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魅惑の・・・(7)

信仰というものは、何かを信じ、その教えを腑に落とし、
それを自分自身の価値観の基軸として日常生活を営むことですよね。
つまり、ただ漠然と「いいね」と思うとか、親和性を感じている程度では、
信仰とか、信じているとは言えないのだと思います。

さて、ここ北陸の地では特に盛んなのですが、
阿弥陀信仰って、何なのでしょうか。
前述の通り、信仰というからには、
ただ好きとか、そういうことではなく、その教えを腑に落として、
それを自分自身の生き方のベースに据える必要があります。

どうして私が阿弥陀信仰に疑問を持っているかというと、
阿弥陀如来のご利益というのが、
死んだ後、いいところに連れて行ってあげようというものだから。
要は、受験合格とか、病気平癒とか、家内安全とか、そういうのではなく、
死後の安寧を担当しているのが阿弥陀如来なのです。
だとすれば、現在ただいま、欲深い人生を歩んでいる私たちにとって、
死後担当の阿弥陀如来は、それほど縁深い存在ではないと思うのですが、
よくもこれほどまでに広まったものだと感心します。

よく「お迎えが来る」などと言いますが、
生前に阿弥陀如来を信仰していれば、死後、
「いいところに連れて行ってあげよう」というご利益により、
死後担当の阿弥陀如来がわざわざ迎えに来てくれて、
極楽に連れて行ってくれるのだそうです。

迎えといえばリムジンを連想しますが、
阿弥陀如来は、リムジンではなく、雲に乗って迎えに来ます。
そして、阿弥陀如来はひとりで来るわけではなく、
弟子の観音菩薩と勢至菩薩を従えてという、水戸黄門編成で迎えに来ます。
この様子を表しているのが阿弥陀三尊と言われる仏像です。

三千院阿弥陀三尊像 http://blog2.hix05.com/2014/08/

この写真は有名な京都・大原、三千院の阿弥陀三尊です。
死ぬと、この3人が雲に乗り、迎えに来てくれるというのです。
私のイメージでは、効果音はワンダバダバダバダバです。
もしかして、ちょっと不謹慎でしょうか。

ちなみに、向かって右の、水戸黄門で言うと格さんの位置にいるのが観音菩薩です。
ドロンボー一味で言うとボヤッキーの場所ですね。
観音菩薩については、ちょうど5年前の『魅惑の・・・(1)』で紹介したとおり、
ソロ活動で大活躍ですが、ここでは阿弥陀如来の忠実なしもべとなっています。
その観音菩薩、上の写真で鉢のようなものを持っているの、分かりますでしょうか。
これは蓮台と言って、蓮の花なのですが、
ここに死者を載せて、極楽へと連れていくということになっています。

つまり、人間は、この観音菩薩が持っている台に載せられる大きさということで、
これは、実は凄いスケール感です。
そのデカさで迎えに来るというのですから、
そりゃ、効果音はワンダバダバダバダバでしょう。
生きているうちは、特に何もしてくれないけれど、
その威圧感で「死んだ後、いいところに連れて行ってやろうか」と聞かれたら、
「ははぁぁぁぁー、恐れ入ります」って、なりますよね。

ところで、『観無量寿経』に説かれている“九品往生”によれば、
生前の行いによって、お迎えには9つのランクがあるとされています。
たとえば、最高位の“上品上生”では、
三尊どころか25菩薩を従えた阿弥陀オールスターズでお迎えに来てくれるそうですが、
最下位の“下品下生”にもなると誰も、阿弥陀如来すら迎えに来ず、
弟子の観音菩薩が持っているはずの蓮台だけがポツンと配車されて来て、
死者自らが「どっこいしょ」と乗らなければならないのだそうです。

最後に、オススメをご紹介しておきますね。

 弥陀三尊;浄土寺(兵庫)仁和寺(京都)三千院(京都)

これらとは別に、お迎えの9つのランクに応じた9種類の阿弥陀如来を、
なんと9体並べて祀っているお寺があります。

 阿弥陀如来坐像9躯;浄瑠璃寺(奈良)

そうそう、東京の世田谷に「九品仏駅」というのがありますが、
それも近くに阿弥陀如来坐像9体を祀っている浄真寺にちなんでいます。
最後に独尊としての阿弥陀如来像の優品をご紹介します。

 阿弥陀如来;平等院(京都)法界寺(京都)広隆寺(京都)

一生に一度くらいは
見ておいて損はないと思いますよ。


[SE;KICHI]
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