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季節の食べ物

今年の桜の時期は天気の良い暖かい日が続き、
満開になってから散るまでがあっという間に感じられました。
その後はすぐに新緑の季節が訪れ、爽やかな気候になりましたが、
そうなると山菜や竹の子の登場です。

大人になるまでは、あまり季節の食べ物にはそれほどの関心はなかったのですが、
今ではその季節にしか食べられない物は、なるべく食べたい
と思うようになりました。
タラの芽、こごみ、コシアブラ、ウド、ワラビ、竹の子等、
天ぷらやお浸し、炊き込みご飯や混ぜご飯にしても美味しいですよねー。

タラの芽こごみ
ワラビウド
左上から時計回りに、タラの芽、こごみ、ウド、ワラビ
http://okitamalife.com/megumibin/%EF%BC%90%EF%BC%97%E2%94%82%E3%82%BF%E3%83%A9%E3%81%AE%E8%8A%BD/
https://gazoehrc.blogspot.com/2021/06/10000-240559.html
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2020/03/post-9627.html
https://kotobank.jp/word/%E3%83%AF%E3%83%A9%E3%83%93-774269


なかでも、去年からコシアブラご飯がお気に入りです。
山菜の女王と呼ばれるコシアブラは香りが良くて、
ごま油や炒りごまを合わせるとさらに引き立ちます。
今年は3回も食べました。

コシアブラコシアブラごはん
http://shunsaikan.shop-pro.jp/?pid=86210899
https://sansai-kinoko.com/koshiabura_gohan/


また、ここ富山では、この時期海ではホタルイカや白エビ等が獲れます。
特に今年はホタルイカが豊漁で、
生暖かい風が吹く日には、海岸でも湧いて出たと言うほど獲れたようです。
スーパーでも例年よりずいぶん安く売られていましたので、
もう今年は食べなくてもいいというぐらいたくさん食べました。
白エビも野菜と一緒にかき揚げにすると、サクサクして香ばしく、大変美味しいです。

これから夏になりますが、夏の野菜や果物も美味しく頂きたいと思います。

[M M]
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人には人を傷つける力がある。

ずいぶん昔の話ですが、
吉田拓郎の『イメージの詩』という曲を聴き、
「人には人を傷つける力があったんだろう」という歌詞に、
愕然としたものです。
それ以来、私は、仏教で言うところの八正道における「正語」の戒を立て、
人を傷つけないように留意している次第です。

さて、つい先日耳にした話。
知人Sの職場に知人Mが出現したとのこと。
この2人の女性は、現在はやや距離があるようですが、旧知の間柄。
現れた知人Mは、知人Sに対し、その知人Sの同僚の悪口を、
延々3時間、繰り広げていったそうです。

このことを聞いた私は不思議に感じました。
この知人Mのストッパーはどうなっているんだ?と。
つまり、誰に何を言うかという、
スイッチがバカになっているのではないか、と。

ふつう……などというものが存在しないのは百も承知だけれど、
ある種の計算高さを持った人物であれば、
話している相手の同僚の悪口など言わぬものでしょう。
もちろん、それは打算であり、それゆえの浅薄さも感じはしますが、
もしかしたら、またいつかその人と一緒に仕事をする日が来るかもしれないし、
その人の縁者とつながるようなことだってあるかもしれないから、
決定的に関係を断ち切ってしまわないことが、
なんというか、伝統的な日本人としての智慧だと思うのです。

まぁ、とにかく、私は、この知人Mの、
口に出す言葉の審査の甘さが、
私の審査基準と違うことに驚いたわけですが、
知人Mはそれよりもセンセーショナルな発言を、
知人Sに投げかけたというのです。

知人Sの職場は広義の接客業なのですが、
知人Mは、1年ほど前の、
知人Sの自分への接客が気に食わなかったらしく、
今回、職場に現れた際、その1年前の不手際をなじったというのです。
まぁ、100歩譲って、それはいいでしょう。
過去の粗相を腹に据えかねるということも、あり得ることでしょう。
言われた知人Sも、本来はよく怒る人なのですが、ここはグッとこらえ、
「その節はすいませんでした」と謝って見せたそうです。
これは、大人の対応だったと思います。

私が、それよりも残念に思ったのは、次の、知人Mの薄ら笑いを浮かべた一言です。

「アンタの仕事、何? 意味わかんないんだけど」

……これはダメでしょうよ。
職業に貴賎はなく、「これが天職」と思っている人に向けて、
そういうことを言ってはいけません。
いや、仕事に限らず、
他人が大切にしていることやものを嘲笑することがいけないことなのは、
小学生が学校で習うレベルのことです。
なかんずく仕事というのは、子育てや家事のようなことも含め、
当人はプライドを持ってやっていることです。
仮にそのプライドが明後日なものだと思えたとしても、
それを当人にダイレクトに伝えることは、
やっていいことではないだろうと、私は思うのです。

知人Mはどう責任を負うのでしょうか。
万が一、知人Sの仕事観を傷つけたとしたら。
万が一、知人Sが働く気力を失ってしまったりしたら、
どうするつもりなのでしょうか。

「ごめ〜ん、そういうつもりじゃなかったんだけどぉ」と、
また薄ら笑いを浮かべるのでしょうか。

実は知人Mは、別の知人を自分の会社にヘッドハンティングしようとして、
「そっちにいたら○円しか稼げないでしょ?
ウチに来たら○円稼げるよ。
稼げない会社にいつまでも勤めても、人生の無駄遣いでしょう」などと言い、
給与面よりも、
同僚との人間関係や顧客との関係性にやりがいを感じていたその知人を閉口させるなど、
いわば、人が大切に育てたお花畑を平気で踏み荒らすところがあるのです。

今回のエピソードに登場した知人Sや、
その同僚たちはみんな腹を立てています。
私は、性格的に腹などは立たないのですが、
常々言っているように、
物事を神様の視点で俯瞰したいという趣味があり

そういう目で見たら、
もう、悲しくてたまらないです。
黙っていれば、またほとぼりが冷めた頃に笑い合えたかも知れぬのに、
つまらぬ言葉でその芽を焼き枯らしてしまうなんて、
いったい、誰がこれで得をするのでしょうか。
残念で、悲しくてなりません。

『万象は我が師』などと言います。
そうであるなら、悪口を言いたい気持ちが出てきても、
そこから何を学べと言われているのか、考えたいところです。

翻って私も、
ただでさえ思わず知らずに人を傷つけることもあるのだからと肝に銘じ、
少なくとも自分でコントロールできる言葉だけでも、
人を傷つけることには使うまいと、改めて心に誓ったのでした。

やっぱり、人の精一杯をバカにしたらいかんですよ。

[SE;KICHI]

Z世代とは?

最近テレビをつけると、よく耳にする「Z世代」
みなさんは、どの年代、どのような特徴があるのか、、、知っていますか?

気になり調べました。
みなさんの明日からのちょっとした話のツテに使っていただければ幸いです。

まずZ世代は「1990年半ばから2010年代生まれの世代」を指すようです。
(2022年現在で考えると大体26歳以下の世代)

次に特徴です。
3つにわけて紹介します。
必ずしも当てはまる訳ではありません。
話半分くらいの感覚で読んでいただければ幸いです。
ご気分を害される方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。

1.インターネット環境での情報収集が当たり前
・主流なのは、YouTube、Instagram、TikTok
TVや新聞などの媒体は「自分自身、興味がない情報も多々入っている」ことがあり、
情報過多で育ったZ世代,は、
「自分に必要な情報を取捨選択する」というスキルに長けている。

2.社会問題への関心が高い傾向にある
・SDGsのような環境問題への取り組みや、様々な災害にも接しており、
そのような問題への関心が高い傾向がある。

3.ブランドに対するこだわりがあまりない
・例えば「親から勧められた商品」「昔から知名度の高い会社の商品」よりも、
「自分の価値観に合うかどうか」といった視点を重視する傾向がある。


ん?ちょっと待て、、、
しっかりしているじゃないか!
(上から目線ではないです。わたしより断然しっかりしています、、、)

イメージと全然違いました!!
正直Zと付いていたので、
「今どきの若い者は、、、」という風に言われてしまう感じなのかと思っていました。

わたしのこの勝手な先入観、本当に良くないと実感、、、反省中です。

ちなみにZ世代の次はα世代になるみたいです。

そもそも誰が「世代名?」を決めているのでしょうか???
わたしの中に、新たな謎が生まれてしまいました。
またの機会に調べたいと思うので、改めて報告させてください。

[T]

芝浜と阿武の違い。

魚の行商をしている熊五郎は、腕はいいのに酒好きで、仕事も怠けて飲んでばかり。
次第に客の信用と働く意欲を失って、借金も嵩んで自堕落になっていきます。
ある日、女房に朝早く叩き起こされ、渋々、魚市場に仕入れに向かったものの、
時間が早すぎたため市場はまだ開いていません。
誰もいない夜明けの浜辺で顔を洗い、煙管を吹かしているうち、
足元の海中に沈んだ革の財布を見つけ、開けてみると中には大金が。
熊五郎は「これで一生遊んで暮らせる」と有頂天になって自宅に飛んで帰り、
さっそく飲み仲間を集めて大酒を呑み、そのうち酔って寝てしまいます。
翌日、二日酔いで起き出した熊五郎に向かって女房が、
「こんなに呑んで支払いはどうする気なの?」と怒ります。
熊五郎は「昨日拾った財布の金で払えばいいだろ」と答えますが、
女房は「そんな物は知らないよ、
オマエさんが金欲しさのあまりに夢に見たんじゃないの?」と相手にしません。
「マジか!」と焦った熊五郎、「これじゃいけねえ」と一念発起し、
酒を断って真面目に働き始めます。
そうして仕事に打ち込むうちに、久しく忘れていた商いの楽しさも思い出し、
3年後には表通りに立派な店を構える事ができ、借金も完済。
そして、その年の大晦日の晩、熊五郎は妻に対して、
「オマエのおかげで心を入れ替えてここまでこれた、ありがとう」と。
すると女房は、「謝らなきゃいけないことがある」と、泣きながら話し始めます。
「3年前のあの日、アンタから拾った大金を見せられたアタシは困惑した」と。
10両盗めば首が飛ぶといわれた当時、横領が露見すれば死罪になるわけで、
困って長屋の大家と相談した結果、女房は財布を拾得物として役所に届け、
泥酔した熊五郎には「夢でも見たんだろう」とシラを切ることにした、と。
落とし主が現れなかったため、役所から熊五郎に財布の金が下げ渡されたものの、
女房は、亭主が元の怠け者になる不安から今までそれを言い出せなかったが、
彼の「客が自分の売る魚をおいしく食べてくれるのが心底嬉しい」という言葉に、
ようやく「今のこの人ならもう大丈夫だ」と安堵して、
真相を話すことを決意したといいます。
事実を知り、例の財布を見せられた熊五郎は、女房を責めることはなく、
道を踏み外しそうになった自分を真人間へと立ち直らせてくれた女房に深く感謝します。


……古典落語の演目の一つ『芝浜』です。
ちょっと説教臭い感もありますが、
夫婦の機微を描いた落語として実に美しい演目であるうえ、
女房は、亭主がいつかちゃんと働くようになることを信じ、
日頃から亭主の仕事道具の手入れを欠かさなかったという設定になっているので、
夫婦が信じあう美しさなども感じられる、なんというか、心温まる一席です。
私は、古今亭志ん朝が最高だと思うのですが、どうでしょうか。
ちなみに、『芝浜』というのは財布を拾った浜辺の場所のことです。

さて、かつての『芝浜』はそのように美しい話ですが、
令和のいま、どうでしょうか。

山口県阿武町で、1世帯10万円支給の新型コロナ臨時特別給付金について、
誤って、全世帯分にあたる4630万円を1世帯に振り込んでしまうという、
何ともケアレスなミスがありました。
結局、役場や金融機関のチェック不足が原因なので、
もちろん、何やってるんだ! ちゃんと確認しろ! のような批判は起きて当然ですが、
私は、一方で、人間がやっていることなのでミスは仕方がないとも思います。

なぜ、そんなに鷹揚に構えていられるかというと、
従来の価値観では、「ありゃ、間違っちゃった。ゴメンゴメン…」のように、
苦笑しながらリカバリーが可能な案件だと思うからです。
誤って振り込まれたほうも「ビックリした~ ちゃんと気を付けてよぉ?」とか、
ちょっと苦言は呈するものの、別に困ったことは起きないと思っていました。
平たく言えば、
そんな大金が振り込まれたら、
ビビッて返すでしょ、ふつうは
」という、コンセンサスがあるから。

それが、これが記事としてアップされる頃にはどうなっているかは分からないのですが、
今日、これを書いている時点では、
振り込みを受けた町内の男性が返還を拒んでいて、
「だって、もう使っちゃってないんだからしょうがないじゃん」と言ってるとのこと。
世も末ですねぇ。

いや、もちろん、いちばん悪いのは誤って振り込まれたお金を使った彼だし、
次に悪いのは誤って振り込んじゃった役場の職員たちであることは明らかですが、
そんなことより問題視すべきは、
盗られちゃうことってあるんだ…という点でしょう。
つまり、「そんな大金が振り込まれたらビビッて返す」という、
昭和的なコンセンサスが失われているという点です。
間違って振り込まれたものを、心当たりなくても使っちゃう人っているんだ…という話。

その昔、家には厳しいお爺さんなどがいて、
箸の上げ下ろしから口の利き方まで、かなり細かく指導されたものです。
私たちは、そのなかで、「なんでも簡単に受け取るんじゃない」と教えられました。
それは、いただいたら次はお返しする必要があるからだし、
そもそも、自分で働いて得た金銭以上にいただいてはならぬという、
なんというか、不文律というか、矜持のようなものがありました。
当然、子供だった私たちは、
「くれるって言ってんだからいいじゃねぇか」と思ったし、
そういう説教を垂れてくる爺さんを、「うるさい」と思ったものです。
しかし、長じて自らも大人になってみると、
当時の爺さんが、意地悪な分からずやではなく、
教科書では習わない、実に大切なことを伝えてくれていたのだなと思い知ります。
あぁ、こうやって、周囲と軋轢なくやっていく術を身につけるのだな、
みっともないことはすまいと心に刻むとはこういうことなんだぁと、
私たちは、代々こういうことを繰り返して、秩序を保ってきたのです。

それが、知らないうちに破壊されていたということです。
自宅に説教臭い爺さんなどおらず、注意してくれる大人はいない。
何かの都合で金欠気味のところに、誤ってふいに入金があった場合、
それを受け取ることに躊躇を感じない人が増えたということです。

『芝浜』のように、頑張って働いて、そのなかで喜びを見出すことが本分です。
そして、拾った財布で飲み食いするようなさもしい考えが出てきたときには、
自分が堕落しないように、
必死で受け止めてくれるような人をこそ、大切にすべきです。

今は昔、なのでしょうか。

[SE;KICHI]

ぶらりぶらり歩く先には人参がぶらぶら

出歩きたくなる陽気になりましたね。
10連休ではなかったものの、大型連休も過ぎてみればあっという間でしたが、
充実した休みを過ごすことができました。
まだ中止や延期もある中、今回は購入していたチケットを無事に観覧することができ、
久しぶりの舞台に大きな拍手を送ることが出来ました。

4月頃から気候をみながらですが、歩くことを心がけています。
公演も日ごろの運動不足を少しでも解消しようと、会場まで歩いて行ってきました。
この連休はことさら意識し、車で出かけた先でも散策がてら歩きまくりました。
住宅街や繁華街は車では気付かない建物やお店などを発見しながら。
自然の中は季節の木々や花々を楽しみながら。
遊歩道がきれいに整備されている施設が結構多くて、
目を向ける先を変えると新たな発見が多くありますね。
最近は自然の中にいるとなんだか脳が癒されるな~って感じます。
先日、お気に入りの場所に友人を誘って行ったところ、
癒されるね~と同じ気持ちになってもらえました。
年代なのか、コロナ禍で屋外へ気持ちが向いたからか、それとも田舎育ち故か。
共感した友人も同郷です(笑)

つい先日も、友人を誘って散策してきました。
今回は自然の中ではなく、新潟駅へ。
普段、電車を利用しない人間ばかりの集まりだったので、
敢えて、変わりつつある駅を選んでみました。
駅に向かう途中も道路の変化に驚いたり、
変わらない建物を発見しては懐かしがったり、
また、友人の一人が若い頃に住んでいたアパートの方へも行ってみたり、
色々と寄り道しながら歩き回りました。
残念ながらアパートは取り壊されていましたが、
うん十年前の記憶と照らし合わせながら、
また、工事中の駅の変化も確認しつつ、楽しい散策となりました。

まあ、こうして人を巻き込んであちこち行っていますが、
歩いていると飲食店の看板がダイレクトに入ってくるんですよね~。
もちろん、歩く先の人参は欠かせません!

お肉屋さんが営む食堂でとんかつ定食を食べたり、
お蕎麦屋さんではビールで喉を潤したり、
夕方だったら漂ってくる焼き鳥のにおいにつられて暖簾をくぐったり。

結局、運動不足解消は建前でしかなく、
歩く行動の源は美味しい物を食べる!
に尽きるみたいです(笑)

友人達とは次回の散策先を約束し別れました。
今度は自然の中ですが、目的の先に何がぶらさがっているか楽しみです。

[fu~ma]

魅惑の・・・(12)

ちょっと変な話を聞きました。
『七福神めぐり』が流行っているのだそうです。

たとえば、四国の“お遍路さん”は、徳島県の霊山寺から香川県の大窪寺まで、
四国4県に散らばる88箇所の寺を巡るのがひとつのパターンです。
“西国三十三所”は和歌山から京都、姫路、舞鶴を経由して岐阜までの33箇所の寺を、
“坂東三十三所”は鎌倉から埼玉を経て、群馬、茨城を経て千葉に至る33箇所の寺を、
順番に巡りながら御朱印をいただくもので、
どれも、移動距離としては1,000kmを超えるそうで、なかなかのものです。
これらの札所は、もちろん、極楽往生を望む衆生に向けた信仰の形ですが、
庶民にとっての旅行コースという側面もあったでしょう。

しかし、このコロナ禍で、そんな物見遊山なことはしておられません。
いや、別にコロナ禍でも寺に参ってはいけないということはないはずですが、
33箇所とか88箇所を巡る旅に行くとなれば、人目を気にするものなのでしょう、
何より、自分が良くても親類縁者に止められたりするのかもしれません。
そこで人気が出たのが『七福神めぐり』なのだそう。
なにしろ、7人しかいませんからね、7か所で終わりなので気軽です。

しかし、七福神、不思議なユニットですよね。

七福神
https://niceillust.com/%e5%95%86%e7%94%a8%e3%83%95%e3%83%aa%e3%83%bc%e3%83%bb%e7%84%a1%e6%96%99%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88_%e4%b8%83%e7%a6%8f%e7%a5%9e%e5%85%a8%e5%93%a1%e3%81%ae%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88_/

みなさん、この7人、全員言えますか?

この絵で言えば、上段の左側にいるのが大黒天
米俵に乗り、白い袋を担いでいて、打ち出の小槌を持っていて、
もう、見るからに「福の神」というビジュアルですが、もともとは軍神でした。
というのも、大黒天はヒンドゥー教のシヴァ神が日本に上陸したもので、
「いまは温厚だけど昔はワルだった」を地で行く神様です。

同じく上段の右側に描かれているのが恵比寿
七福神のなかでは唯一の日本出身の神様です。
釣竿を持って鯛を抱えているので、漁師さんからの信仰が篤く、
結果的に、漁業サイドから福をもたらすスタイルの神様です。
なお、恵比寿は耳が遠いそうで、ドラを叩いて祈願しなくてはならないそうです。

この、大黒天と恵比寿が、七福神での不動の2トップです。
10年ほど前のAKB48で言えば、前田敦子と大島優子です。

あと、有名なのは、前列左から3人目、槍を持っている軍神がいますが、
それが毘沙門天で、武装して左手に塔を持っているのが特徴です。
もともとはヒンドゥー教出身で、そちらでは福徳増進の神様でしたが、
日本に来てからは鎧を身に着け、戦勝の神様になりました。
この毘沙門天は、ほかに『四天王』というユニットにも所属してリーダーを務めており、
そっちでは「多聞天」を名乗っています。
AKBでもHKTでも活躍して成り上がった指原莉乃のようです。

その左隣の琵琶を持った女神は弁財天です。
元はインドのヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティー神で、
仏教に取り入れられ、音楽・弁才・財福・知恵の徳のある女神となりました。
それにしても、6人のおじさんたちの中で紅一点、
貞操の危機のようなものは感じないものなのでしょうか。
しかも、ほぼ裸みたいなおじさんもいる中で、果たしてどういう気分なのでしょうか。

その、ほぼ裸みたいなおじさん、後列の中央が布袋です。
唐の末期に実在したといわれる仏教の禅僧で、七福神中唯一の実在です。
確かに裸なのですが、その太っておおらかな風貌が好まれ、
持っている袋から財を出し与えてくれると信じられてきました。
三の線を一手に引き受けていた峯岸みなみみたいな感じでしょうか。

さて、問題は前列の左端と右端の、ほぼ同じビジュアルの老人2人です。
この絵でも、目や眉毛の感じはコピペのようです。

左端の、シカを連れて、手に桃を持っているのが寿老人です。
道教の神で、南極老人星の化身とされています。
一方、右端の、ツルを連れて、杖に巻物を結わえているのが福禄寿です。
この福禄寿も道教の神で、南極老人星の化身とされています。
……ん? どっちも南極老人星の化身って、どういうこと?
というわけで、このよく似た老人2人、同一人物かと思われて、
福禄寿のほうが七福神から外されていた時期もありました。
それはいいのですが、その時期、その空いた席に誰が座っていたかというと、
能の演目でもおなじみの「猩猩」が加えられていました。
猩猩って、毛むくじゃらの犬みたいなもので、
もし七福神にプロデューサーがいたなら、センスを疑わざるを得ません。

最後に、オススメをご紹介しておきますね。

と言っても、七福神としての古い造像はありません。
ソロ活動している2神については、
毘沙門天として、成島毘沙門堂(岩手)鞍馬寺(京都)安養寺(岡山)
弁財天としては、なんといっても寶嚴寺(滋賀)ですかね。
それよりも何よりも、参拝しやすくまとめられた各地の七福神巡り。
仏像を拝観する巡拝にはなりませんが、
なにしろ7箇所で満行できる手軽さと、それなりの達成感は、
イマドキのニーズに合っているのかもしれません。

一生に一度くらいは
“巡って”おいて損はないと思いますよ。


[SE;KICHI]

虫だらけ!

古典落語の演目の一つに『疝気の虫』というのがありますよね。
主人公は人の腹の中で暴れ、筋を引っ張って苦しめる虫で、
虫自身の告白によれば、蕎麦が大好物である一方、
唐辛子が苦手で、触れると死んでしまうとのこと。
それで、人体に唐辛子が入ってくると、虫は陰嚢に避難するんだ、と。
それを聞きつけた人間の医者との攻防の噺です。
陰嚢などが登場しますので、テレビなどでは見かけませんが、
五代目古今亭志ん生が好んで高座にかけていたと聞きます。

先日、病院の窓口で老爺が怒っているのを見かけました。
待ち時間が長い、対応が悪い、しっかりしろ、というようなことを、
なかなかの剣幕で、しかもしつこく主張していました。
病院というのは待ち時間が長いものですし、対応が悪かったのも事実ですから、
しっかりしろと言いたい気持ちはよく分かります。
しかし、他の患者が見ているなか、窓口での大騒ぎはいただけません。
私は、その老爺にゆっくりと歩み寄り、肩を軽くたたいて、
「おやおや、腹の虫の居所が悪いようですね。
おなか、さすってあげましょうか?」
と、
心から言いたかったのですが、
そんなことを言えば私が殺されてしまいかねない雰囲気だったので、
グッと沈黙を守っていた、小心者の私です。

それにしても、人が声を荒らげている場面に出くわすことが増えました。
腹の虫の居所、悪い人が増えているようです。

日本では、古来、腹立ちは、腹の虫の居所によると言われてきました。
虫の居所が悪いと怒りが爆発するし、虫の機嫌が直ると怒りが消える、と。
つまり、立腹は腹の虫のせいだというわけです。
このような考え方は、もちろん非化学的なことだし、
自分の立腹を他者(虫)のせいにする所業は、決して褒められたものではないけれど、
自分ではコントロールが難しいことを、小さな小さな虫のせいにして、
本人の責任をいったん棚上げするというこの思考は、
意外と、精神衛生上、合理的なのかもしれません。

だって、虫を登場させることにより、気分がちょっと晴れるというか、
それじゃ仕方ねぇなと、怒りが早く収まるような気がしますもん。

そういえば、京都の奥、宝ヶ池から叡山ケーブル乗り場に向かうあたりに、
三宅八幡というのがありますよね。
大きな看板に「子供の守り神・疳の虫封じ」とか墨書してあって、
子供のころから、そこを通るたびにドキドキしていたものですが、
あれも、「疳の虫」という虫を封じるということですよね。
「疳の虫」とは、癇癪を起こす虫だそうで、
この虫がいる(とされた)子は、やいと(お灸)を据えられたり、
壁砂や炭を食べさせられたものです。
いま急に思いついたのですが、病院や郵便局で怒る老爺たちには、
もしかしたら疳の虫が湧いているのかも。

もっと古い伝承に目を向ければ、「三尸の虫」という信仰もありました。
ふだん、私たちの身体に潜んでいるこの虫は、
60日に一度やってくる庚申の日の夜、私たちの身体を抜け出して天に上り、
天帝に、私たちの罪状を言いつけるのだ、と。
その報告をもとに天帝はその人の寿命を決めるというのだから、
ちょっと穏やかではありません。
これは阻止しなくては…ということで、
昔の人は、庚申の日にはお堂などにこもって夜通し起きていました。
三尸の虫に身体を抜け出されないように見張っていたわけです。

もちろん、ここまでに登場した虫たちは、幻想の虫たちです。
しかし、「疳の虫封じ」などという祈祷というか、まじないのようなものが、
大真面目に、コンテンツとして提供されていて、しかも事実上有償ということになると、
一定の合理性というか、
「もしかしたら、本当にそうなのかも」と思わせる感じすらします。
それくらい、病院の窓口で怒りまくる老爺の様子は常軌を逸していました。
怒りまくる老爺の、たとえば耳の穴あたりから小さな虫が這い出てきて、
怒っている様子を見てにやりと笑ったりすると、
ちょっと納得する感じがありますもんね。

怖いのは実際の虫よりも、こうした幻想の虫なのかもしれません。
腹の中で飼うなら、
よく飼いならしたいものです。


[SE;KICHI]

ゴールデンウィークとは。

早いもので2022年も5か月目に入りました。
皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、5月といえばゴールデンウィーク。
今年は久々に移動の自粛等がなく、多くの方が旅行などを楽しまれることでしょう。
また、ご自宅でゆっくりという方も、お仕事の方もいらっしゃるでしょう。
一方で私はというと、まるまる次男の野球でこの連休が終わりそうです。

思えば11年前、長男がスポーツ少年団に加入したころから、
ゴールデンウィークは野球漬けとなっていました。
初年度は大会などの日程を当然何も知らず、
みんなが行楽で楽しむその期間に、
まさか野球に行かなくてはいけないなんて思いもしておらず、
びっくりしたのと、どこにも行けない悔しさから、とても腹を立てていました。
野球にも、息子を少年団に入れた主人にもです。

しかも、長男は当然まだ試合に出ることもできないので応援だけ、
また、まだ幼い長女と次男をグラウンドにしか連れていけない歯がゆさで、
ゴールデンウィークが嫌いでした。
そのうちにどんどん諦めるということをし始め、
数年たったころにはゴールデンウィークは、
私にとっては“休めないウィーク”と認識するようになりました。


今思えば、私も若かったですね。
勝ち進めばまた試合に行かなくてはいけないから、
負けてもいいと、本気で思っていましたから。
野球に対して主体的でなかったのが一番の敗因だったと思います。

そんな私ですが、徐々に変化を遂げてきました。
一番の変化が、野球の試合を見に行くのが楽しみになったことです。
今年次男は6年生ですので、スポーツ少年団としての活動は今年限りです。
すでに公式戦も始まっており、
例年通り、ゴールデンウィークにも試合が入っています。
勝ち進めば休みはありません。
ですが、かつて感じていた遊びに行けない悔しさはほとんどなく、
むしろ試合に負けてしまうことの方が悔しいです。
今年は最高学年ということもあり、
親としての協力もこれまでで一番頑張っています。
できる限り協力をして、むしろ、私も部活動をしている気分です。
何かに対して主体的に動くと、
能動的でいるよりも楽しいもの
だと、改めて感じています。

そんなわけで、
嫌いだったゴールデンウィーク中の野球をようやく好きになったのですが、
どうしても好きになれないことがあります。

それはズバリ、昼食づくりです。
朝食や夕食は平日も作らなければいけないので、
まあ慣れていると言えば慣れているので、ここは百歩譲って良しとしましょう。
でも、昼食まで作るのは超しんどいのです。
テイクアウトとか外食とか簡単に提案しないでくださいね。
お金がかかるでしょう?
我が家にそんな金銭的余裕はありません。
それに作るとしても好き嫌いが多い。
麺が嫌いな人、どんぶりが嫌いな人、肉が嫌いな人・・・どうしろっていうの?

とりあえず、昼食づくり免除してください!!

[okei]

好きな季節が来ましたー

以前にも書かせていただいたことがあるのですが、
私は春が好きです。
まさに今時期です。


しかし、昨今よく感じます。
個人的には、住んでいる新潟では春のような陽気な気候があまり長くないと・・・
4月の前半頃はまだまだ寒いですし、
中旬~下旬あたりも寒暖差が激しいですし、
5月の前半頃でも非常に暑く感じる年も少なくありません。
その後は、いつ頃から梅雨だっけ?みたいな感じで梅雨入り梅雨明けして、
あっという間に夏に入るという印象です。

春っていうと、陽気なイメージですが、
新潟だけに限らず寒暖差が大きいのも一つの春なのかなって思いました。
地域それぞれにいろんな春があるというか。
沖縄はすぐに暑くなりますしね。
私自身当然気候には詳しくありませんが 笑

弊社はヒーター関係が多いイメージがあると思いますが、
暑くなってきますので、
冷却関係の商材もお声掛けいただければ幸いです。
私自身は冷却キットも知っている商材は多くはないですが、
お力になれれば幸いです。

話は戻りますが、
今年の春は個人的には過ごしやすい気候だなぁと感じております。
GWの連休もありますが、新型コロナウイルスの問題もありますので、
あまり出掛けることはないのかなぁと思っております。
まぁ、元々インドアなんですけどね 笑
3回目のワクチン接種も予約しようと思い連絡しましたが、
土日は非常に混んでるみたいで、
なかなか近い日にちには取れませんでしたね。

連休中は基本的にはあまり出掛けないとは思いますが、
多少は出るので、運転には気を付けたいですね。
特に交通量も多くなる時期だと思いますから、
事故には一番気を付けなければ・・・
皆様もぜひお気を付けてお過ごしください。

[SYUN]
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