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人は変わらない……か?

人の一生というものは、
運命という、どうすることもできない力で、
決まった道筋を引きずられていくものなのだ、
と信じている方がいらっしゃいます。

もし、その通りなら、
人間が、日々の生活において努力することは無意味ということになります。
古くは千代の富士やイチロー、最近だと大谷翔平とか羽生結弦とか、
どう考えても、壮絶な努力の末に結果を出しているのだと思うけれど、
それを、「運が良かったね~」とか、
「運命に味方されたね~」などと片付けてしまうと、
ご本人の血の滲むような努力を否定することになるので、
この言説は、客観的に、誤っていると言わざるを得ません。

そもそも、「人間は変わらない」という人もいます。
「生まれついた性格は変えられないもんだよ」と。
確かに、クセづいた習慣を変えることは容易ではないので、
“そう簡単には”、変わらないでしょうが、
しかし、「人間は変わらない」と言ってしまえば、
誰かから教わることは必要なくなってしまいます。
平たく言えば、
幼稚園から20年近く学校に通うことも無意味になってしまうし、
箸の上げ下ろしなど、親からのしつけも無駄になってしまいます。

何を言っているのかというと、まず、前提として、
「人間は変わらない」という考えは、誤っていると思うのです。

人間は変わります。

もちろん、魔法のように、ある日突然に変わることはありませんが、
それなりの年月を経て、少しずつ変わることは可能です。
たとえば、幼稚園から20年近く学校に通うなかで、
最初は 3+2 などですら指を使って計算していたのが、
20年後にはラプラス変換を使って微分方程式も解けるようになります。
たとえば、親からしつけてもらうなかで、
最初はうまくいかなければすぐに癇癪を起していたのが、
根気強く練習してできるようになったことは多くあります。

人は、これを、便宜上、「成長」と呼んでいるだけであり、
人間は、鍛えることで成長するのです。
それが、人間が変わった、つまり「変容」した例です。

さて、そこにきて、ドリル優子です。
先日も書きましたが、
もし、彼女自身が、そう呼ばれることを望んでいるのならともかく、
そうでないなら、そう呼ぶことは嫌がらせです。
(まぁ、「こんにちわ。ドリル優子こと、小渕ですっ♪ ニコッ」とか言えるほどの図太さがあっても言いのにとは思いますけど。)

「ドリル優子」とは、
彼女の、10年も前のスネの傷に由来する卑称だそうです。
確かに、彼女がやったことは褒められたことではないかもしれないけれど、
10年というと、小学校1年生の子が高校生になっているような歳月で、
人間は変わる……ということで言えば、
鍛えることで成長するには充分な歳月でしょう。

いま、「ドリル優子」などと、
ああ見えて50歳近い立派な大人を蔑んで呼ぶ人たちは、
10年経っても人は成長しないものだという前提に立っています。
これだけ、再チャレンジとかリスキリングとか、
過去よりも未来に目を向けようという社会風潮のなかで、
人は成長しないだなんて、どうしたことでしょう。
そんなあなたは、ここ10年、1mmも成長していないのでしょうか。

ちょっと、
他人のことをどうこう言うのはたいがいにしませんか。
10年前、ちょっとミソをつけたかもしれませんが、
あれから10年、歳月は人を育てます。
一度ミソをつけた人はもうダメ!という狭隘な心ではなく、
10年経っての再チャレンジを肯定的に見、
批判するならそのあとの事績を見てでいいと思うのですが、
どうでしょうか。

[SE;KICHI]
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