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赤ちゃん言葉

地元富山では、今シーズン全く雪が降りません。
12月に初雪の観測はありましたが、平野部では雪は積もっていません。
今年の冬季国体は富山で開催予定ですが、開催できるかどうかわかりません。
県高校総体はすでに他県(岐阜県や長野県など)で開催になりました。
私の記憶では、こんなに降らない事は初めてで、
とても雪国とは言えない状況です。

私は昔から感覚的に天気の予測ができる動物のようなところがあります。
湿気の具合からしてもうすぐ雨が降るとか、
雪の匂いがするから今夜から雪だろうとか。
会社の同僚にもその特性を買われて天気の予測をよく聞かれることがありますが、
どうも去年あたりからその能力に陰りが出てきて、
今ではすっかり自信を失ってしまいました。
それほど最近の気象は想像を超えてくることばかりです。

話は変わりますが、
この間お年寄りを車椅子に乗せて押していた介護士であろう女性が、
お年寄りに向かって幼い子供に話しかけるような赤ちゃん言葉を使っていました。
お年寄りが耳が遠いせいか、
まあまあの声のボリュームでしたのでよく聞こえました。

それを見ていて思い出したのですが、
以前病院で年配の男性が、
院内のどこかの場所を受付で訪ねていたのだと思うのですが、
それに対して中年の女性職員がやはり赤ちゃん言葉で場所の説明をしていました。
男性は途中で女性職員に向かって、
なぜ子供に話すような言い方をするのかと質問をしていました。
聞こえていたのかどうか、
女性職員はそれには答えずさらに赤ちゃん言葉で最後まで説明を続けました。
男性は納得がいかなかったようで、
説明が終わったタイミングでもう一度同じ質問をしました。
私もそこまでいくと質問の答えに興味があったのですが、
女性職員はやはりその質問には答えることはなく、
どこかへ行ってしまいました。
男性は年配でしたが、背筋も態度もシャキッとした上品そうな紳士に見えました。
赤ちゃん言葉を使われたうえに、
質問にも答えずに去られたことになんとも嫌な思いをされたことでしょう。

お年寄りに向かって、
赤ちゃん言葉だったりタメ口を使っている場面はたまにありますが、
そもそも赤ちゃんでも子供でもない大の大人、
人生の先輩に対して、
赤ちゃん言葉やタメ口を使う必要があるのでしょうか。


仕事だとすると相手はお客さんだと思うのですが。
使っている側は寄り添うつもりとか親しみを込めているつもりかは知りませんが、
傍目に見ると、上から目線というか、
自分のほうが立場が上だという意識があるような気がします。
将来自分が歳をとった時に同じようにされたら、
自分がやっていただけに、
とうとう私も年寄り扱いかー、まいったなぁ、とならないのでしょうか。
それとも、この人も私と同じように親切でわかりやすく言ってくれているんだな、
ありがたいなぁ、と感じるものなのでしょうか。

いずれにしても、自分が歳をとってから赤ちゃん言葉で話しかけられるのは、
ちょっと勘弁して欲しいでちゅー。

[KAZSOU]
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研修に伴う臨時休業のお知らせ

お客様には、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
この度、誠に勝手ながら社内研修のため、下記期間を臨時休業とさせていただきます。

休業日 : 2020年02月18日(火)

休業期間中にいただきましたお問い合わせにつきましては、休業後の 02月19日(水)より順次対応させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

[AKA]

ほんの少しだけ疑問に感じていること

先日、飲食店で働く女性とランチに出かけました。
入ったお店は洋食屋さんで、
メインの料理に、サラダやスープ、パン、デザートなどがついたセットがあり、
彼女も私もそれを注文しました。

注文時、メイン料理やソースの種類などを選んだ後、
「食後にコーヒーか紅茶をお持ちいたしますが、どちらになさいますか」と、
こうしたお店ではよくある感じで聞かれました。
それを聞いた彼女はやや憤慨した様子。
「デザートが何か分からないのに、ドリンク、選べないよねぇ」と。

まさに、我が意を得たり、私は嬉しくなりました。
私も、“めんどくさいヤツ”と思われないよう、あまり口には出しませんが、
本当はチーズケーキやアップルパイにはコーヒーを選びたいし、
パウンドケーキやシフォンには紅茶を選びたいタイプです。
もっと言えば、同じコーヒーでも、
浅煎りか深煎りかで合うスイーツが異なるものです。
だから、確かに、あらかじめデザート情報は詳細に開示してほしい気もします。
紅茶を頼んでおいて、デザートが甘いフランだったら台無しですもんね。
実は、私、そのようなことはしょっちゅう思っています。

彼女は、仕方なく、店員さんを呼び、
今日のデザートが何かと店員さんに質問したのですが、
「生クリームを使ったケーキです」という、抽象的な答え。
いやいや、知りたいのはそのデザートがどれくらい濃厚かってことなんですが……、
まぁ、これ以上突っ込んでもアレなんで、
おとなしく、2人してコーヒーを注文したのでした。

世の中、このようなことは、実に多くあります。

居酒屋はもちろん、そこそこ高級な割烹ですら、
店に入って席についたら、まず聞かれますよね。
爽やかに、「先に……お飲み物、お伺いしますね」って。

何年か前、『ワカコ酒』で読んで、大いに感銘を受けたのですが、
本来、どんなお酒を選択するのかって、
何を食べるのかを抜きにして答えられないでしょう。
それは、これから食べるのが洋食なのか和食なのか知らないのに、
「牛乳にしますか、お茶にしますか」と聞かれているようなものです。
牛乳を頼んだ直後、運ばれてきた食事が和食だったら落胆しますよね。

つまり、私は、これから何が出されるのか、教えて欲しいんです。
「アヒージョです」って言うのなら日本酒は頼まず、
そうですね、スパークリングワインあたりにしますし、
逆に、「芙蓉蟹です」って言うのであれば、ビールは頼まず、
紹興酒とかにするかもしれません。

たとえば、揚げ物や焼き鳥などはビールで正解でしょう。
でも、生臭いものや出汁を使った料理には日本酒が合います。
もっと言えば、焼き魚やサザエの壺焼き、ホッケなんかは生臭いうえに温かいので、
冷酒でキュッと締めたい感じですよね。
一方で、酒盗とか白子ポン酢とかあん肝なんかは、
熱燗をゆっくり飲みながら味わいたいものです。
だし巻き卵とか揚げ出し豆腐は、私は、冷やでもいいかと思ったのですが、
『ワカコ酒』でワカコちゃんがぬる燗がいいと言っていたので、
まぁ、そうなのかもしれません。

お酒って、
酔っ払えさえすれば安い酒でもいいって人を除いては、
旬の肴を引き立てるようなものでないとダメだと思うのです。

早春にはフキノトウとかタラノメとかをいただきたいし、
それから少し経ったらウルイとか桜えびを楽しみたいものです。
いまの時期は、そうですね、キビナゴとか、どうでしょうか。
いや、タラなんかもいいような気もしますが、あれは淡白な白身なので、味付けによりますよね。
それに、キノコ類ですかね。
マツタケなら土瓶蒸し、マイタケなどなら天婦羅などでしょうか。

うふふふ、お酒、飲みたくなってきちゃいましたね。

このところ、昔ながらの居酒屋さんというのは、業績が厳しいそうです。
聞けば、日本酒の店だとか、ワインがおいしいとか、
はっきり何が得意か言わないと、少なくとも若者に人気が出ないのだそうです。
そりゃあ、そうだろうなぁと思います。
だって、恋人もいらない、クルマも所有したくない、
カラオケも独りカラオケが流行で、お酒の付き合いもしたくないという、
個を重視する世代が増えているわけですから、
旬に合わせたお酒や料理との出会いを楽しむという感覚よりも、
自分が予想したものを、予想のとおりの形で供給してほしいということなのでしょう。

先ごろ最終回を終えた『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』でも、
刺身の苦手な蛭子さんは、
そこの名産が何だろうがお構いなしにオムライスなどを頼むわけで、
それが視聴者の笑いを誘うポイントになっていますが、
よくよく考えたら、デザートが何だろうが、料理が何だろうが、
そんなの関係なく飲み物を決めるって、それでは蛭子さんと一緒のような気もします。

AIの進歩が言われている昨今ですが、
「飲み物は何になさいますか」と尋ねられて、
「じゃ、コーヒーで」とか「とりあえずビールで」なんていうのは、
機械的にそう答えているわけですから、
なんか、AIの受け答えのようですね。

そんな高尚な話でもないのですが、
小さなことに楽しみを見つけていきたいと思うところなのでした。

[SE;KICHI]

獅子舞

私の住む地区では、4月の第二土曜日が春季祭礼を行います。
その際に青年会(18歳~38歳)にて獅子舞をやっていたのですが、
ついに今年で最後となるようです。

元々は4月10日に行っていたのですが、
会員の減少と平日の場合がほとんどですので第二土曜日に変更になり、
約150軒の家々を回っていたのですが班長宅だけになり、
班をまとめて回るようになりと、
少しずつ負担が少なくなるように変貌してきたのですが、ついに…

獅子舞は小獅子といわれる2人獅子です。
百足獅子と言われるような5人~の大獅子ではないので、
まだ人数の制約は低いのですが、
OBが笛や太鼓を手伝い、中高生の女の子に笛を手伝ってもらっても、
実働会員が5人ほどになりお手上げです。

過疎地域ではあるかもしれませんが、そこまで人がいない訳ではなく、
入会しないもしくは来ない(参加しない)人が大勢います。
私が入会した頃は、地元にいるなら必ず入会するような雰囲気でしたし、
会員も40名程いました。
なので多少酔っぱらって休んでいても怒られ喧嘩になるよう事もなく、
むしろ笑い話としてイジられる感じだったのですが、
今では途中棄権者が出ると回らなくなるので仕事のようになっています。

私は若い衆が地区の家々を回り、地区の人たちと顔を合わせ、話をし、
酒を飲み(飲まなくてもいいのですが)、通じることで、
少しでも地区が活性化すると思っています。
またそこで得た収入で慰労会をし、親睦を深め、
会社・仕事とはまた違う集団で体験することも有意義なことだと思います。
私の息子が戻ってくる前になくなってしまうのも残念だと思います。

ただ手伝うこともせず、自分の息子も入会しておらず、
獅子舞ができなくなることには口を出し、
何とか続けろと言う年輩がたにはちょっとムカつきます。
保存会にしたところで、
邪魔な口(酒だけを飲みにきたり文句だけ言う)が増えるだけなので反対しました。

続けて欲しいと思う反面、
いま頑張っている人達にできることをしてあげたいと思います。

[WAKA]

箱とともに去りぬ

泉ピン子だったか名取裕子だったかが主演の2時間ドラマで、
主人公が清掃員に扮して病院だったかホテルだったかへ潜入し、
脱税やらそれに関連した殺人事件を嗅ぎまわるという話がありました。
なにしろ、主人公は清掃員に扮しているわけなので、
窮地に陥った際には清掃用のワゴンに身を隠して脱出するのですが、
ドラマとはいえ、怪しまれずに脱出できているのを見て、
いくらなんでもそんなことがあるか!と突っ込んだわけですが、
いやぁ、できるもんなのですね。

年末、日産のカルロス・ゴーン前会長が劇的に国外逃亡しました。
それも、“楽器の箱に潜んで”などという、
まるでルパン三世のような脱出劇で、それなりに愉快です。
一方で、今年はオリンピックだというのに出入国管理がそんな脆弱さで大丈夫なのかとは思いますが。

というわけで、Ghone is gone.
彼は、もう日本には帰ってくることはないでしょう。
というか、国際手配されているので、レバノンからも出ないかもしれません。
そういう意味でレバノンは安全地帯ですから、
日本から法相をはじめ識者が彼を非難する発言をしていますが、
逃げおおせた彼にとっては負け犬の遠吠え
ルパンを取り逃がした銭形警部が何を言っても無意味なのと同じように。

ところで、私、これら負け犬の遠吠えを含め、
このところのゴーン氏に関する報道に、少し違和感を感じるのです。

そもそも、ゴーン氏について、東京地検に逮捕されて以来、
“金の亡者”と決めつける、人格否定のような報道が続いていました。
確かに、自業自得な面もあるとは思うのです。
日産の社長として20年も君臨しているうち、
天狗のようになっていったことは事実でしょう。
したがって、彼自身にも反省すべき点はあると思います。

しかし、その“罪状”を、私は疑っています。
いや、おそらく、一定の犯罪性はあると思うのですが、
電波ジャックのようにそればかりを報道するのはどうなのでしょう。
それほどの重罪なのでしょうか。
 
まず、50億円相当の役員報酬を有価証券報告書に記載しなかった容疑。
ゴーン氏側は、退職後の支払いの約束を記載する必要はないと反論しましたが、
確かに、その時点で受け取る報酬ではなく、
日産の業績次第では支払われないこともありうるのですから、
私は、その未記載が違法かどうかは微妙だと感じます。

それから、私的な投資損失を日産に付け替え、
日産から16億円を流出させたという容疑。
たぶん、日産の信用を担保に借入したのは事実でしょう。
しかし、ゴーン氏が「日産に実損はない」と説明しているとおり、
実際のところ、実損がないどころか、
日産が損失を計上する前に、ゴーン氏の資産管理会社に再移転されており、
もしかしたら、日産は損失すら認識できていなかったかもしれません。

そして、知人のサウジ人実業家に約16億円を不正送金した容疑。
それも痕跡から、送金自体は事実であると思いますが、
そもそも、この容疑は、
「実質的な仕事をしていない知人に、日産をだまして大金を送り、
いずれ自らの懐に入れようと画策した」という意味でしょうが、
ゴーン氏が、そのようなリスキーなことをするとは思えません。
実際、ゴーン氏は、「サウジ政府や王族へのロビー活動の対価だ」と、
その正当性を主張しています。

つまり、私が思うに、ゴーンさん、そんなに悪くないと思うのです。
確かに、一定の犯罪性はあるのかもしれませんが、
本人は違法性を認識しながら犯罪に手を染めたのではなく、
大まじめに問題ないと信じて行動した結果、こうなったのだと思うのです。

検察だって、送金先とされるサウジ人に事情聴取すらしていないようですし、
実際にはそこまで犯罪性が高いとはみていなかった可能性が高いですよね。

日本は昨年の今頃、ゴーン氏逮捕の報道が流れ、
「ゴーン叩き」に沸いていました。
しかし、よくは知らぬ人物を叩くって、どういうことなのでしょうか。
おそらく、そもそも人相がよくないところに持ってきて、
高額な報酬を手にしているということで、
庶民による、「どうせ悪いことしてるんじゃないの」という、
結局のところ、単なる嫉妬がベースにあったのではないかと思うのです。

この、単なる嫉妬というのは、日本人の得意技です。
日本人は、莫大な富を稼ぐ成功者を否定する考え方が強いのだと思います。
ひと昔前までは、「お金の話は、はしたない」という価値観もありました。
しかし、私は、これは資本主義の精神に反していると思うのです。
私は、やはり、価値のある仕事をした人は、「富を手に入れるべき」だと思います。
この、「富を手に入れるべき」は、「富を手に入れてもよい」とは違います。
価値ある仕事をした証拠として、富を手に入れた者はそのさまを見せる、
それを見た者は自らもそうあろうと願い、己を鼓舞し、成功者から学ぶ。
それが健全な資本主義の構造であり、
これを営々と積み重ねて経済が繁栄してきたのでしょう。
確かに犯罪は裁かれるべきですし、
スパイ大作戦のように密かに出国したことも正しいとは言えませんが、
努力して富を得る人を引きずり下ろす社会は、
マルクスやエンゲルスの世界と一緒ではないでしょうか。


だいたい、正月早々、
一時的にでも各局のワイドショーで一斉にゴーン氏逃亡を報道していましたが、
それはそんなに大事なニュースなんでしょうか。
少なくとも私は、ゴーン氏から迷惑をかけられたことは、ありません。
ましてや親戚でも縁者でもないので、
基本的に、彼のニュースは、私には関係のないニュースです。
「記者会見で、ゴーン氏、何を語る?」とか盛り上がっていましたが、
多くの日本人にとって、自身とは影響のないことでしょう。
……と、私は思うのですが、義憤に駆られるのかなんなのか、
ゴーン氏を批判する人の多いこと、多いこと。

関係のないニュースには、黙っとけよ!と思うのです。
関係ないのにしゃしゃり出てきて怒る人、多すぎます。
「あんな強欲な人、許せない」という評論家的発言は、
結局のところ、社会正義と見せかけて、
「自分は嫉妬しています」と触れ回っているようなものです。
それはそれで、恥ずかしくないですか?

[SE;KICHI]

退職代行

この冬は雪が降らず、穏やかな天候が続きますね。
お正月にも雪が降らなかったので、お正月らしさを感じませんでした。
年末年始に、海外へ行ったり、故郷へ帰省したりと、
大移動されている方をTVで横目に、近場でウロウロ過ごした我が家です。

年始は実家に集まるのが恒例となっていまして、今年も集合が掛かりました。
母親が元気な頃は、母から号令が掛かり実家に集まっていましたが、
昨年からは、兄がその役割を継いでくれています。

呼ぶ側は、迎える準備や後片付けに騒がなければいけないので大変です。
それなのに、兄と一緒に迎えてくれる義姉には、
心からありがたいですし、頭が下がります。
最近は、甥のお嫁さんも参加してくれ、賑やかな集まりとなっています。
この甥は姉の子供なので、お嫁さんにしたら、義母の実家となります。
姉と私、自分たちの義母の実家へ行きたいか? 二人で顔を見合わせました。
甥は可愛がられる女性と結婚できたようです。
そして、皆が集まるそんな家にしてくれている兄一家に感謝です。
あっ、嫁の実家に来てくれるパートナーにも感謝しないとですね。

さて、天候とは違って穏やかではないタイトルとなりましたが、
これは実家の集まりで甥が発した言葉です。
初めて退職代行を見たわ~、と言うのです。
会社に見知らぬ人物が退職届を持ってきたそうです。
以前からブラックな会社とは聞いていましたが、
何がブラックなのか聞いてみました。
離職率が半端じゃなく、数十名いた同期は数名しか残っていないし、
それが毎年同じように繰り返されているそうです。

辞めて行く原因はなんだと思うのかと聞いてみると、
上司からの当たりが強い、高圧的! と一言。
あなたはきつくないの? と聞くと、俺は気にならない! でした。
これまたびっくりな返答でした。
十人十色です。

この退職代行サービス、年初めにもニュースとなっていました。
長期の休みが続いた後は、利用する人が一気に増えるそうです。
退職の理由は、
人間関係で相談できる相手、信頼できる上司がいない
をあげた人が一番多いそうです。
その人達は、その仕事は好き…てことですよね。
残念ですね。
AI時代となったらこのような悩みは無くなるのでしょうか。

最後に話は変わりますが、
ノザキのコンビーフ缶がリニューアルするそうですね。
巻取り式のあのタイプ苦手でした。
ピンにクルクルと斜めに巻き取ってしまいます。
きっと性格が斜めっているせいかもしれません。

ノザキのコンビーフ缶
https://www.fnn.jp/posts/00049803HDK/202001151753_FNNjpeditorsroom_HDK

[fu~ma]

『料理歳時記』

『料理歳時記』という本を知っていますか。

『料理歳時記』

これは2000年代に入ったからの文庫版ですが、
初版は1973年と言いますから、もう40年以上も前の本になります。
著者の辰巳浜子さんは、明治生まれの主婦。
もうずいぶん前に他界され、料理研究家としては草分けのような方だと思うのですが、
本人は料理研究家と呼ばれることを嫌って、自らを主婦であると自称していました。

なにしろ主婦ですので、
いまどきの料理研究家のようにバンバン料理本を出すことはなく、
生涯で出版した著書は5冊だけ。
それも、写真付きのカラーのレシピ本ではありません。
この『料理歳時記』も文字だけが書かれている本で、
いまでいうところの食をテーマにしたエッセイですが、
日々のエピソードの中にレシピが文章で紹介されています。

ご主人は大成建設の役員さんで、
ときに、急に部下を連れて帰宅することがあったようです。
こんなとき、サザエさんなら怒ったり文句を言ったりしそうなものですが、
著者は、夫が連れてきた部下に酒や肴を出したりすることに対して、
義務とは感じず、楽しむという感覚を持っていた人だったようで、
たとえば、出した肴で酒が進んでいるのを陰から見て喜んだりしています。

私が気に入っている“鮭”の項を紹介しましょう。
私の生家は鮭にやかましい家でした。
父が新潟県北蒲原郡の出身なので、
子供の頃食べつけた鮭は今から思うと素晴らしく美味しいものでした。
(中略)
季節になると、幅の広い分厚い鮭の胴の部分だけを丸のままに、
酒粕に漬け込んだものが送られてきました。
七、八センチ幅のぶつ切りにします。
火をたっぷり真赤におこして薄く灰をかけ、
そして少し遠く離して上から日本紙をかぶせてこんがりと焼きあげたものです。

……どうでしょうか。
いまの私たちにとって普通の調理法ではないと思いますが、
きっと七輪のようなところで火にあぶって焼いているのでしょう、
光景としては思い浮かぶ感じがしますよね。

焼きたてのほやほやの真中に箸を入れると、
牡丹の花びらのような淡桃色の身がポックリポックリと一枚一枚はがれて、
焼きたての鮭の香りとほのかな酒粕の香りがただよって、
思わずつばを飲みこんだものです。

……お腹、減ってきませんか。
焼き鮭、食べたくなりませんでしたか

この“鮭”の項は、このあと、頭の軟骨は氷頭なますに、
中骨と尻尾は三平汁や昆布巻にと、調理法が紹介されています。
私は、20年ほど前ですが、
この本で氷頭なますを知り、書かれたように作ってみた記憶があります。
まず頭を真二つに切り、
軟骨の部分だけを切り取ってごくごく薄く切り、水でよく洗います。
最初はにごった脂ぎった水になりますが、
三、四度も水を取り替えますととてもきれいになります。
(中略)
水をきって、一度酢洗いして、新しく酢に漬け直します。
その時、針生姜とゆずまたはレモンの表皮を薄切りにして、
いっしょに漬け込みます。

……なんとなく、イラストもないこの文章だけで作るのは大変そうに感じますが、
実際には、そう難しいことは書いていないし、
なにより情景が思い浮かぶので、これで作れたのは古い思い出です。

氷頭を取ったあとの頭のあらは塩出しして粕汁、のっぺい汁、
大根との炊き合わせに使ったり、昆布巻の芯に使うと非常に美味しく、
骨までもやわらかく食べられます。

……あぁ、昆布巻の芯…おいしそうですねぇ。

40年以上たっていても季節感は変わらないので、
旬の食べ物がおいしいということが伝わってきて、古くありませんよね。
エッセイというのは誰でも書けるように錯覚しがちですが、
私は、この辰巳浜子という主婦が書いたエッセイ、巧いと思います。

[SE;KICHI]

南一番

突然ですが、世の中でどれくらいの方が方角を気にされるのでしょうか。

幼いころ、頭を北にして寝てはいけない(亡骸は頭を北にして寝かすため)と言われ、
そのころはまだ『死』が怖くて、
どこか泊まりに行くと『北』がどこかを確認し、『北枕』を避けて寝ていましたが、
私はそれくらいしか気にしませんでしたし、
現在はほぼ方角は気にしません。

とはいっても、家を建てたときは業者さんがお勧めされるように、
玄関はどの方角が良いとか、トイレはこの方角はだめとか、には従いました。
自ら調べて、ということもなく、「そういうことなら・・・」という、
のんびりとした感じです。

さてさて、なぜこんなことを突然言い出したかというと、
我が家(嫁ぎ先)の洗濯物の干し位置について同僚に話したところ、
大変驚かれたがためです。
それこそ、風水を気にされる方は少なくないでしょうが、
洗濯物を干す位置に方角を気にされる方は、
どれくらいいらっしゃるでしょうか。


洗濯物の干す位置は、
例えば、厚手の物は日が一番当たる側とか、下着は隠れる位置に干すとか、
ピンチハンガーでは長物を外側に、短い物を内側に、
という干し方をされている方もいらっしゃることでしょう。

・・・さて、我が家はというと、
義父の物が一番南側・東側に、干されます。
嫁いできたときに、義母から、
「私はお父さん(私の義父)の洗濯物を一番南側とか東側に干すのよ。
お父さんの洗濯物より南側・東側には絶対に干さないわ」と言われました。
分かりにくいかもしれませんが、要するに、
家人の中で一番偉い人の洗濯物を、一番南側・東側に干す
ということです。
次いで、義母のだったり、息子(私の夫)のだったり、孫(私の子供)たちが続きます。
干す向きも、前身ごろが南側か東側に向いています。下着もそうです。

私なんて、誰のものがどこに干されていようが、どこを向いていようが、
ちっとも構わないので適当なものです。
乾けばいいと考えていましたから。
でも、朝、私が干した洗濯物の位置が悪かったのでしょう、
取り込んでいると、私が干したのとは明らかに違う場所や向きで、
干し直されていることが幾度となくありました。
せっかく干したものを干し直されていて、気分がいいはずもなく、
初めのころはわざと向きを逆にしたりもしていましたが、
今では、南側に向けないと、
多少ですが、気持ちが悪と感じるようにさえなりました。
習慣って、怖いですよね。

位置に関しては、洗濯物を畳んで一時的に置くときの順番も然りです。
感心するくらい徹底的ですよね。

義母の、方角に重きを置くことは洗濯物だけではなく、
私の実家のある方角も気にされていました。
結婚前にしきりに実家のある方角を聞かれましたから。
(多分、いい方角ではなかったと推測しますが・・・)
また、年に二度(6月と12月)の大祓の時に、
神社から配られる『ひとがた(形代)』に息を吹きかけるときも、
義母だけ南側を向いて行っています。
おそらく、義母ならではのこだわりなのでしょう。

各ご家庭で、様々な文化?がきっとあることでしょう。
普段、当たり前にやっていることが、
もしかしたらよそのご家庭にはない特有のものかもしれません。
たまにはそんな話をしてみるのも面白いかもしれませんね。

[Okei]

スズメとメダカはどちらが幸せか。

『雀の学校』という童謡がありますよね。

〽チイチイパッパ チイパッパ
 雀の学校の先生は
 ムチを振り振り チイパッパ
 生徒の雀は輪になって
 お口をそろえて チイパッパ


よく考えてみると、「ムチを振り振り」って意外とスパルタですね。
この曲は大正時代に作られたものですが、
今春に改正児童虐待防止法が施行され、親による体罰すら全面禁止される現代。
厚生労働省によれば、「身体に苦痛や不快感を引き起こす行為」は、
どんなに軽くても、仮にしつけ目的だったとしてもNGになるそうなので、
先生がムチなんか振った日には、たちどころに職を失うことになるでしょう。

一方、同じ“学校”つながりでは、
戦後に作られた『めだかの学校』という童謡もあります。

〽めだかの学校のめだかたち
 だれが生徒か先生か
 だれが生徒か先生か
 みんなで元気に遊んでる


こっちの学校は、どっちが生徒でどっちが先生か分からないくらい、
先生も生徒も混ざり合って遊んでるっていう感じですね。

この、2つの“学校”系の童謡を比較して、
やれ『雀の学校』は、「ムチを振り振り」の部分を指して、
戦前の軍国主義教育が歌詞に表れている云々と批判する論調もあるようですが、
私はそこまでは思いません。
だって、現代でも「教鞭をふるう」のような単語もあるわけだし、
「ムチを振り振り」も、何も本物の革のムチを振り下ろす描写ではないでしょう。

ただ、私が『雀の学校』で問題だと思うというか、
自分には合わないなと思うのは、「お口をそろえて」の部分です。
みんなと一致した行動をとることが苦手な私にとって、
「お口をそろえて」というのは、
かなりストレスを感じるフレーズです。

どうしてって、そろえる意図が分からないので。
そして、逸脱した者がムチで打たれるのであれば、
おそらく私は打たれっぱなしで、ミミズ腫れだらけのことでしょう。

私たちは、ともすれば、古い価値観に捕らわれがちです。
たとえば、
「新入社員とはこうだ」、「営業マンとはこうだ」、「管理職とはこうだ」と、
その役割に対するステレオタイプを創り、
“指導”と称してそのイメージを押し付けるようなことをします。
そして、イメージと合わなければ、さすがにムチで打ちはしないにしても、
「困ったものだ」と苦々しい顔をするわけです。

私は、これが苦しくてたまりません。
だって、「新入社員観」、「営業マン観」、「管理職観」というのは、
望ましい姿がどうであるかは別にして、
人それぞれ、違う感覚を持っていても問題ないと思うから。
つまり、上役が抱いているイメージを、
部下が共有できている保証はどこにもないわけです。

よく指摘されることですが、
部下は、上役の忠告を無視しているのではありません。
聞いたうえで、意味がよく分からないのです。
上役がせっかくアドバイスしたのに、ポカンとするばかりで、
せっかくのアドバイスが次につながらない様子を見れば、
「なんなのだ、アイツは。アドバイスを聞く気がないじゃないか!」と、
立腹する気持ちも分からぬではないし、
勢い、「もう知らん。アドバイスなど、しない!」と、
突き放す気持ちになるのも、無理からぬこととは思うのですが、
昨今の若者は素直ですよね。
無視しているのではなく、
聞こえてはいるけど、意味がよく分からないのです。

だとすれば、上役の側が工夫を凝らし、
部下にも分かるように、噛んで含めるように教えるしかないでしょう。

それは“指導”ではありません。
“指導”というのは、上位の者が下位の者を教え導くことを言い、
「上から目線」であることが前提です。
しかし、下位の者が理解できない状態であっては、
その「上から目線」は機能しないのです。
結局、必要なのはニュートラルな視点と、
「共感」とか「共鳴」に尽きるのです。

ところで、突然ですが、これは私の持病のクスリです。
ピンク色したきれいな錠剤が入っているのが見えるでしょう……か。

こそ丸錠剤が入っています

瓶のラベルによれば、このクスリは不思議なクスリで、
錠剤が見える人と見えない人がいるそうです。
みなさん、ピンク色した錠剤が入っているのが見えるでしょうか。

この錠剤、効果は30分程度しか持続しないそうですが、
不平不満がこうじて気分がすぐれないときに、
2~3粒を、「あなたがおればこそ」と心から念じ唱えながら、
コップ一杯の水と一緒に飲めばよいのだそうです。
この、心から念じるというのが効果を高める秘訣だそうで、
効果は30分程度かもしれませんが、なかなかの効き目とのことですし、
しかも、副作用はないので、
効果が薄いと感じるときには一日何錠、服用してもよいとのことです。
ストレスで心が病んでいるときなどにも、即効性があるそうです。

ふざけていると思われたかもしれませんが、
これは岡山旭東病院という正真正銘の病院で売られている“クスリ”で、
私も、お金を出して、岡山でこれを購入しました。

結局、アンガーマネジメントの話なのですが、
世代間の考え方の違いなどで分かり合えないところがあるとしても、
「なんなのだ、アイツは!」などと裁くのではなく、
そっと錠剤を口に含んで、「あなたがおればこそ」と心から念ずることで、
相互理解を深めることとこそ肝要ではないかと思うのです。

当社は、必ずしも人財育成に成功してきた会社ではないのですが、
「上から目線」にならないことなどに留意し、
今年は一歩一歩取り組んでいきたいと思う次第です。

[SE;KICHI]

年頭の御挨拶

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は格別のご高配を賜り、誠にありがたく厚く御礼申し上げます。

日頃ご支援頂いている皆様のおかげで、新しい時代になり初めての新年を無事迎えることができました。

私共は、顧客第一を信念とし、皆様にご満足頂ける真のサービスをご提供できるよう、日々努力して参りたいと存じます。

本年もより一層のご支援を賜りますよう、従業員一同心よりお願い申し上げます。
また、皆様のご健勝とご発展を祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

代表取締役 松田 昌貴
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Author:kkseishin
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■富山本社/〒930-0821
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■新潟営業所/
〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
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