平成“最後”の武者修行
戦国時代、今川義元が松平広忠の子、竹千代(後の徳川家康)を人質として迎えたとき、
家臣に「竹千代にはむごい教育をしろ」と指示しました。
それを聞いた家臣は、
竹千代に粗末な食事を与え、朝早くから叩き起こして、
休みなしで武術と学問を教え込む生活をさせたそうです。
それを聞いた義元は、家臣を叱責し、
「バカモノ! むごい教育とは、朝から晩まで、
海の幸や山の幸あふれる贅沢なご馳走を好きなだけ与え、
寝たいと言ったらいつでもいくらでも寝かせてやることだ。
夏は暑くないように、冬は寒くないようにしてやることだ。
学問が嫌だと言うならやらせるな。
何事も、好き勝手させることだ!」と言ったそうです。
『茹でガエル』の話を知っていますか。
カエルを熱湯に入れると、カエルは熱さにびっくりして逃げますが、
カエルを水に入れ、この水を加熱して徐々に熱湯にしていくと、
カエルは逃げるタイミングが分からず、そのまま茹であがってしまうそうです。

http://kamuimintara.blogspot.com/2013/09/4_4.html
これは、カエルってバカだよねぇという話ではなく、
緩やかな変化には気づきにくいという話です。
私たちもそうなのではないでしょうか。
社会は刻々と変化していますが、一日一日の変化は微々たるものです。
そのため、状況の変化に気づきにくかったり、
それに対する対策が遅れたりするものです。
前述の“むごい教育”も、
現場から脱出しよう、自己を変革しようと思わせないように、
甘い環境に慣らして腑抜けにしてしまおうという狙いの悪だくみです。
夏休み、この酷暑のなか、子供たちはどう過ごしているでしょうか。
もしかしたら、クーラーの効いた空間で慣れきってしまい、
もはや外に遊びに行ったりしないかもしれません。
そんな子供たちに対し、
仲間同士で助け合って目的を達成することの大切さについて学んでほしいと願い、
今年も有志にて登山を企画しました。
当社も運営に関わっており、当社の社員もサポートに入っています。


このイベントは、この酷暑のなか、厳しいプログラムだとは思います。
また、一部に、山などに登って何になるんだというご指摘があることも承知しています。
でも、自分の損得だけを行動基準として、
他人を殺傷してでも自我を押し通すというふざけた大人が増えてきた昨今、
過酷な山上で仲間と助け合う体験こそが、
その子の将来に渡る大切な糧となると信じているから、
私たちはこの活動に意味があると思っています。
それから、お預かりする大切なお子さんに万一のことがあっては大変なので、
この武者修行には、各社の新入社員が引率者として帯同します。
その、引率者としてのスキルを高めるための研修も、毎月毎月重ねてきました。
フォトロゲで助け合うことを学び、座学で子供を預かるということの重さを知り、
プロジェクトアドベンチャーでチームワークを養い、
滝行で精神力を鍛え、写仏で子供たちのために心を込めてお守りを作り、
最終的に当日のコースをダイジェストで巡りました。




4月には渋々参加していた新入社員たちが、
回を重ねるたびに少しずつでも成長を見せて頼もしくなり、
最終的に、尋常ではない早朝に集合して下見に出かけている姿に感動します。
新入社員たちが入念な準備をしていることだけは知ってほしいと思います。
さぁさぁさぁ、平成“最後”の武者修行、もうすぐ開門です。
[AKA]
家臣に「竹千代にはむごい教育をしろ」と指示しました。
それを聞いた家臣は、
竹千代に粗末な食事を与え、朝早くから叩き起こして、
休みなしで武術と学問を教え込む生活をさせたそうです。
それを聞いた義元は、家臣を叱責し、
「バカモノ! むごい教育とは、朝から晩まで、
海の幸や山の幸あふれる贅沢なご馳走を好きなだけ与え、
寝たいと言ったらいつでもいくらでも寝かせてやることだ。
夏は暑くないように、冬は寒くないようにしてやることだ。
学問が嫌だと言うならやらせるな。
何事も、好き勝手させることだ!」と言ったそうです。
『茹でガエル』の話を知っていますか。
カエルを熱湯に入れると、カエルは熱さにびっくりして逃げますが、
カエルを水に入れ、この水を加熱して徐々に熱湯にしていくと、
カエルは逃げるタイミングが分からず、そのまま茹であがってしまうそうです。

http://kamuimintara.blogspot.com/2013/09/4_4.html
これは、カエルってバカだよねぇという話ではなく、
緩やかな変化には気づきにくいという話です。
私たちもそうなのではないでしょうか。
社会は刻々と変化していますが、一日一日の変化は微々たるものです。
そのため、状況の変化に気づきにくかったり、
それに対する対策が遅れたりするものです。
前述の“むごい教育”も、
現場から脱出しよう、自己を変革しようと思わせないように、
甘い環境に慣らして腑抜けにしてしまおうという狙いの悪だくみです。
夏休み、この酷暑のなか、子供たちはどう過ごしているでしょうか。
もしかしたら、クーラーの効いた空間で慣れきってしまい、
もはや外に遊びに行ったりしないかもしれません。
そんな子供たちに対し、
仲間同士で助け合って目的を達成することの大切さについて学んでほしいと願い、
今年も有志にて登山を企画しました。
当社も運営に関わっており、当社の社員もサポートに入っています。


このイベントは、この酷暑のなか、厳しいプログラムだとは思います。
また、一部に、山などに登って何になるんだというご指摘があることも承知しています。
でも、自分の損得だけを行動基準として、
他人を殺傷してでも自我を押し通すというふざけた大人が増えてきた昨今、
過酷な山上で仲間と助け合う体験こそが、
その子の将来に渡る大切な糧となると信じているから、
私たちはこの活動に意味があると思っています。
それから、お預かりする大切なお子さんに万一のことがあっては大変なので、
この武者修行には、各社の新入社員が引率者として帯同します。
その、引率者としてのスキルを高めるための研修も、毎月毎月重ねてきました。
フォトロゲで助け合うことを学び、座学で子供を預かるということの重さを知り、
プロジェクトアドベンチャーでチームワークを養い、
滝行で精神力を鍛え、写仏で子供たちのために心を込めてお守りを作り、
最終的に当日のコースをダイジェストで巡りました。









4月には渋々参加していた新入社員たちが、
回を重ねるたびに少しずつでも成長を見せて頼もしくなり、
最終的に、尋常ではない早朝に集合して下見に出かけている姿に感動します。
新入社員たちが入念な準備をしていることだけは知ってほしいと思います。
さぁさぁさぁ、平成“最後”の武者修行、もうすぐ開門です。
[AKA]
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