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ラプサンスーチョン

……と聞いてピンと来る方は、相当の紅茶好きでしょう。

かなりクセのある紅茶ですが、このところ、私はコレばかり飲んでいます。

本当は格調高い香りのコーヒーなんかも好きなのですが、
どうも私は、実年齢よりも身体の老朽化が速いタイプのようで、
日々の五十肩やら腱鞘炎やらはもちろん、胃弱も絶賛進行中であり、
ここ数年は、脂っぽい食事に加え、コーヒーもたくさんは飲めなくなってきました。
かつては1日10杯以上飲んでいたコーヒーだったのですが、
最近では1杯をゆっくり楽しむのがやっとです。

かといって、ティータイムに白湯ばかり飲んでいるわけにもいかないので、
最初は苦肉の策で紅茶をよく飲むようになったわけですが、
このところのお気に入りがこの「ラプサンスーチョン」



出てくるまで想像がつかない謎の中華料理とか、
男塾の月光あたりが放つ拳法技みたいな怪しいネーミングですが、
まぁ、それもさもありなんで、この紅茶の原産は中国福建省です。
とはいえ、中国国内よりもイギリスで人気の紅茶で、
私が初めてラプサンスーチョンを飲んだのもイギリスでのことでした。

さて。
ラプサンスーチョンはかなり強烈な香りを持つお茶です。
茶葉を開封した瞬間、あまりの香りに飲むのを断念する人もいるくらいです。
それもそのはず、その香りは、正露丸の香りによく似ているのです。
実は、ラプサンスーチョンは松葉でスモークされた紅茶なので、
ブナをスモークした油を主成分とする正露丸とは燻製香がほぼ同じ。
というわけで、ラプサンスーチョンは強烈な“正露丸臭”を持っているのです。

繰り返しますが、このところ、私はコレばかり飲んでいます。
ということは、私は“正露丸臭”が好きだったのだと、意外な発見。
思い起こしてみれば、確かに、子供のころは正露丸が好きで、
意味なく正露丸の瓶の蓋を開けては鼻を近づけてクンクンする
ちょっと変わった子供でしたね、私は。

大人になってから、正露丸を飲む機会はほとんどなくなりましたが、
ラプサンスーチョンの香りを嗅ぐと、
蝉の声が響いている夏の木陰とか、夏休みの小学校の静けさとか、
むせ返るような湿気とか、水が張られた青々とした水田とか、
子供のころに見た、日本の原風景のようなものが、懐かしく思い浮かびます。
まぁ、それはそれはアジアっぽい光景です。

しかし、イギリスには正露丸なんてないだろうと思うので、
イギリス人たちはどのような感覚でラプサンスーチョンを飲んでいるのだろうと、
いつも、とても不思議に思います。
1662年にチャールズ2世とポルトガルのキャサリン王女が結婚した際、
王女は大のお気に入りであるラプサンスーチョンを本国から持参したそうですが、
いったい何が気に入ったというのでしょうか。

ここ富山は、桜が咲く3月下旬から4月上旬はまだ寒いのですが、
ゴールデンウィークが開けた今くらいから、ようやく暖かくなってきます。
私は、春は紅茶を飲むのによい季節だなと思っているので、
私の目下の楽しみは、自宅のウッドデッキに椅子を出し、
ゆっくりラプサンスーチョンを飲むことです。
マラソンで苦しむ同僚を尻目に、まぁ、ゆったりした気分です。

ちなみに、肝心の味の話ですが、
風味自体はミルクティ向きのアッサムなどに比べれば軽い感じなので、
ストレートで飲んで美味しい紅茶だと思います。
また、喉ごしがサッパリしているので、食後にも合う感じがします。

[SE;KICHI]
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