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続・被災地より

3月といえば、確定申告ですよね。
締め切りまであと5日あまり、みなさん、大丈夫でしょうか。

さて、もう4年半ほど前になりますか。
被災地より』という記事を書きまして、
その時点で震災発生から1年半が経過していた被災地の様子について、
「自分たちが住んでいた場所が破壊されて更地になった後、
気を取り直して再び住めるようにする人々の営み、
私は、それを本当に美しいと思いました。」と書きました。

昨年末、私は再び被災地を訪問しました。
大船渡駅前は、こんな感じでした。
もう6年もたった駅前なのに、まだ、工事中でした。

大船渡駅前

そして、目を左の海側に向けると、防潮堤建設中で、高い壁が作られつつありました。

防潮堤

なんか、城塞都市・メキルドみたいで、悲しいですね。
あれが完成すると、海を眺めることはできなくなるので、
その建設の有無に賛否があることは理解できます。
しかし、津波も怖いし、葛藤のあるところでしょう。

ところで、前述の駅前の工事ですが、何を作っているのかというと、
何かを作っているのではなく、単なる盛り土だそうです。
立ち寄ったスナックの渡辺真知子似のママは、「この店もそろそろ閉店」と言います。
聞けば、被災後、営業を再開するために、
水浸しになった店を何百万もかけて修理したというのに、
今になって、盛り土のために店を立ち退くよう言われているのだとか。
私は、さきほどの防潮堤で街を護るのかと思っていましたが、
防潮堤の内側は、さらに盛り土するのだそうです。
まぁ、津波への備えは盤石になるのかもしれませんが、
せっかく意欲的に立ち上がっている人をどけてまで、
何をしているのでしょうか。


大船渡とか気仙沼とか、街中をつぶさに見れば、
こういう建物は、まだ残っています。

被災建築物①被災建築物②

右の写真の中学校はもう廃墟ですが、
左の写真の民家は、表に回ればバイク屋として営業しています。
修理するにも転居するにもお金が必要で、営業しないと食べられぬということでしょう。
まぁ、あまり文句を言うのも“アレ”かもしれませんが、
駅前を盛大に掘り起こしている場合ではないと思うのですが。

さて、その、掘り起こしている大船渡駅ですが、電車は来ません。

大船渡駅

これはバス停ではなく、JR大船渡駅です。
もはや鉄道としての復興は不可能だと判断され、
流された線路の跡地にバス専用道が整備されました。
在りし日には60分くらいだった気仙沼までの所要時間が、現在は90分弱。
本数も大幅に削減され、見かけは復興していますが、衰退でしょう、これは。

車窓から見えるのは、こういう風景です。

工事中

被災地は、確かに復興しつつあるのだと思います。
工事に携わっている人や、商売を頑張って再開している人もたくさんいました。
しかし、どのレベルの話かは分かりませんが、
施策が、住民の人々が望んでいる方向ではない部分もあるように思えます。

生き死にのドラマとか、「あの時の赤ん坊がもう年長さん」みたいな、
感情に訴えやすい部分ばかりが報道されたりしますが、
実際の被災地はそんなものではないようです。
実際は、復興しつつある人々の生活と、裏腹な政策との間で翻弄されているようです。
そういうことは、知っておいてよいと思います。

[SE;KICHI]
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