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どぼどぼどぼ。

K.K さんは銭湯がお好きなようなので、
お風呂の話は彼のお株を奪うことになるかもしれませんが、
私も時折、ちょっと変わった温泉に出かけます。

それは庄川湯谷温泉

まず、駐車場に車を停め、
少し先の郵便ポストの脇に下り坂を見つけたら、そこを下っていきます。
3分も下ると眼下に民家のような建物が見えてくるわけですが、
まぁ、民家です。
看板もなにもないので、
ここが入浴できる温泉施設であることは、
まさに知っている人にしか分らぬことでしょう。

庄川湯谷温泉-入口の下り坂庄川湯谷温泉-全景

正面まで来ても、民家は民家なんですが、
それにしても誰もいません。
というか、誰かがいる気配がしません。
が、玄関はフルオープンで、『営業中』の札が出ています。
そこで、勇気を出して敷居をまたいでみますと、
そこには、入浴料の自動支払いシステムが稼働中です。

庄川湯谷温泉-玄関庄川湯谷温泉-番台?

大人は500円だそうです。
いつ訪れても500円玉が2枚置いてあるので、お釣り用に用意されているのでしょう。
3枚目の500円玉は私が払ったものです。
支払いを済ませて顔を上げると、
順路を示す掲示があったので、それに従って廊下を進みます。

庄川湯谷温泉-浴室へのアプローチ①庄川湯谷温泉-浴室へのアプローチ②

が、この廊下、長くて暗くて、なんというか、背後が気になる感じです。
実はこの民家風の建物は、元は湯治場だったようで、
長くて暗い廊下には「ろ-7」とか部屋番号が書かれた扉がずらりと並び、
ここから急に誰かが出てきたら気を失うかもしれないななどと、
しょうもない想像をしながら、知らず知らずのうちに小走りで廊下を抜けます。

庄川湯谷温泉-浴室へのアプローチ③庄川湯谷温泉-浴室へのアプローチ④

長い廊下の先に裏口のようなところがあり、
そこから外に出ると、階段になっています。
なかなか急な階段ですが、そこをまた、降りていきます。
写真の右に見えるのはダム湖です。
台風か何かの影響で壊れてしまったのでしょう、
階段は途中からブルーシートになっていますが、
応急処置というわけではないのでしょう、私の記憶では、もう5年くらいはこの感じです。

階段の突き当りを直角に曲がると、
突然、道は二股に分かれ、男女別の脱衣所になっています。

庄川湯谷温泉-浴室へのアプローチ⑤庄川湯谷温泉-脱衣所

この写真は女湯の脱衣所を二股のところから撮ったものです。
脱衣の際には自分でアコーディオンカーテンを閉める仕組みです。

見えにくいですが、作り付けの棚の向かいに勝手口の扉みたいなのがあり、
その先が浴室になっていますが、その勝手口の扉の先は、またしても階段になっており、
浴室に降りていくスタイルです。

脱衣所から浴室に降りていくスタイルというのは、
そう珍しいものでもないのですが、
驚くのは、4段ほど降りると、途中で階段が冠水している点です。

庄川湯谷温泉-浴室足元庄川湯谷温泉-浴室

伝わりますかね?
要するに、温泉の水位が浴槽よりも上になっていて、階段のところまでヒタヒタ来ている感じ。
浴槽から湯があふれて浴室を水没させてしまったというイメージです。
したがって、身体を洗う場所なんてないし、それどころか、かけ湯もできない状態。
だって、浴室へのアプローチまでお湯が押し寄せてきてますから。

これが庄川湯谷温泉の最大の特徴で、
“水没している温泉”などといって、その筋では有名です。

湯舟はコンクリート製の素朴な作りで、
タイルなどを貼ってはいないため、ザラザラとしていて尻や背中が痛くなります。
つまり、お世辞にも快適な座り心地ではないのですが、
少しタマゴ臭を感じる湯は39.5℃と、ややぬるめで長湯ができる感じ。

それと、もう一つ、この温泉を有名にしているのが、
もともとの浴槽の中央くらいに設置されている、湯の吐出口。
形状はまるで男根ですが、
その先端から温泉がどぼどぼどぼと注がれています。

庄川湯谷温泉-吐出口庄川湯谷温泉-吐出口拡大

それだけだと、「形状が卑猥な蛇口」くらいの話なのですが、
当然、この、男根蛇口、反対側の浴室にも設置されていて、
しかも、その根っこの部分がつながっており、
男女を隔てる壁の真ん中を支柱にしたシーソーのような構造になっているのです。

伝わりますかね? Part 2
要するに、両手の先が男根になったヤジロベエみたいな構造で、
こっちを上げるとあっちが下がる、こっちを下げるとあっちが上がる、みたいな感じなのです。
上の写真ではこっちがやや上がっていますから、
あちら側ではやや下がって、水中に噴射するジェットバスみたいになっているはず。

これは、上下可動式筒形湯口といって、
現在も残っているのは非常に珍しいんだそうで、
それはそれで、その筋では有名なんだそうです。

ちなみに、この蛇口をシーソーのようにギッコンバッタンと上下させる構造上、
男女間の壁には可動域を設けなくてはなりません。
そのため、この蛇口の周囲の壁は切り取られ、そこそこの穴が開いており、
互いにあちらを見ることができます。
まぁ、もちろん誰も来ませんが 笑

この温泉、昔は湯治場として、連日満室になるほど賑わったといいますから、
富山の方なら知っていて当然のレベルだと思いますが、
いまとなっては全国的に、世にも珍しい温泉の部類でしょう。

さて、問題は、館外・館内を問わず、駐車場からだいぶ下ってきてしまったことです。
入浴後は、だいぶ上らなくてはなりません。
脱衣所も廊下の突き当りで、座って涼める場所もなく、
使われなくなった湯治場は座敷も開放されていませんので、
湯上りで、まとわりつく衣類に辟易としながら、せっせと上らなくてはなりません。
駐車場に戻るころには、到着時よりも汗まみれになっているという、
なかなか、本末転倒の名湯です。

[AKA]
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