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スズメとメダカはどちらが幸せか。

『雀の学校』という童謡がありますよね。

〽チイチイパッパ チイパッパ
 雀の学校の先生は
 ムチを振り振り チイパッパ
 生徒の雀は輪になって
 お口をそろえて チイパッパ


よく考えてみると、「ムチを振り振り」って意外とスパルタですね。
この曲は大正時代に作られたものですが、
今春に改正児童虐待防止法が施行され、親による体罰すら全面禁止される現代。
厚生労働省によれば、「身体に苦痛や不快感を引き起こす行為」は、
どんなに軽くても、仮にしつけ目的だったとしてもNGになるそうなので、
先生がムチなんか振った日には、たちどころに職を失うことになるでしょう。

一方、同じ“学校”つながりでは、
戦後に作られた『めだかの学校』という童謡もあります。

〽めだかの学校のめだかたち
 だれが生徒か先生か
 だれが生徒か先生か
 みんなで元気に遊んでる


こっちの学校は、どっちが生徒でどっちが先生か分からないくらい、
先生も生徒も混ざり合って遊んでるっていう感じですね。

この、2つの“学校”系の童謡を比較して、
やれ『雀の学校』は、「ムチを振り振り」の部分を指して、
戦前の軍国主義教育が歌詞に表れている云々と批判する論調もあるようですが、
私はそこまでは思いません。
だって、現代でも「教鞭をふるう」のような単語もあるわけだし、
「ムチを振り振り」も、何も本物の革のムチを振り下ろす描写ではないでしょう。

ただ、私が『雀の学校』で問題だと思うというか、
自分には合わないなと思うのは、「お口をそろえて」の部分です。
みんなと一致した行動をとることが苦手な私にとって、
「お口をそろえて」というのは、
かなりストレスを感じるフレーズです。

どうしてって、そろえる意図が分からないので。
そして、逸脱した者がムチで打たれるのであれば、
おそらく私は打たれっぱなしで、ミミズ腫れだらけのことでしょう。

私たちは、ともすれば、古い価値観に捕らわれがちです。
たとえば、
「新入社員とはこうだ」、「営業マンとはこうだ」、「管理職とはこうだ」と、
その役割に対するステレオタイプを創り、
“指導”と称してそのイメージを押し付けるようなことをします。
そして、イメージと合わなければ、さすがにムチで打ちはしないにしても、
「困ったものだ」と苦々しい顔をするわけです。

私は、これが苦しくてたまりません。
だって、「新入社員観」、「営業マン観」、「管理職観」というのは、
望ましい姿がどうであるかは別にして、
人それぞれ、違う感覚を持っていても問題ないと思うから。
つまり、上役が抱いているイメージを、
部下が共有できている保証はどこにもないわけです。

よく指摘されることですが、
部下は、上役の忠告を無視しているのではありません。
聞いたうえで、意味がよく分からないのです。
上役がせっかくアドバイスしたのに、ポカンとするばかりで、
せっかくのアドバイスが次につながらない様子を見れば、
「なんなのだ、アイツは。アドバイスを聞く気がないじゃないか!」と、
立腹する気持ちも分からぬではないし、
勢い、「もう知らん。アドバイスなど、しない!」と、
突き放す気持ちになるのも、無理からぬこととは思うのですが、
昨今の若者は素直ですよね。
無視しているのではなく、
聞こえてはいるけど、意味がよく分からないのです。

だとすれば、上役の側が工夫を凝らし、
部下にも分かるように、噛んで含めるように教えるしかないでしょう。

それは“指導”ではありません。
“指導”というのは、上位の者が下位の者を教え導くことを言い、
「上から目線」であることが前提です。
しかし、下位の者が理解できない状態であっては、
その「上から目線」は機能しないのです。
結局、必要なのはニュートラルな視点と、
「共感」とか「共鳴」に尽きるのです。

ところで、突然ですが、これは私の持病のクスリです。
ピンク色したきれいな錠剤が入っているのが見えるでしょう……か。

こそ丸錠剤が入っています

瓶のラベルによれば、このクスリは不思議なクスリで、
錠剤が見える人と見えない人がいるそうです。
みなさん、ピンク色した錠剤が入っているのが見えるでしょうか。

この錠剤、効果は30分程度しか持続しないそうですが、
不平不満がこうじて気分がすぐれないときに、
2~3粒を、「あなたがおればこそ」と心から念じ唱えながら、
コップ一杯の水と一緒に飲めばよいのだそうです。
この、心から念じるというのが効果を高める秘訣だそうで、
効果は30分程度かもしれませんが、なかなかの効き目とのことですし、
しかも、副作用はないので、
効果が薄いと感じるときには一日何錠、服用してもよいとのことです。
ストレスで心が病んでいるときなどにも、即効性があるそうです。

ふざけていると思われたかもしれませんが、
これは岡山旭東病院という正真正銘の病院で売られている“クスリ”で、
私も、お金を出して、岡山でこれを購入しました。

結局、アンガーマネジメントの話なのですが、
世代間の考え方の違いなどで分かり合えないところがあるとしても、
「なんなのだ、アイツは!」などと裁くのではなく、
そっと錠剤を口に含んで、「あなたがおればこそ」と心から念ずることで、
相互理解を深めることとこそ肝要ではないかと思うのです。

当社は、必ずしも人財育成に成功してきた会社ではないのですが、
「上から目線」にならないことなどに留意し、
今年は一歩一歩取り組んでいきたいと思う次第です。

[SE;KICHI]
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本当ですね。考えたこともなかったけど、「指導」って、確かに上から目線ですね。
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