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そんなん、どうでもいいわ!

25年ほど前にベストセラーになった、江國滋の『日本語八つ当たり』を、
思うところあって、再び出してきて読んでみました。
初めて読んだ当時もそう思ったような記憶があるのですが、
ジイさんが「日本語の乱れ」に文句を言う、実にくだらない本です。

何がくだらないって、著者・江國滋には知識をひけらかす傾向があるようで、
なんだか上から目線で、偉そうに怒ってばかりいて、不快なのです。
ここポイントです。
上から目線で、偉そうに知識をひけらかす人って、不快なのです。

なぜ、そのような本を出してきて読んでみたかというと、
最近、そういう、重箱の隅をつつくような、
くだらないテレビ番組が多いなぁと思うからです。

かつて、何かのドラマで故夏八木勲さん演じる老人が言っていた、
明日やろうはバカ野郎という言葉は言い得て妙で、
そういう意味で、「いつやるの、今でしょ!」とは至言です。
初見から数年が経過して食傷気味ではあるけれど、
あの、某予備校講師の言葉は真理を含んでいると思います。

しかし、このところの彼の荒稼ぎはいかがなものか。

いや、あの某予備校講師が嫌いと言っているのではないのです。
前述のとおり、彼のメッセージは至言でした。
問題はそこではなくて、
彼が荒稼ぎできてしまう環境って、いかがなものか、と。

分かりにくいですか?
要は、彼をご意見番だかコメンテーターに据え、
雑学を披歴しあうクイズ番組の多いこと。
曰く「インテリ芸人対決」とか、「高学歴芸人対決」とか。
彼は国語の先生であって、人生の師などではないはずなのに、
あたかもすべてを知っているかのように振る舞わせる演出の陳腐さ。
私は、彼の人格など知りませんが、
鼻につく物知り博士を演じさせられ、気の毒だなとも思うし、
一方で、大人の世界の汚さも感じます。

だいたい、インテリ芸人って、なんなんでしょうか。
芸人というからには持ち芸があるのでしょうし、
芸を見せて笑いを取る職業なのだと思うのですが、
普通に雑学クイズに興じている様子を見ていると、
芸人というより、学園祭の余興のように見えてしまうものです。
いったいいつ芸を見せるというのでしょうか。

そもそも私は、雑学のようなものに興味がありません。
「耳掻きの尻尾についている綿の名前」とか、
それを答えられたからと言って、人生、どんな得があるというのでしょうか。
「“選考”って、昔、“銓衡”って書いたらしいよ」とか、
「“洗浄”って、昔は“洗滌”って書いて、“せんでき”って読んでたんだって」とか、
せいぜいスナックやキャバクラで得意げに話せるくらいでしょう。
それを臆面もなくテレビで披露できる芸人って、
もはや芸人ではないのではないかと思ったりもします。

いいですか。
上から目線で、偉そうに知識をひけらかす人って、
不快なのです。

その知識がどうでもいいことであればあるほど、不快なのです。

もちろん、知識は多いに越したことはありません。
どうでもいいような知識こそ、人生を豊かにするものです。
でも、ひけらかしてはダメ。

私たちの仕事も同じです。
私たちは工業製品に特化した専門商社ですから、
謙虚さを忘れると、
相手が何を求めているかが分からなくなり、
ついつい知識を滔々と語るというミスを犯しがちになります。
相手の種類によりますが、それは鼻につくかもしれません。
私は、いろんなことに関心を持つように心がけていますが、
同時に、厳に慎むべきところです。

まぁ、結局のところ、
クイズばっかり、いい加減にしてほしいと、そういう話なんですが。

[SE;KICHI]
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