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『てんびんの詩』

先日、社員研修で、有名な『てんびんの詩』という映画を観ました。
大正時代末期、少学校を卒業した近江商人の息子・大作が、
親から「跡継ぎになりたければ、鍋蓋を売れ」と命じられ、奮闘する話です。

奮闘、と書きましたが、前半はちっとも努力せず、悪態ばかりついています。
しかし、後半、気持ちが相手に通じて初めて鍋蓋が売れるという話です。

https://www.youtube.com/watch?v=fvkchehQXmA

この話を通して、「売る」という行為とはどういうことか、考えさせられます。

まず、お客さまとの間で気持ちが通じないことには、
ものが売れるはずがない
ということが分かります。
逆に言うと、お客さまと気持ちを通じ合わせることができれば、
鍋の蓋みたいなしょうもないものでも、
売れるものは簡単に売れるのだということになります。

それでは、どうすればお客さまと気持ちを通じ合わせることができるのでしょうか。
ここで大切なのは「目的の共有」でしょう。
つまり、お客さまの望んでいることや、困っていることを探り、共有し、
それを「解決してあげたい」と、心から願うこと。
そうすれば、お客さまとの気持ちが通じるようになるのかもしれません。

つまり、職種によらず、
自分の仕事に付加価値をつけようとするならば、
「お客さまの悩みを解決したい、役に立つものをお届けしたいという、
心から相手のことを思う、純粋な気持ちに立脚しているべきだと思うのです。
すなわち、顧客第一の考え方ですね。

鑑賞した社員からは、
『主人公の姿から、志と覚悟を持って業務の取り組む姿勢を学びました』、
『すべての業務を相手の立場になってやることが大切だと思います』、
『飾らずに自分を表現し、自分を好きになってもらいたい』、
という声が寄せられました。

また、一方で、父母や祖母、姉に、石馬の叔母さんなど、
主人公・大作を見守る人々も出てきますが、
その、安易に手を貸さない関わり方からは、
彼を思えばこその、優しさゆえの厳しさを教えられます。
このことは、子育てはもちろんのこと、
先輩が後輩を教導するようなことにも通じる部分でしょう。

この部分、社員の中には感動で涙する者あり、
『自分で考える時間を与える、その間待つということを学びました』、
『自分を信じて仕事を任せてくれた人に恥じない、精一杯の業務をする』、
『自分の忙しさや都合で言い訳しないように心がけていく』、
という声が聞かれました。

この映画は1988年の作品ということで、もう25年以上前の作品ですが、
イエローハットの創立者である鍵山秀三郎氏が、
近江商人の“三方よし”の精神を、
私財をなげうってでも世間に伝えねばならぬと企画されたものです。

“三方よし”というのは、
売る人は採算が合い、買う人は満足し、そして社会も豊かになるという、
三者が正三角形のバランスで利益分配されている状態のことです。
つまり、どの立場であっても、
自分の立場ばかり主張しているようではダメということです。
このことは、近江商人でなくても大事なことで、
特に、当社のような商社にあっては肝に命じるべきことだと思います。

この映画は、どの登場人物に感情移入して見るかによって、
かなりさまざまに、示唆に富んだ見方ができる映画ですが、
一貫して、仕事に向き合う覚悟が本物かということを問うています。
自分の立場なんて主張している暇があれば、
お客さまを知り、望んでいることを探り出し、役に立とうと心から願えと、
そういうことです。

今回、鑑賞した社員さんには、自分の問題点を挙げ、
それを改善するような誓いを立ててもらいました。
誓いというと仰々しいですが、覚悟とはそういうものかもしれません。

「今日の気持ち、忘れんときや」 by お母さん です。

[AKA]
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