるほど、そんな指摘もあるのかぁと新鮮に感じました。

いや、よく、新聞の読者コーナーなどに、
「若い世代の年賀状離れを憂いている」的な投書が載ることがあって、
年賀状を推奨している方もいますが、
それは新聞の中だけの話だと思っていました。
理系出身で、前職も技術職だったためか、
職場で年賀状について話題にすることもなかったので、
話題自体が新鮮な感覚です。

まぁ、上司の彼が指弾しているのは、
奥さまの代筆とか、本人が関知しない年賀状のことみたいですが、
自分で書くものの、年賀状に込める心などない私も同罪かもしれません。
その上司の彼からも、「年賀状に関心のないアンタは異常だ」という、
ありがたいお言葉を頂戴したことがあります。
まぁ、私はこの上司から「アンタは異常だ」呼ばわりをされがちなのですが、
そもそも禅の求道者は、そういう指摘を受けがちなものです。

でも、取引先のS氏は年末の年賀状作成がイヤでたまらないと言いますが、
そんなことなら、私のように、年賀状に何の感情も抱かず、
淡々と、書けと言われるので書く、というスタンスのほうが、
年賀状信奉派から批判されはしますが、
精神衛生上、気はラクだと思います。

さて、お年玉つき年賀はがき、みなさん、当たりましたか?

私は……当たったかどうか、確認してもいません。
というか、当たったら何がもらえるんでしょうかね。
ま、そこも興味ないので、茶会にでも行きましょうか。

[SE;KICHI]
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No title

よくぞ言ってくれました!
確かに、年賀状でできるレベルの近況報告って、カスですもんね!
友人との連絡はLINEがありますし、そのほうがプライバシーも守れるし。
だいたい、年末年始って、実家に帰省したり、家族で旅行したりするじゃないですか。
無人の自宅にハガキを送りつけられても困るんですよね。
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