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1人暮らし

この春から息子が就職し東京で一人暮らしを始めます。
大学から他県でしたので初めての一人暮らしをするわけではないのですが、
生活していけるのか少し心配しています。
私も若いころに仕事の都合で数か月だけですが東京・千葉にいましたが、
知り合いもおらず休みも寂しかったのでそう思うのかもしれません。

コロナで海外研修が中止になったり、学祭も中止やウェブだったりと、
思った大学生生活ではなかったかもしれませんが、
それでも仲の良い友人が多くいたようですし、
贅沢な生活ではなかったでしょうが、
それなりに楽しい4年間を過ごしたと思います。

でもこれからは自分の収入で生活してもらう事になります。
お米は送りますが、
今まではそんなに節約の為に自炊している感じでもなかったので、
果たして自分の給料だけでやっていけるのでしょうか?
できれば今の彼女と一緒に住んでほしいと思っているくらいです。

就職する会社の勤務内容にについて詳しくは聞いていませんが、
会社員としてやっていけるのか?
実はポンコツなのではないか?
心配は尽きません。
激アマな、
子離れしていないバカ親なのかもしれません。


彼が結婚しても富山に帰ってくるとは思っていませんし、
同居したいとも思っていませんから、
自立して勝手に生きて行ってはほしいのですが、
希望としては早く子どもをつくってほしい。
バカ爺になるだけです。

[WAKA]
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他人の赤心を嗤うという愚。

バファリンの半分は優しさでできているといいます。
では、優しさは何でできているんでしょうか。

先日、なかなか不思議な光景を見ました。
とある企業の方が登壇されているセミナーだったのですが、
セミナー後、聴講していた私たちが一言ずつ講演の感想を述べる場面、
トップバッターに指名された70代と思しき男性の開口一番。
「なんて傲慢でワガママな人なのかと感じました」

こういうことは、よくありそうで、実は、なかなかありません。
多くの大人は、仮に密かにそう思ったとしても、
聴く側のマナーとして、
講演内容のなかから良かった点を抽出して膨らますもので、
初球から豪速球を叩き込むことなんて、まずありません。
この豪速球により、講師は色を失い、
続く聴講者は努めて好意的な感想を述べて講師を励ますという、
一瞬で混乱した場に陥ったのでした。

さて。
『傲慢』とはどのようなことでしょうか。
自宅にあった広辞苑によれば、
「おごり高ぶって人をあなどること。見くだして礼を欠くこと。」だそうです。

その時の講師は50代女性で、紆余曲折を経て現職に就いている人で、
「若造が偉そうに」と舌打ちされるような若さではありませんでしたから、
まず、容姿や年齢を指して傲慢と言われたわけではなさそうです。

そうなると、講演内容が気に障ったのでしょうか。
彼女の所属する企業はカウンセリングやコンサルティングを生業とした会社で、
人を導くという意味では反感を買いやすい仕事なのかもしれません。
しかし、この企業の特徴的なのは、
「すべての人がセルフヘルプを実践できるようになり、
私たちのような職業が不要となりますように」
という、
自分たちの職業がいらなくなるような社会を目指しているところ。
私なんかは、日銭を稼ぐために夢や希望を持てないという人が増えているなか、
無限遠点の未来を見るというこの会社の理念は尊敬に値すると思うのですが、
もしかすると、世界や社会を変えたいという心意気が、
この男性には崇高すぎて理解不能だったのか、神の所業のように聞こえたのか、
あのような発言になったのでしょうか。

そうなると、仕事って、何のためにするのかという、
根源的な問いに踏み込まざるを得ません。
ローンが残っているから?
子供に学費がかかるから?
あとは、愛人にバッグでも買ってやりたいから、とか?
要するに自分の消費のための日銭を稼ぐために働くのだと、
仕事はつまらないし、苦しいもののように感じるでしょうね。
そのような労働観を持っていたら、
「世界にセルフヘルプを広げるんだ」などと言われても、
そういう真っ当な発言はちゃんちゃらおかしいだろうし、
その発言をする相手を妬む気持ちになるのかもしれません。

しかし、突き詰めれば、すべての仕事は、
「みんなを幸せにするため」に存在しているもの。
いまは日銭稼ぎに汲々としている人でも、
履歴書を書いたあの日、自社の社会への貢献に生き筋を感じたはずだし、
その仲間に入りたいと願って、就職を志願したはず。
それをすっかり忘れたのは、忘れた本人の責任です。

つまり、仕事を通じて世界に貢献しようとする人の講演を聞いて、
「何を偉そうに」と感じたとすれば、
そう感じたほうが初心を忘れて腐った状態だと思うわけです。


そもそも、これは初めて考えたことですが、
『傲慢』とは実に不思議な単語で、
その単語を口に出した者こそがそう見えるという、ブーメランみたいな単語です。
ほら、誰かが「傲慢だ!」と言っている情景を思い浮かべてみてください。
それを言っている人が傲慢な雰囲気をまとっていたりはしませんか。

結局、『傲慢』と口に出す人が傲慢だという話です。

登壇していた50代の女性だって、一皮剥けば鈍臭い中年女性です。
つまり、ごく普通の女性なんですが、
そんな彼女も、その企業の理念に共鳴して入社し、
世界に奉仕するのが仕事なのだと価値観が改まり、
その目標のために自己の能力を伸ばそうと努力しているわけです。
その、たいした自信もないなかで、
それでも、ぐずぐず言いながらも本気で伸びて行こうとしている彼女を、
傲慢だと吐き捨てる傲慢さ。
傲慢とは、「おごり高ぶって人をあなどること。見くだして礼を欠くこと。」だとすれば、
これが傲慢でなくて、何だというのでしょうか。

バファリンの半分は優しさでできているといいます。
私は、その優しさの半分以上は洞察力でできていると思います。
彼女が本気であるということを察することもできないなんて、
なんて傲慢な。

まぁ、それほどたいした話ではなく、
他人の本気を笑うもんではないという話です。
それこそ、傲慢以外の何物でもないでしょうから。

あともう一点。
本気で世界を変えようと思って精進する人は、
こんな目先のことしか見えない傲慢な人の言葉に耳を貸さないことです。

この話は続く、かもしれません。

[SE;KICHI]

期限は切れていましたが。

1月の寒波は酷かったですね。

自宅の方は何事もなく無事でしたが、会社の水道が全て凍結していました。
こんな経験は初めてです。

飲み水は会社に5年保存の物を少し用意していたのと、
家からお湯を持ってきていたのでセーフ。
手洗いはメーカーさんからいただいていたウエットティッシュが大量にあったので、
こちらも凌げました。

問題はトイレの水。
飲料用はもったいなくて入れられないしと、
雪をバケツに入れストーブの周りに置いて溶かして使用することにしました。
ビュービュー吹雪く中、駐車場の雪をかき集め、
バケツやタライに満杯にして並べてみたものの、そう簡単には溶けない。
仕方なく会社にあった片手鍋に雪を山盛りにしてガスコンロで煮溶かす作戦に変更。
これもまたなかなか時間が掛かるもので、
ある程度溶けだしたらバケツに移し、また雪を入れて火にかけるを繰り返しました。
それでも水量としてはたいして溜まらず、
バケツ一杯にするのに何回駐車場を往復したことか。
なかなかしんどい作業でした。

翌日は自宅から賞味期限切れの2L入ペットボトルの水を3本持参し、
トイレのタンクに入れて使用しました。
その日の14時くらいに1階の水道が回復し、
16時頃にはトイレも回復したので取りあえず水問題は解決。
2階の事務所の水道が回復したのは1週間後でした。
なかなかの寒波でした。

今回使用した賞味期限切れの水はいざの時に使えるかもと、
捨てずにとっておいたのですが、これがいざの時だなと思い、
帰宅後備蓄ケースを何年かぶりに開け水を取り出しました。
そこには備蓄していた食品も発見。
水は覚えていたのに食品の方はすっかり忘れていました。

賞味期限を確認すると切れて2年ほど経っていました。
缶入りクラッカーにパスタや様々な種類のご飯が12食も。
時々買い足していた備蓄食料は直ぐ取り出せるキッチン収納に入れていたので、
ケースに仕舞い込んだ物は記憶から飛んでいました。

あーやってしまったー。
反省するのと同時に、
これまで必要としなくても良かった暮らしを送れたことを振り返り、
安堵もしました。

さて、発掘した期限切れの食品ですが、もちろん食べました。
クラッカーはしけてもいなかったし、
ご飯類の方はパウチがパンパンに膨張していたら諦めますが、
そのようなこともないので気にせず胃袋へ入れました。
美味しかったですが、
クラッカーもご飯類も味付けがしっかりしているので結構喉が渇くものですね。

今は7年間保存出来るレトルト食品が販売されているようので、
買い足しておこうかと思っています。
これだけ長くなればより期限内飲食を忘れないように心掛けないといけないですね。

[fu~ma]

笑 やっちまったなぁ…の話。

少し前に泊まったビジネスホテルの話。
私は、コーヒーはよく飲む方だと思うのですが、
チェックインのタイミングでコーヒーを飲みたくなったりは、あまりしません。
しかし、その日は同行者にそそのかされてしまい、
フロントの脇のウェルカムコーヒーに手を出してしまったのでした。
コーヒーを持って客室に入ったものの、
そういう気分ではないので、コーヒーはテーブルに置いたままです。

このホテルがまたふざけたホテルで、
エレベーターとか公共の場所に、
臭くなるから、客室にカニを持ち込むな」と貼りだされていたり、
客室に入ったら入ったで、
客室で嘔吐・排便・失禁したら許さんぞ」のような注意があったり、
こりゃ、変わったホテルだな、偏屈な人が経営しているに違いないと思ったものです。

「カニにはいかん!」 「部屋汚しは許さん」

そんななか、やってしまったのでした。
そう、客室のテーブルの上のホテルを盛大にこぼしたのです。
紙コップのコーヒーは、ほぼ全量、客室のカーペットに吸い込まれていきました。
客室を汚すことにうるさそうなホテルなので、焦りました。

バスルームからタオルを持ってきてカーペットに当て、とんとんとんとん叩きます。
叩きながら、ふと思い出したことがあります。
もう時効だと思って話すのですが、いつだったか、仕事で温泉に泊まった時のことです。

そこは、超豪華な温泉旅館というわけではないけれど、
敷地内に薬師如来が祀ってあるくらいの本気度の温泉旅館で、
館内に3つか4つかある大浴場と露天風呂が自慢という宿泊施設でした。
その地区には手頃なホテルがなかったため、出張でそこに泊まることになり、
私が泊まったのは「リンドウの間」とかそういうネーミングのお部屋。
部屋に入ったら座卓にお茶セットとお茶菓子が置かれていて、
ここが確かに温泉旅館なんだということが伝わってきます。

せっかくなので、急須でお茶を入れ、
周辺の観光案内が書かれたチラシなどを眺めながらくつろぎます。
一息ついたところで、お風呂にでも行くかと腰を上げ、
開き戸を開けたところで異変に気付きます。
そこにあったのは、大きな木のお盆だけ。
そこにあるはずの、浴衣と丹前とタオルセットが見当たらず、
ただ、何も入っていない大きな木のお盆があるだけ。

私は思ったのです。
ははぁん、掃除の人、忘れやがったな。
超豪華な温泉旅館ではないので、そういう不備もあるだろうと、
オトナな私は、余裕な態度で事態を受け入れました。
が、浴衣と丹前とタオルセットがないのは困ります。
いまでこそアメニティを提供しない代わりに部屋代が安いとか、
タオル類を交換しない代わりにミネラルウォーター進呈とか、
多彩なプランが登場し、タオルくらい持参で出張に出かけますが、
当時はそんな斬新なプランは存在しないので、
浴衣と丹前とタオルセットが見当たらないというのは異常事態です。
百歩譲って、普段着を着ていけば浴衣はなくても構いませんが、
フェイスタオルとバスタオルがないと、風呂上がりに身体が拭けず、
風邪をひいてしまうかもしれません。

フロントに電話して持ってきてもらえばよかったんだと思います。
しかし、当時の私は、
フロントに電話したら明日、清掃係のオバちゃんが怒られるのだろうなと考え、
ことを荒立てて清掃係のオバちゃんを責めたくないという、
ちょっとよく分からない優しさでいっぱいになっていて、
どういうわけか、私はフロントに電話などせずに部屋から出て、
その階の客室リネンを管理している清掃拠点のような部屋を覗いてみたのでした。
もちろん私も社会人ですから、
「Staff Only」とか「Private」と書かれて閉ざされている扉を、
無理に開けて忍び込むようなことはしません。
しかし、そのリネンコーナーはオープンスペースで、外からも中が分かったので、
割とすんなり潜り込むことができました。

その部屋にはありました、大量の浴衣と丹前とタオルセットが。
私は、清掃係のオバちゃんに恥をかかせないためにも、
必要なものだけを黙って頂戴することにしました。
といっても、前述の理由で浴衣と丹前はなくても構わないので、
旅館名が印刷されたフェイスタオルと歯ブラシ、それとバスタオルだけ、
頂戴してその部屋を出たのでした。

温泉は実に気持ちの良いものでした。
身体を洗うタオルや、身体を拭くバスタオルが手元にあったことも、
その入浴が気持ちの良いものとなった一因でしょう。
気分良く部屋に戻った私は、なんとなくスマホを眺めました。
そこで目に入ってきた、今回の宿泊プランに書かれた一文に驚愕したのです。

※特別プランの為、浴衣、タオル、アメニティ類はございません

……やってしまった。
私は清掃係のオバちゃんに恥をかかせないためにタオル類を拝借しましたが、
もともとオバちゃんには少しの落ち度もなく、
私がやったことは、自分には与えられていないタオルを盗んだだけで、
つまり、これは、窃盗です。

私は激しく動転しました。
そして、次に考えたのは、
この、私が持っているはずのないタオル類をこのまま客室内に置いておくと、
私がタオルを窃盗したことが露見してしまうということ。
それはまずいと思って、ますます動転した私がしたことは、
証拠隠滅。
つまり、窃取したタオルと歯ブラシの一切合切を持ち帰ってしまったのでした。
旅館名を印刷したフェイスタオルと歯ブラシは、
もともと、適切なプランの方向けに持ち帰りを想定したアメニティですが、
バスタオルは、なんというか、備品であり、持ち帰っていいものではありません。
しかし、私はその一切をカバンに押し込み、持ち去ったのでした。
いやぁ、魔が差したというか、やっちまったなぁとしか言いようがありません。

もちろん、会社に戻ってから我に返り、良心の呵責にさいなまれた私は、
その旅館に電話して顛末を正直に話したのでした。
話を聞いた主人は爆笑し、これも何かの記念だからということで、
バスタオルは差し上げるので、返さなくてよいということになったのですが、
今回、ビジネスホテルの床にコーヒーをばらまいた時、
ずいぶん昔のバスタオル窃盗の記憶が呼び起こされ、
何とも言えない気持ちになったのでした。

[SE;KICHI]

値上げラッシュ

気づけばもう2月。早いものですね。
先日、節分の豆まきをやりました。

豆まきをした後、我が家はなぜか、緑茶に炒った豆を入れて、
淹れた豆茶とケーキを食べるのが毎年恒例の行事なのですが、
これまではケーキ屋さんで購入していたケーキを、
スーパーで購入したものに代えさせてもらいました。
おかげさまでケーキの予算が半額になりました。


豆まきが終わるとバレンタインデーですね。
毎年、義父母や義弟夫婦とやり取りしていた、
バレンタインデー、ホワイトデーの義理チョコの交換も、
今年から無くすことになりました。
おかげさまで出ていくはずだった義理チョコの代金と、
もらうはずだった義理チョコのお返しが無くなりました。


色々なところで見聞きする値上げの波。
食品、光熱費などなど、ため息しか出てきません。
お腹がすけばご飯を食べなければいけないし、寒ければ暖を取らなければいけない。
もともと食べる量が多くて食費がかかる我が家だから、
これまでも外食なんてほとんどしないし、
出前もお取り寄せもほとんどとらない生活スタイルだったのに、
食材、調味料が値上げしてしまったら、
どうやって節約すればいいのでしょう。


ならケーキなんて贅沢品を買わなければいいじゃないとも思いますが、
でも子供たちが楽しみにしているのにせめて特別な日くらい、、、と、
無くしてしまうのには気が引けてしまう親心です。
わかっています。
贅沢ですよね。
でも確実に、食卓にのぼる食材は減ってきていますし、
自分(親)たちの食べる量も減らさざるを得なくなっています。

きっと日本中の多くの人がこの値上げラッシュに苦しんでおられる、はずですよね。
しょうがない、あきらめるしかない、と思いはするんですが、
そうはいってもお金がないと生活できないのが本当のところです。
誰か、なんとかしてくれないですかね。

[Okei]

2023年初、衝動買いしませんでした!

昨年のブログで、スマホのお話をしてから3か月程経ちましたが、
まだ機種変更をしておりません。
ここまで変えないと流石に我ながら逆に関心するものです 笑
既に常に充電していないとまともに使えないというのに・・・
機種代金が掛からないというのはいいことですが、
個人的には生活が不便な気もします。

だいぶ前に私自身も書いたブログとなりますが、
今の時代、便利なものが増えすぎて恵まれていると思います。
出先でも、道に迷ってもスマホがあれば、
位置情報を拾えば簡単にナビもしてくれます。
カーナビを付けている方も多いと思いますし、
昔みたいに地図を広げるという事は少なくなったのではないでしょうか。
そんなこともあり、いや昔からそんなに地理は得意ではないので、
今でもどの辺にどの都道府県があるかをそこまで知っておりません。
営業をしている身なのに我ながら恥ずかしい話ではございますが・・・

スマホの他になにか買い物が出来ればともお話ししていましたが、
特に買い物もせず・・・少しネガティブな感じもするかもしれませんが、
逆に考えれば、特に必要な物が無かっただけ
ということにもなります。
改めて文章にしてみると客観的に以前の自分を見れますね。
まぁ、でもやっぱり書いていて思うのは、スマホは流石に変えたい!

次こそはスマホ機種変更のお話しがしたいです。
それではまた次回のブログで。

[SYUN]

クレクレタコラは今日も行く?

みなさん、覚えていらっしゃいますでしょうか、
なんでも欲しがるクレクレタコラを。


https://www.youtube.com/watch?v=FCxQwuHO3I4

不思議な森に住む、公害によって怪獣化し陸に上がったタコ怪獣のタコラ。
木の家に住んで、その上から望遠鏡を覗いて欲しいものを探していて、
目ぼしいものを見つけると、それが他人のものであろうが、
どんな手を使っても、それを入手しようとします。

いやあ、なんか、現代日本のようですねぇ。

たとえば、ワクチン接種を進めたい政府は、
正攻法で呼びかけるのではなく、
3回ワクチンを打ったらホテル宿泊が安くなるよ〜とか、
交換条件をチラつかせて接種率向上を目指し、
私たち国民は、「それなら!」とばかりに接種に走りました。
結果、それまで閑古鳥が鳴いていた旅行業界は、
それまでとは打って変わって大忙しになったとか。
オマケ欲しさに商品を買わせる、
昔のビックリマンみたいな手法をとる政府も姑息ですが、
自腹の時には旅館に泊まろうなんて思わなかった人々が、
支援があって安くなるならと旅館に殺到する姿に、
私たちも現金なものだなと感じざるをえません。

本来は、自分からでも経済を回したいと思えば、
政府支援などなくても旅行に行ったり家電を買ったりするべきなのですが、
現実には先立つものがなくて難しい、ということですかね。
まぁ、実際は、起こってもいない不測の事態に対する心配とか、
寿命が伸びて長くなった老後の残り時間と貯蓄のアンバランスの不安とか、
結局は、物理的なお金の有無というより、
恐怖心に脅迫されていて、自腹での消費は難しいのでしょうけど。

古今東西、政府は補助金や助成金使って、
政府が目指す方向に国民を誘導していきます。
それも、いままではそうと気付かぬうちに誘導されていたのですが、
このところは策略丸出しで、札束で頬を叩く勢いで、私たちを追い立てます。
マイナンバーもそうですよね。
批判が強そうだと、クーポンでも配るか的な話に、すぐなります。
舐められたものですね。

なんでも欲しがるクレクレタコラは、多くの場合、
その、どんな手を使っても欲しいものを手に入れるという企ては失敗し、
最後には、奪われた相手から強烈な仕返しをされるというのがお決まりです。

政府はともかく、
私たちが、クレクレタコラのようになっていないでしょうか。
他人をやっかみ、
他人のものを奪うことに肯定的になっていたりはしないでしょうか。
また、身銭を切るのはイヤだけど、
国や県や会社など、誰かが出してくれると聞くや、
「もらえるものはもらっとけ」とばかりに、
尻尾を振って喜んでいないでしょうか。
そのくせ、意に沿わない結果や、与えられない場面で、
他者に対して報復することを当然の権利だ!などと思ってはいないでしょうか。

ちなみに、タコラからの加害に対して、
たいていの場合、被害者は、タコラをぶちのめして溜飲を下げる以外のことを、
少しも思いつきません。
そこも、示唆に富んでいるというか、
いやあ、なんか、攻撃性が高まっている、現代日本のようですねぇ。

他人の幸せを、手を叩いて喜べる、
そんな自分でありたいものです。


[SE;KICHI]

翻ってみて、本当に大丈夫だと言い切れますか?

大手回転寿司チェーンで、利用客による悪質ないたずらが相次ぎ発覚しています。
はま寿司では、レーンを流れる寿司に勝手にわさびを載せるといういたずらが発覚し、
スシローでも、湯呑みや寿司に唾液をつけて戻す迷惑行為があったということで、
よく利用していた方からは悲鳴が上がっているようです。
しかし、私は回転寿司店はあまり利用しないので助かった……ということでもなくて、
寿司屋を含め、すべての食販において、提供される商品が本当に清潔かは、
実際、ユーザーが店を信じることで成り立っているという面があるわけですから、
バックヤードで従業員が何をやっているか分からんという意味ではどこでも一緒、
つまり、ちょっと社会派ぶった言い方をすれば、
レストラン業界の信頼を揺るがす大問題だと、言えるかもしれません。

さて、この件に関してはセンセーショナルに報道されたこともあって、
SNSでも激しく批判が起こり、ワイドショーなどもかまびすしく追随しています。
私は、特にワイドショーで、コメンテーターが、
「本人は、そこまで悪いことだと思っていなかったのかもしれない」、
「これをダメだと教えられてこなかった本人も、ある意味で被害者」
などと言っているのを聞いて、開いた口が塞がらぬというか、
コメンテーターという職業の罪深さを感じたものですが、
SNSでの論調は、
おおむね、「あり得ない!」「ふざけるな!」というもので、
なかには、どういう立場で発言しているのか、
「厳罰に処せ!」「損害賠償させろ!」というのも多く見かけ、
しまいには「親も許すな!」というのも見られました。

いや、前述のとおり、この案件はレストラン業界の信頼を揺るがす大問題。
これで寿司屋が信用できなくなって利用を控える人が増えるなら、
感情的には「厳罰に処せ!」、「損害賠償させろ!」となるのかもしれません。
しかし、もしこれが自分の子供だったら!?と、
翻って考えた時、果たして、本当に大丈夫だと言い切れるでしょうか。
自分の子供がこんなひどいことするわけがないと言い切れるでしょうか。
ましてや、それを自らネットで動画にアップするような、
思慮に欠けた行為なんかしないと言い切れるでしょうか。

だって、考えてみてほしいのです。
自分たちの子供の頃、私たちはほどほどに常識的で、ほどほどに非常識でした。
常識的な私たちは、そんなにバカげた行為はしませんでしたが、
ひとたび友達がたくさん集まると、
集団心理で悪ふざけがエスカレートしてしまうような、
そんなこと、なかったでしょうか。
もしくは、口答えできないような体育会系の先輩とか、
先輩でなくてもすぐに調子づいて羽目を外しやすい人とか、
そういうのが、一緒にいる仲間の中に一人いるだけで、
座の空気は崩れ、流れで迷惑行為に及ぶようなこと、なかったでしょうか。

イザヤ・ベンダサンが流行ったように、
日本人は、雰囲気というか、場の空気に飲まれやすいですよね。
その場の空気が、「おまえもやれよ」みたいになったときに、
毅然とその場で断れるのか、と考えたとき、
実際は、かなり紙一重だと思うんですよね。

私たちが育った昭和の時代は、
どんなに子供が、たとえば回転寿司屋などで悪ふざけしたとしても、
スマホもなければ手軽なカメラもないうえ、
仮にそれらがあったとしてもネットもないわけなので、
当然、その場で親や店員などに怒られはするものの、
全世界に晒されるなどということはありえませんでした。
でも今の時代は違います。
子供のちょっとした悪ふざけは、
そこにいた誰かによって簡単に写真や動画を撮影され、
それを、おそらくは特にそれほどの悪意もなく、
その誰かによって軽い気持ちでネットに投稿されてしまいます。
デジタルタトゥーとはよく言ったもんで、
瞬く間に全世界に拡散されたら最後、
そういうのが大好物な人たちにより、名前も住所も特定され、
大バッシングを受けることになります。
子供の集団心理による、その場限りの悪ふざけのつもりだったのが、
全世界に凶悪犯罪者として晒されることになるのです。
そして、「親の顔を見てみたい」を地でいき、
親も同様の制裁を受けることになるわけです。
コロナが流行し始めた頃に感染者を出した家とか、
別に犯罪者でもないのにこのような洗礼を受け、
気の毒にも、身を持ち崩した方も多くいらっしゃいました。

つまり、令和のこの時代、
若者が劣化しているとか、その親にあたる世代が劣化しているとか、
一概にそういうことでもないと思うのです。
もちろん、そのような面もないわけではないでしょうが、
昔から、集団心理と問題行動の相関性は変わらないでしょうから、
結局、ネットが普及したことで晒されやすくなって目につくようになったのでしょう。

それが良いことかどうかは分かりませんが、
私たちの子供たちは、そういう時代を生きているわけです。

ありえないバイトテロや野放図な迷惑行為を見て、
「こいつら許せない!」と思うのは自然ですが、
それだけでなく、自分の子供は大丈夫なのか、
仮に我が子は大丈夫だったとしても、
つきあっている友人は大丈夫なのか

親として本当に安心できるか、考えてみたらいいと思うのです。

日本の年間交通事故死者数はだいたい6,000人、年間自殺者数は3万人弱、
鬱病に至っては年間100万人の人が発症すると言われています。
そういうなかにあって、自分や自分の家族や親戚だけは大丈夫と思うのは、
やや合理性に欠けますよね。
今回の非常識動画も然り、
うちの子だけは非常識なことはしないはずだ、
それを動画に撮って拡散するような真似はしないはずだと、
そう言い切るのは、ちょっと盲目的すぎるというものです。

自分の子供が被害者になってしまうのはイヤですが、
逆に、自分の子供が加害者になったら…ということも考えてほしいのです。
子供はネットリテラシーなどありません。
だから、もしかしたら、こんなあり得ないことを、
自分の子供がやってしまうかもしれない。
テレビに出てくる、あからさまにバカで非常識な若者を笑うだけでなく、
自宅にいる若者が非常識になってしまっていないか、
翻って反省することが、大人に課せられていると思います。

[SE;KICHI]
プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
富山県富山市飯野16番地の5
TEL:(076)451-0541
FAX:(076)451-0543

■新潟営業所/
〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
FAX:(025)283-7469



URL:http://www.kk-seishin.com/

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