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ひとり旅の思い出

長野県に大町市という街があります。

先日、日本海側が大雪に見舞われた日、そこに行ってきました。

何十年ぶり、くらいでしょうか。

今では『平成の大合併』で大町市に編入されてしまいましたが、
かつて、大町市に隣接して八坂村という人口3000人ほどの村があり、
小学生3年生と4年生の2年間、私はそこに住んでいました。

親元を離れて生活する、いわゆる“山村留学”というもので、
農家にホームステイをしながら地元の小学校に通う生活です。

毎日、山道を片道4キロほど歩いて小学校に通い、
休日は田植えや稲刈りなどの農作業を体験しました。
農閑期などは、
周辺の農家に散らばっている留学生たちが一堂に集まって、
1ヶ月ほど集団生活を送る時期も、年に何度かありました。
ここでは味噌を作ったり、シイタケを栽培したり、
夏や冬はすることがないので、
カヌーやスキーを楽しんだものです。

ところで、この山村留学は
「自分一人で体験する」というのが理念みたいで、
つまり「親元を離れる」ということを重視してます。
夏休みや冬休みなどを除いて、基本的に実家には帰れませんし、
電話なども許されていなかったと思います。
だから、4月や5月頃には、
小学生低学年の女の子などがホームシックになり、
消灯時間後に布団の中ですすり泣いていた光景を覚えています。

そういうとなんだか厳しそうな感じですが、
村で、地元の人に包まれた生活は視野が広がり、
非常に楽しいものでした。
そうでなければ体験できなかったことは大量にあります。
この山村留学は、私自身が行きたがったというのもありますが、
虚弱な子供であった私を親が心配し、
修行のつもりで出したと聞いています。
月謝はなかなか高額であったようですが、
そういう意味では、修行効果は充分あったと言えましょう。

ただ、山村留学経験者のなかには、
その居心地の良さからそのまま住みついてしまったり、
一旦は都会に戻ったものの、
移住して戻ってしまったりする人も多いようです。
私もそうなのですが、
山村留学経験者は、
半農生活に憧れるというか、
セミリタイヤ志向が強まってしまうようで、
ちょっと気をつけなければなりません。


さて、前置きが長くなりましたが、
なにしろ、「自分一人で体験する」という理念ですから、
長期の休み明けなど、村に戻る時も一人で行くわけです。

だから、途中、駅員さんや車掌さんに乗り換えを尋ねたりしながら、
小学生2年生くらいの私が初めて一人で降りた駅が、
信濃大町駅なのです。

今回は通販関係の仕事での視察だったので、目的地は駅そのものでした。
久々、しかも偶然訪れることになった信濃大町駅、
着く前から「郷愁を誘うかしら?」と期待しながら向かったのですが、
信濃大町駅は改築されて当時の面影はなく、
まぁ、苦笑しながら帰路についたのでした。

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