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ドレスコードはすっぽんぽん

急に秋のようになってきましたが、今年も暑かったですねぇ。

ここ数年の傾向らしいですが、
暑い夏、コンビニのおでんがよく売れるらしいですよ。

エアコンの効いた部屋にいるとおでんなどの温かいものが食べたくなるけれど、
キッチンは暑いので自分で作るのはイヤ、という微妙なニーズを、
コンビニのおでんがうまく拾っているというわけだそうです。
なんだか“風が吹けば桶屋が儲かる”みたいな話ですが、実際そうなのでしょう。

似た話で、この時期はサウナに行く人が増えるという話も聞きました。
う~ん。
太平洋側にお住まいの方にはわからないかもしれませんが、
ここ富山は湿度日本一という土地柄、真夏でもジメジメしているので、
どうせ暑いならサウナのようなカラっとした暑さのほうがと憧れるところはあります。
そういう意味で、サウナが混むことについては、まぁ、少しは気持ちは分かります。

サウナといえば思い出すことがあります。

学生の頃、第二外国語にドイツ語を選択していたのですが、
私はどうも、第一外国語にしていた英語よりもドイツ語に親和性があったらしく、
ドイツ語から始まって、ドイツの都市計画や環境政策など、
ものすごくドイツという国に入れ込んでいた時期があります。

専攻は理系でしたので、本当はそんな暇はなかったのですが、
基本的に大学というのは7月の下旬から9月いっぱいくらいまで、
2ヶ月以上も夏休みがあるので、
どうしてもドイツに行ってみたくて、夏休みに勢い余って渡航しました。

さて。
いまもそうかは知りませんが、私の記憶では、ドイツ人はお風呂にあまり入りません。
自宅に浴槽がなく、シャワーだけということが多いようです。
ただ、リラックスするにはシャワーだけではどうも物足りないということで、
ドイツ人の多くはサウナを使っていました。
自宅にサウナがあるお宅も珍しくはありませんが、公共のサウナもたくさんあります。

滞在中、いくつかの公共のサウナに行きましたが、日本との違いに驚きます。

基本的に、ドイツのサウナは混浴なのです。

それはドイツ文化を学ぶ中で知識として知ってはいたけれど、
でもタオルぐらいは巻いて入るわけだろうし、そんなに問題ではないと思っていました。

初めてサウナに行ってみた日、サウナで目にしたものは・・・。

私が行ったサウナは、温水プールのある広場に面してサウナ室が10種類ぐらいあり、
サウナ室に入ったり、ほてった体をプールで冷やしたりするというシステム。
確かに老若男女が一堂に会してはいますが、
みんな、タオルを巻いたりバスローブを羽織ったりしています。
まぁ、なんというか、安心しました。

そのサウナ室の一つにさっそく入ってみました。
視界に飛び込んできたのは、すっぽんぽんで足をぱかっと広げたおじちゃん。
突然の映像に動揺し、視線をそらすと、裸で仰向けに寝ているおねえちゃん。
その後も、性別や年齢を問わず続々と入ってきます。

みんな、広場で見たとおり、タオルを巻いて入ってくるのですが、
座る前にタオルを躊躇なく取って、身体の下に敷き、すっぽんぽんで座ります。
そう、タオルは身体の下に敷くためのもので、隠すものではなく、
基本はすっぽんぽんなんです。

サウナ あくまでイメージですよ。
http://www.asahi-net.or.jp/~ue3t-cb/spa/bad_wiessee/bad_wiessee.htm

ドイツでは、サウナの板張りを汗で濡らすことにとても厳しくて、絶対にやってはいけません。
日本のように、あらかじめ板張りに黄色いタオルが敷かれているようなことはないので、
身体がはみ出ないほどの大きなバスタオルを自分で持ち込んで敷き、
汗が落ちるスペースをカバーしないといけません。
日本では、濡らしたタオルをサウナ内に持ち込んで、タオルを絞って座る場所を湿らせている人がいますが、
おそらく、ドイツでこれをやると、即座に同じ利用者から怒られ、つまみ出されます。
私も、ちょっと足のつま先がタオルからはみ出ていただけでご婦人から注意を受けました。


はじめは目のやり場に困ったものですが、少し慣れると、
「あっ、あの人あんなとこにピアスしてる。」とか、観察し始めます。
そしてその観察に飽きた頃、視界については完全になにも思わなくなりました。

そこへ、現地で案内役を頼んでいたコーディネーターのカップルも入ってきました。
もちろんタオルを取って、すっぽんぽんで隣に座ります。
私が、ドイツのサウナのシステムに驚いたことを訴えると、
一緒に来たのに男女別だなんて、寂しいじゃんとのこと。
なるほど。

ドイツ人いわく、サウナはリラックスする場所であり、
そんな変な気を抱かない場所なので、そこで異性の裸を見てもなんともないんだとのこと。
だから、カップルで入ってきても、人に見せられないようなシーンは始まりません。
もっとも、何度か通うなかで、膝枕ぐらいならしているカップルはちょくちょく見ましたが。

こんな環境だと、だんだん隠している自分のほうが裸を意識しすぎているような感じで、
なんだか逆に、恥ずかしくなってきます。
隠していると余計に挙動不審のような感じに思え、自分もタオルを取ってみました。

まあ、確かに慣れるとなんともありません。
じろじろ見られてる感じもしません。
そればかりか、垣根がなくなった感じで、男女を意識することなく、
現地の人と会話をしながらサウナを楽しむことができました。
つまり、さっきまでの“モジモジ感”は完全に自意識過剰だったってこと。

結局、サウナ内でトークに花が咲いて意気投合してしまったため、
そのままプールサイドのエスニックレストランに移動してビールなどを飲んだものです。
もちろんすっぽんぽんのまま。

それからかなりの年数が経ちました。
私はいま、スポーツジムなどで、毎日のようにサウナに入りますが、
日本のサウナが男女別になっているのはもちろんですが、
知らぬ者同士でサウナじゅうを巻き込んだトークなどが始まることはなく、
黙々と前方のテレビを見ているなど、まるでガマン比べのようです。

ドイツのサウナは“汗を垂らさない”というルールさえ守っていれば自由です。
私は、日本の、修行のように静かなサウナで汗をかきながら、
自由でおおらかなドイツのことを思い出してしまうことがあります。

[SE;KICHI]
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