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「おもてなし」の復権を

1月のこの時期は、お茶会など、着物を着て参加するような、
わりと優雅なイベントが多いですよね。

こういう優雅な会は、
そもそも雰囲気を楽しむフワフワした感じのものなので、
例年、あまり頭を使った話はしないものです。
それは、お茶会の参加者が、
意図的に、そういう難しい話を慎んでいるような感じがします。
まぁ、こういう席で、
口角に泡を溜めて持論を展開、などということをすれば、
雅な気分も雲散霧消やってはいけないことですからね。

しかし、今年は違いました。

おひとり、その席には割烹を営む女将が参加しておりましたが、
最近の「安さこそ善」という風潮に、
もちろん柔らかい感じでではありますが、
異を唱えたのです。

まぁ、割烹を営まれている方ですから、
サービスの本質というか「おもてなし」の精神を評価せず、
安く提供されることこそ良いサービスだともてはやす、
いわば貧乏くさい価値観の蔓延に我慢ならなかったのでしょう。

そもそも、着物をまとって茶室に座っている面々に、
「安さこそ善」という価値観はないので、
その女将の意見はおおいに賛同を得られたわけですが、
私は、同席した銀行の役員の男性の意見が秀逸だと思いました。

男性いわく、厚生労働省が生活習慣病の撲滅を目指しているらしいが、
本当にやる気はあるのか、と。
本当に撲滅する気があるなら、
ファーストフードやコンビニの弁当、カップラーメンやスナック菓子など、
それからバランスの悪いラーメン屋さんのセットメニューなどにこそ、
高率の税金をかけ、手軽に買えなくするべきではないか、と。

もちろん、これを政策として実行することは
経済活動の自由を損なうことであって、
左翼的というか、努力の余地を認めない考え方に入ってしまうので、
正しくはないでしょう。
発言した男性も、銀行の方ですから、
それは分かったうえでの戯れ言なのですが、
なかなか本質を捉えているなと感服した次第です。

しかし、消費税の増税がほぼ決まっていて、
議論が軽減税率の是非に移っているなか、
「食料品には軽減税率を!」という主張に対して、
カップラーメンみたいなものをそこに入れていいのかという思いは、
確かにありますわね。

要は、「おもてなし」の精神とは無関係に、
化学調味料などをじゃんじゃん使って、
工場で生産された食品が安すぎるのです。
これでは、「おもてなし」は値段に負けてしまいます。
税率の話はともかくとしても、
「おもてなし」の復権は、デフレ脱却の観点からも、
食育の観点からも、そして生活習慣病撲滅の観点からも、
急務かもしれません。


まぁ、茶室向けの風流な話ではありませんでしたが、
危機感は茶室にまで迫ってきているという、そういう感じでした。

[SE;KICHI]
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