fc2ブログ

そんな言いつけを、いつまで守っているのですか。

年末年始、久々に会う方なんかとお話ししていると、
案外、NHKの連続テレビ小説を楽しみにしている人が多いことに気づきます。
現在放映されている『ブギウギ』は、
終戦直後に活躍した歌手・笠置シヅ子をモデルにした一代記で、
確かに、私から見ても、脚本、演出、演者の三拍子が揃った、
近年稀に見る、出色の出来だと感じます。

特に、昨年12月の初旬に放送された、
弟の戦死に打ちひしがれる主人公と父親の姿を描いた週は秀逸でした。
世間が、戦果を伝える大本営放送に沸き立っている中で、
まるで自分たちだけが音にない水底に沈んでいるかのような描写で、
その時勢の勇ましい世相と個々人の虚無感がコントラストとして迫ってきて、
とてもリアリティを感じられるものでした。

さて。
悲しみというか虚無感のあまりスランプに陥った主人公のため、
作曲家の羽鳥善一(モデルは服部良一)が作った曲が「大空の弟」。
出征した弟の身を案じつつ、伏字だらけで情報が少ない当時の当局を批判しています。
ドラマで披露されたこの曲は、歌詞は変えてあるものの、
つい最近発見された曲だそうで、
万感の想いで歌う福来スズ子(趣里)の表情も相まって、実に感慨深いです。

今や戦後生まれは全人口の9割近くとなり、
聞けば、日米がかつて戦ったことすら知らぬ学生が増えたそうです。
少し前の世界価値観調査という世界86ヵ国での一斉アンケートでは、
「有事の際、国のために戦いますか」との設問に対し、
日本人は約13%しかYESと答えず、これは世界最低です。
もしかして、敗戦国だから卑屈なのか?と思ったりしますが、
日本と同じ敗戦国であるドイツは45%ですから、日本だけがダントツで卑屈です。
確かに、かつて、GHQの War Guilt Information Program というのがあって、
そのせいで、日本人は、
「この戦争は、日本だけがとことん悪かったのだ」と思い込まされてきたことは事実ですが、
War Guilt Information Program はすでに役目を終えていると思うし、
事実、いまは GHQという組織もなければ、アメリカが日本を洗脳する意味もありません。
それなのに、多くの日本人はいまだに律儀に守っていて、
おそらくは、当時のGHQの期待以上に効いてしまっている状態だと思うのですが、
これでは六郎たち、戦死した方々に申し訳がたちません。

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶといいます。
当時、日本はなぜアメリカと戦わねばならなかったのか、
そもそも、それ以前の日本と中国の遺恨とはなんなのか、
戦争を軍部の暴走と片付ける言説もありますが、
当時の日本人は本当にそんな情報を妄信していたのでしょうか。
自分の身内が出征していくことを万歳と思っていたのでしょうか。
どんな気持ちで送り出していたのでしょうか。

2024年。
悲しみを乗り越えて、人々のために謳う笠置シヅ子の物語は続きます。
私たちもそれに倣い、自分の悲喜こもごもを乗り越えて、
他者のために何ができるか、考えられる自分でありたいと願います。

[SE;KICHI]
スポンサーサイト



コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
富山県富山市飯野16番地の5
TEL:(076)451-0541
FAX:(076)451-0543

■新潟営業所/
〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
FAX:(025)283-7469



URL:http://www.kk-seishin.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR