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ぼくのなつやすみ

ママが臨月を迎えたため、夏休みの間、
田舎のおじさんの家に預けられることになった9歳の「ボク」。
この「ボク」を主人公として、ひと夏を過ごすゲームがありましたよね。

ぼくのなつやすみ http://sh-games.com/7054.html

『ぼくのなつやすみ』
もう発売から15年も経ったようですが、私はわりと好きでした。

その昔、吉田拓郎は“夏休み”という曲で、
ひまわり 夕立 蝉の声と歌っていたものですが、
このゲームにおける夏休みとはまさにそのような感じです。
そして、私の子供のころの夏休みもまた同様であり、
この抑揚のないゲームがそこそこヒットしたのは、
多くのプレイヤーの郷愁を誘ったからにほかなりません。

私は、以前、『ひとり旅の思い出』という記事でご紹介したとおり、
小学生の時、親元を離れて山村でホームステイしていたため、
私が抱いている夏休みの感覚は、田舎の山村のものです。

その頃に通っていたのが全校児童70名ほどの小さな学校で、
当時、中島先生という教頭先生がいたのですが、
この中島先生が、なぜか剥製とか標本を作ることのできる先生で、
この先生のところに昆虫やら小動物やら魚やらを届けると、
初見のものに限り、標本にして学校の廊下に並べて展示してもらえました。
展示は、たとえば「ミヤマクワガタ(甲虫目・クワガタムシ科)」等の情報に加え、
採取児童の名前も併せて記載されるので、
まんまと名誉心をくすぐられた70名ほどの全校児童は、
“まだ展示されていない生物探し”に夢中になったものです。
実は節足動物が苦手な私は、カブトとかクワガタは敬遠して、
クロイロコウガイビルとか、そういうのばっかり探して届けたのを覚えています。

何が言いたかったかと言うとですね、
吉田拓郎を含め、ある一定以上の世代では、
夏休みのイメージといえば、「ひまわり 夕立 蝉の声」であり、
雑木林で昆虫を採集したり、川か沼で魚を釣ってみたり、
ちょっとした丘のようなところを探検したりと、
そういうものだったような気がするんですよね。

自然は最高の先生だというような言い方があります。
やや陳腐な表現で、あまり好きではないのですが、
まぁ、これは真実だと思います。
つまり、実際に雑木林に行けば昆虫を捕獲することができるし、
実際に川やら沼やらでは魚を釣ることができる。
その体験のなかで、たとえば肥後守の使い方を知ったり、
針から魚を外すことを覚えたりと、できることが増え、
子供たちは自然を体感する中でたくましくなっていったものです。

つまり、目で見て、耳で聞いて、鼻で嗅いで、舌で舐めるなど、
自然を五感で感じることで感性が育まれたと、
私は、自分の経験から、信じてやみません。

今年、夏前に配信された『ポケモンGO』がブームになり、
この暑いのに、老若男女がポケモン狩りに徘徊しているようです。
それは別に構わないし、トラブルがあっても知ったこっちゃないのですが、
かつて虫取り網を持って草むらを走り回っていた私たちにしてみれば、
スマホを通してしか自然と接点を持つことができないなんて、
今年の夏休みは、みんなかわいそうだなと、
ちょっと思います。
だいたい、地下鉄の中などでは特に顕著ですが、
そこにいる人間がことごとくスマホを見つめているなんて、
人間はちょっとどうかしちゃったんじゃないかと、心配になります。

やっぱり、夏休みの体験は質感が大事ですよ。
虫を捕獲した時の感触とか、魚を釣り上げた時の振動とか。
手が滑って肥後守で指を切ることがあっても、それすらも勉強。
そういう夏休みは、もう失われたのでしょうか。
麦わら帽子はもう消えた©吉田拓郎ということでしょうか。

[SE;KICHI]
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でも、ポケモンGO!、楽しいですよ?
運転中とか、立入禁止区域でやらなきゃいいんじゃないですか?
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