fc2ブログ

どこへいざなおうというのか。

突然ですが、芥川龍之介といえば、何でしょうか。

私は、芥川龍之介といえば『蜘蛛の糸』のような気がするのですが、
国語の教科書で見かけた覚えがあるのは『羅生門』だったような。
私は、とにかく、『羅生門』の描写は気味が悪く、
『蜘蛛の糸』だったらよかったのに
と思った記憶があります。

気になったので調べてみたところ、
『蜘蛛の糸』が国語の教科書に採用されていたのは戦前までで、
戦後は彼のデビュー作である『羅生門』が収録されているのだそうです。

『蜘蛛の糸』といえば、自分だけが助かろうとしたカンダタが地獄に落ちる話ですよね。
他方の『羅生門』は、下人が、自分が生きるために老婆を襲う話です。

つまり、自分だけが助かろうとするエゴイズムを否定しているのが『蜘蛛の糸』であり、
他者を踏み台にしてでも生き延びようとする、
強烈なエゴイズムを容認しているのが『羅生門』です。

日本文学で言えば、森鴎外の場合も、
戦前は『山椒大夫』が数多く教科書採用されていたようですが、
戦後は圧倒的に『舞姫』が掲載されているようです。
『山椒大夫』は言うまでもなく、
安寿が自分の命と引き換えに弟の厨子王を逃し、
母親との再会を果たさせた涙ぐましい話ですが、
一方の『舞姫』は、ドイツ留学した主人公が、
ドイツ人の娘を孕ませたうえに捨て、発狂させるという、
ちょっと、とんでもない話です。

しかし、そもそも、強奪を必要悪とする考え方や、
外国の娘を妊娠させて捨てるような話を、
教材として子どもに読ませる感覚が分かりません。

戦前、教育の基本とされてきた教育勅語では、
大義に基づいて勇気を奮い、
一心を捧げて皇室国家のために尽くせ
…と言ってきました。
それが、戦後に制定された教育基本法では、
「個人の価値の尊重」が教育の目標として掲げられました。

そういえば、先々月、国立青少年教育振興機構から発表された調査によると、
全国の高校生で、
「仕事よりも、趣味や自由な時間を大切にしたい」という問いに対して、
「とてもそう思う」とか「まあそう思う」と答えた人の割合は、
2012年から2022年の10年間で、
58%から85%に1.5倍ほどに上がっているそうです。
ちなみに、「とてもそう思う」に限れば、
そう答えた人の割合は2倍以上になったとのこと。
「個人の価値の尊重」といえば聞こえはいいですが、
インターネットの普及やAI の発展に伴い、
自分の殻に閉じこもって暮らしたいということなのかもしれません。
実際、誰とも口を利かずに一日を終えることも可能な社会になりましたしね。

個人の尊重が大切だということに異論はありません。
しかし、個人の尊重は、個人の自由や個性を認めるものではあるけれど、
「わがままのすすめ」ではないし、
山中に隠遁する仙人や天狗を目指す道でもないはずです。

人間、多くの人の役に立つために自我を抑えることが大事
だと思うんです。
学校は、社会の善悪なども含め、そういうことを教える場でもあると思いますが、
そこで扱われる教材が、
自分を維持するためなら強奪すら致し方ないとか、
外国の娘を妊娠させて捨てることもやむなしというような、
自我を押し通すようなメッセージを含んでいることに、
果たして、どのような意図があるのでしょうか。
多くの人のために生きる使命感を持った人を育てるという大義をかなぐり捨て、
生き馬の目を抜くこの社会で、多くの人を出し抜いて自分の居場所を守れ!と、
そういうことを教えたいのでしょうか。
それも大切なことではあるのかもしれませんが、
こと、学校という、人格の形成に深く影響しそうな場では、
常に、取り上げる題材は吟味すべきだと思うのです。

いや、だって、「舞姫」なんて、何のために読ませるんでしょうか。
赴任先での都合のいい女の騙し方でも学ばせる気なのでしょうか。
これを読ませて、
青少年をどこに連れて行こうというのでしょうか。


[SE;KICHI]
スポンサーサイト



ご来場ありがとうございました。

本日まで富山市の産業展示館で行われておりました、
「富山県ものづくり総合見本市 2023」は、盛会のうちに閉幕いたしました。
この見本市は、実行委員長が富山県知事で熱の入りようが半端ではなく、
主催者発表で、連日1万人以上の方にご来場いただいたそうです。

T-Messe 2023T-Messe 2023 記念講演

弊社ブースにもたくさんの方にお越しいただき、
ありがとうございました。

T-Messe 2023 弊社ブース①T-Messe 2023 弊社ブース②

今年も盛んだったのは、高校生や大学生の企業見学バスツアー。
ものづくりが盛んな富山県の企業を、学生たちにも知ってもらい、
就職活動に役立ててもらおうというアイデアです。
弊社が展示している商材にも関心を持ってくれました。

今年の展示会はこれで最後でしたが、
来年以降、またみなさまにお会いできる機会を楽しみにしております。

[AKA]

あれば便利!

何度も言いますが、今年の夏は本当に暑かったです。

内側から冷やすアイスでも、外側から冷やすエアコンでも、
また車内においては車載用扇風機を多数用意したりして、
なんとか暑さ対策をとってきました。

しかし、飲み物においてはペットボトルが中心の私。
水をコンビニで買っても、こればかりは冷たいままではいられません。
車内に置いておけば、直射日光以外でも、灼熱の室温で温まって、
結果的にお湯に成り果てるのがいつものパターンです。
ならば水筒でも持ち歩けよ!と言われそうですが、
クルマのカップホルダーは水筒向けではありませんし、
様々な要因からペットボトルが便利なのです。

で、前々から気になっていたのですが、
この暑さも引き金となって、ついに買ってみました。
それが車載用冷温庫

あまり馴染みない方も多いかと思いますが、
簡単に言えば、クーラーボックスに冷蔵庫の機能を追加した、クルマ用の冷蔵庫です。
クルマは、バッテリー12V電圧ですので、12V駆動となります。
しかも、家の中でも使えるように、100V変換アダプターも付いているので、
コンセントに挿して家の中でも使えます。
さらに、私が購入したのは、冷蔵冷凍機能のみならず、
加温機能も追加した、マルチな使い勝手が期待できる物です。

“車載用冷蔵庫”は冷えた物を冷やしたまま持っていけるだけでなく、
温い物を冷やしてくれたり、
出先で手に入れた冷たいアイスなどを、溶かさず保存してくれたりするので、
レジャーやキャンプなどに大活躍します。
(それに加温ができる機能が付いた“冷温庫”の数は、一気に少なくなります)

この車載冷蔵庫、容量やメーカーなどにもよりますが、
国内外数多のメーカーから、量販店やネットなどで、
かなりの種類が販売されており、
Amazonなどネットで検索したらかなりの数がヒットしますが、価格も千差万別です。

日本の著名メーカーだと、電動工具のマキタや日立工機(ハイコーキ)が、
様々な種類を出していて、充電式バッテリーを使用して使用できるものなど、
非常に便利ですが、良い物だけあってかなり価格が高く、
なかなか手を出しにくいのが現状でした。
しかし、この夏、工事の現場で使用している他社さんの物を見て、
高くない物でも購入してみようと、こっそう決めていました。

makita 充電式保冷温庫HiKOKI コードレス冷温庫
https://www.makita.co.jp/product/li_ion/cw180dz/cw180dz.html
https://www.hikoki-powertools.jp/products/powertools/li-ion-other/ul18db/ul18db.html

そして先月、夏は過ぎていましたが、
様々店舗を回って悩んだうえ、いいなと思う物がネットにありましたので、
思い切って買ってみました。
設定温度は、40℃〜-20℃と60℃もの温度差の中で設定が可能です。
使わないときは家に持ち込んで、家の中でも使用することが可能です。
加温はまだ試したことはありませんが、
使ってみての感想としては、これはかなり冷えます!


https://www.youtube.com/watch?v=63z4ULLTkXQ

車載冷蔵庫車載冷蔵庫内部
車載冷蔵庫電源類

もちろん家の冷蔵庫から持ち運んだ飲料も、冷やしたまま持ち運べますし、
現地で買った飲料も冷やしたまま持ち帰れます。
つまり土産で買う冷蔵品、冷えたアイス、
野菜や刺身まで持ち帰れるということです。
先月の和歌山出張でも活躍しました。
お客さんに教えて頂きました冷凍のまま食べる唐揚げ・努努鶏(ゆめゆめどり)も、
ご当地アイスのグリーンソフトも持って帰ってこれました。
これから良い相棒として活躍してくれるかと!
大変楽しみであります。

営業車のバックハッチ内

マキタなどよりも安いとはいえ、数万もしますし、スペースも取るので、
買うには確固とした理由がいるとは思いますが、
買うとカーライフもかなり変わります。
気になる方はぜひお調べになられるといいと思います!

[K.K]

それ、別にアイツのせいじゃなくない?

古い話で恐縮ですが、最近、私は、
「天の声にも変な声がある」という迷言?を思い出しています。
これは、福田赳夫元首相の有名な言葉で、
自民党総裁選の予備選で、現職として本命視されたのに、
予想に反して2位に甘んじた、その結果を受けて言った言葉ですね。

このところ、日々の生活は厳しさを増しているような印象です。
賃金はほとんど上がらない一方で、
電気代は高騰、ガソリン代も高止まり、食料は肉も魚も野菜も高いという状態で、
学校等では給食費が払えなくなっている家庭もあると聞きます。

そこに持ってきて、岸田内閣では、
防衛力強化のために法人税・所得税・たばこ税は増税の方針だし、
少子化対策のために社会保険料も増額する意向を示していて、
あまり品のいいことではないけれど、
彼は「増税メガネ」というニックネームをほしいままにしています。

ただ、私は思うのです。
有効な手立てを打たないという意味では暗愚な首相と言えるかもしれませんが、
電気やガソリンが高くなっていること自体は首相のせいではないですし、
それに対する有効な手立てって、分かる人は少ないのではないでしょうか。
ここで、何でもかんでも「岸田のせいで…!」などと憤るのは違うのではないか、と。
ちょっと、どさくさにまぎれて、
手ごろな誰かのせいにして文句を言ってやろう的な、
人のせいにする魂胆を感じるのです。

確かに、岸田首相って、なんというか、訳が分からないのです。
これまで、鳩山由紀夫とか菅直人とか、国民を混乱させる首相はいましたし、
宇野宗佑や宮澤喜一みたいな、人間性を疑うような首相もいましたが、
岸田さんに関してはそういう感じではなく、
正確に言うと、どういうつもりなのか、理解できない感じです。
センス、でしょうか。
たとえば、最近は、
経済対策として、税収増を国民に還元すると言い出していますが、
私は、やはり、どういうつもりなのか、理解できないのです。
コストをかけて税金を集め、それをまたコストをかけて配るって、
果たして、それはどういうセンスなのでしょうか。
コロナ関係の補助金しかり、配る業務には膨大な労力とコストがかかり、
しかも、どうせまた、ミスを連発するのです。
そもそも、配るなら集めなくていいだろうと思うのですが。
まぁ、とはいえ、彼の言う「国民への還元」は、
賃上げ税制の減税制度強化とか、
特許所得の減税制度とか、
ストックオプションの減税措置とからしいので、
本当に還元なのか、いまいち分かりませんが。

彼のけしからんところは、
選挙前は「自分の才能は、人の話を聞くところ」と言っていたのに、
当選してみたら、信じられないくらい、人の意見なんて何にも聞かないところです。
議員マニアとして15年前くらいから注目していましたが、
こんな人だとは思っていませんでしたねぇ。

まぁ、彼への評価はこれくらいにしておきますが、
しかし、だとしても、現在の厳しい状況が全部彼のせいだとは言えないでしょう。

そもそも、私は、共産主義者ではないので、
何にでも政府が補助金を出せばいいという、
総平坦化とでもいうような考えは持っていません。
だから、ガソリンが高いとか、野菜が高いとか聞いても、
まぁ、基本的には、価格というのは需給のバランスで決まるものなので、
結果としてのこの価格なのは仕方ないのかもなぁと思います。
政府が介入することも出来はするでしょうが、
それをやると、また別の箇所に歪みが生じるでしょうから、
当然、介入は慎重であるべきでしょう。

そもそも、古今東西、ガソリンが安くなる要素などなかなかないし、
そればかりか、もう10年もしないうちにガソリン車は販売できなくなる感触なので、
ガソリンが高いと喚いている人は、
早々に電気自動車に乗り換えればよかったのにと思いますし、
オール電化で自宅の電気代が大変な人は、
屋根の上で発電するとか、ガスも併用するとか、
実は工夫のしようはいくらでもあったわけで、
自分の無策を棚に上げて、何でもかんでも「増税メガネ」のせいにするというのも、
ちょっと品位に欠けるような気がします。
自分も含めて、ですが。

結局のところ、自助努力しかないと思うのです。
曖昧で不確実なVUCAの時代はすでに到来していて、
この先の未来がどうなるかなんて誰にも分かりません。
その未来が予想から外れたとして、
基本的には、為政者のせいや環境のせい、社会のせいにしてみても、
仮に、それがその通りだったとしても、
別に、何もいいことはありません。

それよりも、日ごろから自分の慧眼を養い、
やれる一手を確実に打っていくことこそ、
この不確実な時代に大切なことではないかと思うのです。

人のせいにはしたくないものです。

[SE;KICHI]

再録・富山県ものづくり総合見本市2023 出展のご案内

ものづくり総合見本市 2023

明日から、当社は久々に展示会に出展させていただきます。

それは、富山県ものづくり総合見本市 2023

富山県やら富山商工会議所やらが主催に入っているイベントで、経済交流や技術紹介を目的に、2年に一度行われているイベントです。
明日10月26日(木)から、3日間に渡って開催されます。

ものづくり総合見本市 2023①ものづくり総合見本市 2023②

商材はいつもの自己制御ヒーターですが、開催期間が土曜日まであるので、いつもとは違ったお客様とお会いできるのではないかと、楽しみにしております。

ご多忙中のところとは存じますが、ぜひご来場いただけますよう、お願いいたします。

[AKA]

登りました。

昨年、立山登山をした話をしましたが、
本来登るべき雄山に登らずに帰って来ましたので、
今年の夏の終わりにその課題をクリアすべく、もう一度登りました。

一年前よりも日頃から運動をして体力は多少向上していましたので、
今回は大丈夫だろうと思ってはいましたが、
よく考えると、まだ登山は2回目の超初心者です。
焦ってペースを考えずに登れば去年のように途中でへばってしまいますので、
意識してゆっくり歩き、こまめに休憩しながら登りました。
気がつくと見知らぬ老夫婦と同じペースで、
抜きつ抜かれつ仲良く登っていました。

登山道

そのうち軽く会話をかわすようになり、
道中から見える遠くの山がどこの山か教えてもらったりしていました。
とても天気が良く、
槍ヶ岳や富士山まで見えてすっかり感動しました。

頂上から見下ろす

雄山山頂

雄山山頂に着き、ようやく念願が叶ったのですが、ここまで来たらどうせならと、
1番標高が高い大汝山まで行くことにしました。
雄山からさらに20分ほどかけて無事大汝山に辿りつきました。
そこからは白馬連峰がすぐ近くに見え、
見下ろすと黒部ダムが見えるというなんとも贅沢な景色で、
体の疲れもその時ばかりは癒されました。

大汝山山頂

山頂からの眺望

そこからまた雄山に戻り昼食を取ることにしたのですが、
雄山山頂では売店でカップヌードルが売られています。
せっかくだから食べようと思い買いました。
数年前は500円と聞いていましたが、今は700円となかなか高価です。
しかし、山頂からの眺めを見ながら食べるカップヌードルの味は格別です。
疲れた体に沁みました。

山のカップラーメン

山頂からの眺めを十分に堪能して、達成感に包まれて下山を開始しました。
勾配が強く、ところどころ足元が滑りやすいので慎重に降りましたが、
つま先に負担がかかり、痛いなと思って下山してから見てみると、
親指に1センチほどの水ぶくれが出来ていました。
登山靴ではなくただのハイカットのタウン用シューズで登ったせいかもしれません。
また、下山途中に気がつくと気圧の関係でしょうか、
手がパンパンに浮腫んでいました。
拳を握るとドラえもんの手かと思うくらいまんまるでした。

下山してからは、下界から立山連峰を見ると、
あそこに登ったんだなと感慨深く思うようになりました。

また登るかは不明です。

稜線

[M M]

あの犬、実はウチの犬なんや ~観の転換~

富山県出身の人物で、現在存命の人物のうち、
誰が一番大物かなぁと考えたら、立川志の輔かなと思います。
私はスポーツに関心が乏しいので偏ってるかもしれませんが。

彼の落語のマクラによく出てくるのが、
自身が生まれ育った猟師町のエピソードです。

犬が飼いたくてたまらなかった幼少期の彼、
犬を買ってくれるようにお爺ちゃんにねだったのですが、ダメだ、と。
泣き喚けば翻意してくれるかと全力で泣いたものの、
結果は変わらず、ダメだ、と。

しかし、目を泣き腫らしていた志の輔少年を不憫に思ったお爺ちゃん、
孫である志の輔少年を散歩に連れ出します。
そうすると、向こうから、肉屋のオヤジが犬を連れてやってきたのですが、
そこでお爺ちゃんは言うわけです。
「ここだけの話、肉屋が連れてるあの犬、実はウチの犬なんや。
訳あって、いま、肉屋に預けてあるんや。
なぁに、ウチの犬なんだから遠慮はいらん、
行って可愛がってきたらいい」と。
いたいけな志の輔少年、言われた通り、肉屋の犬に近づいて、
自分の犬だと思い込んで可愛がります。

またしばらく歩くと、別の犬が知人に牽かれて散歩をしていたのですが、
お爺ちゃんはまた、「あれもウチの犬よ。
面倒くさいからあの人に散歩を頼んでるんだ。
あれもウチの犬なんだから遠慮はいらん、
なでてきたらいい」と言うのです。

結局、お爺ちゃんは何が言いたかったのかというと、
人間、「所有欲」というのはあるものだが、
見方を変えて、
世の中のものは全部自分のものだけれど、
いまはたまたま預けてあるのだ、と考えることにより、
いつでも手に入るんだからガツガツする必要はないさ
と、
湧き上がる「所有欲」を抑える秘訣を教えてくれていたのでしょう。

志の輔師匠は落語家ですからね、
街で男がイイ女を連れて歩いているのを見かけると、
お爺ちゃんの教えを思い出し、
「あの女は本当はオレのもので、
いまはあの男に貸してやってるんだと思うことにしている」と、
オチがつくわけですが。

初見時、なんてエキセントリックな話かと思ったものですが、
思い起こせば、自分も母親あたりから似たようなことを言われた覚えはありました。
なので、表現はともかく、ある程度は普遍的なことなのでしょう。

つくづく、教育というのはこういうことなのだな、
つまり、つらい時の考え方を教えているのだなと思うわけです。

つらい時、もっとつらくなるのは、簡単なことですよね。
自分のことを「なんで自分ばっかり」とか、責め続けたらいいんです。
そしたら、どんどん惨めになって、卑屈になっていきますし、
そのまま深夜になれば死神も忍び寄ってくることでしょう。

一方、つらい時に底を打って上向くためには、
国語や算数ではなく、このような観の転換が必要でしょう。
つまり、世の中のものは、いまはたまたま預けてあるだけで、
すでに全部自分のものなんです、と。
だから、手に入らなくてイライラすることはないってことです。

本当にそうなのかどうなのか、そういう検証は必要ありません。
人間、つらい時にどう考えたら少しでも心穏やかにいられるか、
そういう方法を、
各人、開発して持っておく必要があると思うのです。


[SE;KICHI]

世界ランキング4位

バスケットボール、ラグビーと、ワールドカップが立て続けに開催され、
バレーボールも開催されています。
(アップされる頃には終わっているかもしれませんが)

他人がするスポーツにはさほど興味がないのは確かですが、
たまたま見たバスケットのベネズエラ戦(ほんとに盛り上がりの最後の7~8分だけですが…)
やっぱり負けてるじゃんと何気なくみていたらあれよあれよの逆転勝ち。
漫画のような感じで、
いや~良いものを見せてもらったなと興奮しました。

女子バレーも新しい代表選手もいて真鍋監督の戦術も発揮され大活躍でしたが、
惜しくも3位でこの大会でのオリンピック出場権獲得にはなりませんでしたが、
この後の予選で獲得されることだと思います。
バスケットボールやバレーボールは高身長のスポーツであり、
体格で勝る外国のチームに対して、
私からみたら、神がかった技術や戦術がないと勝てないと、
再認識させるには十分な映像でした。

女子バレーより男子バレーの方が世界ランクも低く可能性が低いと思っていた私。
ネーションズリーグでメダルを獲得したことは知っていましたが、
まさか世界ランキング4位だったなんて。
失礼しました って感じです。

石川選手や高橋選手など才能溢れるスター選手はいても、
平均身長で10センチ以上低い状況で、
互角に戦っていけるのは技術力だけではなく、
戦術やジャンプ力も含めて力技に対抗できる力がついたのだと感激しました。

調べてみたところ最高到達点も350センチを超え、
世界基準でやれる事も数字で表れています。
もうネットの高さを300センチでやってくれって感じですね。
冗談です。
高さとパワーでやり込められる訳ではないと知って、
オリンピックが楽しみになりました。
オリンピックまでまだ時間はありますが、
怪我などなくベストパフォーマンスができることを願います。

[WAKA]

心の姿勢のようなこと。

久々、ZUMBA の話。

ZUMBA は、ラテン音楽を使ったダンスプログラムですが、
年中、同じ曲を踊っているわけではありません。

ずいぶん前にも書いたとおり、
ZUMBA で使う CD は、インストラクターがスタジオに持参することになっていて、
この CD は、インストラクターの自宅に、
ZUMBA協会のような団体から定期的に郵送されてくるものだそうです。
“定期的”にというのは、だいたい1箇月に一度。
つまり、1箇月に一度、新曲が13曲ほど詰まった CD が届くわけで、
私たちが参加するスタジオのプログラムも、
それぐらいの周期で新曲が登場し、古い曲はかからなくなっていきます。

もっと細かく言うとですね、
たとえば今月、新曲が3曲登場したとします。
だいたい45分のプログラムだと踊るのは全部で12~13曲ってところですから、
新曲3曲以外の9~10曲は旧作というか、少し前の曲ということになります。
毎月3曲ずつ新曲が登場すると考えると、
残りの9~10曲のうち、3曲は先月登場した“準新作”、
さらに3曲は先々月登場、さらに3曲はその前月の登場……ということで、
いま踊っている曲のうち、一番新しいのは今月の新曲ですが、
一番古いのは4ヶ月くらい前の曲ということになります。
まぁ、とにかく、ふつう、新旧取り混ぜながら13曲ほどを踊るのです。

先日、変わった体験をしました。

いつも私が入っている Kインストラクターによる ZUMBA。
ある日、行ってみると、Kさんが流行り病にやられたとかで、
別の、私の知らないMさんというインストラクターによる代行になっていました。

あらかじめ代行だと分かっていれば心の準備もできたかもしれません。
しかし、この日は、スタジオに到着して代行が分かったので、
ちょっと、気持ちの準備ができていませんでした。
というのも、これも以前にも説明しましたが、
ZUMBA は同じ曲でも、インストラクターが違うと全く振り付けが異なるし、
そもそも、新旧取り混ぜながら…ということになると、
インストラクターが変われば、自分の知らない曲が選曲されているケースもあって、
ちょっと緊張感が走るものなのです。


左;https://www.youtube.com/watch?v=AR7p2wT-vRw
右;https://www.youtube.com/watch?v=meu3JfV-ceE


そうして始まった、Mインストラクターによる代行ZUMBA、
それは見たこともないものでした。

聞いたことのある曲は3曲だけでした。
その3曲は、いつもの Kインストラクターによるクラスで、
当月、新曲として登場した3曲でした。
もちろん、コリオ(振り付け)はKインストラクターと違っていましたが。
それ以外は知らない曲ということで、それはありがちなことなのですが、
何がすごいって、あとから分かったのですが、
この日、私たちが踊った13曲は、
Kインストラクターのクラスで新曲として登場した3曲を含め、
ある月に Mインストラクター宅へ届けられたCDまるまるだったようです。

ちょっと伝わりにくい話をしていますが、
つまり、届けられた2023年6月配信の『zin105』という1枚のCDを、
ウォームアップ×3曲→メレンゲ→サルサ→クンビア→デンボウ→マンボ→
レゲトン→アフロビート→フラメンコ→バチャータ→クールダウン
……という、
13曲を入れ替えなしで、曲順すらアレンジすることなく踊ったということです。

これは、口頭で言うよりもすごいことです。
Mインストラクターのクラスではいつもそうらしいのですが、
月に一度、曲が全入れ替えになるのだとか。
Kインストラクターのクラスで、
毎月、五月雨的に曲が入れ替わることに慣れている私たちにしてみれば、
月に一度の全入れ替えなんて、マジで!?てなもんです。

しかし、思ったのですが、
月に一度、「課題曲」が全入れ替わるって、
Mインストラクターのクラスは、なんて対応力が磨かれるのだろう、と。
その点に関して言えば Kインストラクターのクラスよりレベルが上で、
毎月一度、まるまる初見って、
予定調和を好む人にとっては非常に苦しいことで、
なんでも即興で受け入れるという心構えができていなければ、
なかなかやれないことだと思うのです。
その意味で、心の姿勢というか、
初見に対して尻込みしない態度が求められているようで、
人生もしかりでしょうから、勉強になります。

そういう面においても、ラテン音楽を使った ZUMBA、
もちろん、どこかの筋肉にも効くんでしょうが、
脳にも効きそうな感じです。

[SE;KICHI]

ピンポイントアドバイス

サングラスの度が合わなくなってきたので、
レンズの交換をしなければと思ったのが5月頃。
暑さが一段落し、日差しも和らぎ、
サングラスを使用する頻度が減ってきたこの季節になって、
ようやく行動に移しました。
最近はネットで買うことが多く、
店に足を運ぶことが億劫で出不精感が否めません。

久しぶりにお店にお邪魔したこともあり、新しい眼鏡も一緒に買ってしまおうと、
まずはそっちのフレーム選びから始めました。
気になる物をあれこれ試着してまわり、
気に入ったフレームを2本に絞ったところで、
フレーム+レンズでいくらになるか確認すると、思ったよりも高額。
なので、もう少し安いフレームコーナーに移動し選び直しをすることに。
そこでまた数本掛けてみて、
この辺りかなと気持ちを固めかけていたところに、
あのーと声をかけられました。

声の方を振り返ってみると、
案内してくれていた方とは別な店員の方が立っていました。
その店員さん、
えっと、言葉のボキャブラリーが少なくて気分を害したら申し訳ないのですが、
と前置きをしたうえで、
先程選んでいたフレームより老けて見えます。と、
キッパリおっしゃいました。
えっ、そう見えるの?
早速、そのフレームと選び直したフレームを、
かけ比べてみてみると確かにと納得。
今持っている眼鏡もフレームは15年程使っている物もあり、
買ったら長く使うつもりでいる私。
この先若返ることは絶対無いわけで、
そのアドバイスを素直に受け入れました。

Enzoさんは私へのアドバイスとは違いますが、
やはり眼鏡を選んでいる時に2店舗から同じことを言われたそうで、
もう少しオブラートに包んで言ってほしかったとおっしゃっていました。
眼鏡姿は2回ほど見かけたことがありますが、
とてもお似合いでアドバイス通りの雰囲気でした。

好きなデザインと与える印象は違うようです。
掛けた時に与える印象ってあまり気にしたことがなかったので、
ハッキリと言ってもらえてとっても助かりましたよー。
いくつになってもアドバイスしてもらえるよう、聴く耳も持ち続けないとね。

今の季節は彼岸花があちらこちらに咲いていて、
その鮮やかな姿を車中から愛で気持ちをあげながら通勤しています。
これもクリアにみせてくれる眼鏡のお陰。
まさにメガネサマサマです。

[fu~ma]
プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
富山県富山市飯野16番地の5
TEL:(076)451-0541
FAX:(076)451-0543

■新潟営業所/
〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
FAX:(025)283-7469



URL:http://www.kk-seishin.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR