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考えが浅くないか。

私の親戚というか、系譜で連なる人物の一人に、
戦犯容疑で巣鴨拘置所に拘留されていた、元陸軍大佐がいます。
障りがあるといけないので名前は秘密にしますが。
世代的に、この元陸軍大佐と私に面識があるはずもありませんが、
どんな人物だったのかは、インターネットで簡単に調べられるので、
ファミリーヒストリーとして、思いを馳せてみることがあります。

家系にそういう人物がいるからか、どうなのか、
私は、戦時における人々の精神性に、とても関心があります。

毎年この時期になると、戦時における愛別離苦をテーマとした、
わざわざ涙腺を攻めてくるような感情的なドラマが放送されますが、
昨年、なぜかクリスマスに『命を何に使うか』という記事を載せたとおり、
名もない市井の人々にも、それぞれにドラマがあったはずだと思っています。
また、先の大戦について、軍部の暴走が原因などと言われていますが、
天皇制下、ヒエラルキーの効いた社会で軍部の暴走などあり得ないと思うし、
個々の将校の心情を忖度すれば、暴走というより、
アジア解放の使命感を持った戦いであったろうと理解します。

私は、遊就館などで出陣前の兵士の手紙などを読むにつけ、
出征者が「天皇陛下万歳!」などと思ってはいなかったと確信しています。
つまり、自分の命をなげうって天皇陛下をお守りするという思想は、
少なくとも一般から徴兵された兵士たちの間にはなかったと思うのです。
別に死ぬのが美学だと思っていたわけではなく、
ただただ、自分の愛する妻子や両親を敵の攻撃から守ろうと、
自分がそのための捨て石になるという悲壮な決意であったのです。
それを平成の現代、
当時の人々は正気ではなかった、などと言われることは、
ちょっと、あまりにかわいそうというか、気の毒な感じがします。

特に子供がいるパパ・ママなど、感情に訴えられると、
すぐ「戦争は怖いわぁ」ということになるのですが、
当時の若者だって戦争は怖かったし、それぞれ生きたかったけれど、
日本は、欧米の植民地になっていたアジア諸国を解放するという、
壮大な目標を持っていたため、多くの若者はそれに殉じたわけです。
葛藤のなかで、たとえ生還できなくてもいいと、
最後の決断を下した若者を私は立派だと思うのですが、
それを、強制的に行かされたとか、正気ではなかったと言われるのでは、
彼らの悲壮な決意は否定されてしまい、私は承服できません。

現在の日本の礎となっているそういう人々、
最終的に命を散らした方や、終戦後に『戦犯』と呼ばれた方など、
国のため、アジア解放のために働かれた多くの方々は、
現在の日本の風潮をどう見ていられるのでしょうか。

今年は伊勢志摩サミットに絡め、
オバマ大統領が広島を訪問し、核廃絶を訴える演説をしました。

確かに、核兵器を廃絶するのは結構なことだと思います。
私も、世界から核兵器がなくなれば平和になると思いますし、
ぜひともそうなってほしいものだとは思いますが、
世界におけるパワーバランスを考えれば、それは安易に過ぎると思うのです。

あの演説は、アメリカの大統領が日本で行ったものです。
それは、「世界の非核化を日本と誓い合った」という意味になったでしょう。
普通に考えて、日本は核武装を目指しませんという意味でしょうし、
また、アメリカも現有の核を放棄するなら、
アメリカの核の傘はなくなりますという意味にもなり、
結局、2大国の丸腰宣言ということになります。
しかも、あの演説は世界に中継されてしまいましたので、
とりもなおさず世界へのメッセージとなり、
国防上、日米に計り知れないダメージを与えたと思います。

つまり、オバマ大統領の歴史的演説のおかげで、
たとえば北朝鮮が水爆実験を強行しようが、ミサイルを発射しようが、
アメリカと日本は連帯して核を使わないということであるならば、
日本はどうやって北朝鮮に対抗すればよいのでしょうか。
憲法の9条のところを開いて見せれば免罪符になって攻撃を加えられない、
“話せばわかる”©犬養毅 とでも思っているのでしょうか。

オバマ大統領の歴史的演説は、
日本は北朝鮮に対抗できないし、アメリカも日本を護らないという、
対外的にとんでもないメッセージを発信してしまったということになります。
このメッセージを受けてニヤリとした国もあるでしょう。

結局、オバマ大統領の目指したい方向はよく分かるのですが、
メルヘンの世界の話ではないので、危険な隣人は厳然と存在するし、
自分から率先して武器を置き、丸腰になることによって、
隣の怪しい国が不敵にほくそ笑むという結果が、現実に起きています。
おそらく、日本国内の、なかんずく左翼系の新聞各紙が社説で書いていることとは、
逆の結果が導き出されてくると思われます。

実際のところ、アメリカの大統領とか、沖縄の県知事とか、
日本を弱く見せることに熱心であらせられて、とても心配です。
そして、冒頭の話に戻りますが、
私の系譜の元陸軍大佐、もちろん既に鬼籍に入っていますが、
日本とアジアの自立を護ることに執心した人々にとって、
また、この国が隆昌たらんと念じながら散っていった人々にとって、
この丸腰宣言はどう映るでしょうか。
もしかしたら、終戦時より悔しいかもしれないなと、
ちょっと思ったりします。

今年もまもなく終戦記念日です。
丸腰宣言になるのは例年のとおりかもしれませんが、
ならず者というか、歩調を合わせない国がある以上、
国を護る気概は捨てるわけにはいきません。

[SE;KICHI]
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