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山月記のトラ

教科書で思い出しましたが。

山月記というの、覚えていらっしゃいますでしょうか。
調べましたところ、
かれこれ70年前から高校の「現代文B」の教科書に収録され、
現在では採択率が100%だそうです。
「現代文B」というと、大学受験を意識したカリキュラムには必須の科目ですから、
つまり、現在存命で、大学受験をした経験のある大半の方にとって、
一度は読んだことのある物語ということになります。

私は、高校には進学どころか受験すらしませんでしたので、
学生時代に山月記を教科書で学んだ記憶はなく、知ったのは大人になってからだったのですが、
いま思うと、実に惜しいことをしたと思っています。
というのも、山月記は、自意識過剰な青少年期にこそ読むべき物語だと思うからです。

必要ないかもしれませんが、少し説明します。

 主人公の李徴は、若くして高い位に就いたエリート官僚ですが、
 もともと人づき合いが苦手で、職場の人間関係に苦しみ、退職し、
 今で言うフリーランスになるわけです。
 しかし、そううまくいくはずもなく、自分の才能に絶望し、
 再び職場へ再就職することになったものの、
 当然、彼が離職していた間に、かつての同僚たちはみんな出世しているわけで、
 かつて、自分がバカにしていた連中が自分の上司になっており、
 プライドの高い彼はそれが許せず、一年後に発狂するのでした。
 そして、さらに一年後の、ある日の明け方、
 かつて李徴と、職場での同期であり友人だった袁傪が林の中を通っているとき、
 一匹のトラと出会います。
 このトラが李徴の成れの果てで、李徴と袁傪の対話が始まります。


トラ(になった李徴)は言います。
気づいたらこうなっていた、と。
つまり、自分は悪くないのだ、と。
しかし、袁傪と話すうち、李徴は何かを悟ったか、
プライドが高すぎて、他者に傷つけられることを恐れた「臆病な自尊心」があったことや、
恥をかかないように横柄にふるまった「尊大な羞恥心」があったことに気づき、
トラになったのは自らの生き方の帰結であると言い出します。

最後は、心までトラになって、襲ってしまうといけないから、
もうここへは来ないよう袁傪に言い、
李徴であるトラは林に去っていくのでした。

翻って、どうでしょうか。

自分も含め、私たちは自尊心や自己顕示欲を増長させ、
トラになる一歩手前まで来てはいないでしょうか。

自分のプライドによってトラになってしまうというのに、
アイツが悪いとか、アレさえなかったらとか、
自分以外のもののせいにしていないでしょうか。


一倉定によれば、「ポストが赤いのも自分のせいだと心得よ」と言います。
いま、目の前に起きたことはすべて自分のせいだと思えるか。
実に厳しい視点です。

[SE;KICHI]
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もうちょっと食べたかった。。。

地元同級生の父親がやっていた和菓子店が、
廃業していました。


その同級生とは最近は接点が無く顔を合わせる事もなくなったのですが、
幼いころから仲も良く働きだしてからもよく遊んでいました。
そのお父さんが独立して営業していたお店ですが、
普段 和菓子を食べる機会が無いので
お客として行くのは葬式等のお供え物や祝い餅のお願いの時だけなのですが
そのたまにお願いした時のどら焼きが美味しかったのです。

皮がしっとりと言うよりも水分を含んでいる感じで食べやすいのです。
私の好みではあるのですが、
どら焼きって食べると口の中が乾いてモサモサしませんか?
モサモサの表現が正しいか分かりませんが乾いて食べづらい感じです。
それが無いのが良かったのです。
多少つくる日によって違ったのですが(汗)

私たちの親世代ですから会社員だと
ずいぶん前に延長雇用も終わっている年齢ですから
お疲れ様でしたというところですが、
気持ち的にはビックリと残念な感じでした。

自分も先が見えてきた年齢になってきましたので、
体力の限界とか
悔いは有りませんって言えるようになりたいものです。

[WAKA]

足りるんでしょうか?

「困っている人がいたら助けよう」と学校で習ってきたものですから、
私は、元日の能登半島地震から半月ほど経過して以降、
何度か被災地にボランティアに入らせてもらいました。

私は足腰が強くないので、ガレキを掘り返すようなことはできませんが、
何かできることはないかとボランティアに加わっているわけです。
ここで言いたいのはボランティアの話ではなく、
被災地に向かう、その道中の話です。

被災地に向かう道路は、大小さまざまな亀裂が入ったり、大きくうねったり、
場所によっては土砂崩れに流されたりしていて、
最初の頃は、かなり手前までしかクルマでは入れませんでした。
私がボランティアに参加できるのは土日だけですから、
次に被災地に入れるのは1週間ほど後になりますが、
その頃には簡単な亀裂なら埋められ、軽い段差はならされ、
震源までの道路は少しずつ復旧していました。
もちろん、壊滅的な被害は簡単には修復できませんが、
さらに1週間後には、また復旧が進んで、どんどん道路が直っていくのです。

私は、スゴッ!と思いました。

私には道路を修復することはできません。
職人というと、どうしても、伝統工芸や工業製品を作る人を想像しますが、
私たちには作れない道路を作っている方々も職人と言えるでしょう。
そういう職人が集結して、着実に道路が直っていく様に、
職人たちの気概というか、矜持のようなものを感じるのです。

そこで、ハタと思ったことがあるのです。
20年後も50年後も100年後も、
道路が壊れたら直してくれる職人が、
果たして充分にいるのだろうか、と。


先日、富山県内の工業高校の先生方と懇談する機会がありました。
彼ら曰く、ただでさえ少子化で子供が減っているうえ、
「普通科」という、何が普通なのかよく分からない学科に人気が集中し、
工業高校などの職業科は軒並み定員割れしているとのこと。
特に電気系や土木系の学科は、もはや存続が難しいほどだ、とのことです。
だとすれば、20年後や50年後や100年後、
電気系や土木系の職人の確保はおぼつかないという話です。

もちろん、震災などは起こらない方がよいと思いますが、
震災に限らず、道路などのライフラインが破損することはあるでしょう。
その時、直してくれる職人が不足するということは、
国土の荒廃を意味しますし、特に、田舎では深刻なこととなるでしょう。

とはいえ、私をはじめ、いまさら土木の仕事に就くことはできません。
また、少子化については、一朝一夕には対策を思いつくことすらできません。
私たちにできることは、子供たちに、
「ものづくりってすごいぜ!」とか「国土建設ってかっこいいぜ!」なんて、
土木建設業を崇高な仕事であると伝えることくらいです。

元日の地震には、単純に怖いと感じましたが、
少子化はこのようなときにリスクとなるのだと改めて感じました。
どうしても私たちは愚かなので、
ついつい、被災地に水を送ったりトイレを送ったり募金したりして、
「支援してやったぜ」と恩着せがましい思いを抱いて、
そしてすぐ忘れてしまうものですが、
そうではなく、長い目で、少子化なども考えに入れて、
20年後や50年後や100年後の対策を考えたいところです。

いまの日本は、
100年前や50年前や20年前の先人が努力して作ったものです。
だとすれば、今の私たちには、
20年後や50年後や100年後の人のために努力する、
そういう義務があると思うのです。


震災の爪痕①震災の爪痕②
震災の爪痕③震災の爪痕④
震災の爪痕⑤

[SE;KICHI]

フリーパスでの旅

久しぶりにJR東日本のフリー切符を使って出掛けてきました。
2/14から3/14までの平日限定のキュンパスは、
一日限定でJR東日本管内乗り放題で1万円。
昨年末にその切符の情報を耳にした時から絶対に行くと決めていました。
行先は迷いながらも青森へ。
関東であればこれよりも安く行くことができるので、どこまでお得に行けるかも醍醐味。
日帰りが一番お得なのですが、
せっかく出かけるし泊まることにして二日分購入しました。

当日は上越新幹線で新潟駅から大宮へ向かい、
大宮から東北新幹線に乗り換えて新青森駅まで行き、
新青森駅から在来線に乗り換えて青森駅に到着。

青森は寒かった。
普段は車での生活だからか、新潟でも徒歩ならこんな寒さなのかもしれませんけど。
刺すような寒さにふるえながら向かった先はラーメン店。
入った瞬間に眼鏡が曇り、
食べ終わっても外していた眼鏡の曇りがまだ残っていました。
最初は眼鏡が凍ったのかと錯覚したくらいです。
今回はまるかいラーメン店へお邪魔しましたが、
煮干が香るスープは酸味があり、けれどえぐみを感じないすっきりとした味わい。
ストレート麺はぱつっとした噛みごたえ。
この醤油ラーメン好きだわ。
冷え切ったからだに染みわたりました。

まるかいラーメン
https://aomoriken.site/2019/09/28/%E3%81%8A%E4%B9%85%E3%81%97%E3%81%B6%E3%82%8A%E3%81%AE%EF%BC%81%E3%81%BE%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%81%84%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%80%90%E9%9D%92%E6%A3%AE%E7%9C%8C%E9%9D%92%E6%A3%AE%E5%B8%82/

さて、お腹を満たしていざ観光へ。
青森駅周辺には観光できる施設が点在しているので、
さくっとですが青森を巡ることができます。
青森県観光物産館アスパム、ねぶたの家ワ・ラッセ、
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸、A-FACTORYは徒歩圏内です。
ねぶた祭や青森県の四季を映像で楽しめますし、
ねぶた祭りの山車が展示してあり間近で見学でき、ちょっとした体験もでます。
そしてどこもお土産が充実していて、
その場でしか味わえない食べ物もバッティングしないように工夫されているので、
足の運びがいがあります。
A-FACTORY内で食べたハンバーガーは絶品でした♪

夕食はもちろん青森の地酒をいただきながら、
生姜味噌おでんいがメンチなど郷土料理を味わいました。
温泉に入った後の日本酒にあては格別でしたが、
一番印象に残ったのは朝食で食べたけの汁です。
山菜に高野豆腐に根菜などがさいの目に切りそろえてあり、
具沢山なのにあっさりしていて、これ一杯で満足でき満腹になるくらいです。
山菜がいいアクセントになって癖になる味です。
郷土料理なので家々でレシピがあるのでしょうね。
新潟でいえば、のっぺや雑煮のしのみみたいな感じかな。
これらはお店で食べるより家の味が一番のような気がするので、
けの汁も是非家庭の味を食べてみたいです。

けの汁
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%91%E3%81%AE%E6%B1%81

帰りのお土産はたわわとなかよしは迷わず購入しましたが、
今回は新たな出会いがありました。
それはアップルスナックです!
ふじ、王林、ジョナゴールドなどの青森産のりんごを薄くカットし加工したもので、
サクサクと軽く、それぞれの味の違いもたのしめて、
あっという間食べきってしまいました。
もっと買ってくればよかったと後悔しています。

青森を満喫し、翌日も新幹線で大宮駅へ。
上越新幹線の予約時間まで余裕があったので、鉄道博物館に寄ってきました。
ニューシャトルの乗り場へ移動しフリーパスで乗ろうとしたところ、弾かれました。
JRの施設まで行くのだからと深く考えていませんでしたが、
ニューシャトルは埼玉新都市交通の乗り物でした。
三陸鉄道も銀河鉄道も使えたので油断していましたわ!(笑)
この旅初めて、別途切符を買っての乗り継ぎとなりました。

自宅に帰ってきて我が家が一番と再認識しますが、
束の間でも非日常である旅っていいですね。
今度は新潟駅から秋田、秋田から青森まで特急での旅も良いかなと、
帰ってきた早々に次回のプランを考え始めています。

[fu~ma]

NIIGATA-ReBorn

鳥山明氏の急逝もショックなニュースでしたが、
それと比肩するほど私がショックを受けたのが、
新潟駅の新バスロータリーの完成・運用開始です。

たびたびご紹介しているように、
新潟駅のバスロータリーは異世界でした。
いや、わざわざ方向転換して尻から入庫する「スイッチバック式」という構造からして、
それはロータリーですらなく、
その構造ゆえ、笛を吹きながらバック誘導する係員を配置していることからも、
昭和の日本というか、現代の東南アジアというか、
とにかく、令和とは思えない雰囲気を醸し出していて、私は好きだったのです。

実はそのスタイルは、県庁所在地ではほとんどありません。
新潟市の人口は77万人ちょっとで、
浜松市と同じくらいです(浜松は県庁所在地ではありませんが)
その浜松市の、浜松駅前のバス乗り場は、
ロータリーに沿って円形に配置されているタイプで、
これは、人口45万の金沢市とか、40万の富山市と同じ形です。
このタイプは、最近の都市開発では定番なのか、
近年、新しく整備されたバス乗り場では多いスタイルですが、
札幌の円山公園とか鹿児島の天文館のような、
利用客が建物の中にいて、バスが外周に停車する構造も含めれば、
かなり古くからあるタイプではあります。

いずれにせよ、
尻から櫛形に入庫するなんていう、どう考えても非効率な方式は、
新潟のような77万も人口があるような都市が採る方法ではないのです。

ロータリー方式以外のタイプとしては、
丸めないで、横一線にバス乗り場を配置するプラットフォーム方式もあります。
ただ、横一線に伸ばしすぎると、駅出口から遠すぎて乗りにくくなるので、
だいたい、ひとつのプラットフォームには4つくらいの乗り場を置いて、
それを縦方向に積み重ねて、歩道橋で串刺しに繋ぐという形になっています。
このタイプは、横浜市とか岡山市とか宇都宮市とか、
人口規模に関係なく、かなり多いです。

では、新しく供用開始になる新潟駅前がどんな方式になるのか。
先日、供用開始まで半月ほどに迫ったタイミングで新潟駅を訪れると、
その全貌を拝見することができました。

それは、高架上の駅舎の下を南北に貫くように車道が造られ、
その両側にバス停が配置されているタイプでした。
もともと、南口には余裕のあるロータリー方式のバス乗り場があったので、
駅舎の高架化と同時に、南北の車道をそのロータリーに繋げたのでしょう。

新潟駅バスターミナル(工事中①) 新潟駅バスターミナル(工事中②)

しかし、このタイプは、あまり工夫を感じられはしないものの、
実は、私は、見たことがないほど、珍しいと思います。
なんと言っても、この高架下を南北に貫く車道がバス専用道路になっているせいで、
駅の下を東西に移動することができません。
つまり、普通の車道なら横断歩道か何かで渡ることができるところですが、
広大なバスレーンには横断歩道などはなく、
地上では車道を東西に渡るすべがないのです。
ロータリーではないので、ぐるっと回ってあちらに……というわけにもいかず、
あちらに行くためには階段かエスカレーターで高架に上がり、
また、階段かエスカレーターで高架から降りなくてはいけません。
まぁ、駅の下に川が流れているような感じですかね。

新潟駅バスターミナル図

こんなの、ほんのちょっとのことに思えますが、
ロータリーではなく、あちらに渡れないというのは、地味に、相当に不便です。

さぁ。
どう運用されていくのか、興味が尽きないので、
注目して観察していきます。

[SE;KICHI]

老師

こんにちは、あるいはこんばんは。
いつも腹ペコEnzoです。

突然ですが、今晩のおかずに豚ロースを食べるなら生姜焼きですか?
焼き肉のタレをかけてジュワッと焼いちゃいますか?
今日は焼き肉のタレでお願いします。
タレいいですよね~甘口、辛口、チョイ辛、激辛、ニンニクなどなど。

食べ物って人に好みもあるし、その時の気分もありますよね
それこそ一時間前とは全然違うものが食べたくなったり?
私だけでしょうか?
焼き鳥なンて、タレ頼んでおいて口に入れた瞬間、塩がよかったかも・・・とか

本人ですら揺らいでしまっている昨今、これだけは申し上げたいと思います。
例題1:「今日肉料理、豚肉と鶏肉どっちが食べたい気分?」
例題2:「パスタはトマトソースとカルボナーラあるけど?」・・・

回答1:「どっちでもいーよ」
回答2:「なンでもいーよ」

採点:「じぶんでつくれーーーーーーーーーーーーーーーい!」(0点!!!!!)

時には作った後に「そっちかー」(-100点)なんて、
スカイツリーのてっぺんに縛り付けて、
鳥の餌まみれにしたくなるような回答があるかもしれませン。
どっちでも良いと言ったならば文句を言わずにいただきましょうね。

ちなみに私、好き嫌いがはっきりしているのですが、
好きなものを並べられると
選べないンですよねー(えぇぇぇ

粒あンとこしあンどっちが?とか、クリームといったらカスタード派ホイップ派?
車はEV?燃料? 方角は北?南? エアリスとティファどっちが好き?

はい、ゲーム大好き Enzo はさらっとFF7-REBIRTH(PS5)ネタをもってきましたね
これがまた面白い、何が面白いって、
今までカクカクのグラフィックで会話は文字のみで読み取っていたものが、
技術(者)の進歩と努力のおかげでフルボイス!
そして細かい表情が表現できている!
旧作(PS1)ではなかった細かなストーリー(ストーリー設定については色々と意見もありますが)
当時ですら大作だったのですが今作も凄いですね。

エアリス FF7-Rebirthティファ FF7-Rebirth
https://www.inside-games.jp/article/img/2024/03/10/153454/1325422.html
https://game8.jp/ff7remake/323917


おっと、FF7Rの話はここらで。
これ以上話すとリミットブレイクして話が止まらなくなってしまう。

話しを戻しますと、
生きている以上は、
大なり極小なり何かしら天秤にかけられているということですね。
文末までお読みいただいた方、有難うございます。
世代であればここにきて意味不明な題名の意図が分かる方もいらっしゃるでしょう。
世代ではない方大変申し訳ありませン。
題名はただのお飾りです。

燃えろ!小宇宙!

聖闘士星矢 https://blog.knak.jp/56689/1554916.html

では、また。

[Enzo]

メンタルブロック……みたいな話

適応力……みたいな話です。

ZUMBA について時折紹介することがありますが、
基本的にはラテン音楽に合わせて各々が楽しく踊るというものです。

フォークダンスや社交ダンスではないので、
各々がラテン音楽に合わせて身体を動かしているだけで、
基本的に、互いが接触することはありません。
そればかりか、少し前のコロナ禍の頃には、
互いに充分に距離をとって、密にならないようにとか、
盛り上がっても掛け声などを発声しないようにとか言われて、
とにかく、互いに交わらないような約束になっていました。

それが、このところ、少し変わってきました。
新曲に、社交ダンスのテイストが現れたのです。
そもそも ZUMBA というのは、コロンビア発祥のクンビアとか、
ドミニカ発祥のメレンゲとか、キューバ発祥のサルサとか、
そういう、各国のダンス曲が数珠つなぎに演奏され、
それに合わせて踊るという多彩さもひとつの魅力でしたが、
これまで、互いに手を取るようなコリオ(振り付け)はなかったのでした。

それが、ここにきてのスキンシップ。
といっても、社交ダンスのように腰を密着させるようなスキンシップではなく、
せいぜい手を繋ぐとか、ハイタッチするとか、
ジェンカのように肩に手を乗せて縦につながるとか、
その程度なんですが。


https://www.youtube.com/watch?v=l4bSqTp95h0&t=31s

多くの人は喜んでスキンシップに興じています。
その日、誰と隣同士になるかは分かりませんし、
その相手は名も知らぬ人であることも多いですが、
勝手にヒップタッチ(おしり同士でタッチすること)しだしたり、
遠くまでハイタッチするために列を崩して遠征したり、
アドリブで盛り上がったりしています。
特殊状況かもしれませんが、なにしろ、ベースがラテンなので、別にそれでいいのです。
インストラクターも「こらこら、勝手なことはやめなさい」などとは言いません。
「イェー! 好きなように表現するのよー!」ってなもんです。

ところが、それを苦々しく感じている人も中にはいるようなのです。
もちろん、ラテンのダンスなので、
ラテンのノリ自体が嫌いという人は、その場にはいません。
また、そういう場なので、アドリブによる表現が苦手という人も、あまりいません。
いや、まぁ、もちろん、たまに迷い込んで来ちゃう方もいますが、
そういう方は長く続かないようです。

では、渋っている人は何が問題なのか、
少しつぶさに観察してみたところ、
恐縮していることが多いように感じました。
要するに、引っ込み思案というか、卑屈というか。
「私のような者と手を繋いでいただけるものでしょうか」とか、
「私のような者とハイタッチだなんておイヤではないでしょうか」とか、
そういう感じ。
知らぬ者同士なので、気持ちは分からなくもないのですが、
そういう卑屈な感情を振り回しているうちに時間が過ぎて、
その曲が終わってしまったり、機を逸するのです。

そうして、結局はそういう方のスキンシップは未遂に終わるわけで、
その失敗体験は、本人にとって「やはり私なんてダメですよね…」と、
卑屈さに拍車をかける絶大な効果があるようです。
まぁ、本人はそれでいいかもしれませんが、
隣で踊っている私たちにとってはたまったものではありません。
私たちにしてみれば、隣が卑屈だったばっかりにスキンシップで盛り上がれず、
なんというか、不完全燃焼に終わるので、不満が残るのです。

実際のところ、「私なんて…」と思っているのは本人だけで、
周りの私たちは、よほど汚れた手でない限りは、
ダンスで手を繋ぐことに何とも思わないですし、
本人が悩んでいるほど、こちらは何も考えていません。
それより、「グズグズ言わずにスッと手を出せよ、もうっ!」と思っています。

仲は悪くないので、心境を聞いてみたところ、
小学生の頃、自由に2人組とか3人組とかを作る場面で、
例えば、自分からお友達を誘ったけどお友達から断られちゃったとか、
誰かが誘いに来ないかと待っているうちに自分が余っちゃったとか、
過去のちょっとした記憶により、
「自分は選ばれない」、「自分は断られる」と強く思っていて、
そのせいで、他者との関わりにおいて積極的になれない
、と、
そういうパターンは多いようです。

バカバカしいことです。
確かに、かつて、そういうことはあったかもしれません。
しかし、それは、今後もそうだという証拠にはならないはずです。
過去にそういうことがあっても、今後は違うかもしれない。
当時とは相手も違っているし、自分も成長しているはずですからね。

メンタルブロックというのは、結局のところ、取り越し苦労の恐怖心なのでしょう。
ZUMBA でなくても、社会にこんな場面は山ほどあるでしょう。
私も含め、過去の呪縛に囚われて損をしているかもしれません。

[SE;KICHI]

こーゆうのに弱いんですよね~

最近、久しぶりに100円ショップに行く用が有りました。
ドン・キホーテやダイソーなど、
割安のお店に行くと、ついその安さに惹かれて買ってしまい、
かえって高ついてしまうことなどがあります。
さらに、購入した物が、帰宅したら実は家にあったことで、
不要だったこともたまにあり、後悔するなんてことも…。
ちゃんと考えて買い物しないと、不要なものが増え、
大切なお金が減っていくという“無駄”が重なってしまいます。

今回も、そんな“無駄”をなるべく無くすために、
必要な物さえ買ったらさっさと帰ろうと考えていました。
しかし、レジがかなり混んでいたものですから、
混雑を避けて後から精算しようと他のコーナーを見て回ろうと動きました。
そこで、見つけてしまったんです。

そう、それがこのミニチュアコーナー!

ミニチュアコーナー① ミニチュアコーナー② ミニチュアコーナー③

私、こーゆうのに弱いんですよね~。
皆さまはどうですか?これ。
酒瓶、ビール瓶ケース、オフィスチェアにクッション、パイプ椅子、
工事現場の看板やコーン、コンビニの看板や教室の机に業務用机…など、
おもわずクスっと笑ってしまうミニチュアが数多く揃えられています。
それも、かなり精工なディテールで作られているのですよ。
これで全て100円なのです。
すごいな面白いこれ!と思い、つい立ち止まってしまいました。

驚きました。
まさか”100均”にもこんなのが売っているなんて。
おもちゃコーナーは小さいころからお世話になっていますが、
また別のコーナーにあるのです。
つまり、大人向け?とうことでしょうか。
ガチャガチャや雑貨店でミニチュアグッズが販売されているのは、
皆様ご存じだと思いますが、これはダイソーにもセリアにも置いてあります。
一つずつ手に取って、商品のシールを確認してみました。
どうやら三重県にある山田化学という会社が製造しているようです。
調べてみると、このプラスチック製品の会社で、
コロナ禍の最中に販売され、ヒットしていた製品だということらしいです。
このミニチュアもただの置物ではなく、
鉛筆やペン、小物入れなどのケースとして使える物もあり、
見た目も機能もおしゃれな物となっている様子でした。

いかん!とりたてて必要ないけど、なぜか欲しい…。
ホビー類には目が無い私。
一番心をひいたのが、この中でもひときわ目立っていた、
このブリックコンテナのミニチュア、小物入れです。
そして気が付けば、本来買う物だった物よりも多くカゴに入れてしまっていました…。

小物入れ

皆さんもどこかで見たことのある、有名なデザインのコンテナがいくつもあります。
一番ポピュラーなえんじ色と水色のJRF(JR貨物)コンテナ(おそらく18D,20D形式)に加え、
JOT(日本石油)、アート引っ越しセンター、日本通運、
そして懐かしい国鉄型のコンテナ(C20,C21,6000形形式など)まであります。
JNR(国鉄のイニシャル)のマークがかっこいいですね。
(昔の国鉄型特急電車には必ずと言っていいほど付いていました)
それに加えて大型の20フィートコンテナもあり、
西濃運輸(UC7形式)、福山通運(U51形式)、佐川急便(U54形式)と、
あまりにも見覚えのあるデザインで、
弊社がいつもお世話になっている会社さんのコンテナもありました。

コンテナ① コンテナ② コンテナ③

コンテナ本体だけではなく、
コンテナを載せ貨物列車として走るコキ106型貨車なども有りますので、
これをセットして置くだけで、まさに貨物列車のそれが再現できるのです。
どうでしょう? 面白いでしょう~

コキ106型貨車

車輪は動きませんが、コンテナ自体は上部が蓋になっていて、
中は空洞になっていますので物が入れれます。
見た目はコンテナなので、収納が楽しいなんてことがあるかも。
玄関前、トイレや食卓なんか置いてみてもいいかもしれません。
これだけ種類が有ると、私みたいな鉄道好きは、とりあえず並べてみたくなるもの。

並べてみる

台車どうしが連結できるので、まるで列車の貨物駅や操車場の雰囲気が再現できますww

連結してみる① 連結してみる② 連結してみる③

線路などジオラマを用意したら、立派な貨物駅が誕生するでしょう。

私の実家は富山貨物駅が目の前にあり、
幼いころからコンテナを積んだトラックや列車の出入りで賑わってきました。
懐かしいという気持ちが強く、これだけ買い込んでしまったのかもしれません。
皆さまも100円ショップに寄られたら、立ち寄って見られてはいかがでしょうか?
100円でお気に入りのグッズが見つかるかも・・・。

しかしこれだけ買い込んで揃えてみたものの、
肝心の使い道が決まっておりません。
ちゃんと用途を決めて使わないと、
また結局”無駄“が増えていくことになりますからね。
大人ですので、気を付けたいと思います。

[K.K]

飛鳥の執念⑰ ~大津と大伯(後編)

前編では大津と大伯の姉弟のうち、弟の大津皇子について紹介しました。

姉の大伯皇女も、弟と同じ、大海人皇子(のちの天武天皇)を父に持ち、
大田皇女を母として661年に誕生しました。

しかし、前回も書きましたが、母・大田皇女は大伯が6歳の時に亡くなってしまいます。
そして、おそらく、大伯が弟の大津の母親代わりとなったのでしょう、
万葉集などからは、大伯が弟の大津に深い愛情を注いでいることが伺えます。
それは、前回も少し触れましたが、
姉弟の継母となった鵜野皇女が、
姉弟に、実子と分け隔てなく愛情を注ぐということをしなかったため、
おそらく家庭内でも肩身の狭かった姉弟は、
互いに肩を寄せ合うように育ったゆえでしょう。
とにかく、大伯の、大津に対する気遣いの深さには感銘を受けます。

さて、壬申の乱で兄の子・大友皇子を滅ぼした大海人皇子は、
即位して天武天皇となりました。
天武帝は、伊勢神宮の天照大御神を国家の祖先神と定め、
娘である大伯に、伊勢神宮において天照大御神に仕える斎王になるよう命じました。
まぁ、斎王というのは伊勢神宮における巫女みたいなもので、
未婚の内親王がなるものです。
おそらく、大伯の血筋のよさと、その清廉さから白羽の矢が立ったものと思われます。

こうして大伯は伊勢神宮へ下向していくわけですが、
弟を残し、都を離れるその心中はいかばかりであったでしょうか。

そして、686年9月、父・天武帝が崩御し、
その3週間後に大津の謀反が発覚するわけですが、
このタイミングで大津は謎の行動をとります。
天武帝の殯宮(葬送)という、かなり重要な国家行事の最中に、
姉・大伯に会うために伊勢まで出かけたことです。
みなさんも、昭和天皇崩御の時期のピリついた雰囲気、覚えてますよね?
大津は、皇太子に次ぐ地位にあったにもかかわらず、
天皇が崩御した直後のああいう雰囲気の中、なぜ大和を抜け出したのでしょうか。
そんなことをすれば、本当にただ単に姉ちゃんが恋しかっただけだったとしても、
みんなから「おい、あいつ、なんだよ?」って思われるに決まっているのに。

さて。
姉の大伯にしてみれば、
小さな頃から肩寄せ合って育ってきた弟が、
父親である天武帝の葬送が始まったというのに、
すがるような思いで自分を訪ねてきたということになります。
その弟が、大和に戻るときに大伯が詠んだ歌が万葉集に収録されています。

「二人行けど 行き過ぎ難き 秋山を いかにか君か ひとり越ゆらむ」

これは、「二人で行っても越えにくい秋山を、
弟は弟は独りで、どうやって越えていくのだろうか」というような意味で、
真相はどうであれ、
大津の将来に困難しか見えないことを案じている歌です。

そして、実際、大津のこの行動に鵜野皇后ほか、誰もが疑いの目を向けたため、
大津は当然のように捕縛され、その翌日に命を落としたのでした。

そして、大津落命の1ヶ月後、おそらく、大津の謀反に関する連座でしょう、
大伯は斎王の任を解かれ、大和に戻されます。
戻ったところで、最愛の弟はもうすでにこの世にはいませんでしたが、
このとき、亡き弟を詠んだ歌が、
万葉集の中でも、「絶唱」として有名なコレです。

「見まく欲り 我がする君も あらなくに なにしか来けむ 馬疲るるに」

「逢いたいと想う弟もいないのに、どうしてきてしまったのだろう」…という歌です。

また、大津の屍が二上山に移葬された時に詠んだ歌が、

「うつそみの 人なる我や 明日よりは 二上山を 弟と我が見む」

「生きている人である私は、
明日からは二上山を弟だと思って眺めることだろうか」……と、
幼い頃から2人で生きてきた弟を失った姉の悲しみが、
ひしひしと伝わってくるような歌です。

大伯のその後の消息ははっきりしていませんが、702年に41歳で亡くなったようです。
おそらく、生涯独身を貫き、弟の菩提を弔う人生だったと思われます。
実は、三重県の名張市というところに夏見廃寺跡という、
かなりの大きさの廃寺があるのですが、
この廃寺は、もともと昌福寺という天武天皇供養のための寺で、
大伯が建立したものと伝えられています。
しかし、私が思うに、おそらくは天武帝の供養とは表向きで、
実は大津の冥福を祈るために建てられたのだろうと思うのです。
しかも、その寺は持統天皇(鵜野皇后)や、
その子である草壁の妻・阿閇皇女(元明天皇)の援助を得て建てられており、
それが事実であるなら、持統一族の大津への贖罪とも思われ、
それは少しは供養になっただろうかと、私は、大伯・大津姉弟の心境を慮るのです。

[SE;KICHI]
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