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季節感のある話

秋です。

自然とか気候に感動しない私ですが、
1年のうちで一番好きな季節は秋です。
花粉も飛ばず、湿気も少なく、暑くもなく、寒くもなく、
秋の夜長って、時間的に余裕があって、いろいろなことができるからです。

ただ、秋は、指先が痛くなるのが困ります。
何の話か分かっちゃいました?

鬼皮剥きの話です。
渋皮煮を作るのに、2kgほどの栗の、鬼皮を剥かなくてはなりません。

栗

いちおう、下準備として、熱湯に栗を漬けて柔らかくはしておくのですが、
いや、国産の生栗は本当に硬いです。
1~2mmのところに包丁で切れ目を入れ、そこに爪を差し込んで剥くんですが、
もう、ものの10分で爪の隙間に破片が刺さり、ジンジンしてきます。
しかも、熱湯でふやけている栗に爪を差し込むわけなので、
爪がふやけて、爪のほうが鬼皮に負けてグニュグニュと反ったりして、
モチベーションがどんどん下がってきます。
指先を気遣いながらでは作業スピードが落ち、遅々として進まぬ感じで、
自分はなぜこんな作業をしているのかと、悲壮感が漂ってきます。

しかし、この悲壮感は、私にとって、秋の味覚を得るための税金のようなもの。
だいたい私は、素材を焼いただけとか煮ただけのような調理法を好まず、
ちょっと意匠を凝らしたというか、手間のかかった料理が好きなので、
秋の味覚と言えば、さんまの塩焼きとかより、
こういう渋皮煮とか、マツタケの土瓶蒸しのような、面倒なものが好みなのです。
私にとって、この面倒な感じが秋の風物詩なんです。

栗③

悲壮感を乗り越え、できあがった渋皮煮は、とてもおいしいです。
周囲の方にお配りするのですが、とても好評です。
ただ、指先は、痛いです。

自然や気候では感動しない私ですが、
エレベーターのボタンを押すときなど、指先に鈍い痛みを感じ、
「あっ、そうだった、鬼皮を剥いたんだった」と思い出すのです。
私は、目に映るものというよりは、
こういう自分の作業を通じて、あぁ、秋だなぁと思うのです。

[SE;KICHI]
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