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私の住む市の話

先日、安倍総理が富山へ来県し、
弊社のある富山市中心街にて森富山市長とセントラムに乗車して視察したと、
自宅に投函されていた地元情報誌にありました。
総裁選の応援演説が来た理由なのであろうに、
なぜセントラムに乗ったのだろう?と思いました。

セントラムとは、富山市中心市街地内を循環ルートで回る路面電車の愛称ですが、
私の幼い頃にはまだ存在しなかったものです。
(元々通っている私鉄路面電車に接続する形で接続されました。)
それをここ数年、富山市の政策として、「コンパクトシティ」化を推進し、
そのひとつとしてセントラムの走行が始まったそうです。
どうやら「コンパクトシティ」を全国に先駆けて、
特に力を入れている富山市の魅力をPRしようと、
市長が総理に見てもらう機会として行われたそうです。
その「コンパクトシティ」とは、どんな内容なのでしょうか。

富山駅とセントラム
https://www.projectdesign.jp/201508/born-from-smartcity/002337.php

我が社がある富山県は、完全なクルマ社会です。
首都圏や都市部と違い田舎なので、
公共交通網がそれほど発達していないため、
どこかへ行くにも自動車を保持していないと大変不便です。
そのため免許を取ったら直ぐにクルマを所持する方が大半なのですが、
どこへでも車で行けることから、人の住むエリアも大きく広がっています。

かつては農地だった場所も宅地化へ造成され、
昨今の核家族化も相まって、郊外へ人が進出しているのですが、
その結果、元は繁華街として賑わった中心市街地が過疎化し、
商店街などではいわゆるシャッター街が増えてしまいました。
かたや郊外は郊外で、
既にコミュニティーや社会インフラなどが着実に形成されてきて、
下手をすれば中心地より利便にあふれた環境であることも多いです。
実際古くからある商店街のように、野菜は八百屋、服は呉服屋など、
欲しいものによって店を変える必要はなく、
大型量販店一つに行けば、全て手に入り、こなすことができるのですから、
わざわざ歩きまわる必要などありません。
(便利ですから…我が家もまさにその恩恵に預かっております。)

それが表面化し、問題化してきたということで、
富山市が打ち出した政策が「コンパクトシティ」というもの。
中心市街地の再開発を主軸として、
デパートなどの再築、映画館など娯楽施設の招聘、マンション建設を行い、
それとセットで公共交通機関の拡充が図られており、
富山駅や市役所周辺は毎年目まぐるしく変わってきました。
(近いうち、北を走る富山ライトレールと南を走る市内路面電車が接続するのもそれです。)

富山駅周辺俯瞰写真
http://www.city.toyama.toyama.jp/katsuryokutoshisouzoubu/ekishuhenseibika/toyamaekishuhenseibi.html

人が街に出てくるようになり、少しは賑やかになってきたかとも感じますが、
どうやらそんなに簡単ではないそうです。
市政の財源は割と多く投入されているらしいのですが、
例えば第三セクターで営業をしている富山ライトレールは数年赤字が続いており、
例年厳しい状況です。
定期的利用者もいますが、この県はクルマ社会です。
かといってそれを必要とする皆様がいるので、なくすこともできず…。

ラッピングデコレーション車両にしたりと工夫を重ねて、
何とか利用者増で巻き返しを図りたいところで奮闘しておられます。

こういった政策は他県でも行われているそうです。
代表的な例では北海道の夕張市や青森県青森市などが挙げられるそうですが、
夕張市の推しすぎた政策は、財政破綻を招いたことは皆さんご周知の通りです。

先日町内会のおじさんが酒の席で市政報告の書面をみて言っていました。
都会の利便性に憧れた田舎っぺリーダーの理想像を、
市民の需要とは無関係に、財政が厳しいなか、
推し通して全国に誇れる実績を作りたいだけでは?
」とのこと。

私はこの意見を聞いて、市長が実績だけではなく、
ちゃんと市の経済や生活を考えて推進しているのも感じますので、
あまり悪くは言えないところもありますが、
実際クルマ生活で生きているので、恩恵を感じづらいのが正直なところだと思いました。

改革はエネルギーが要ります。
物事を大きく変え、理解され、結果を出すまで時間がかかってしまうかもしれません。
新幹線も開通し、県外からの利便性は向上したものの、
地元の既成の社会には馴染みにくいのが現状かもしれません。
それでも努力すること自体は、とても大切なことであると思います。
まあ恩恵を感じたいなら、もっと使って貢献しろという話ですが。

[K.K]
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