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たった7円に泣くことがあるということ。

先日、とある方が、小学2年生の娘さんを、
子ども向けのイベントに送り出したとのこと。

その日は、子どもたちだけで知らない街を探検し、
地域の人を取材してマップを作るという、自立心を促すイベントだったそうで、
そういう趣旨なので、
そもそも、集合場所まですら、親の手を借りずに来れるよう、
あらかじめ練習しておくように言われていたとのこと。
したがって、その娘さんも、自力で集合場所に集まれるよう、
当日までに、何度か親子で行き方を練習したそうです。

ところが彼女は、街歩きの際、先生が、
「お買い物してもいいけど、
帰りの富山駅までのバス代と富山駅からの電車代を残しておきなさい」
って言ってくれてたのに、
それを聞き漏らして、お菓子を買ったりジュースを買ったりと豪遊してしまったらしく、
気がついたら、お家に帰るお金まで使い込んでしまっていたそうな。

「お家に帰るにはお金が7円足りなくなった」と、
困った彼女から親元に電話。
しかし、ここで簡単に助けては彼女のためにならぬと、
心を鬼にして電話を切ったのだそう。

親に見捨てられた彼女は、先生から出された助け舟を元に考えに考えて、
バス代を浮かせるべく、バス1区間を歩くことにしたそうですが、
しかし、そこは知らない街ですから、道が分からない。

そこで、先生から、
「自分で何とかしようとすることはすごく大切だけど、
分からないことは分かる人に教えてくださいって言うことも大切だよ」って、
再び助け舟を出してもらって、
また考えに考えた彼女は、仲間に呼びかけて、
道が分かる人を見つけて同行してもらったんですって。

もう、たまらないですよね。
彼女、たぶん、お金が足りないって分かった時、すごく焦ったと思うし、
親に電話しても助けてもらえなかった時、もう愕然としただろうし、
そこから先、ずっと目に涙を浮かべていたことでしょう。
ちゃんと駅に着いて、最後に切符を買えた時、
それはそれはホッとしたでしょうねぇ。

副産物というか、その彼女がバス通りを歩くことにした時、
「アタシも付き合うよ」と言ってくれた優しい子もいたそうで、
それも、心強かったことでしょう。

考えに考えて、仲間と窮地を切り抜けた体験は、
ドラクエだったらレベルアップ音が鳴った瞬間ですね。

「おお、そうかそうか、
じゃ、お父さんがクルマで迎えにいってあげよう」とかやったほうが、
親も子もラクなのかもしれないけれど、
それをやると彼女のレベルは上がらないでしょうから、
それをグッと我慢した親御さんも立派だったと思います。

そして、何より、この話には後日談があって、
このイベントに参加していた子どもたちが、
この彼女の、「7円足りずに帰れない」騒動を見て、
「そういうことがあるんだ!」と衝撃が走ったようで、
急に襟を正しだしたようです。

というのも、昔は、駄菓子屋で5円足りなくて希望のものを買えないとか、
そういう経験が、どの子にもあったものですが、
今どきの子どもたちは、現金を使った決済を経験しないので、
5円とか7円足りないという場面がないのでしょう。
結果、私も驚いたのですが、集合時にバス代を払うとき、
両替が分からなかったり面倒だったりということで、
180円の運賃に対して、200円を払ってきたとの子が続出。
バス会社は嬉しいかもしれませんが、
私たち世代としては、両替が面倒ってどういうことだと呆れるばかり。
それが、数円をバカにする者は数円に泣くことを目の当たりにして、
周囲の子どもたちにとっても、すこぶる勉強になったんだそうです。

立派な勇者になるためには、レベル上げも大事ですよね。
彼女自身も、それを見ている周りの子も。

[SE;KICHI]
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