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神様の眼

ときどき、会合などで社外の方と交流する際、自己紹介の一環として、
「あなたが大切にしていることはなんですか」と聞かれることがあるのですが、
そういうとき、私は『神様の眼』と答えることが多いです。

以前にも書いたことがあると思いますが、
神様から見られて恥ずかしくない自分でありたいということが、
私にとっては非常に大切なことです。

私は、人生は基本的に自己責任であり、
なにをどうしようが自由だと思っています。
人生に不自由さを感じるとすれば、その不自由さは自分で作り出したものであり、
端的に言えば「自己限定」ということだと思っています。

というと、理屈では、
人を殺そうが、人のものを盗ろうが、人をレイプしようが、
なにをどうしようが自由だということになります。

分別盛りの大人にとって、それが正しくないことは当然ですが、
若い世代を中心に、でしょうか、
それらをいけないことだと思っていない人々もいます。

しかし、どうして人を殺してはいけないのでしょうか。
どうして人のものを盗ったり、人を強姦してはいけないのでしょうか。
この質問に合理的に答えることは、実は難しい気がします。
「取り返しのつかないことだから」という回答もあるかもしれませんが、
殺人はともかく、窃盗や強姦は、取り返しがつかないとまでは言えず、
やってはいけないことのすべてが、
取り返しがつくかつかないかが判断基準ではないでしょう。

多くの人の場合、やって良いか悪いかの判断は、
「人を殺してはいけないよ」とか「人のものを盗ってはいけないよ」という、
学校で習った道徳に毛の生えたような理由で自制しているだけなので、
本質的に人を殺してはいけない理由を答えるのは難しいのではないでしょうか。

余談ですが、教育現場での“いじめ”も、道徳や倫理で自制を促しているだけで、
いじめてはいけない理由を大人が明確に説明できないことが、
一向に“いじめ”がなくならない理由だと私は思っています。

そこで私は、冒頭の、『神様の眼』が大事だと思うのです。

神様から見た視点を意識すれば、
人を殺したり、人のものを盗ったり、強姦してはいけないのは明らかです。
クラスメイトをいじめてはいけない理由もコレです。
そういうことに手を染めるのは自由かもしれないけれど、
それを神様はお許しにならないだろうということです。

この観点でいけば、殺人や窃盗、強姦だけではなく、
相手に対して悪意を持つとか、不幸を願うとか、
そういう内面的なことすら自制しなくてはいけなくなってしまいます。
それはなかなか苦しいことですが、私はそれでいいと思っています。
悪い心を持つのも自由だけれど、
そういうことも、犯罪ほどではないにせよ、
きっと神様はお許しにならぬだろうということです。

たまに、少年が少年を惨殺するようなニュースを目にしますが、
加害者の少年には『神様の眼』のような、
神様の視線を意識するという価値観が欠けていたのでしょう。
自分は何物にも左右されず、自分の力で生きているのだと思うと、
内面から傲慢になっていきます。
何を考えても自由ですが、神様は傲慢はお嫌いでしょう。
自分が生きているのは、すべからく他人様のおかげだという、
謙虚な、人としての基本を教えてくれる大人が周囲にいたら、
あるいは、少年も罪を犯さなかったのかもしれません。

私は『神様の眼』というものを非常に大切に思っています。
神様から見られて恥ずかしくない自分でありたい、
それは、言い換えれば、
神様から Good Job! と言われる自分でありたい
ということです。

私は、
誰もが一人ひとり、神様から、この世で任務を命じられており、
私たちが、その任務を遂行する様子を、
神様がそっと見つめておられるのだと思っています。

任務は人それぞれです。
たとえば、ノコギリは板を裁断するのが任務であり、
いくら羨んだとしても、木を削るカンナの役はできないのです。
ノコギリは、ノコギリの役目を果たすなかで、
神様から Good Job! と言われるように精進すればよいのです。

この感覚を持つと、他人の仕事や境遇を羨むようなこともなくなりますし、
「あいつはロクでもない」と貶めるようなことも言わなくなります。
逆に敬意すら持てるようになるかもしれません。
他人には他人の、神から与えられた任務があるわけで、
それが自分と違っていたとしても、それは当然のことであり、
極端な話、自分と他人を比較する必要性がなくなります。

『神様の眼』、みんな笑うけれど、なかなかよい視点だと思うのですが。

[SE;KICHI]
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No title

いつも楽しく読んでます。

ここのブログって、会社のブログなのに話題が豊富でおもしろいですよねー e-257

特に、この、神様がどうしたこうしたってネタが、ほかにない観点で、独創的というか、特徴的で興味深いっすよね ^m^

独身無職の自分でも、そういうふうに心穏やかに生きられたらなぁと、勇気づけられます。
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