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ガラパゴス富山

よく言われることなんですが、富山って、ヨソ者に対して閉鎖的な土地柄です。
それを肌で感じることって、そんなに多くはないのですが、
こと、学校教育に関してはかなりガラパゴスな環境だなぁと思います。

富山は、極端に国公立偏重の価値観が根付いています。
多くの子供は、その住所を学区内に抱える近所の公立小学校に通い、
そのままクラス全員で近くの公立中学校に進みます。
そのあとは、地域内の公立高校のうち合格できそうなところを選んで受験し、
レベルに合わせて進学するというのが、
まぁ、富山ではわりとスタンダードな“教育の受け方”です。

この方式では、ある程度までの進路は住所地によって決まりますから、
基本的に競争は発生しません。
高校受験では少し波立ちますが、高校もほとんどが公立なので、
自分のレベルさえ見誤らなければ、どこかには入れるということで、
富山では、基本的に競争は発生しないのです。

よく、富山は教育県だとか言われていますが、
公立しか選択肢がないわけですから、教育機会という意味では恵まれていません。
ただ、それしかない公立学校の教育のクオリティが、
それなりに高いということなのでしょう。
おそらく、これが、教育県と言われている真意です。

一方、他県の場合、公立学校では数学や英語のような受験科目の授業を削って、
同和教育とか平和教育とかにあててしまうケースが多いため、
授業時間が足りず、公立学校の学力が低いことが公然と言われています。

だから、そこそこの大学に進学しようとするなら、
授業コマ数の少ない公立高校に進学していては不利ですので、
できるだけハイレベルの授業を受けられるよう、私立高校を狙うのだそうですし、
私立高校に進学するためには、
小学生のうちから受験勉強をして、私立の中学校を狙わねばならないそうです。

そういう社会では、小学4年生くらいから、クラスメイトは基本的にライバルであり、
悪い言い方をすれば、出し抜かねばならない存在なので、
学校でもそのへんの学年から、そういう意識づけが盛んにされているようです。
それは、なかなか厳しい環境ですね。

闘争心による切磋琢磨には好影響もあるでしょうから、
どちらが良いかは、私にはわかりません。

ただ、富山の人は、なんだか呑気です。

たとえが良いかどうかはわかりませんが、
外敵の来ない島でゆっくり草を食んでいる牛やロバのような呑気さがあります。

これは、意外と不思議です。
呑気といえば、カメハメハ大王の国のように、南国の暖かい国のイメージがあります。
ここ富山は、冬は災害に近い量の降雪に悩まされ、
夏も湿度が日本一という、“カメハメハ感”のほとんどない土地です。
それなのに、富山の人は、間違いなく呑気です。

まぁ、実際のところ、富山の人って、
人を出し抜くようなことは思いつかない県民性を持っており、
どうしても、“生き馬の目を抜く”環境で育った他県の子供たちに比べると、
戦略眼に欠けるというか、気概に欠けるところがあるという感じがします。

昔は、その社会に不満に思っていた私ですが、
それもこれも、競争を経験することが少ないためであれば仕方ないことで、
それはそれで長所ではないかと、最近参加したシンポジウムで考えた次第です。
街おこしに使えるといいのですが。

受験シーズンです。
みんなガンバレ!

[SE;KICHI]
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