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雪の話題つづく

他の方からも除雪の苦労話がでておりましたが、私も雪絡みの話です。

たくさん降りましたね。
8日金曜日の道路もやばかったですが、9日土曜日もすごかったですね。

息子が成人式を迎え帰省していましたので、妻の実家にも顔見せに行きました。
こんな時に行かなくてもは当然考えたのですが、お祝いももらっていますし、
この後の息子の動きを考えると、
土曜日になんとか行っとかないとと思い、強行しました。

当然、時間はかかったのですが、幹線道路でさえ凸凹で、
片側2車線が雪で1車線になっているので、スタックした車が出ると途端に止まります。
後ろの車の方や私も対向車線の車を助けたりしながらで進んでいましたが、
そのうちの1台がかなり若い方で、
こんな雪の道を運転したことなんかないだろうなと可哀そうにさえ思いました。
焦っているのは見てわかるのですが、
ハンドルを切った状態でアクセルを吹かすので全く脱出できません。

そんなこんなを繰り返しなんとか土曜日をクリア。
日曜日は成人式があり、
まずは地区のお宮さんでお祝いがあり家から出るためにも除雪です。
車で踏みつぶしてやろうとしたらスタックしてしまい、脱出に汗を流しました。

こんな大雪の中、
女の子をお持ちのご家庭では朝から着付けなど大変だったでしょう。
男子はその辺は楽で何もしなくてもいいかと思っていたのですが、
身なりに無頓着な息子をみてチョット手助けを…

会場までの送迎が心配だったので早めに会場に向かいました。
(まだ運転免許を持っていないんです。そんなに必要に感じてないみたいですね)

融雪装置や除雪のお陰で問題なく到着。
あとは感染対策をしてお任せです。
私は自宅前と営農組合倉庫の除雪へ。
週明けの仕事もありますし車を出せる程度までの最低限の除雪はしないと。
倒木で孤立した集落も出ているとニュースで見ました。
大変ですが何とかしないとです。

休み明けも道路の状態はたいして改善されず、
30分の道のりを3~4時間かかる感じなので、ほぼ1件しかまわれない。
連絡だけはとって割り切って考えるしかありません。

十分に降った雪です。
私もスキーを買い替えようかと考えましたが、膝腰の具合を考え断念しました。
除雪対応の非難とかの報道ではなく、スキー場の楽しそうな映像がみたいです。
密にもならないしとてもいいと思います。
ぜひウインタースポーツを楽しんでいただきたいです。


[WAKA]
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相場観

残念ながら昨年は行けなかったのですが、
時折、ラオスとかカンボジアとか、そういうところを訪れます。
というのも、私が里親として学費を負担している奨学生の女生徒がいて、
ときどき、その子に会うために、彼女が住む村を訪れるわけです。

想像はつくと思いますが、学費に困窮する彼女の住む村ですから、
水道やガスは通っておらず、トイレやシャワーもない生活です。
日本人である私の感覚では、
近くの大きな都市にホテルを確保して村まで通ったほうが気楽なのですが、
その大きな都市と村とは、悪路で3時間も離れているので、
彼女や周囲の大人が、パトロンである私にぜひ泊まるように勧めることもあって、
私は、自然と彼女の村にホームステイする形になります。

生活は世界ウルルン滞在記(←古っ)みたいなもので、
「水を汲みに行くから付き合って」と言われて、
歩き始めたはいいが、水汲み場は2kmも先だったとか、
普段、日本で甘やかされて暮らしている私にとっては、なかなかハードです。
里親としてホームステイすることはやぶさかではありませんが、
毎回、うっすらとした後悔が襲う瞬間です。

さて、慣れない生活で身体じゅうがバキバキに凝ってしまうホームステイなのですが、
うまいことなっているもので、この村にはマッサージが上手なオバチャンがいます。
見た目は、そうですね、石立鉄男みたいなオバチャンで、
実は私が里親になっている娘の母親なのですが、
腕は確かで、この地で生き抜いてきたたくましさを感じる施術です。
周囲に子どもが群がり、ニワトリなどが歩き回る中での、
東屋でのマッサージは日本とは雰囲気がまるで違いますが、
私は訪問するたびに、これを楽しみにしています。
ただ、毎回、真剣な顔で「右脚に水牛の霊が憑いている」と言われるのと、
最初に足を洗われる時の水が超冷たいのには閉口するのですが。

この方はマッサージ屋さんをしているわけではなく、
遠く日本から来た私が喜ぶからと、好意でしてくださっているだけです。
私が言うのもナンなのですが、
自分の娘の里親だからサービスしているという面もあるかもしれません。
そもそも、このような村で「〇〇屋さん」などという現金商売など、成立しませんし、
そういうことをすると神から叱られると言って、
施術料の受け取りはかたくなに固辞されます。

しかし、こちらも、ホームステイさせてもらっていながら、
水汲みなどではいっこうに役に立たないうえに、
みっちり1時間もマッサージをしてもらうなんて、
何も返さないというのも申し訳ないというか、おさまりが悪い気がして、
娘のほうに「宿泊料金」と称して現金を押し込んでくるわけです。

が、ここで法外な現金を渡してしまうと村人の金銭感覚を崩してしまうので、
感謝を形にするにしても、そこは慎重である必要があります。
で、娘に「マッサージ1時間の相場は?」と聞いてみたわけですが、
彼女の答えは、「村に相場はないけど、街だと 15,000リエルくらい」とのこと。
1,000リエルは日本円で25円くらいなので、15,000リエルは375円くらい。
えっ、マッサージ1時間 375円?

というわけで、辺境の村での力強いマッサージに、
毎回、ちょっとしたチップも含め、
20,000リエル(約500円)を払うことにしている私。
果たして、そんな金額で彼女たちの恩に報いたと言ってよいのか、
毎度ながら、少しの後味の悪さを残して村を後にします。

帰路はマイクロバスのようなものに乗り、
舗装もされていない悪路にグワングワン揺られながら空港まで戻ると、
もうすでに搭乗予定の飛行機の時間が迫っています。
急いで搭乗手続きをとったのですが、
搭乗前の慌ただしさで、機上の人となったころにはもうクタクタです。
クタクタ……なので、マッサージを受けたくなりますよね。
私が乗った飛行機は日本への直行便ではありませんでしたから、
タイのスワンナプームで乗り換えだったのですが、
トランジットの間に私が向かったのは、またしてもマッサージ屋さん。

タイでマッサージと言えば、世界的にも有名なマッサージです。
身体をまんべんなく、無理なくほぐしていく手技はさすがで、
私はウトウトしながら、大いに満足したのでした。
もちろん、空港内でのマッサージなので割高で、
施術料の受け取りをかたくなに固辞……されるようなことはなく、
だいたい、60分で450バーツくらいを請求されます。
いま、100バーツは350円弱くらいですから、450バーツは1,500円ちょっと。
村のマッサージは500円(勝手に払っているだけですが)でしたから、
それと比べると3倍の価格高騰。
なのですが、タイ古式マッサージが1,500円というのは、日本人にとっては破格なので、
まぁ、気持ちもよかったし、そこは許すことにしましょう。

そして帰国後数日が経ち、
薄っすらと疲れてきた私はマッサージに行きました。
普段からたまに行っている日本のマッサージ屋さんで、
1時間のマッサージをお願いしました。
私の身体を揉んでくれたお姉さんはフィリピンから来日した方で、
肘などを使って力強く私を揉みほぐしていきます。
それはいいのですが、日本でのマッサージの相場って、10分1,000円くらいです。
つまり、1時間では6,000円程度。

村で1時間 500円の超安価マッサージを知ってしまった私、
もう、もとの感覚には戻れません 笑
空港のマッサージすら 1,500円だったのに、
1時間 6,000円と聞くと、高っ!と思ってしまいます。
もちろん、サービスのきめ細やかさは価格と比例するのでしょうが、
それにしても、村のマッサージの12倍ですからね、
なんか、こう、不当なのではないかと感じてしまいますわね。

なるほどねぇ。
東南アジア人が日本に来てマッサージ屋を始めるわけだなと、
そのへんの事情が垣間見えたのでした。

[SE;KICHI]

出遅れました。

寂しいかぎりですが、
利用していたお店が3月までに3店舗も閉店との知らせが届きました。

その中の一軒はかまぼこ屋さんなのですが、
とあることがきっかけで、数年前からお正月や手土産などに利用していました。
甘すぎず、むちむちとした噛み応えのかまぼこで、好きでした。
差し上げていた方たちからも好評だったのでとても残念です。
また、何かのきっかけで新たな店舗に巡り合えるといいのですが。

他の二軒は今月閉店で、うち一店は閉店後ポイントも消滅となるので、
先日、最後の買い物に行ってきました。
ここも利用してから数年しか経っていませんが、
せっかくよいお店を見つけたと思っていたのに残念。

残る一軒、ここは頻繁に利用していたお店です。
毎週買い物に行っていたので、閉店を知ったときはショックでした。
そんなある日、閉店セールのチラシが折り込まれており、
見れば買い替えようとしていた物が50%OFF!あら、行かなきゃ♪
現金な奴ですよね(苦笑)
初日は天候が荒れていたので断念し、翌日、会社帰りに行ってきました。
目指す売り場へ直行!
時すでに遅し、陳列棚はものの見事に空っぽでした。
出遅れた・・・。
寄れるのは仕事帰りなので、
初日に行っていたとしても無理だったのかもしれませんけどね。

閉店した現在、似たようなショップは近所にもあるのですが、
使い勝手が違うので、さてさてどうしたものか。
家から遠いけれど系列店まで出かけるか悩みどころです。

最後に、50年の歴史に幕を閉じると急な知らせが入り、
先週急遽行ってきたお店がありました。
少しお話しできたので閉店の理由を尋ねてみると、
やはり、新型コロナの影響で客足が遠のき、営業を断念したそうです。
続けて、家賃がねぇ~とつぶやかれたので、
思い切っていくらか訊いてみました。
すると、えーーー!?と、一同驚きの金額が(◎_◎;)
その家賃は厳しい。

まだ次は考えていないとおっしゃっていましたが、
こちらは後継者もいらっしゃるので、
いつかまたお会いできる日を楽しみにしています。
とお別れしてきました。

新型コロナウイルスが落ち着くまで、どのくらい持ちこたえられるのか。
多方面で出遅れた感じが否めません。

[fu~ma]

〽ここらで止めても いいコロナ♬

と、『自動車ショー歌』の陽気なフレーズですが、
発売から50年以上たった今、こんな切実な一節があるでしょうか。

去年の春、コロナの到来を緊急事態宣言で乗り切り、
苦戦したものの勝った気になっていた私たちでしたが、
いま、ここにきて、去年の春よりもパワーアップした敵の再来襲です。
苦労してラスボスを倒したと思ったのに、
本当のラスボスは別にいたというドラクエのような脚本。

さて、政府はこの事態を乗り切るため、
再度の緊急事態宣言で、飲食店の営業抑制などを要請しており、
その休業補償だなんだと大盤振る舞いしていますが、
果たして大丈夫でしょうか。
ちょっと前まで、
「次世代にツケを残さない」というのが錦の御旗みたいになっていて、
政府が何かを給付しようとするたびに、
野党から「バラまき反対!」などと批判が起こったものですが、
いまは、野党ですら「バラまけ」と訴えている始末です。
もう、みんな、どうでもよくなっちゃったんですかね。
緊急事態とはいえ、こんな分かりやすいバラまきもないでしょう。

ところで、まだ私にも確証まではないのですが、
なんだか、この、自粛要請や休業補償には、
全体主義的な価値観が流れていると感じるのです。
つまり、自粛要請って、要請とはいえ、
眼前に休業補償をチラつかせて言うことを聞かせようとしているわけで、
それって、ニンジンぶら下げて馬を走らせるのと同じ、
カネで国民を操ろうとする統制社会へと進んでいるように見えます。

経済学者ハイエクは、『隷属への道』という著作で、
自由主義者は、「自由」という単語を、
権力者の束縛から個人を解放するものと解釈するのだと述べています。
一方で、社会主義者などは、「自由」という単語の意味を履き違えており、
「格差を解消する」ことこそ自由の核心だと訴えるのだといいます。

格差解消って、誰でしたっけ、ピケティでしたっけ、
ここ何年か盛んに言われている野党系のワードですが、
「富の平等な分配」などと言われると公平な社会のように聞こえるものの、
結局は成功者の私有財産を否定し、嫉妬を肯定する文化ですよね。
成功者は創意工夫や日々の努力精進の積み重ねで成功したはずですが、
嫉妬というのはそのような努力を否定する見方であって、
社会全体の成長を妨害することにもなりかねません。

もちろん、ハイエクだって、
何でもかんでも自由にしろと言っているわけではありません。
競争が有効に働くための法的な環境整備も確かに必要でしょう。
しかし、競争がうまく機能するためには、
国家権力のような強制権力の介入は環境整備に限定すべきです。
つまり、自由な競争のなかでの自助努力こそ重要であり、
国家権力などが介入していいのは、
その自助努力を効果的にするための法整備だけだということです。

それが、このところの社会の動きはどうでしょうか。
法律がないのに「要請」とか言って国民を動かして、
飲食店などには「働くな!」と言って国民の自由を抑制しています。
当初、そのことが妙だという感覚はみんなにあったと思うのですが、
コロナ禍が長引くにつれて、収束のために力を合わせようという機運が出てきました。
それ自体はいいのですが、その過程で、年明け頃から、
いろいろ国家から制限を受けるのは致し方なしという雰囲気も出てきています。
やれ「緊急事態宣言を発出してほしい!」とか、
やれ「従わない者には罰則を設けてほしい!」とか。→脚注
しかし、自分たちの自由を制限することをわざわざ頼むなんて、
まるで、女王様にヒールで踏まれながらも勃起して喜び、
もっとムチで打ってとお願いしているかの如きです。

いや、バカにしているのではありません。
しかし、もっと自由を制限してほしいと政府に要望するなんて、
ドMではない私には、正気の沙汰とは思えません。

騙されてはなりません。
簡単に言うと、感染を抑えるためとか、理由はなんでも良くて、
要するに、国家が、ある目的のために個人を統制しようとするなら、
それは全体主義への道であり、すなわち、隷属への道だと思うのです。
政府は休業で各事業者が路頭に迷おうが知ったこっちゃないのですから、
結局のところ、自分たちの思い通りに物事を進めようとする恣意的な政策であり、
国民の意思などが考慮されているものではないのです。
つまり、日本は、全体主義国家への道に足を踏み入れたのでしょう。

騙されてはなりません。
自分の生活は自分で守らなくてはいけません。
政府の言いつけを守って破産しても、
別に政府は何の責任も取ってはくれないのです。

私たちが、ソビエトのような社会を理想としているのでないのなら、
政府に頼るのはほどほどにして、
自分で犠牲を払ったり責任を取ったりしつつ、
自由のもとに選択や行動をすべきです。

そのようななかで、一人ひとりが付加価値のあるものを生み出し、
このコロナ禍を乗り切っていくのが本当の姿だと思うのです。

騙されてはなりません。
こんなにハードなプレイに興じておきながら、
もっとキツく縛ってぇん♡などとお願いしている場合ではないのです。

注)私見ですが、新型コロナウイルス感染症は、ワクチン云々の問題ではなく、単に感染症法上の分類が誤っているのが問題だと思っています。危険度をコレラやペストよりも高く設定し、無症状でも問答無用で医療機関に幽閉する措置をとるよう指定しているため、医療体制が逼迫するのは当然の事態であり、政府や厚生労働省によるミスリードだと思っています。

[SE;KICHI]

大雪

ご存知の方の多いと思いますが、1/8からここ北陸は大雪でした。
35年ぶりの積雪量とのことですが、
当時7才だった私に大雪でひどい目にあったという記憶はありません。
(子供のころは積雪に喜びを感じていましたから)
我が子たちは当時の私と同じように事の深刻さに気づいていませんが、
現在の私は、様々なことに支障が出ているのを目の当たりにし、
大変な災害だと感じております。

さて、ここ富山は、場所にもよりますが交通の便があまりよくなく、
一家に一台以上の車の保有が当たり前となっています。
どこへ行くのも車がないと都合が悪いのです。
当然、職場に出向くのも自家用車の方が多いです。
それゆえ、今回の1/8の雪の降り始めの勢いがあまりにひどく、
帰宅ラッシュを襲い、ここまでの被害となっているのです。
多くの方が帰宅するまでに通常の何倍もの時間を要しました。
動くことができず、車を道路に放置せざるを得ない方が出たのも事実です。
決して良くないことではありますが、
それほどまでにひどい状態だということは間違いありません。

主人もなかなか帰宅できない人の一人でした。
今日は帰れないかもしれないと、夜8時ごろに連絡がありました。
通常なら夜の10時半ごろには帰宅するのですが、
当然、その時間には帰ってきません。
薄情者の私はすっかり寝ていたのですが、
深夜1時ごろに主人から電話が入りました。
SOSでした。
家の近くまではたどり着いたのですが、除雪車が通っておらず、
それでも気温が低くふかふかの雪だから行けるところまでいこうと突き進んだ結果、
中途半端に圧雪されたところがあり、そこにはまってしまったようです。

スコップを両手に抱え、スキーウェアを着込んで現場に行きました。
スコップを載せていなかった主人は素手でタイヤの下を掘っていました。
それを見た私が泣きそうになりました。
そして、主人はたいそうご立腹でした・・・。

税金返せ щ(゚Д゚щ) ゴルア


早速二人でタイヤの下や車のボディの下の雪をどかし始めましたが、
しっかり雪にはまってしまっています。
あっちを掘り、こっちを掘りながら、
もう自分たちだけでは何ともならなかもしれないと、何度思ったかわかりません。
子供たちを起こそうかと思いましたが、
翌日というかもう数時間後に模試のある子どもを起こすわけにはいきませんでした。

ある程度掘ったところで、主人が車に乗り、私が後ろから押すことになりました。
エンジンが唸り、車のボディは揺れ動きますが、タイヤは動いてくれません。
それでも何度がチャレンジしましたが、うんうんと唸るばかりです。
そこで、主人と私が交代しました。
するとどうでしょう。動きました!
しかし、車の運転に長けていない私、こんな時どうしていいのかわからず、
少し進んだ先で自らブレーキを踏んでしまいました。
当然、なんで止まるんだと叱られました・・・。

そしてまた動かなくなり、ここでまた選手交代。
次は私が押します。
もう、申し訳ない気持ちでいっぱいで、渾身の力を込めて押しました。
それこそ、出産のときのように、全身の力を込めました。
すると、見事、動いてくれたのです!!

そのまま主人は突き進み、自宅のある方向へと向かっていきました。
曲がり角を無事曲がっていったことを見届け、
ようやく終わった・・・と安堵して、
再びスコップを抱えとぼとぼと自宅へ向かうと、
自宅前でまた、はまっているのを見てしまいました。

もう私に力はほとんど残っていません。
なにしろ、一人産み終わったかのような疲労感でしたから。
ですが今度は、70代の義父母も応援に出てくれました。
ここでもすんなりとはいかず、
スコップで堀り、押して、を何度も何度も繰り返しました。
そして、何度目かのトライでようやくカーポートに入れることができました。

いやあ、本当によく降りました。
もう、充分です。

同じような大変な思いや、
もっと大変な事態を経験されている方が大勢いらっしゃることと思います。
みなさん、本当にお疲れ様です。
そして、除雪作業をされてくださっているみなさん、ありがとうございます。

[Okei]

結局、ロデムがカッコイイって話。

ちょっと思うところがあって、「バベルの塔」について書こうとした瞬間、
ついうっかり脳内に“バビル2世”のイメージを浮かべてしまい、
そうなると、〽怪鳥ロプロス 空を飛べ……なんて、
その主題歌ばかりがリフレインするようになってしまいました。

さて、世界に言語がひとつしかなかった頃の話。
有名な「ノアの箱舟」のエピソードの後、
神はノアの息子たちに土地を与え、そこに住むよう命じていました。
そこで、人々は広い荒野に街を作り、それなりに暮らしていたようですが、
そのうち、“レンガとアスファルト”を使った技術を生み出しました。
それまで、神から与えられた“石と漆喰”しか知らなかった彼らは自信を得て、
自らの誇示と、団結力を高めるために、
新技術を使って、“天国への階段(すなわち塔)”を築き始めるわけです。

しかし、神から見れば、その企ては「神への挑戦」に見えたようです。
彼らの団結力が、自身を脅かすと危惧し、
「言葉が通じるから、人間はこのようなことを始めたのだな」と考えた神は、
「人々の言語を乱し、
通じない違う言葉を話させるようにしよう」と、
地上に多くの言葉をまき散らしたといいます。


その結果、人間たちは互いに話が通じなくなって混乱をきたし、
塔の建設を放棄して、世界各地へ散らばっていったといわれています。
せっかく途中までできていた塔も、神によって地面に転覆されて跡形もなくなり、
結局、残ったのは多様な民族と相互理解の難しさ……という話。
これは『旧約聖書』で語られる「バベルの塔」のエピソードで、
名声を求めて建てられた塔は人々のおごりを表し、
聖書に語られる神の裁きを人々は戒めにしてきました。

さて、現代の日本。
三菱地所が進める東京駅前の再開発で、
2027年度に、高さ390mの超高層ビル「トーチタワー」が竣工するというニュースは、
私をなんだか不思議な気持ちにさせました。

いや、高い建造物を建てることは神の気に障らないだろうかとか、
そういう夢見がちな懸念ではなく、
これだけコロナ禍でテレワークへの移行が進み、
ネット環境さえ整えばかなりのことが場所を選ばずにできる社会になりました。
政府も「ワーケーション」なんて言って、
温泉やらキャンプ場やら、リゾート地で楽しみながら働こうと呼び掛けている折、
ほとんどがオフィスフロアだという63階建ての超高層ビル、
どれくらいのニーズがあるのかしら……と、不安になるのです。
え、ランドマーク、要る?って感じです。

いや、だって、現に、都心でマンションを何棟か経営している友人によれば、
やはりテレワークの影響で、都心のビルには空きも目立ちだしたとのこと。
東芝も在宅勤務が定着してきたということで、
国内のオフィス面積を3割削減すると発表しましたし、
いまどき、働き方も働く場所も選べる時代になったわけです。
それこそ、製造部門以外であれば、景勝地での仕事も可能でしょうよ。
別の友人によれば、廃校などを買い取って、
ワーケーション用のシェアオフィスにリフォームするビジネスが、
それこそ、この夏くらいから百花繚乱の様相を呈しているそうですよ。
そういう世の中で、東京駅前という立地だけで、
満員電車に揺られ、オフィスに集合して働く以前の生活様式に、
人々は果たして戻れるのでしょうか。

高い建造物を建てることが神の気に障るかどうかは知りませんが、
時勢を鑑みない不遜なことをしていると、
まさか、地面に転覆……ということはないでしょうが、
63階建てのビルが現代の「バベルの塔」となってしまうかもしれません。

さて、それにしてもロデム、カッコよかったですよね。
ロプロスとポセイドンがどう見てもロボットだったのに対し、
ロデムだけは、なんというか、精悍なクロヒョウ姿で、
主人であるバビル2世とテレパシーで会話することができ、
なおかつ、クロヒョウ姿でないときのロデムは、
女性秘書のような姿でバビル2世に付き従っていて、
なんだか万能感が漂うキャラクターでした。
自分もこういう“しもべ”が欲しいものだと思い、
試しに飼っていた犬にいろいろ命令してみたものの、
いっこうに命令通りに動かず、呆れかえったのはよい思い出です。

ロデム
https://www.pinterest.jp/pin/544935623647642470/

[SE;KICHI]

営業時間のお知らせ

平素より格別のご高配に預かり、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社は、記録的大雪による道路状況の悪化に対し、
従業員の安全ならびに市内の除雪への協力を最優先と考え、
誠に勝手ながら、1月12日(火)からしばらくの間、
会社方針として従業員の時差出勤を励行いたします。
また、状況に応じて、臨時休業や営業時間の切り上げなども行う予定です。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
猶、今後とも倍旧のご厚情を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

[AKA]

臨時休業のお知らせ

平素より格別のご高配に預かり、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社は、本日の荒天を鑑み、従業員の安全を最優先とし、
勝手ながら、1月8日(金)の午後を臨時休業とさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
猶、今後とも倍旧のご厚情を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

[AKA]

抜けていた…

今回もぼやきみたいな話です。

昨年末の話ですが、年内最後の出勤を終え、家に帰った後、
自家用車で弟を迎えに埼玉県の朝霞市というところに行きました。
そのまま朝10時からこちらで用が有りましたので、
徹夜の不眠不休で夜通し走り、かなり疲れることは目に見えていました。

それでも弟が帰りたいけど、新幹線だと…と言いますので、
自分が迎えに行くと、手を挙げました。

富山から関東に出るには、上信越自動車道を上り、
藤岡JCTで関越自動車道にアクセスして南下するのが、1番メジャーで早いです。
当然、新潟県や長野県という、標高の高い雪国を経て行くわけです。
スタッドレスを履いていないと、通してくれない区間も存在します。

その為にあらかじめスタッドレスタイヤに履き替え、準備はしていました。
当日の富山の天気は曇りで、雪はあまり有りませんでした。
でも県境の山間部はそうでないだろうと警戒し、慎重運転を念頭に準備していました。

ですが予想と反し、雨でした。
大雪ではないこと幸運でしたが、日本海側はいつも裏日本と言われるほど、
色んな意味で日が当たりにくいですね。
晴れではない。

そうは言っても、雪でないだけまだ良かったのは事実で、
スタッドレス規制なんか有りようもなく、良くも悪くも拍子抜けでした。
(まぁスタッドレスにしておいて損はありません)
関東も小雨と聞いていましたが、やはり晴れ。
温度もいつもよりかは高く、寒いのですが、
北陸の凍てつく感じでもなく、気持ちよく目的地までに辿り着きました。

ここまでは気分良くこれましたが、ここで一気にテンションが下がります。
それは朝霞駅近くにある弟のアパートに着き、
クルマのトランクから荷物を下ろしている時、
しばらく周りが晴れている中走ってきたこともあってか、
すっかりアタマから抜けていた…ことです。

⁉️ クルマがめっちゃ汚い。

そうだ!
塩です。
正しくは塩化カルシウム。
これが、クルマの下部や側面至る所についていました。 
(最近はコストダウンから本物の食塩である塩化ナトリウムが主流だとか。)

雪が降らないエリアにお住みの方はあまり馴染みないかと思いますが、
冬の路面凍結防止用に、塩化カルシウムからなる融雪剤が道路に撒かれます。
これは雪を溶かす融雪効果があり、
スリップや操作ミスによる事故を防ぐ目的があることと、
路面の水分の凝固点を-50℃まで下げることが可能であることから、
路面凍結防止も図ることができるというモノです。
(毎年、晩秋から初冬に、国交省から委託された作業車がバラバラと路肩を走って撒き散らしています。)

塩化カルシウムの散布
https://shihzu-cp.com/helpful-information20160109/

もちろんメリットがあり、
雪深い地域ではマストなアイテムであります。

しかしその一方で、デメリットも大きい。

塩化〇〇、つまり塩と同じですので、
海沿いを走行した時と同じように、金属のボディーを持つクルマにとっては、
錆の原因たる塩害にもなるのです。
おそらく今回のような雪のない状況では、
雨水に混じって溶けていたそれが、
走行中ミストとなってボディーに纏わりつき、
関東に来る途中で乾燥し、醜い汚れとなってしまったのでしょう。

クルマの底面
https://moyamoya-motors.com/car-wash-after-winter-road/

以前も僅かながら似たような経験があり、金属が錆びたこともありましたので、
慌てて取らなければと、埼玉に着いて早々深夜の2時にも関わらず、
弟に要らないボロ布を貰って拭き作業を行いました。
(近くにガソリンスタンドも無いし深夜なので洗車機などありません。)
なかでも酷いのはマフラー周りでした。

私のクルマはスポーツタイプのボディーのため、車高が低く意図的に下げてあり、
かつマフラーも純正品ではない社外ステンレスマフラーが付いています。
純正マフラーよりも管径は太く、
音量を抑えるサイレンサーのタイコと言われる部分はかなり大きい体積です。
加えて鏡面加工という、メッキのようなツヤ出し加工がされており、
見た目も綺麗なものになっています。

つまり、塩化カルシウムが付着する面積が多いため、
塩塗れの部分が普通のクルマよりもあるということ。
そしてそのツヤが全く分からないほどにべったりと満遍なくこべり付いていたのです。
(まるで、シフォンケーキのホワイトパウダー、否、クラブハリエのバウムクーヘンのホワイトチョココーティングの如きありさま。
そんな可愛らしい幸せなものではありませんが。)


バウムクーヘン
http://clubharie.jp/products/baumkuchen/index.html

洗浄用の水源が近くになく、何度も弟の部屋を往復して拭きました。
時間も時間、場所も場所なので、仰向けになって路面で寝転ぶ私に対し、
通りゆく人達には、富山から来た怪しい不審者としか映らなかったことでしょう。
でも体裁などアタマに無い私は夢中で拭くことに専念し、
気休めですが、ある程度は拭き取れました。
もうそればかりに心を奪われていましたので、眠気は吹き飛んで、
帰ったらすぐ洗車することばかり考えていました。

そして復路につきました。
もともと帰りは同じ道ではなく、違うルートから帰るつもりでしたが、
先程のこともありましたので、敢えて遠回りして東名ルート(正しくは新東名高速道路を経由するルート)で帰りました。
朝10時から予定あるのに間に合うんか?バカなのか?と自分に言い聞かせながら、
トイレ休憩以外ほぼ止まりませんでした。
夜通し走ったので、思考能力は皆無。
機械の様に運転し続けてました。

月明かりの富士山
(足柄SAでの朝4時の月明かりに照らされた富士山です。幻想的でした。)

そして帰るとやはり、同じ現象が起きていました。
岐阜県と富山県の県境である山間部でコーティングしたのでしょう!
走行中、路面の見た目では分かりませんが、
水気がある路面には塩が含まれていて、
ミスト状のそれが表面温度300℃以上あるスポーツマフラーに付けば、
一瞬で結晶化します。
それが積み重なり、もはや塩の岩塊のような悲惨な状態に。
タイタニックもびっくりでしょう。
高圧洗浄機で下回りの汚れを落とし、その後洗車機へ。
乾いた後、再び覗いて見てみました。
塩は取れていましたが、ステンレスの表面に施されていた耐熱ニスの表面が滲み、
小さな錆のホールが!!
残念ながら、塩害はこんな短時間でも被る(T . T)

昨年、秋田県や新潟県の海沿いで暴風雪のなか仕事をした際、
クルマに潮水と塩カルのコーティングで大変なことになり、
何度も洗車したのを思い出しました。

人間にとって塩は必要ですが、
時として塩は害にもなるということが、よく分かりました。

そうだ、今後、冬はできる限り遠出せずに、
裏日本から表日本に山越えはしないでおこう! もう、ちんとしとこう。
そう言った私に、母が一言。
「こんな大変な時に、本当に遠くに行くあんたにバチ当たったんやわ。」

認めたくないけど、そんな気がします。笑
まぁ弟の為ですから、良いんですけど!!
(ちなみに一緒に帰ってきた弟、洗車全く手伝ってくれませんでした…。)

皆さんも見えている表面だけでなく、
いつも見ない下回りなんか、たまに見てやってくださいね。
抜けているところですが、
やがて故障に繋がる原因にもなりますから。


[K.K]

裁くなキケン!

当社は社是として『行動の源はお客様のために』というフレーズを掲げております。
これは、「お客様のため」を動機として行動しなさいという行動指針です。

ここで、もし、お客様が邪悪な存在だと仮定した場合、
私たちがそれを動機として行動することは正しいことではなくなりますから、
冒頭のフレーズの表現は、
「お客様というのは善なる存在である」ということが前提となっています。
潜在的にはどの方もお客様になりえるわけですから、
つまり、当社は社是として性善説を標榜しているということであり、
私たちが、自分たちの行動指針に従おうとするとき、
当社の社是は「善良なすべてのみなさんのために」ということになるわけです。
そう思うと、なかなか、ずいぶんと大風呂敷な社是です。

さて。
昨年は、コロナウイルスの感染拡大に右往左往した年となりました。
しかし、よくよく振り返ってみれば、
甚大な被害をもたらしたのはコロナウイルス本体というよりも、
人間の疑心暗鬼だったような気もしています。

もちろん、アクセルとブレーキを同時に踏み込むような一貫性を欠いた政策や、
まんまとそれに踊らされてコントロールされる人々など、
きっかけとなる出来事はあるのでしょうが、
それよりも、目に見えない心理的負担が募ったのかもしれません。

昨年の1月、このブログでは「バカには見えないクスリ」を紹介して、
人を裁かず、相互理解に努めることの大切さを、
いわば新年の抱負的に書きました

しかし、社会はそのようにはなりませんでした。
社会は、イライラした人々であふれ、
自分たちと同じようにしていない者を「ダメなヤツ」として認定し、
「月に代わってお仕置きよ」よろしく、正義を振りかざして成敗し始めました。
これは、私たちの「善良なすべてのみなさんのために」という社是とは逆の社会で、
人を裁かないということの難しさが露呈しましたね。

そもそも、他人の話が好きな方がいますよね。
「彼は時間が守れない」とか、
「彼女は約束をすぐ忘れる」とか、
「あの人は言うことがコロコロ変わる」とか、
「アイツはお金に汚いところがある」とか。
まぁ、言うのは勝手ですが、こういう話は好意的に語られないもので、
往々にして悪意が含まれている感じがします。
要するに、少し怒りながら、悪意を持ってする話ということです。

旧約聖書のシラ書には、
悪意だけは心に持ってはいけませんと書かれています。
自分が、神の如く、世界一の善なる存在なのであれば別ですが、
自分にも不完全なところがあるくせに、他人に対して悪意を抱くような人は、
それを口に出さなくても、思っただけで立派な地獄行き候補生だそうです。
思っただけでとは、なかなか厳しいことですが、
「ヘブル人への手紙」にも「ヤコブの手紙」にも同じような内容が出てくるので、
たぶん、それはそうなのでしょう。

どうやら、今年の正月の様子を見ると、
コロナ絡みの右往左往はまだまだ続く気配です。
春先にはワクチンの接種が始まるようですが、
調査によれば、7割ほどの方が打たないと回答しています。
こうなると、また、“打つ派”と“打たない派”に分かれ、
裁きあう社会が出現します。
大丈夫でしょうか。

私は、いまでも、「人を裁かず、相互理解に努めることの大切さ」は、
本当に大事なことだと思っていますし、
みんな、100円で販売されているこのクスリを買うべきだとも思っています。
裁きあわない、穏やかな社会が出現することを願っています。

[SE;KICHI]
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