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リベンジ登山

高校三年生の長男が、今年の夏で部活動を引退しました。
部活三昧で休日もほとんどなかったのですが、これでひと段落したので、
夏休みの思い出に3人の子供たちと立山登山に急遽行くことにしました。

富山の小学校はおそらくほとんどの学校で、
六年生の立山登山が行われるのではないかと思っているのです
(実際はどうなのか分かりません)が、
長女(高一)と次男(中一)の6年の時には立山登山がありませんでした。
せっかく富山に住んでいるのですから、
一度は経験してほしい立山登山
実は6年前の夏、小学校一年の時に一度立山登山を経験している長男の、
小6の立山登山に合わせて同日に下の子二人を連れて立山登山を試みたものの、
あいにくの悪天候。
せっかく室堂まで行ったのに、登山はできませんでした。

ということで、今回、急遽リベンジ登山を思い立ったのです。
今年の夏休みは晴れの日が多かったのですが、
日に日に天気予報が微妙な感じになりつつありました。
何とか頂上まで行けるだろうか。
主人は眺めを重視していたようですが、
私はそれよりも山を登るという行為が大事。
雨に降られ、登山を断念せざるを得ない状況だけは避けたいと考えていました。

さてさて、私はというと立山登山2回目。
前回のぼったのは今から33年前でした。
現在は事務職の為、デスクワークがほとんどです。
かろうじて去年までは次男のクラブ活動で、
週末はグラウンドを歩いていたことも多かったけれど、
今年はお手伝いの頻度も激減し、
ただ送迎が必要だから変わらず週末は家には不在がちですが、
結局車で座りっぱなし。
おかげで膝痛が勃発し、念のために撮ったレントゲンでは異常がなく、
単なる筋肉の衰えという老化現象をつきつけられた何とも情けない状態の私。
果たして頂上まで行けるのでしょうか。
もはや未知の世界でした。

さて、当日の朝。
出発前の自宅付近は快晴。
雲一つないきれいな青空でした。
でも、予報は午後から雨模様。
何とか景色を見たい(見せたい)主人。
何とか頂上まで登りきりたい私。
いざ出発です。

立山駅に到着し、ケーブルカーで美女平まで到着すると、
バスに乗って室堂まで行きました。
車中からみえる途中の景色は眺めも良く、
誰も、心配だったバス酔いにはならず、上々の滑り出し。
さていよいよ歩き始めます。
ただ、天候が崩れる前に登山を終えたいので、
自分のペースで周りの景色を楽しみつつ、というのは行きの段階ではあきらめ、
先頭の主人のペースに合わせます。
ただでさえコンパスの差(伝わるのかしら?脚の長さが違うということです・・・ええ、脚が一番短い私です)があるので、
同じ歩調で進んでもどんどん差が開きます。
もうそうなったら自分のできるペースで行くしかありませんでした。

体力がある長男はサクサク進み、
体調に若干の不安があった長女は、
前日までの体調不良は嘘だったのかと思うくらいに颯爽と進み、
一番若いからさぞ順調だろうと思っていた次男は落ちたら死ぬという恐怖に駆られ、
それはそれはびっくりするくらいのへっぴり腰で超スローペースでした。
斜面を進むごとに、これ降りなきゃいけないんだよねと、
呪文のように唱えていました。
顔はこわばったまま。
よほど悪いイメージしか頭に無かったのでしょう。
そして主人は若干の高山病で少ししんどく、
一番脚を引っ張ると思われていた私は体力こそないけれど、
へばることなく登頂できました。

頂上に着くまでには雲が出始め、
主人にとっては残念なことに素晴らしい景色を一望できることは叶いませんでしたが、
私は全員無事に登頂できたことに大満足でした。
飲み物が不足したために、山頂で購入した、
1本700円の500mlのポカリスエットのおいしかったこと。
5人分で3,500円。
重い荷物は体がしんどいかも、また水分の取りすぎで心配になるトイレ問題もあり、
飲み物は水筒のみにしましたが全然足りませんでした。
よくよく考えてみれば、毎日の通学時に、
岩でも詰めているのかというくらいの重さのリュックを背負っている彼らです。
たかだか飲み物の一本や二本、どうってことないんですよね。
トイレは心配ですけど。
次回登山することがあるならば、
水分はもう少し余分目に持っていこうと決心しました(笑)。

室堂に戻る際には雷鳥にも遭遇でき、
心配していた雨は、帰りのバスの爆睡中に降っていたそうです。
子供たちにしてあげたかったことを一つできた
達成感を味わえた夏でした。

[okei]
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