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ひっくり返ったカツカレー

先日お昼にカツカレーを食べたのですが、
その時私はカツをスプーンですくおうとして、
そのままテーブルにベチャッとひっくり返してしまいました。
ああ…、と思いました。
「こういうことの繰り返しの人生だった…」と。

こういう風に書くと悲壮感丸出しで、大げさな感じもしますが、
本当に、カツとカレーライスの間にスプーンを差し込んで持ち上げようとした時に、
カツが、哀れ半回転しテーブルに着地した瞬間は、
情けなさと諦めが入り混じった、何とも言えない気持ちになったのです。

私はよく食事中に何かしら落としたりこぼしたりします。
箸はもちろん、溶けたアイス一滴を服に落としたり、
グラスと口との距離感を誤って飲み物をこぼしてしまったり等々。
どれも一つ一つは大したことないかもしれませんが、
これが一度に何回も続くと恥ずかしいです。

そもそも遡れば20年近く前、お泊り保育のときに毎食お味噌汁がでたのですが、
私はそれを2食続けてひっくり返しました。
普段は子供のころの自分と今現在の自分はまったく別人だと考えている私ですが、
その時の写真…服を汚してしまったので1人だけ体操服に着替えている…
を見るたびに、さすが同一人物だなと思わずにはいられません。
こういった思い出や日頃の小さなミスがあるため、
人とのごはんは気が抜けません。
飲み物を注ぐときに手が滑ってしまうのではないか、
端に寄せたお皿を肘で落としてしまうのではないかと、おっかなびっくりです。
それでも少し気が緩んでしまい、
箸を落としたり、カツをひっくり返したりしてしまうのです。

話は変わりますが、『婚約者の友人』という映画を観ました。
ヒロイン・アンナは踏んだり蹴ったりの失恋をするのですが、
この、マネの“自殺”を見て、「この絵を見ると生きる希望が湧くのよ」と言います。

自殺
https://www.musey.net/4253/4297

「自殺」と「生きる希望」はまったく正反対の言葉だと思います。
劇中の男女の複雑な感情の動きにあまりついていけなかった私は、
このセリフで完全に「もう訳わかんないっすわ」となりました。

観終わったあとこの絵について調べたのですが、
研究はほとんどされておらず、テーマも不明だそうです。腑に落ちない…。
でも少し考えて、アンナはこの自らを銃で撃って死んだ男と、
自分を重ね合わせたのではないかと思いました。
アンナはたくさんの経験をして成長し新しい人間に生まれ変わります。
絵の中の男と同じように過去の自分はこの世からいなくなり、
新しい人生が始まった、ということなのでしょうか。
そう考えると、絵を前にしたアンナの、
どこか清々しい表情もなんとなくわかる気がします。

ここで話をカツカレーに戻します。
私はカツを落としたあと、「こういうことの繰り返しの人生だった」と言いました。
そのときは、「だった」なんて過去形にして縁起が悪かったなと思ったのですが、
あとからこの映画のことを思い出しました。
そうだ!「こういうことの繰り返しの人生だった」と言った瞬間に、
これまでのものを落としたりこぼしたりする私はいなくなり、
別の人間に生まれ変わったんだ!
アンナの大失恋と私のどうしようもない失敗を一緒にするのもおかしいですが、
こう考えた方が気持ちが前向きになって良いです。
よし、私はもう何も落っことさないぞ!
……もしくは、些細なミスは気にも留めない人間になるぞ!(早速弱気)


https://www.youtube.com/watch?v=KxQ6skvDSbc

[a.]
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