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クレマトリウム

ふっふっふ。
タイトルから何の話かバレちゃうと避けられるかもと思い、
わざわざドイツ語にしてみました。
今回は火葬場の話です。英語ではセレマトリーですね

昔の火葬場って、集落のはずれの何とも言えない場所にあって、
長い煙突の脇に掘っ立て小屋があるくらいのものでした。
その風情からして、恐ろしい雰囲気の場所で、
子供心に、むやみに近寄ってはならない場所だと感じられたものです。
それに比べると、ここ数年のうちに新たに建設された火葬場って、
それはそれは、見違えるようにキレイになりましたよねぇ。

さて、今年は年初から保育園の不足が国会で話題になりました。
保育園ガラガラの田舎に住んでいると分かりませんが、
実際、都会では、4月の募集に合わせて産み月を調整したり、
入園に有利になるように偽装離婚したりする例もあるそうですから、
当事者にとっては大変な状況なのだと思います。
しかし、一方で、行政にしてみれば、
深刻な少子化で児童数の減少が予測されているなか、
わざわざ保育園を増設することは避けたいところでしょうし、
なかなか難しい問題だなと感じます。

ところで、厚生労働省によれば、2015年の年間死亡者数は130万人超で、
これは戦後最多だそうですが、
推計では2030年には死者数は160万人を突破する見込みだそうです。

死亡者数が増えるとどうなるかというと、
火葬場が不足します。
あまり報道される機会はありませんが、
すでに首都圏では、死亡の場所や時期によっては、
火葬まで1週間から10日程度、待たされるケースがあるようです。
実際、私は最近、埼玉で妹を亡くしていますが、
死亡してから荼毘に付すまで5日かかりました。

対策として、縁起が悪いからと避けられてきた“友引”にも受け付けたり、
午前中の早い時間や夕方以降に火葬時間をずらすなど、
物理的に分散させる取り組みが始まっていたり、
また、死亡から火葬まで時間が空くことを見越して、
“死者のホテル”という遺体を保冷庫で預かるビジネスも出てきているようです。
(一度見学に行きたいものだと思っている私は変人でしょうか。)

しかし、そんなことでは追いつかないのが高齢化社会です。
この問題を解決するには火葬場をドンドン建てるしかなく、
問題の本質は保育園と同じです。
保育園建設は子供の声がうるさいなど、住民に理解を得られにくいようですが、
火葬場建設に対する住民の反対は保育園の比ではないでしょうから、
新たに建てられないという意味でも、
問題の本質は保育園と同じです。
そして何より、今は必要でも、将来的に死亡者は減るでしょうから、
ピーク時に合わせて増やすと後で過剰になるという意味でも、
問題の本質は保育園と同じです。

保育園について言えば、田舎は余っています。
もちろん仕事の都合もあるでしょうから、
単純に田舎に移り住めばいいのにというものでもないでしょうが、
少なくとも、田舎の保育園は入れなくて困るということはありません。

そして同様に、火葬場についても、田舎は余っています。
こちらは仕事の都合・・・ってことはないでしょう。
私は、首都圏で1週間も10日も遺体を寝かしておくくらいなら、
故人と縁のある田舎に運んで荼毘に付してはどうかと思うのです。
1週間も10日も遺体をどうするか悩むくらいなら、
運んじゃったほうが早くて安いような気もしますし。
もしかしたら墓は田舎にあるかもしれないし、
そもそも都会では墓すらも不足するでしょうから、
故人も意外と喜んでくれるかもしれません。

石川県などは「お葬式はふるさとで」と呼びかけています。
この取り組み、そこそこ大真面目に考えているんですが、
果たして現実味のない話でしょうか。

[SE;KICHI]
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