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ナマの声

夜にスポーツジムに行くと、帰宅前に寄ったのか帰宅してからわざわざ来たのか、
主に、会社勤めなど現役世代の人がトレーニングしていらっしゃいます。
このご時世、スポーツジムの壁には大きく「会話禁止」と貼り出されており、
トレーニング中もマスクを着用するようにというルールになっていますが、
そのような警告をせずとも、その世代の人々は、コロナ禍に入る前から、
もともと、そんなに盛んに会話をすることはないような気がします。
まぁ、時間も時間、キャッキャウフフ言いながらのトレーニングも気色悪いので、
男女問わず、現役世代は静かだという印象があります。

ところが、ちょっと浅い時間に行ってみると、高齢者がたくさんいらっしゃいます。
高齢者の方々は、字が読めないわけでもないでしょうが、
「会話禁止」と貼り出されていても関係なく、大笑いしていらっしゃいます。

いや、別に腹は立ちません。
私も、「書かれていることには従わなくてはいけない」式の、
ルール重視の価値観を持ち合わせているタイプではありませんので、
高齢者が円陣を組んで談笑していても、そのことへの反感はありませんでした。
ただ、そこで堂々と談笑している様子はさすがに目立つので、
何をそんなにかしましく話しているのかと、耳をそばだてたわけです。

高齢者たちの話題はコロナワクチンについて。
岩本多代似の気弱そうなお婆ちゃんの、
「あの、やっぱり、ワクチンって、注射したほうがいいんですよね?」
という問題提起に、中条静夫似の強気そうなお爺ちゃんが反論しています。
「いやぁ、ワクチンとはいえ、異物は身体に入れちゃいかんよ!」とか。
中条静夫自身もそうなのですが、その剣幕はなかなかのもので、緊張が走りますが、
隣にいる尾藤イサオ似のお爺ちゃんがおちゃらけたタイプで、
「注射して熱なんか出ちゃった日には、病院にもいかれないしね、ハハッ」とか、
混ぜっ返すような合いの手を入れています。
それを聞いて、最初に問題提起した岩本多代似の気弱そうなお婆ちゃん、
「でも、国も、あんなにワクチンを推奨してるし……」と、ちょっと抵抗。
そこで、もう一人、加賀まりこ似の、ちょっとエロいというか、
ちょっと現役感を漂わせたお婆ちゃんがおり、
「いや、アタシ、聞いたんだけどさぁ……」と話し始めます。
曰く、予防接種等で異物を身体に入れると出産時に奇形児が生まれやすい、とかで、
「そうなったら怖いわぁ~」などと言っています。
それは、かつてのサリドマイド禍などを想定した話だと思うのですが、
なにしろ話しているのは現役感があるとはいえ、お婆ちゃんです。
いまから、いったい何を産むつもりなんだろうと、
盗み聞きしながら吹き出してしまいそうになり、慌てて周囲を見回した私ですが、
離れたところにいた若い男性を目が合ったので、同じことを思ったに違いありません。
そして、さらにもう一人、山本學に似た物静かなお爺ちゃんがポツリと、
「ワクチンは殺人兵器かもしれんからな」と。
そして、最初に問題提起した岩本多代似の気弱そうなお婆ちゃん、
「……そうよね。やっぱりやめたほうがいいわよね」と、ついに陥落したのでした。

恐ろしい。
何が恐ろしいって、そこにいた高齢者5人のコロナワクチンへのスタンスが、
賛否の分かれることなく、全員反対。
目下、高齢者は接種対象になっていて、政府が接種を呼び掛けているなか、
当の高齢者たちが接種に全然好意的でないことに驚きます。
そればかりか、接種したほうがいいのではないかと言っている老人を、
また別の老人が説得する形で翻意させているところなんて、
なかなか、構造的な難しさを感じますよね。
こんなことでは一向に接種は進まぬことだろうなと思います。

しかし、こういうのが生の声なのかもしれません。
当社にも、総務省やら経済産業省やら中小企業庁やら、
なにやら統計を取っている部局から、年に何度もアンケートが届きます。
なかには、「回答しないとどうなるか分かってんだろうな」的な、
半ば脅迫のような文書が添えてあることすらありますが、
そういうスタンスで来られると、素直に回答できないもの。
そんな調査結果にどれくらいの信憑性があるのか、甚だ疑問です。

ほら、ドラクエとかでもそうでしょう。
お屋敷に住んでいる村長さんとかは何かを隠していて教えてくれませんが、
井戸の近くを行ったり来たりしているおばちゃんとか、
どうやって行くのか分からないような水路の向こうに立ってる爺さんとか、
そういう人のほうが役に立つことを言うものですよね。
案外、かしこまったインタビューとか、偉そうなアンケートなんかよりも、
スポーツジムのベンチでうるさくしている高齢者の話のほうが、
より実際に即したことを言っているのかもしれません。

結局、尾藤イサオ似のお爺ちゃんが言っていた、
「注射して熱なんか出たら、病院に行けなくて困る」というのが、
高齢者の本質をついているのかもしれません。

[SE;KICHI]
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アタシ、82歳だけど、ワクチン打とうなんて思わないもの。
奇形を生んじゃったら嫌だもの。ホホッ。
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