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愛からの行為

禅寺などに泊まりますと、朝、朝食前に修行の一環として、
作務という掃除の時間があります。
ただ雑巾がけをしているだけに見えたりしますが、そうではないそうです。
自分に与えられている環境に感謝をしつつ、きれいに拭き清める。
もしくは、共に修行する仲間が気持ちよく使えるように、きれいにする。
自分自身の満足のためにやっているわけではない
というのがポイントです。
自分以外の存在のために床を磨くことは尊いことで、
それは心を磨くことであると教えています。

自分以外の存在のためという意味では、掃除だけではなく、炊事も洗濯も、
自分以外のために行うことは尊いことでしょう。
きっと、心を磨くことになりますね。

私は、家事が大好きです。
もちろん、作業としては面倒と感じる部分もありますが、
基本的に、自分の大切な家族に対する愛の行為なのですから、苦にはなりません。
早朝、家族が起きてくる前に便器を磨いたりしていると、確かに清々しく、
あぁ、こういう時間が大事なのだなぁ
と感じます。

炊事や洗濯が好きではない人は、
自分がしたいことのほうに意識が向きやすいのかもしれません。
言葉を変えれば「自己愛が強い」のかもしれませんね。
厳しい言い方をすれば、それは自慰的です。

特に男性に多そうですが、
本当は、炊事や洗濯という行為を通じて、
家族を幸せにすることも充分できるのですが、
そんなことよりも自分にしたいことがあって、
そちらを優先してしまう、のでしょうか。


仏教では、「私は」とか言い出したら、
自己中心になっているサインと言われています。

「私は、疲れてるから料理は無理よ!」とか。
「彼は」から始めると良いそうです。
「彼は、茶碗蒸しが好きだから、作ってあげたい」とか、ね。

確かに、炊事も洗濯も毎日のことですし、
義務感でやっているとつまらないでしょうし、意欲も維持できないでしょうが、
「大切なあの人のために」と思えば、それは愛の行為。
「あの人のために私ができることは何だろう」と
考えるだけで楽しくなります。

「便器を磨こうかしら、うふふ」「それとも茶碗蒸しをつくろうかしら」ってね。

別に褒めてもらえなくたっていいのです。心磨きなのだから。

そうなると、たとえば炊事のクオリティも上がってきます。
スーパーで買ってきたお惣菜とか、レンジで解凍したら完成した冷凍食品とか、
味付けを“Cook Do”に頼った料理とか、そんなのは食卓に出せなくなります。
手づくりは確かに面倒ですが、オリジナリティというか、工夫できる幅があるし、
なにより、「大切なあの人のために」と思えばこそ、
良い材料を使おうとか、薄味にしようとか、気を遣ってあげられる。

結果よりも、誰かのために気を遣ってあげられることが大事なのではないでしょうか。

休日など、ちょっと天気がよいと、すぐ出掛けることにばかり考えてしまいますが、
義務ではない家事は大事です。
なんたって心が磨けるらしいのですから。


余談ですが、仕事も構造は同じです。
自分や家族が食べていくためにではなく、
「大切なお客様のために私ができることは何だろう」と考えるところに、
成長の種がある気がします。

また、恋愛も同じです。
自分にかけてくれた愛情のクオリティについて考えてしまうと、
いろいろと不満も出ますが、
自分に愛情をかけてくれたという一点のみを見れば、ありがたい気持ちになるはずです。
その感謝の気持ちを持てばお返ししたくなるはずで、これが恋愛成就のコツでしょうね。

[SE;KICHI]
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