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じわじわやられます。

富山の繁華街は、だいたい富山駅前に集中しています。
そのため、当社は、代表からしてそうなのですが、私も、
繁華街で飲もうかという際は、一旦、自宅にクルマを置いてから飲みに行きます。
自宅にクルマを停め、少し歩いて最寄り駅に向かい、
そこから電車に乗って、着いた富山駅前が繁華街というわけです。
そうやって公共の交通機関を使って飲みに行った際、
私の場合は、再び、来た時と同じ経路で帰宅します。
つまり、富山駅から電車に乗って最寄り駅で降り、
駅から少し歩いて自宅に帰るわけです。

さて、その帰宅途中、
そうですね、ちょうど最寄り駅と自宅の中間くらいの場所に、銭湯があります。
この銭湯は夜半まで空いているので、
いつもではありませんが、私は、時折、帰宅途中にこの銭湯に寄ります。

いや、銭湯というのは、飲酒時には利用を控えるべき場所だということは、
もちろん浅学な私といえども承知しています。
ただ、ちょっとだけ言い訳をするとすれば、
銭湯で利用するのは、ほぼ水風呂で、お湯に漬かることはありません。
というのも、私は、25年ほど前に遭った事故の後遺症で足が悪いのです。
左足のかかとの骨が砕けたまま固定されているので、
長時間立っていたり歩いたりすると、かかとが足首から上を支えられず、
“外反”と言って、足首が外側にずれていってしまうのです。
この状態では、足を地面に着けるだけで鋭い痛みを感じるのですが、
飲酒後は体温が上がるためか、この痛みを感じやすくなるので、
そうなると、一刻も早く、アイシングしたいところで、
つい、水風呂を求めて銭湯の暖簾をくぐるというわけです。

前置きが長くなりましたが、ある晩、酔った私は、いつもの銭湯に寄りました。
普通の銭湯ですから、タオルの貸し出しサービスもやっていませんし、
浴室内にボディソープやシャンプーが備えられていることもありませんので、
必要なら持参するか、番台で購入しなくてはいけません。
私は、余計なものを買わなくても済むよう、
飲みに行く際には、帰りに銭湯に寄ることを予測して、
あらかじめタオルを2本、カバンの中に潜ませて飲みに行くことも多いのですが、
その日はたまたま持っておらず、番台でフェイスタオルを2本、購入しました。
浴室内に持って入る用と上がってから身体を拭く用。
バスタオルは高いのでフェイスタオルで身体を拭くことにします。
フェイスタオルにしても、1本100円なのでたいした値段ではないのですが、
あらかじめ持っていれば買わずに済んだのにと、チラリと思いました。

買ったタオル2本を手に持って、脱衣所に入ります。
そこには、それほど背の高くないロッカーが並んでいます。
こういうのです。

背の低いロッカー

ちょうどいい高さのロッカーなので、
とりあえず、タオルをそのロッカーの上に無造作に置いてから、
空いているボックスに持っていたカバンを押し込み、
上着を脱いでベルトを緩め、それもまとめてロッカーに押し込みました。
こうして下着だけの格好になった私は、
畳でできた小上がりのようなスペースに腰を下ろし、足首をストレッチ。
そのうち、酔っていたこともあって、ついついそのまま横になってしまい、
5分か10分ほど、そこでごろごろしていました。
もちろん、まぁ、泥酔していたわけではないので、
高いびきで眠りこけていたわけではありません。
ダラダラしていただけです。

さて、その間、ロッカーは施錠されていませんでした。
半開きのロッカーから何かが盗まれたか?
いえいえ、そんなことはありません。

カバンと脱いだ服は、最初と同じようにそこに入っていました。
ロッカーが施錠されていなくても、何かがなくなることはないなんて、
日本は平和な国ですね。

しかし、なくなったものがあります。
それは、ロッカーの上に置いた、買ったばかりのタオル2本。

ロッカーの中には入れていないので、
もはや、無施錠は不用心だというような話ではありません。
ロッカーの中の財布を持ち去られたとかであれば、
財布を盗んだ人物を恨む気持ちや、施錠しなかった自分を責める気持ちなど、
どちらかといえば攻撃的な感情が沸き起こるのかもしれませんが、
ロッカーの中の財布は無傷で、テキトーに置いていたタオルだけが紛失。

コレ、じわじわやられます。

さぁ、これから風呂に入ろうかというときに、タオルがない。
手ぶらで入っても特に問題はないと思いますが、
今度は出るときに身体を拭くタオルがない。

もちろん、財布は無事だったので、
番台に声を掛ければ、再びタオルくらい買うことができることは知っています。
しかし、その、経済的にはそんなに困らないけれど、
いま、この瞬間にそれがないと確実にそこそこ困るという、
なかなか絶妙なところを突かれた“攻撃”に意欲を削がれた私。

小上がりに起き上ってぼんやりと考えること5分。
もう、なんか、足を冷やしたいとか、そういう気分も萎えてしまって、
私は再びのろのろと服を着て、銭湯を出たのでした。
富山県の銭湯の入浴料は420円、タオル2本200円プラスで620円。
小上がりに横になっただけにしては高かったななんてブツブツ言いながら、
痛む足を引きずって帰ったのでした。

いやぁ、何でしょうね。
残念としか言いようがないですね。
昔、インドのデリーでトゥクトゥクに乗った際、
2kmほどの距離に、知らずに150ルピーも払ってしまったのですが、
あとから相場は40ルピーほどだったと聞いて、
「あ、ぼったくられたんだ」と知った時の、
周囲が曇って見えるような残念な感じと似ています。
社会の汚さを感じてしまったというと、ちょっと大げさでしょうか。

日本、無施錠のロッカーが荒らされない平和な国ですが、
こういう、小さな残念なエピソードには事欠かない国になりつつあるような気もします。
ま、そもそもそういうところに無造作に置くからでしょというご指摘はもっともで、
自分が悪いことは百も承知なんですけど、
なんだか、ね。

[SE;KICHI]
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