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年末ですね。

今年の出来事を振り返ると、まずは何と言っても令和への改元、
第126代天皇陛下がご即位したことでしょう。

また、想像をはるかに上回る台風などの自然災害の猛威や、
歩行者を巻き込んだ痛ましい車の事故もいくつもあり、
いまだ傷がいえておりません。

政治では日韓関係が過去最悪になり、芸能界では反社会勢力との関係、
薬物問題など解決を急がれることがたくさんありますね。

一方、スポーツの世界ではNBAウィザーズの八村塁選手の活躍や、
渋野日向子プロの全英オープン優勝、
ラグビーW杯では日本チーム初のベスト8入りなど世界的な活躍があり、
新しい時代への幕開けにふさわしい出来事でした。

来年はいよいよ東京オリンピックです。
明るい話題でいっぱいの年になってほしいものです。
さて、気が付くともう今年もあとわずかです。
色々あった1年でしたが、
ご支援下さった皆様のおかげで無事終えることができそうです。

感謝を申し上げると共に、
来年度が皆様にとってますます幸せな1年になることをお祈りいたします。

来年もよろしくお願い申し上げます。

[M M]
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知らぬ罪

さて、クリスマスが近いこの時期、各家庭ではシュトーレンを焼き、
子供に何をプレゼントするか、準備に余念のないことでしょう。
冬の風物詩として、微笑ましい光景だなと感じます。
しかし、どの家庭にもそのような幸せが来るかといえば、
それは幻想です。

私たちが詳しくは知らないということは、あるものです。

たとえば、児童相談所。
たまに目にする児童相談所がらみのニュースというのは、
だいたいが、対応が後手に回って子供が犠牲になりましたというような、
あまりポジティブではないニュースが多いためか、
世間の方の児童相談所への見方は厳しいものだと思われます。

しかし、知っていますか。
児童相談所による一時保護の件数は、全国で年間2万件超だそうです。
この数字が多いのか少ないのか分かりませんが、
たとえば、私が住んでいる富山県の場合、
児童相談所による一時保護の件数は、年間100件ほどだそうですから、
これはつまり、3日に1回ほどの頻度で、
県内各地で子供が保護されているという計算になるわけです。
私は、この件数を尋常ではないと感じますが、
それでも、実際に自分の親類縁者や友人知人が経験していない限り、
なかなか、身近なことと捉えるのは難しいかもしれません。

では、どのような子供が一時保護されるのでしょうか。
たとえば、夫婦関係に問題がある場合、
一時的に子供を預けてその間に関係を立て直そうとか、
そういう前向きな目的をもって入所させられる子供もいます。
しかし、多くの子供は、
両親の死亡のような先の見えない環境の変化であったり、
もしくは虐待の恐れがあるなどで、
このまま両親のもとに置いておくことで身に危険が及ぶと判断され、
緊急措置として、連れてこられるケースが多いわけです。
ちなみに、前述の、前向きな目的をもって入所させられる子供の場合、
ちょっとした合宿のような形で収容されてくるようですが、
後者の、緊急の場合は着の身着のままで入所することになりますから、
ずっとその時の服装のまま過ごすことになります。

一時保護された子供たちは、どのような場所で過ごすのでしょうか。
富山の場合、築40年を超えた施設で過ごします。
一時保護というからには数日間かなと思うかもしれませんが、
次の行き場が決まるまで、その施設で過ごさなくてはなりません。
“次の行き場”とは、もとどおり両親の元に戻ることになるのか、
それとも施設に入居することになるのか、受け入れてくれる里親が決まるのか、
ということで、そんなの、なかなか簡単に決まるものでもないので、
結局、かなりの日数、彼らはそこにいなくてはなりません。
その日数は全国平均で29.6日です。

つまり、築40年を超えたコンクリート造りの施設で、
着の身着のまま、1カ月近くを過ごす子供。

施設内のソファーはスプリングが飛び出したのをガムテープで補強したもので、
幼児用の絵本も破れ、ページが脱落したりしています。
子供たちは消しゴムひとつ自分用には買ってもらえず、
丸くなったクズのような消しゴムをみんなで共有して使います。
着の身着のままの連れてこられた子供たちの着替えの服ももちろん、
なにひとつ自分用のものは与えられません。

プレイルームの壊れかけソファーセロテープで補強した絵本クズのような消しゴム

ちなみに、申し添えておくならば、
この施設は行先を決めるまで一時的に保護するための場所なので、
ここで長期に生活することは想定しておらず、
この施設から学校に通うとか、そういうことはできません。
保安上、外には出られず、子供たちは、じっとその中で過ごします。

……牢屋かよ。
初めて視察した際の、私の感想です。

収容されている子供たちには、少しも罪はありません。
ただ、両親が早く死んでしまったとか、失踪してしまったとか、
虐待するタイプだったとか、そういう不運が重なっただけです。
仏教では子供は親を選んで生まれてくるといいますから、
そこまでさかのぼって、その親を選んだ子の責任と言われれば、
それは返す言葉もありませんが、
少なくとも、生まれてこの方、その子には罪はないはずです。
なのに、牢屋。
冒頭の、シュトーレンを食べ、プレゼントをもらう、
温かい団欒など、望むべくもありません。

ところで、その牢屋で過ごす子供たちも、いずれ大人になっていくわけです。
大人になった時、この経験がどのように響いてくるでしょうか。
シュトーレンを食べ、プレゼントをもらえる子供と、
破れてページが抜けた絵本を毎日静かに眺める子供。
私は、大人になった時の自己肯定感に重大な差が生じるのではないかと思うのです。
幼少期にうまく自己肯定感を育めなかった子供が、
大人になってからそれを取り戻すことは難しいものです。
だとすれば、幼少期にあんまりみすぼらしい体験をさせるものではないと思うのです。

なぜそのようなことになるのかといえば、
このような一時保護所には、充分な予算が充当されていないから。
年間26万円しかないので、ティッシュとかトイレットペーパーを買ったら終わりです。
絵本を新しく買うこともできませんし、着替えを買うこともできません。

予算の問題といわれたら、私たちが口を出せることはありません。
しかし、みなさん、児童相談所による一時保護のこと、知らなかったでしょう。
学校とか図書館とか、普通の人が利用する施設と違って、
多くの方にとって、児童相談所はなじみが薄い施設でしょう。
“知らぬ罪”というものが、あるのです。
マザーテレサは言いました。
愛の反対は無関心だ
ほんの少しでも関心を持って現実を知ることは愛だと思い、
お伝えした次第です。

クリスマスイブの今日、みなさんの手元にある、
シュトーレンを焼いて家族で食べ、子供たちへのプレゼントを考える家庭は、
もう、本当に本当に、幸せな家庭なのです。

[SE;KICHI]

National Anthem 3

番外編です。

ワールドカップの喧騒から、もう年の瀬です。
流行語大賞には、
ジェイミージャパンが掲げたスローガン「ONE TEAM」が選ばれましたね。
私もまさかそんなに!?とまで思いましたが。

かなり前から、史上初アジア開催、しかも日本で2019年に!と言いながら、
「本当に盛り上がるの?」
「ラグビーってどんなのだっけ?」
とか様々言われていまして、
関係者からも心配の声が上がっておりました。
しかしご存知大会前の下馬評を大きく覆した、
素晴らしい大会になったことは以前も話しましたし、ご周知の通りです。

それ故の上記の結果であります。
視聴率50%超えの、国民の半数以上が関心を持ってくれたこと、
そして様々な箇所での応援に、
何をしたわけではありませんが、
元ラガーマンである当方も、
少なからず感動と感謝の念を抱いております。
ありがとうございました。


先日東京でお会いしたお客様ともその話題となりました。
あのスポーツの精神性の素晴らしさに惹かれ、
素人ながら感動したよと言っておられました。
少しだけでしがあのスポーツをやっていたことを、
今になってですが、とても誇らしく思います。
ありがたいです。

前振りがいつも長くて怒られますが、
もう少しだけ国歌についてご使用させて下さい。
前回では伝えきれなかった、誇り高いのがまだありますゆえ…。

①アイルランド(国歌?)

今大会、世界ランク2位たる最大の強敵として臨んだアイルランドに、
日本は歴史的大金星を挙げました。
だがそれは奇跡的ではなく、必然的なプレーが結実した数々でしたのです。
(長いので割愛です。)

ラグビーアイルランド代表が歌うのは、
アイルランズ・コール「Ireland's Call」です。

https://youtu.be/U58tjr9IYHs

これは正確には国歌ではありません。
ラグビーの為に作られた、ラグビーアンセムと言って良いでしょう。
アイルランドは、ラグビーの世界ではひとつの国となります。
これはイギリスが4ヵ国でグレートブリテンを形成していて、
その中の北アイルランドと、
同じ島ですが、南方の別の国であるアイルランド共和国から構成される、
という意味です。

最近テレビで池上彰氏が取り上げるぐらい、皆にも知られていますが、
かつて宗教間対立、民族独立の歴史によって、
19世紀初頭の独立戦争を端に、60年代の紛争含め多くの血が流れ、
分断されてしまった悲しき過去があります。
しかし分断前から、アイルランドラグビー協会(IRFU)が存在していたため、
諍いなど関せず、まとまりを持ち続けました。
サッカー協会とは違って、別々のチームではなく、
今も民族の融和の象徴として絶大な人気を得ています。

共和国であるので、
共和国の国歌、兵士の歌「Amhran na bhFiann」を歌っていましたが、
別の国、北アイルランドとの問題も踏まえ、1995年に新たに作られ、
95年大会から今まで歌われ続けているというわけです。

なので、ワールドカップやアウェイでの試合ではこの歌のみ歌いますが、
ホームでの試合になった場合、両方歌うという特殊な状況になるのです。
(ちょっと長くなるので、尺取すぎやろ?って感じになりますが…理由あってのことです。)

やはりこの人たちも、アツい思いで歌っているのが、
歴史を考えるとよく分かります。


魂のラグビーと比喩されるほど、
愚直、真面目なプレーで世界を魅了してきたアイルランドです。
まさにアイルランド魂溢れる、アツい歌が心を打つのでしょうか。
ホームだと生演奏でもあるし、良いですね。

②フランス国歌

知らない人、いないでしょう!
有名過ぎますよね。

タイトルこそ出てこなくても、メロディーぐらい一度は聞いたことあると思います。
それはラ・マルセイエーズ「La Marseillaise」です。

https://youtu.be/UDkUZ2AdXZI

2011年大会の決勝戦です。
前回ご紹介のニュージーランドとのつながりですが、
改めて見るとあまりにも対照的です。

フランス革命時のマルセイユ地方の兵隊の歌であり、
国民にとっても馴染みのある未だに歌われている、明るい曲です。
もともと、主君を倒せ!という過激な歌詞であったために、
未だそのメロディーの歌を歌っていることから、
世界的に批判も浴びることがある曲だったりしますが、
今は歌詞を変えられて歌われています。

ラグビーフランス代表は、かつて世界最強のスクラム大国として名を馳せました。
それもあって、ワールドカップでも、幾度も決勝に進出してきた、
下馬評を覆すダークホースです。
なのにいつも優勝に一歩届かず、
今回もギリギリのところで準決勝には上がれませんでしたが、
力のあるチームであるのは間違いなく、次回大会のホスト国です。

③イタリア国歌

変わり種といったところでしょうか、でも私は好きなんです。
イタリア国歌は、マメーリの賛歌「Inno di Mameli」です。

https://www.youtube.com/watch?v=NAZ7iFji2s4

あの高名なオペラ王のヴェルディが編曲した曲です。
(日本でも有名な方です。)
国歌としては、とても明るく、そして楽しい曲調です。
何というか、イタリア人の気質というか、上手く表しているなと感じます。

実はこの歌、できたのも19世紀と最近で、歌われ始めたのも70年近く前、
そして正式に国歌として制定されたのもなんと2017年!?の年末です。
これにはびっくりしましたが、歌も5番まであって結構長いんですよ。
それでも、私の中の国家像を大きく変えたものです。

サッカーはご存知、2006年ワールドカップでは世界一に輝くなど、強豪ですが、
ラグビーはいまひとつというイメージがあります。
欧州6ヵ国対抗戦である、ヨーロッパラグビーの最高峰大会、
シックス・ネーションズ
(イングランド・ウェールズ・スコットランド・アイルランド・フランス・イタリア)においても、
最後に加わったまだ発展途上の国ではあります。
それでも日本代表からは強豪国として扱われ、
最近まで勝てなかったチームであります。

特に今大会で代表を引退した、
スキンヘッドの主将、セルジオ・パリセは世界的No.8として、
個人としては非常に高いスキルと評価を持つ選手で、
なんとワールドカップに5大会連続出場という、まさに生きる伝説です。

セルジオ・パリセ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%82%AA%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AA%E3%82%BB

彼が昔から好きだったこともあり、今ワールドカップのイタリア戦は全部観ました。
他にも成長著しい選手は結構いまして、日本同様、これからが楽しみなチームです。

☆ロシア国歌

日本が初戦を戦い白星を掴んだ、まだ格下ではあるロシア代表の国歌は、
「祖国は我らのために」という曲です。
これはかつてロシアが、ソ連だった時代の曲をベースにしています。
曲名も変わっていません。

ソ連時代、スターリンのもと、
セルゲイ・ミハルコフという児童文学者が歌詞を書きました。
その勇壮な曲調と共産主義の勝利を称えた内容が、
冷戦敵対国アメリカにも勝る尊大さを兼ねているとして、人々から愛されておりました。
ソ連崩壊後、初代大統領のエリツィンが新しい国歌を採用するも、
歌詞もなく、アメリカにも劣るとして、
議会や国民から元の国歌に戻せと声が上がりました。
これに新しく大統領となったプーチンが、強いロシアを掲げて民衆の心を掴むべく、
もうかなりなおじいちゃんになるミハルコフに歌詞の変更を依頼して、
国歌法のもと2001年に制定しました。
国外からはソ連の復活だとか危惧されていますが、
かつての強いイメージが戻ったと国民から広く支持され、
法律によりテレビやラジオで1日に2回は流すことが義務付けられているほどです。
建国記念式典など、様々なイベントでの演奏もかなり力の入っている圧巻ぶりです。
(検索するとなかなか迫力が有ります。)


https://www.youtube.com/watch?time_continue=7&v=tHNcAZYPY_E&feature=emb_logo

ロシア代表の映像ではなく、ソ連時代の歌詞で、
映画「ロッキー 4」の宿敵イワン・ドラゴと対決するシーンで使用されたのが、
私にとって、とても印象的です。
もちろん設定上、モスクワでの試合なので、
観衆の盛り上がり、曲が流れたときの一斉に立つ姿、
雰囲気は完全に異様なまでにナショナリズムを感じる表現がなされています。
これは製作側が、冷戦時の敵対国で、
よく分からないソ連の暗いイメージを表現した1幕でありますが、
(対してアメリカを表す明るいシーンがあります。)

相手を知らないからと疑って、ここまでやるのかと思う、考えさせられるシーンです。
映画の中でも登場人物が言っていましたが、
同じ人間なのに、なぜそちらは正義で、
こちらは悪と決めつけるのか?
と。
両国融和の風潮の時代をそれから迎えていく中にあって、
スタローンが伝えたかったことは、それを考えさせることにあったと言われます。

話は大きくずれましたが、そんな感じでいろいろある曲です。

ここの載りきらない、様々な国歌があります。
どの国も、歴史と人の思いが溢れており、
まだ言い足りないことがたくさんありますが、ここまでにしておきます。

まさかラグビーからここまでくるとは、自分でも驚いております。

[K.K]

日常的なお話・続編

先日、再び弊社で取り扱っているヒーターの施工に秋田県へ行ってきました。
今回も 9月同様、K.K君と行きました(前回は言い過ぎてごめんね・・・)
施工は、打ち合わせ時と変更点がありましたが、現在可能な範囲で完了。
お客様にもご了承いただき、安心して帰ることができました。

今回の宿泊先も前回と同様の宿だったのですが、時期も12月ということもあり、
工事が無事に終わったら「きりたんぽ鍋でも食べに行きたいね」と話していました。
最終日はきりたんぽ鍋を食べに外出しました。

「とりあえずお店は調べずにフィーリングで入ってみよう」
などと言っていましたが、ガソリンスタンドのお兄さんにお店を聞いてみました。
すると、 「きりたんぽ鍋は家で食べるから、お店では・・・」
と返答に困っていた。
どのお店でもやっていそうなイメージがあったので意外でした。
一軒お店を教えてもらえましたが、まさかの一時休業中・・・。
結局フィーリングでもなく、スマホで調べて能代駅前のお店に入店。

「酒食彩宴 粋」
店内は落ち着いた雰囲気で綺麗です。

「酒食彩宴 粋」

少し食べた状態ですが、料理の写真です。

きりたんぽ鍋

秋田らしくきりたんぽ鍋といぶりがっこも頼みました。
きりたんぽ鍋は比内地鶏のスープが美味しい!
いろんなものを食べた後に串盛りが来たので、
お腹いっぱいで味がよくわからない状態になってしまってました・・・。
でもお店の雰囲気も店員さんも対応が良く満足でした。

最後はなまはげクリスマスバージョンを撮って店を出る。

なまはげサンタ

私自身はそんなに食に興味がないのですが、
普段行く機会がない土地へ行った際は、
せっかくなのでその土地のものを楽しむのも良いことだと改めて思いました。
合うか合わないかは別として、経験としてどこかで活きてくる可能性もあります。
もうなかなか秋田に行く機会もないだろう。
今回は良かったなあ、と旅を終え感じました 笑

また別の場所へ行った際には、
その土地ならではのものに触れていこうと思います。

今回は写真ばかりで短くなりましたが、次回も宜しくお願い致します。

[SYUN]

年末年始休業のお知らせ

平素より格別のご高配に預かり、厚く御礼申し上げます。
さて、弊社は年末年始につきまして、勝手ながら2019年12月28日(土)~2020年1月3日(金)を休業とさせていただきます。
新年は2019年1月6日(月)より通常営業させていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
猶、今後とも倍旧のご厚情を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

[AKA]

続・マドレーヌ

はい、マドレーヌ好きの皆さん、お待たせしました 笑

前回、マドレーヌを食べ歩く趣味の話を書いたところ、
個別にお問い合わせをいただくようになってしまいました。
それも、「仙台のあのお店、どう思いますか?」とか、
「熊本でおいしいマドレーヌないですか?」とか、
どこのことでも知っていると思われているのか……。

『コボリ洋菓子店』

宇都宮市内にある、今年でちょうど50年の老舗の洋菓子店です。
私は焼き菓子専門でケーキは食べませんが、
このお店はショートケーキやシュークリームみたいなものも売っていて、
どちらかといえば、そちらが人気なようで、
常時、店内に10人以上は会計待ちをしているような人気店です。

コボリ洋菓子店

手前が、おしゃれなシェル型のマドレーヌ。
バニラとバターが香りが強めで、
ハッキリ言って、超美味いです。
柑橘の風味がアクセントになっていて、軽やかな感じなので、
バターが重いわりにはいくらでも食べられる感覚になるマドレーヌです。
ちなみに、写真左上が「シュクセ」。
ナッツとチョコと栗を混ぜて焼き上げたバターケーキを、
チョコレートとナッツでコーティングした焼き菓子です。
人気 No.1 というだけあって、しっとりしておいしいです。
また、写真右上が2014年に誕生した「宮ミルキー」。
ミルクあんを生地で包んだ和菓子のようなお菓子ですが、
あんに混ぜたミルクが濃厚で、優しい甘さが口に広がります。
年間15万個を売り上げるというのも納得のおいしさです。

『菓子工房 道草』

こちらは滋賀県大津市の山手、成安造形大学の裏手あたりの住宅地にあるお店です。
普通の住宅に混じって建っていて、駐車場も少なく、
お世辞にも分かりやすいロケーションの店ではないのですが、
ケーキやシュークリームも売っていて、地元の方がよく利用するのでしょう、
行列とは言わないまでも、常にお客さんが1組は店内にいる感じのお店です。

マドレーヌby道草

こちらのマドレーヌは、口に入れた瞬間、「あっ!」という感じです。
というのも、洋酒が利いており、口いっぱいに洋酒の香りが広がって、
なんというか、大人の味という感覚になります。
この、洋酒を利かせたマドレーヌ、
どこにでもありそうで、実はそんなに多くありません。
そういう意味で、「なるほど、その手があったか!」と思わされます。
ちょっとコクがあって、私は好きな味です。

『菓子工房みずほ』

ここは徳島の吉野川市というところにあります。
こちらのシェフパティシエの山本さんという方が、
「ジャパンベルラーデアワード」というチョコレートの大会で優勝したそうで、
本当はチョコレートを得意とするお店のようです。

懐かしのマドレーヌ by みずほ懐かしのマドレーヌ by みずほ 中身

見て想像できる通り、全体的にふんわりした質感です。
「懐かしの…」って何のことかと思われるかもしれませんが、
味の特徴としてはミルクの風味で、
マドレーヌというより、ミルクケーキみたいな感じです。
(私は、本人がマドレーヌと名乗っている限りはマドレーヌとして見ることにしています。)
マドレーヌとしては少し特殊な感じもしますが、
私はこれのために何度も徳島まで足を運んでいますので、
一定の中毒性はあるといえましょう。

あと、せっかくですので最後にもう一件だけ、
弊社が立地している新潟市の『菓子工房くるみ』も紹介させてください。

新潟市の海に近いほうにある、街の洋菓子屋といった佇まいのお店です。
こちらもケーキを売っており、別に焼き菓子専門店ではありません。
常時、店内に会計待ちの列があったりはしませんが、
地元の人が普段使いとして訪れるようで、客筋が切れたりはしません。

マドレーヌbyくるみ

こちらのマドレーヌはマンケ型(菊花のような形)です。
こういう、街の洋菓子屋さんといった風情の店の場合、
上品なシェル型よりも、こうした庶民感覚をくすぐるマンケ型のほうが、
なんとなくしっくりきますし、見た感じ落ち着くというものです。
このマドレーヌは、口に入れた瞬間、「ん?」と思います。
語弊を恐れずに言えば、美味しいのかどうか、一瞬分からないのです。
少しパサパサしている感じがして、一瞬、ハズレかなと思うのですが、
食べているうちにその感覚が収束してきて、むしろ、コクを強く感じられるのです。
とっても不思議なマドレーヌで、クセになるのでした。

以上、ひとくちにマドレーヌとはいっても、
店によって、意外と特色があるというか、個性があるものです。
みなさんも、
いろいろなところを食べ歩いてみるのはいかがでしょうか。


[SE;KICHI]

魅惑の・・・(10)

今回は、2012年3月に投稿した観音菩薩の話の続きです。

この観音菩薩という仏さまの最大の特徴は、変身ができること。
それってくだらない能力のようにも見えますが、
ママに怒られても言うことを聞かない子供がパパに怒られるとシュンとするように、
相手が変わると素直に従えることもあるというもの。
そういう方便のために、求められればどんな姿にもなって人々を救おうと決意し、
変身できるようになったのが観音菩薩なのです。
少し前に紹介した如意輪観音も、その変身パターンのひとつですし、
ほかに、千手観音や十一面観音なども知られています。

で、今回は十一面観音のお話です。
十一面観音は、苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に11の顔があり、
全方向を見守っているとされています。
また、それぞれの顔は、人々をなだめたり怒ったり、励ましたり、
それぞれに別の役目をするのだと説かれています。

十一面観音は、顔は多いものの腕がたくさんあったりはせず、
首から下は、私たち普通の人間と同じようなビジュアルになっています。
そのため、肉体に違和感を感じさせることなく造形美を追求しやすいようで、
仏像としては奈良時代の昔から人気があって、多くの作例が遺されています。
十一面観音で国宝に指定されているのは7躯ですが、
そのうち、よく筆頭に挙げられるのが、渡岸寺の十一面観音立像。

渡岸寺 十一面観音立像http://www.kokokujitanbo.com/takatuki-14-2.htm

像高は195cmで、ほぼ等身大ですが、上部20cmほどは十一面が占めています。
パースから見て、11の面のひとつひとつは握りこぶし大といったところでしょう。
想像するになかなか重そうで、肩こりが心配になります。
しかし、肩こりを感じさせない鼻筋の通った精悍な顔立ちに柔らかなプロポーション。
特に腰のくねりからは、実に妖艶な雰囲気が漂っています。
……どうでしょうか、往年の河内桃子とか、そういう感じです。

さて、十一面観音の頭上の正面には、
まず、阿弥陀如来のミニチュアのような「化仏(けぶつ)」がついています。
これはこの観音が阿弥陀如来の化身だということを示しています。
観音菩薩というのは阿弥陀如来ファミリーの一員なので、この化仏はデフォルトです。
そして、それ以外に、十一面観音の頭の上の顔には5種類の表情があります。
頭頂に1つだけあるのが「仏頂面(ぶっちょうめん)」。
仏頂面(ぶっちょうづら)という表情がありますが、実はそれは悟りの表情ということで、
何が起きても動じなさそうな無表情になっています。
次に、本面のちょうど額の部分にあたる前3面が「菩薩面(ぼさつめん)」。
まぁ、いわば、正攻法での穏やかな導きを担当している優しいお顔で、
“観音といえば”というような表情として正面に配置されるのも納得です。
続いて、左のこめかみあたりについている3面は「瞋怒面(しんぬめん)」。
世の中、優しく諭してもヘラヘラして言うことを聞かぬ者というのはいるものです。
そういうバカ者を「ゴルァ」と戒める、怒った顔をしています。
そして、右側の3面が「狗牙上出面(くげじょうしゅつめん)」。
“牙”ってなんか怖っ!と感じますが、牙って、爽やかな白い歯のこと。
頑張っている人に白い歯をチラリと見せる、微笑みの表情。
そして背後の1面を「暴悪大笑面(ぼうまくたいしょうめん)」といい、全部合わせて11面です。

ところで、この背後の1面、暴悪大笑面。
煩悩だらけの人の悪行や屁理屈を笑い飛ばす表情とされていますが、
字面からしても、“悪を暴いて大笑い”……ということで、
なんでしょうか、すべてお見通しの水戸黄門みたいな感じでしょうか。
いずれにせよ、愚かすぎる人間を笑っちゃっている表情と言われています。

ところが、この暴悪大笑面、なかなか見ることのできないものなのです。
そりゃそうですよね。
だいたい仏像は正面から鑑賞するようになっているものですから、
多くの寺院で、観音像の背後には回り込めない構造になっていて、
暴悪大笑面も見られないことが普通です。
また、見えても暗い堂内では表情がよくわからなかったりするもの。

しかし、こちらの渡岸寺は違います。
後頭部の暴悪大笑面が鑑賞できるよう、観音様の背後に通路があるうえ、
わざわざ大笑面にスポットライトまで当ててくださる暴悪大笑面推しなのです。
その顔がこちら。

暴悪大笑面http://kajipon.sakura.ne.jp/kt/butuzou2.htm

いかがでしょうか。
ちょっと……その……下品、じゃないですか?
前述の通り、これは、人の煩悩を笑い飛ばす表情とされていますが、
実際に誰かからこの顔で笑われたらムッとしてしまいそうな表情です。
何というか、朗らかでないというか、夢に出てきたら寝苦しそうな、
ちょっと、観音としての活動に支障はないのか心配になるような顔立ちです。
もしかして、この顔の不快さに、悪人たちも思わず改心してしまうのか?と、
あまりの表情にいらぬ邪推をしてしまうくらい。

ところで、私が不思議だなと思うのは、
なぜ、このようなものを考え出したのかということ。
だって、仏像がいまよりももっと人々の尊敬を集めていた時代、
仏像の背後に回って後頭部を見るなんて、そもそも罰当たりなことでしたから、
この暴悪大笑面を作ったところで、ほぼ人目に触れることがないはずです。
そんな、ほとんど人が見ない場所にバカ笑いする顔を彫る意味の分からなさ。

私のたどり着いた答えは、これは内心を表しているのだなということ。
正面から見たら菩薩面など穏やかな顔立ちをされている観音さまですが、
裏に回ってみれば、人々のしょうもなさにバカ笑いしちゃっている状態。
見られてないと思って……ということでもないでしょうが、
たぶん、見られることは想定していない素の表情、つまり本心です。
つまり、観音さまの本心は、
「見えてるところでは澄ましてるけどね、
ホンマは、みんなのしょうもなさに笑ろてしもてんねん」

ということなのでしょう。
なんか、そういう表情をさせてしまい、申し訳ないことです。

よく、悪を滅するには笑うが一番といいますが、
しかし、それにしては、気味の悪い表情です。
個人的には、瞋怒面で「ゴルァ」と凄まれるより、
こういう気味の悪い表情で嘲笑されるほうが、じわじわとダメージがあります。
こういう人があっちから近づいてきたら、怒ってる人の何倍も怖いですしね。

その他の国宝・十一面観音像について、ご紹介しておきます。

聖林寺(奈良)観音寺(京都)六波羅蜜寺(京都)道明寺(大阪)法華寺(奈良)室生寺(奈良) 造像年順

あと、国宝ではありませんが、背後から暴悪大笑面を見ることのできる十一面観音としては、斑鳩の法輪寺(奈良)があります。

一生に一度くらいは
見ておいて損はないと思いますよ。


[SE;KICHI]

めんどくさいな

私の家は富山市の田舎のほうで、田んぼも持っています。
この時期になるといろいろな団体の、
万雑と言われる総会のようなものが行われます。

参加するようになってから普通に使っていたこの言葉、
ふと語源はなんだろうと長老がたに質問をしても、
「万雑は万雑だちゃ」と言われてしまい、
ちょっと調べると「万雑公事」とかでてきました。
年貢以外の諸費用(草刈り・水路管理費・会議費など)を面積割や均等割りなどに仕分ける雑税・・・
意味合いとしてはその通りで使っていますが、へーって納得。

言葉の意味の話をしたいのではなく、この時期になると連続することです。
町内会については年度末になったので3月に行われる(これは総会)のですが、
田んぼ関係の団体が3つ(汗)
土地管理委員会・生産組合・営農組合です。

うちの地区は少し変わっているのかもしれませんが、
営農組合の役員は選挙(実際は事前の根回し)ですが、
生産組合長と土地管理委員長は決まったメンバーで順番に行っています。
これが20年に一度回ってきます。
特に大きなお金が動く土地管理委員長については、
町内会の委員にもなるので、ちょっと気が進みません(汗)

今では区画整理事業も終わっているので、
私が参加するようになったころには仕事もだいぶん楽になったようですが、
当初は丸1日かけて行われていました。
ガンピ(富山の方言で模造紙のこと)に名前を書く所から・・・

決まったメンバーについても、おそらく昔は地主で回っていたのだと思いますが、
一定以上の面積を持っている人でやるようになっていますが、
跡継ぎがいなくて高齢の方も増えてきて順番が回らなくなってきています。
私もできれば田んぼが無くて、
こんな会合に参加しなくてよかったらいいのにと思っています。

話がそれてしまいましたが、ただでさえ面倒な話をして時間がかかっているのに、
田舎では人が集まると飲みます。
好きで飲んでいるのだからと言われればそれまでですが、
友人とは違う父親世代の方との毎週の飲み会。
自分の中では営農組合だけでいいのではと思っていますし相談もしたのですが、
いろいろあるようでまとめることはできないようです。
でも自分の子ども世代までには整理して、
こんな面倒なことにはならないようにしたいものです。

[WAKA]

やめるべき5つの習慣⑤

『やめるべき5つの習慣』の第5弾。
私は全5箇条のうち、これが一番深いかもしれません。

やめるべき5つの習慣⑤「うまくいかないと落ち込む。」

うまくいかないと落ち込む……これをやめろと言っています。
……いやいや、うまくいかないと落ち込むでしょ、普通でしょ、と思いますよね。

でも、うまくいかないからと落ち込む人は心がマイナスになる人だといいます。
まぁ、落ち込んでいるわけですから、イメージ的にそうですよね。
そして、心がマイナスになってしまうと、
そのあとの行動のパフーマンスが落ちてしまうわけで、
そうすると次に起きてくる出来事もマイナスなことになりがちだ、というわけです。

だって、分かりやすく言えばですよ、
落ち込んでるときと、落ち込んでないとき、
当然、落ち込んでない時のほうが活力というか、エネルギー量が高いですよね。
だとすれば、仮に、いま、現実にうまくいっていないとすれば、
落ち込んで、エネルギー量が低い状態ですよね。
そこから立ち直って、その、エネルギー量の高い状態にまで活力を戻そうとするとき、
身体でいえば栄養ドリンクなどで活力を補給するように、
エネルギーを補給しなくてはなりませんよね。
エネルギーが必要な場面なのにそこで落ち込んでいたら、
エネルギーが不足するわけですから、ますます状況は悪くなるわけです。
つまり、うまくいってないときほどエネルギーが必要なんだから、
落ち込んでちゃダメだっていうわけなんです。


むしろ、うまくいっている時なら少々落ち込んでも大丈夫です。
しかし、人間、逆にやっちゃいがちです。
だいたい、うまくいってるときは鼻高々でちっとも反省しないくせに、
うまくいかなくなると、途端に「やべぇやべぇ、どうしよう」って、
あたふたし始めるもの。
本来は、うまくいっているときほど用心して、
「何か、まだ機会損失しているはずだ」とか、
「まだまだ未熟なんだ、ワタシは」というふうに、
うまくいってエネルギーが高い状態だからこそ、きちんと反省するべきなんです。
逆に、むしろ、うまくいっていないときは反省しちゃダメだと言いますよ。
そんな状況で深く反省するとメンタルが崩れちゃうから、
そんな時は、ヘラヘラ笑ってるくらいでいいのです。

うまくいかないから落ち込むのは、一見、当然のようにも思えますが、
さらにうまくいかないことを引き寄せる体質に変わっていってしまうと言います。
たまに、「あ、この人、いま、うまくいってないな」って顔の方がいらっしゃいますが、
そんな、周囲から察知されるほどに辛気臭い顔してたら、
うまくいくもんもうまくいかなくなって、ますます悪くなるというものです。
だから、うまくいってないときこそ、調子に乗ってる顔、しなきゃダメだそうです。

うまくいってないときが勝負ってことです。
そういう時にどれだけ笑えるか、どれだけ背筋を伸ばせるかです。
この世界は、心が先で、現実はあとからついてくるんです。
うまくいかないときこそ、
落ち込まないようにコントロールするべきです。


その実践方法は、やや言葉遊び的ですが、
「苦難感を貼り替える」ことだそうです。

「やっべ~、なんだよ、うまくいかねぇよ」ってことを、
「やった~」って喜ぶってことなんです。
これはどういうことかというと、
うまくいかないということには理由があるはずなので、
そのことに気づかせるために起きてるトラブルだということです。
つまり、何か自分の身の回りで問題が起きるとき、
「おいおい、気をつけろよ」っていう教訓なんだということです。

たとえば、私の知人に、毎年警察に捕まり続けている人がいます。
もちろん、スピード違反とか、一旦停止義務違反とか、軽微な違反で、
つまり、ちょっと違反したことを、隠れてたおまわりさんに見つかる程度ですが、
捕まった瞬間、彼は、
「ふざけんなよ。こんなところでスピード出したからって事故起きるわけねぇだろ。
オメエら他にも重要な犯罪あんのに、俺ばっかりつかまえてんじゃねぇよ!」って、
思うんだそうです。

まぁ、そういうものかもしれませんが、本質は違いますよね。
捕まったら「ありがとうございます。
おかげでこの後、大きな事故を起こすところを救われました。」くらいでないと。

つまり、すべての艱難辛苦が、
「おいおい、オマエ、そろそろ気をつけろよ。ほっとくとヤバいぜ」っていう、
シグナルなんだということです。
しかも、苦難とは、だんだん大きく育つという特性を持っているといいます。
見逃すと(つまり、対処せずに放っておくと)、次はもっと大きくなって再来します。
だから最初は、「よっ、大丈夫?」くらいだったのが、
それを無視すると、「おいっ、気をつけてるか?」と、強度が上がり、
それでも無視すると、「くぉらっ! 気をつけろって言ってんだろうが!」ってなるのです。
それでもスルーすると、バーンといくわけです。

会社や家庭も同じでしょう。

会社、倒産するときだって、倒産する前にシグナルがいっぱい起きているはずです。
最初は社員さんの笑顔が減るとか、そういうのです。
それを「なんだアイツ、最近元気ねぇな……おいっ、暗い顔すんなよ」とか、
社員のせいにしてスルーしていると、その社員さんはそのまま暗くなっていきます。
そのうち社員さんが、売り上げを上げないとか、成果を出さなくなっていくでしょう。
それをまた「おいっ、何やってんだよっ」って責めたとしましょう。
そうすると、その社員は「働くのがつらい」とか言い出して、パフォーマンスが落ち、
何か客前で失敗するようになり、クレームが起きるわけです。
「誰だ、このクレーム起こしたのは! オマエかっ! 何やってんだ!」とか言うでしょう。
そうすると、この社員は辞めてしまいます。
そして、人手が足りなくて、他の社員もイライラし始めて、
業績が悪くなり、赤字になって、キャッシュアウトして、倒産していくんです。

そりゃそうですよね、いきなり倒産なんかしません。
夫婦関係も同じです。
急に離婚なんかしないと思います。
最初は奥様が話しかけてるのに、ダンナが聞いてないとか、
そういう些細なことから始まるんです
その手当てを怠ると、あとあとの少しの亀裂が修復不可能になるといいます。
だって、離婚騒動になって別れましょうって言ってるときに、
「うちのダンナは本当に私の話はよく聞いてくれるんだけど、無理!」とか、
そのようなことはないでしょう。
いちばん最初のシグナルは、話を聞いていないってところからです。

小さいことのシグナルを無視しないということです。
そこを直視せず、放置しているから、問題がだんだん大きくなっていって、
それすらも人のせいにしてるから、大問題になるんです。

そう考えると、どうでしょうか。
苦難って、改善ポイントを指摘されたってことです。
ノーヒントよりも幸運なことですよね。
よくよく感謝したいところです。

[SE;KICHI]
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