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夏の過ごし方

高田渡は『生活の柄』という曲の中で、
「草に埋もれては寝たのです、所かまわず寝たのです」と歌い、
自分は夏向きなのでしょうか、などと言っています。

『生活の柄』は1971年リリースなので、もう45年も前の曲になりますが、
2017年の今は、なかなか、所かまわず寝たりするわけにはいきません。
それは、もちろん防犯上の理由もあるでしょうが、
そもそも、夏向きの人でも暑すぎて眠るどころではないでしょう。

ここ数年の夏は、殺人的に暑いですね。

今年の冬、社内で「夏と冬、どっちが好きか」という話になったことがありました。
まぁ、そんなものは個人の好みの問題だと思うのですが、
せっかくなので調べてみたところ、旅行会社のきちんとした調査で、
夏と冬は3:7で冬のほうが人気が高いというデータがあるようです。
ちなみに、春と秋も加えると、「秋」の人気がダントツだそうです。

冬のほうが人気が高い理由は、夏が暑すぎるからです。
ここ数年の暑さは尋常でなく、
どこにも出かけたくない、何もしたくないという、
怠惰な雰囲気を社会にまき散らしています。
もちろん、逆に冬は寒く、それはそれで、
どこにも出かけたくない、何もしたくないという気分になりはしますが、
年々寒さが増していっているわけではありませんし、
最終的には厚着をすればいいということになります。
それに比べると、夏の暑さは年々増していっている感じもして、
日焼けやら熱中症やらへの備えの煩わしさも相まって、
TUBE がうるさく『シーズン・イン・ザ・サン』とか言っていたころと比べ、
夏の人気は下降気味になっているようです。

さて、今年も迫りくる、その暑い夏に、何をしましょうか。

ところで、今年も半分ほど過ぎましたが、
上半期、ショックだったことと言えば、渡部昇一先生死去のニュース。
私は、生前の先生とは何度かお話しする機会があり、
昨年にもお盆過ぎにお会いしたばかりでしたが、
その際には95歳くらいまでは生きるとおっしゃっていたので、
聞いたこちらもその気になっていたため、急な逝去は心から残念で、
訃報を聞いたその日は、私が腑抜けのようになってしまいました。

渡部昇一先生と言えば、ご自宅に有する15万冊の蔵書でしょう。
先生は「自分の全蔵書を書棚に飾って、全蔵書と対面してから死にたい」と、
77歳にして、数億円かけて巨大な書庫を建設されました。
私は、77歳にもなってそのような攻めをしかけるという美学に感じ入り、
自身もそうありたいと見習ってはいるものの、いまだに先生の30分の1しかありません。
それに、先生は15万冊を所有するだけではなく、
それら全ての本を読了していらっしゃった。
私なんて30分の1しかないのに、読めていない本が常時10冊はあります。

まぁ、何が言いたいかと言いますとですね、
先生の、本を所有して学ぼうとする姿勢が、
自分の人生を、より積極的で有意義なものし、言論の切れ味を鋭くし、
高齢になっても攻めの気持ちを持ち続けるモチベーションとなっていたわけで、
それは大いに意味があることだと思うのです。

かたや70代で書庫を建て、86歳で亡くなる直前まで現役だった老人がいる一方、
かたや70歳そこそこでアクセルとブレーキを間違って人を轢く老人もおり、
その差は何かと言えば、現役感の違いではないかと思うのです。
心血を注いで15万冊を集め、そのすべてを読み込んで、
アウトプットとしての言論にも積極的な老人の脳というのは、
惰性で生き、惰性で運転している老人の脳よりも、
おそらくは若々しく、みずみずしいでしょう。
もちろん、すべての人が15万冊の蔵書を持てばよいという話ではありません。
しかし、1日に1冊の本も読まず、呆けたようにスマホを眺める人が多いなか、
きちんと学ぼうとする姿勢を持つことが、
人生の豊かさのために、どうしても必要ではないかと思うのです。

私は、元来が怠惰にできておりますので、あまりに外に出ることはしません。
特に夏は、どこかに出かけようなんて、露ほども思いません。
これは皆さんにもオススメなのですが、
ここ数年の殺人的に暑い夏、雰囲気に踊らされてムリに出かけるのではなく、
出掛けるのは、秋口の、気候がよくなるのを待ってからにして、
この時季は、快適な温度の部屋で知力を磨くのが一番だと思います。

そのことが、意外と老境に至ってからの脳の活力につながると、
私は、そのことを身をもって実証された渡部先生から教わりました。

[SE;KICHI]
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No title

確かに! 暑いですもんね!
こちらは太平洋側で、北陸とは違うかもしれませんが、
確かに冬に比べて出かけたくないですよね!
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