叫び声の出し時
弊社の事務所は1階が倉庫になっていて2階が事務所になっています。
先月、事務所のドアを開け階段を下りようとすると、
一羽のツバメが階段の天井付近に止まっていました。
(ツバメのシーズンでもあったので、そう珍しくはない光景です。)
文章にしてみたらなんてことのない平和なシチュエーションなのですが、
ツバメを目にした瞬間、私は息をのみました。
(ヒッ・・・怖い!)
屋外にいるとき、ツバメを怖いと思ったことはありません。
地面すれすれに飛んでいたら、雨が近いのかな~?とか、
軒先でピーピー泣いている赤ちゃんツバメを見たら可愛いなと思います。
ですが、階段室の狭い空間の中、階上にいる私はツバメと位置が近く、
ツバメが私に向かっていつ襲ってくるかわからない状況にとても恐怖を感じました。
ところがです。
図体のでかい私に驚いたであろうツバメもバサバサとパニックになり始めました。
私に向かって羽音を立てながら飛び近づいてくるツバメに、
思わず叫び声を出しました。
逃げるように階下に走る私。
外へ逃げようと閉まっている窓ガラスに何度も体当たりするツバメ。
私達は互いに必死でした。
死に物狂いで倉庫に逃げ込んだ私に聞こえてきたのは事務所内にいた人たちの声。
いたって冷静な声です。
状況がわかるととても落ち着いた様子で、
冷静にツバメへの対応をし始めてくれました。
階上で窓を空けてくれたにもかかわらず、
パニックのツバメはおとなしく出て行ってくれず、
せっかく私が逃げこんだ階下に向かってまたバサバサ飛んできました。
姿を見たわけでもないのにやたらと叫び声をあげるアラフォーの事務員。
情けないことに叫び声をあげることしかできませんでした。
同僚は階下にまで降りて来てくれ、迷い込んだツバメを無事、
外の世界へと導いてくれました。
会社で叫び声をあげたのは初めてではなく、幾度かあります。
a.さんが以前、怖いと思うものの話をされていましたが
、私は突然動き出すものや、突然の大きな音などが苦手です。
つい先日も二階の窓ガラスに、
鳩よりもう少し大きいくらいの大きさの鳥が体当たりしてきて、
結構な大きさの音がしたときも、私ひとり叫んでいました。
悲しいことに、私の叫び声の方が怖いと言われる始末です。
これは外出先に限らず家でも同じで、
主人にも子供たちにも私の叫び声にダメ出しをされています。
ママの声でビックリした、なんていわれることはしょっちゅうで、
主人には私とは絶対にお化け屋敷には入らないと言われています。
「キャー💛」としがみつく可愛い妻、ではなく、
ホラー映画のようなおどろおどろしい、けたたましい、
恐怖心をあおられるような叫び声しか出さないのがわかっているからです。
失礼な!とは思いますが、自分でもそう思うので仕方ないですね。
でも、本当に怖い時は声が出せないのも知っています。
まだ10代のころ、とても怖い経験をしました。
そのとき助けを求めようと叫ぼうとしましたが、
「キャー」と叫ぼうとしたけれど声が出せず、
とにかく声を出さなければと精一杯出した声が「ウォー」
(実際の叫び声は、怖すぎて当時ですら記憶になかったですが)
に近い声だったように記憶しています。
お化け屋敷で可愛い「キャー」を言っているうちは、きっと怖くはないんですよね。
いえ、怖いのに違いはないのかもしれませんが、
まだ余裕があるのだろうと、私は思っています。
本当に怖い時は、恐怖のあまり、
声帯など体中がこわばって、思うように声なんて出せませんもの。
話は随分飛びますが、
我が校区の小学生の子供たちは防犯ブザーと笛を持たされていますが、
本当に必要だなと思います。
危ない時、ちゃんと声を出せる子もいるかもしれませんが、
中には声が出せない子もいるはず。
力で大人に敵わないときは、別の方法で抵抗しなくては身を守れません。
市の安全メールで、カモシカやら熊やらの出没情報のほか、
不審者情報が以前よりも確実に多く回ってきています。
悲しいですがこれが現実です。
自分の身は自分で守らないといけません。
嫌な世の中になったものだと嘆きたくなりますが、
子供のみならず、大人も、いざという時どう対処するか、
考えておかなければいけませんね。
[Okei]
先月、事務所のドアを開け階段を下りようとすると、
一羽のツバメが階段の天井付近に止まっていました。
(ツバメのシーズンでもあったので、そう珍しくはない光景です。)
文章にしてみたらなんてことのない平和なシチュエーションなのですが、
ツバメを目にした瞬間、私は息をのみました。
(ヒッ・・・怖い!)
屋外にいるとき、ツバメを怖いと思ったことはありません。
地面すれすれに飛んでいたら、雨が近いのかな~?とか、
軒先でピーピー泣いている赤ちゃんツバメを見たら可愛いなと思います。
ですが、階段室の狭い空間の中、階上にいる私はツバメと位置が近く、
ツバメが私に向かっていつ襲ってくるかわからない状況にとても恐怖を感じました。
ところがです。
図体のでかい私に驚いたであろうツバメもバサバサとパニックになり始めました。
私に向かって羽音を立てながら飛び近づいてくるツバメに、
思わず叫び声を出しました。
逃げるように階下に走る私。
外へ逃げようと閉まっている窓ガラスに何度も体当たりするツバメ。
私達は互いに必死でした。
死に物狂いで倉庫に逃げ込んだ私に聞こえてきたのは事務所内にいた人たちの声。
いたって冷静な声です。
状況がわかるととても落ち着いた様子で、
冷静にツバメへの対応をし始めてくれました。
階上で窓を空けてくれたにもかかわらず、
パニックのツバメはおとなしく出て行ってくれず、
せっかく私が逃げこんだ階下に向かってまたバサバサ飛んできました。
姿を見たわけでもないのにやたらと叫び声をあげるアラフォーの事務員。
情けないことに叫び声をあげることしかできませんでした。
同僚は階下にまで降りて来てくれ、迷い込んだツバメを無事、
外の世界へと導いてくれました。
会社で叫び声をあげたのは初めてではなく、幾度かあります。
a.さんが以前、怖いと思うものの話をされていましたが
、私は突然動き出すものや、突然の大きな音などが苦手です。
つい先日も二階の窓ガラスに、
鳩よりもう少し大きいくらいの大きさの鳥が体当たりしてきて、
結構な大きさの音がしたときも、私ひとり叫んでいました。
悲しいことに、私の叫び声の方が怖いと言われる始末です。
これは外出先に限らず家でも同じで、
主人にも子供たちにも私の叫び声にダメ出しをされています。
ママの声でビックリした、なんていわれることはしょっちゅうで、
主人には私とは絶対にお化け屋敷には入らないと言われています。
「キャー💛」としがみつく可愛い妻、ではなく、
ホラー映画のようなおどろおどろしい、けたたましい、
恐怖心をあおられるような叫び声しか出さないのがわかっているからです。
失礼な!とは思いますが、自分でもそう思うので仕方ないですね。
でも、本当に怖い時は声が出せないのも知っています。
まだ10代のころ、とても怖い経験をしました。
そのとき助けを求めようと叫ぼうとしましたが、
「キャー」と叫ぼうとしたけれど声が出せず、
とにかく声を出さなければと精一杯出した声が「ウォー」
(実際の叫び声は、怖すぎて当時ですら記憶になかったですが)
に近い声だったように記憶しています。
お化け屋敷で可愛い「キャー」を言っているうちは、きっと怖くはないんですよね。
いえ、怖いのに違いはないのかもしれませんが、
まだ余裕があるのだろうと、私は思っています。
本当に怖い時は、恐怖のあまり、
声帯など体中がこわばって、思うように声なんて出せませんもの。
話は随分飛びますが、
我が校区の小学生の子供たちは防犯ブザーと笛を持たされていますが、
本当に必要だなと思います。
危ない時、ちゃんと声を出せる子もいるかもしれませんが、
中には声が出せない子もいるはず。
力で大人に敵わないときは、別の方法で抵抗しなくては身を守れません。
市の安全メールで、カモシカやら熊やらの出没情報のほか、
不審者情報が以前よりも確実に多く回ってきています。
悲しいですがこれが現実です。
自分の身は自分で守らないといけません。
嫌な世の中になったものだと嘆きたくなりますが、
子供のみならず、大人も、いざという時どう対処するか、
考えておかなければいけませんね。
[Okei]
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