ノンバイアスシンキングの大切さ。
私はですね、プーチンという人物に、わりと好意的です。
日本人は、「暴力はいけないことだ」と教え込まれすぎているので、
ロシア vs ウクライナの戦争の報道に触れると、
弱小ウクライナに暴力を振るうとは、
ロシアのプーチンは悪いやつだ!みたいな話になりがちなんですが、
それって、「暴力」とか「武力」とか「核」とかの単語によって思考停止に陥る、
ちょっと左側に洗脳されている状態ではないかと思うのです。
どちらが先に手を出したかは、いったん置いておくとして、
手を出したほうにも、手を出しただけの大義があり、言い分があるはずです。
ロシア vs ウクライナで言えば、
ウクライナがNATOへの加盟を強く希望していることが、
ロシアにとっては承服しかねることだし、
NATOの側もそれを分かっていて、ウクライナの加盟を認めていないわけです。
だいたい、「ウクライナでジェノサイドがあったから、
人道的に介入するのだ」というロシア側の主張は、
いつだったか、コソボ紛争の時にNATOが言った介入理由にそっくりで、
これはロシアによるNATOへの意趣返しなのだなと、簡単に分かります。
私なんかは、戦況が悪化しているのに、指揮をとるでもなく自国を抜け出し、
各国の国会とか国際会議で支援を迫ってまわる大統領のほうが、
よほど信用ならぬ感じがしています。
まぁ、とにかく、日本人は「戦争はいけないこと」と刷り込まれていますが、
それは世界標準ではないし、
それぞれの国にはそれぞれの国の大義があって、
おそらくは、領土の切り取りとか、そういうことではなく、
現状を守るために戦うものなのだと思うのです。
もちろん、それが良いことか悪いことかは別の話ですが、
世界の現実とはそういうものだ、という話です。
さて。
みなさんもそうだったかもしれませんが、
10月7日の新聞を見て、私はフェーズが変わったと感じました。
プーチンが、「日本が対ロ制裁をやめるなどの具体的行動を取るなら、
関係を正常化する用意がある」と述べたというのです。
そのうえで、「日本がイニシアチブをとってほしい」
というようなことも言ったというのです。
私は、これを聞いて、何かが起こるに違いないと思いました。
そしたら、その数日後に、イスラエル vs パレスチナが起きたわけで、
おそらく、プーチンはこれを察知していて、
これを機縁として日本との関係を見直そうとしているのだ、
それを、日本が主導権を握れとメッセージを出してきているなと、
まぁ、なんというか、私はそういう「機微」に、感動すらしていました。
ところが、日本側はこのメッセージを事実上無視しました。
そればかりか、国内では、ジャニーズの性加害とか、
統一教会への解散命令とか、
およそどうでもいいニュースばかり報道されています。
私はガッカリしました。
別にプーチンと面識はありませんが、申し訳ない気持ちです。
日本人、当事国の言い分も聞かずに「戦争はいかん」の一点張りでは、
突破口に気づかないことがあるかもしれません。
何でもかんでも欧米に倣う必要はありませんが、
なんで戦争が始まったのか、どうなったら矛を収めるのか、
バイアスなしで考えられるようになっておく必要はありますよね。
戦争がダメだってことは、世界中、百も承知なんですよ。
自殺がダメだって、みんな知っているのに減らないのと同じ、
戦争がダメだってことは、世界中、百も承知なんですが、
それでも起こってしまっているということに想像力を向けたいものです。
何か事情があるんですよ。
[SE;KICHI]
日本人は、「暴力はいけないことだ」と教え込まれすぎているので、
ロシア vs ウクライナの戦争の報道に触れると、
弱小ウクライナに暴力を振るうとは、
ロシアのプーチンは悪いやつだ!みたいな話になりがちなんですが、
それって、「暴力」とか「武力」とか「核」とかの単語によって思考停止に陥る、
ちょっと左側に洗脳されている状態ではないかと思うのです。
どちらが先に手を出したかは、いったん置いておくとして、
手を出したほうにも、手を出しただけの大義があり、言い分があるはずです。
ロシア vs ウクライナで言えば、
ウクライナがNATOへの加盟を強く希望していることが、
ロシアにとっては承服しかねることだし、
NATOの側もそれを分かっていて、ウクライナの加盟を認めていないわけです。
だいたい、「ウクライナでジェノサイドがあったから、
人道的に介入するのだ」というロシア側の主張は、
いつだったか、コソボ紛争の時にNATOが言った介入理由にそっくりで、
これはロシアによるNATOへの意趣返しなのだなと、簡単に分かります。
私なんかは、戦況が悪化しているのに、指揮をとるでもなく自国を抜け出し、
各国の国会とか国際会議で支援を迫ってまわる大統領のほうが、
よほど信用ならぬ感じがしています。
まぁ、とにかく、日本人は「戦争はいけないこと」と刷り込まれていますが、
それは世界標準ではないし、
それぞれの国にはそれぞれの国の大義があって、
おそらくは、領土の切り取りとか、そういうことではなく、
現状を守るために戦うものなのだと思うのです。
もちろん、それが良いことか悪いことかは別の話ですが、
世界の現実とはそういうものだ、という話です。
さて。
みなさんもそうだったかもしれませんが、
10月7日の新聞を見て、私はフェーズが変わったと感じました。
プーチンが、「日本が対ロ制裁をやめるなどの具体的行動を取るなら、
関係を正常化する用意がある」と述べたというのです。
そのうえで、「日本がイニシアチブをとってほしい」
というようなことも言ったというのです。
私は、これを聞いて、何かが起こるに違いないと思いました。
そしたら、その数日後に、イスラエル vs パレスチナが起きたわけで、
おそらく、プーチンはこれを察知していて、
これを機縁として日本との関係を見直そうとしているのだ、
それを、日本が主導権を握れとメッセージを出してきているなと、
まぁ、なんというか、私はそういう「機微」に、感動すらしていました。
ところが、日本側はこのメッセージを事実上無視しました。
そればかりか、国内では、ジャニーズの性加害とか、
統一教会への解散命令とか、
およそどうでもいいニュースばかり報道されています。
私はガッカリしました。
別にプーチンと面識はありませんが、申し訳ない気持ちです。
日本人、当事国の言い分も聞かずに「戦争はいかん」の一点張りでは、
突破口に気づかないことがあるかもしれません。
何でもかんでも欧米に倣う必要はありませんが、
なんで戦争が始まったのか、どうなったら矛を収めるのか、
バイアスなしで考えられるようになっておく必要はありますよね。
戦争がダメだってことは、世界中、百も承知なんですよ。
自殺がダメだって、みんな知っているのに減らないのと同じ、
戦争がダメだってことは、世界中、百も承知なんですが、
それでも起こってしまっているということに想像力を向けたいものです。
何か事情があるんですよ。
[SE;KICHI]
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