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私は練り物大使

正月はテレビで箱根駅伝を観たという方も多いと思いますが、
スポーツ興味ナシの私は、観てもそんなに興奮しません。
でも、小田原中継所での襷の受け渡しの光景を目にすると……
中継所として駐車場を提供している“鈴廣”の店舗が画面に映り込み、
カマボコが酒肴として好適であることも相まって、
あぁ、鈴廣のカマボコが食べたいなぁと思います。

だいたい、カマボコといえば鈴廣という感じもします。
『ありがとう』の病院版でも、箱根に出かけた石坂浩二が、
水前寺清子にだけお土産のカマボコを買ってきたせいで、
病院じゅうが大騒ぎになる場面がありました。
もらえなかった小鹿ミキが「カマボコって、安くないのよ」と、
夫(で石坂浩二の弟)役の岡本信人に詰め寄っていましたが、
なるほど、箱根といえば高級なカマボコというイメージで、
もらえなかったら悪態をつきたくなるほど、ごちそうなのでしょう。

実は私、俳優でもアイドルでも、なんでもいいけれど、
もしも自分が芸能人であったなら、
きっと、どこかの団体から練り物大使に任命されていたことでしょう。
それくらい、私は練り物に目がないのです。

結婚式などに細工カマボコを贈る習慣があることから、
富山という土地はカマボコが名産と思われているフシがありますが、
練り物大使(自称)の私から言わせてもらえば、そうでもありません。
富山で普通に食べられているカマボコといえば、
渦巻き状に成型された、板付きではない奇妙なカマボコで、
実質、それしか手に入らないので、むしろ困るくらいです。

では、カマボコの特産地はどこでしょうか。
実は、カマボコを含め、練り物は、海がある地方ならどこででも作っているので、
練り物好きは、わりと全国どこででも、満足できるのです。
というわけで、私も、全国各地にお気に入りの練り物があります。

ひとつは「とうふちくわ」
材料に木綿豆腐を練り混んであるちくわで、
鳥取市あたりで食べられています。
ちょっと豆腐を入れてみた、というレベルではなく、
豆腐の割合は7割だそうなので、むしろ豆腐の仲間。
しかも、焼き目をつけたりせず、そのまま蒸して完成なので、
生っ白い不思議なビジュアルです。

よくあるものに変わった素材をプラスしているという構成は、
近年流行りのB級グルメにありがちな感じですが、
このとうふちくわは、最近の考案ではなく、
300年ほど前の元禄時代、鳥取城主の池田ナンチャラが、
庶民に質素倹約させるために作らせたという、由緒正しさ。

食感は、豆腐が混ざっているだけあって滑らかで、
また、味も、上品というか、豆腐の風味になっていて、とても美味しいです。
質素倹約を目指したら、上品なものができたという感じ。

鳥取市の郊外に、“ちむら”さんという、やたら試食のできる製造元があって、
私はそこがお気に入りです。

さて、今回、本当にご紹介したかったのは「たちかま」

積丹半島とか利尻島あたりで食べられているもので、
地元の方に聞いたら、“たち”で作ったカマボコだと説明されましたが、
普通の人は“たち”が分かりませんわね。(私だけでしょうか。)
“たち”というのはスケトウダラの白子のことだそうで、
鮮度の良い白子を潰して成形して蒸したのが たちかま だそうです。

たちかま

なにしろ材料が白子なので、プリップリで、とにかく弾力がある一方、
舌触りはえらく滑らかなのが特徴です。
私は刺身にして食べるのが好みですが、
バター炒めや天ぷらにするのも美味しいと聞きます。

ところで、驚いたことに、これが北海道では家庭料理なんだそうで、
買ってきた白子は、各家庭でお母ちゃんによってたちかまに加工されるのだそうです。
まぁ、もともと、足が早くて傷みやすい白子を、
少しでも長く味わうために工夫された、いわばアイデア加工品なので、
現在では吉田商店とか、地元で著名なお店もあるものの、
地元の各家庭でも作られるのだそうです。
ありあまる大根を干して沢庵にする、みたいなことでしょうか。

それにしても、
家庭で、わりと簡単にカマボコが作れることに驚きました。
というわけで、私も、白子を練ってたちかま作りに挑戦しようと思い立ったのですが、
うまくしたもので、クックパッドにもたちかまのレシピが載っていたので、
簡単にチャレンジすることができました。

たちかま作り

チャレンジといっても、白子を裏漉ししてから、片栗粉を加えて練り、
最後に塩を加えてから茹で、水で冷やして締めるだけなので簡単です。

まぁ、旅情という調味料が足りないぶん、少し物足りない感じもしますが、(←ギザ)
白子の柔らかさは活きており、味は美味しいです。
しつこいですが、これで積丹半島の旅情を味わうことはできませんが、
白子って、昆布で煮るとか焼くとか、崩してパスタに入れるとか、
ちょっと下品というか、クックパッドでも原始的なレシピが主流なんですが、
少しの労力で上品な料理に生まれ変わらせることができて、ちょっと感動。
簡単なので、オススメです。

[SE;KICHI]
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