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飛鳥の執念⑨ ~蘇我倉山田石川麻呂の重要性

「乙巳の変」って知ってますか。
当社の a. さんは「全然わかんないです」と言い、
Okei さんに至っては「さっぱり」という返事でした。
学校では教えていないことなので、無理もないかもしれません。
もしかしたら読めもしないかもしれませんね。

ところが、社内に乙巳の変について語る者がいたのです。
いつもウルトラマンについて語っている K.K さんです。
この K.K さんという人は、
もともと学校のお勉強ができるタイプではないのですが、
一方で、関心領域についての知識は尋常ではなく、
かなり細かいことまで調べて記憶しているようで、
果たして、本当におつむが弱いのか、それとも単なるキャラ設定なのか、
意外と後者なのではないかと思ったりもする私です。

乙巳の変というのは、
学校で習った「大化の改新」のきっかけになった事件の一つです。
中大兄皇子と中臣鎌足が、宮中で蘇我入鹿を暗殺し、
蘇我氏を滅ぼしたという飛鳥時代の政変で、
うるさい蘇我氏を葬り去ることで、大化の改新と呼ばれる改革が可能になりました。

私が乙巳の変と聞いて、若干の興奮を覚えるのは、
たぶん、蘇我倉山田石川麻呂という人物に興味を持ったからです。
名前長っ!
その蘇我倉山田石川麻呂は蘇我入鹿のいとこだったのですが、
中大兄皇子と中臣鎌足が、横暴な蘇我入鹿を誅殺することを画策したとき、
蘇我一族であったにもかかわらず、仲間に引き入れられます。
このとき、石川麻呂は、娘である遠智娘と姪娘の姉妹を、
妃として中大兄皇子に送り込んでいます。
ちなみに、遠智娘の娘が、私が何度も何度も書いている鸕野讃良皇女(持統天皇)で、
その妹の姪娘の娘が、その鸕野讃良皇女の息子・草壁皇子の妻、阿閇皇女(元明天皇)
この2人は嫁姑の関係でありながら、父親が同じであり、母方の祖父も一緒という、
2代遡れば完全に同一遺伝子の2人なのですが、
その祖父・石川麻呂という人は、そういう血縁的な意味合いでも、
また、乙巳の変の成否を握る人物としても、
その後の天武系王朝を築くにあたって、非常に重要な人物なのです。

ところが、この石川麻呂、キーマンのわりにメンタルはそう強くなかった模様で、
乙巳の変では、入鹿の暗殺の合図出し(天皇への奏上文を読み上げ)の役目だったのに、
合図を出しても、刺客が怖気づいてなかなか暗殺を実行しなかったため、
石川麻呂、大いに動揺して、文を読み上げながらガタガタ震え、
大汗をかいていたと言われています。
しかも、それを不審に思った入鹿に「何故震えているのか」と指摘される始末で、
つくづく、蘇我倉山田石川麻呂、ドッキリの仕掛人とか、
そういうことに向いていない人物だったようです。
こんな人、こういう大事なクーデターに、
私だったら誘わないかもしれません。

ちなみに、蘇我倉山田石川麻呂、乙巳の変での功績からか、
その後、右大臣に出世していますが、
4年後には、中大兄皇子と中臣鎌足の陰謀により、粛清されています。

はい、そこで前述の娘・遠智娘です。
遠智娘は中大兄皇子の妻ですから、
彼女にとって、父・石川麻呂は夫に殺されたようなものです。
遠智娘は泣き叫び、食事も喉を通らなくなったそうで、
なんと、そのまま死んでしまいました。

さらに、中大兄皇子と遠智娘の間に生まれていた鵜野讃良皇女は、
当時まだ5歳。
物心つくかつかぬかという年頃の鵜野讃良皇女にとっては、
父が母を殺したようなものです。
それをどんな気持ちで受け止めていたのでしょうか。
そして、彼女にとって、幼少期のこの経験が、
天武王朝に固執する権力主義的なマインドのベースになったのかもしれません。

ところで、この K.K さん、乙巳の変に関心を持ったきっかけが、この絵だそうです。

乙巳の変
https://ameblo.jp/k1rms/entry-11472672939.html

この絵は、奈良の神社に伝わっている『多武峰縁起絵巻』といって、
江戸時代の絵師・住吉如慶とその子・具慶が合作で描いたものですが、
中央の人物(蘇我入鹿)が、首から血を噴き出しながら突っ伏し、
その上方に、切り離された頭部がぴょーんと宙を舞うという、
構図としてはマンガのようですが、実にシュールな絵ですね。
実に禍々しいです。

私は、この時代をこよなく愛する者で、
私にとって「○○の変」といえば、“本能寺”を抑えて余裕で“乙巳”を挙げますが、
そんな私でも、この絵はそう興味をそそる絵ではないので、
人の関心というのは千差万別なんだなぁと、改めて感心します。

この K.K さんはこの春、
歴史学を学ぶために大学の通信課程に入学するんだそうです。
もちろん、「乙巳の変」ばかりを学ぶというわけでもないでしょうが、
好きな領域について学んで深めようとするところはうらやましいし、
新たなチャレンジは、尊敬に値します。

[SE;KICHI]
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怖いって貴重な感情だとは思いませんか。

怖いって貴重な感情だとは思いませんか?
緊張や不安はしょっちゅう感じることができますが、恐怖は滅多に感じません。
それは私が勇敢だから、というわけではなく、
恐怖場面に日常なかなか遭遇できないからです。

幸せなことに命の危険を感じたこともないですし
(雪の高速を走るときは「死ぬ―!」と思いますが)
ホラー映画を観ても、やはり娯楽なので、ちょっとワクワクというか、
怖いもの見たさみたいなところがあります。
楳図かずおの漫画が好きで集めているのですが、
あの漫画の登場人物たちの怖がり方は凄いですね。
「ギャーッ!!」と言って目と口をこれでもかとばかりに開いて飛びすさる。
あんな怖がり方・驚き方1回はしてみたいなと思います。

先日お客さんのゴルフコンペに参加したのですが、
朝宿泊していたホテルから芦原ゴルフクラブまで、ナビの言うとおりに走っていたら、
どう考えてもこの先にゴルフ場があるとは思えない、という道を走らされました。

ゴルフ場に行くのは初めてだったのでわからないのですが、
イメージ的には「ようこそ、芦原ゴルフクラブへ!」みたいな、
アーチ状の看板をくぐると思っていたのですが、
道は狭く、両側には荒れ果てた丘(?)
道を間違えているんじゃないかととても不安に思いながら走っていました。

その時です!私の目の前に風力発電所が現れたのは!!

…何のビックリマークだよ、と思われるかもしれないですが、
私、巨大なものが怖いんです。
周囲に何もない土地に建つ、白く無機質で巨大な発電風車。
「ヒェー!!」と声が出ました。
心臓がギューッとなって、冷や汗。
「怖い!!!」

子供のころは夜に見る大きな木が怖く、
現在では例えば日本各地にある巨大な宗教施設も、威圧的でぎょっとします。
富山に戻ってから調べたのですが、
私が見た風力発電所は「あわら北潟風力発電所」、愛称:あわら夢ぐるま。
(どこまで浸透しているかわかったもんじゃないですが)
あんなに恐ろしいものに愛称がついている⁉

あわら夢ぐるま
http://www.jpower.co.jp/wind/win01900.html

周囲にはちらほらと民家もあったのですが、住民の方たちは怖くないのでしょうか?

ここで一つ面白いと思うのは、生死に関わりはないのになぜ怖いのか。
どうして巨大なものが怖いのかということです。
世の中には高所恐怖症や先端恐怖症などいろいろな恐怖症がありますが、
巨大物恐怖症というのもちゃんとあるそうです。

自分が好きなものだったら巨大でも平気なんでしょうか?
・巨大なムーミン像
→彼は意外と空虚な眼差しなので、巨大になったら怖いかもしれない。
・巨大な柴犬の像もしくは巨大なペンギンの像
→意味がわからない。想像がつかない。多分怖い。
・巨大な鶴竜の像
→絶対に怖い。
うーん・・・好きかどうかはあまり関係がないようです。

どうやら怖いと感じる条件は、
・対象物がある環境(空き地にいきなり巨大なものがあると怖い)
・車に乗っている(全体像を把握しづらい、対象物がどんどん迫ってくるから怖い)
・自分以外、周囲に人が見当たらない(1人だと大抵のことが怖い)
以上3点かなと思いました。

ゴルフコンペの結果は、だいぶオマケしてもらってもスコア198、
言うまでもなくブービーメーカーでした。
でも、ブービーメーカーってどういう意味よ?
こんなレベルでゴルフコンペに参加するのもある意味恐怖体験ですよね。

でもブログに書くほど記憶に残ったのは、ゴルフコンペよりも風力発電所の怖さ。

皆さんの怖いものって何ですか?

[a.]

みんな・・・死んじゃったのかな・・・?

すごく退廃的なタイトルをつけてしまいました。

少し前、私が運営に関わっている社団法人の理事会がありまして、
その席で誰かが言ったセリフです。

各家庭での子育ても然り、企業における人材育成も然りですが、
何のために人を育てるのかと言えば、
いつか、自分でエサを獲れるようにするためでしょう。
自分が去ったあとも、仲間に囲まれた豊かな社会を築いてほしいと願うから、
大人は、次世代を担う子供たちに対し、道を示そうとするのだと思います。
それは、大人としてというか、先達としての義務であると、
少なくとも私は、そう思います。

だとすれば、私たち先達は信念を持っている必要があります。
子供たちに輝かしい未来を残したいと思えばこそ、
生き方のベースになる“考え方”を、子供に示さねばならないわけで、
どいういう信念を持って日々を過ごしているか、避けて通れません。

最近、『漫画 君たちはどう生きるか』というのが出版され、人気のようです。
原作の『君たちはどう生きるか』は、1937年の刊行なので、
80年前の書籍の漫画化ということになります。
また、宮崎駿監督が制作中のアニメ映画の次回作タイトルを、
『君たちはどう生きるか』にするのだそうで、
目下、『君たちはどう生きるか』ブーム到来の様相です。

君たちはどう生きるか

別に、それはいいのです。
私自身は、著者である吉野源三郎に恨みはないものの、
この作品を称賛している丸山眞男の思想が好きになれないため、
そういう理由で申し訳ないけれど、この作品は好きではありません。
ただ、内容はマチェアだと思うし、
心を豊かに保てる術を伝えるという意味で、よい作品なのだろうと思います。
だから、別に、それはいいのです。

物語の主人公は、中学2年生の「コペル君」。
いじめなど、学校で起きる出来事に、どう向き合うか苦悩しています。
そんなコペル君にアドバイスするのが、近所に住む叔父さんです。
叔父さんは、コペル君とやりとりする交換日記みたいなノートに、
「ものの見方、考え方、社会の仕組み、その中での、自分とは何か」を、
悩みと向き合うためのヒントとして書いてくれます。
私たちは、まぁ、その交換日記の内容を読む形になるわけですが、
実際のところ、コペル君はなにしろ中学2年生という若さゆえか、
「どうすればいいのか分からないんだ・・・・」と頭を抱えたりします。
しかし、別に、それもいいのです。

私が妙だなと思っているのは、この作品が人気を博している点です。
『君たちはどう生きるか』という本が売れているということは、
『君たちはどう生きるか』を知りたい人が、それなりに多く存在するということ。
裏を返せば、『君たちはどう生きるか』というテーマについて、
本を買って読まなきゃ分からない人が、多くいるということです。
つまり、私の違和感の源は、
そんなの人に聞かないで、自分で考えろよ
ということです。

私は、あまり悩みながら育ってきたタイプではありませんし、
中学生時代にこの本を手に取ることはありませんでしたが、
現在、自分がどう生きるかについては、いつも考えています。
たかだか100年に満たない人生のなかで、この世の中に何を遺せるのか、
この本を読まなくても、私はそのように考えるようになっています。
人生の中で、いろいろな人からいろいろな刺激を受け、
自分で自然にそうなったということです。

作中、コペル君は日常生活の些細なことから、
人間の本質とでも言うべきことをいくつも学んでいきます。
それはそれでいいんです。
でも、自分で感じたり考えたりすることを放棄して、
この本の内容を人生のバイブルのように感じてしまう読者って、
それはそれで大丈夫なのか、
自分で思考することはないのかと、私は恐ろしくなります。

作中、叔父さんはコペル君に言います。
「死んでしまいたい」と思うほど自分を責めるのは、
君が正しい生き方を強く求めているからだ
、と。
・・・・・・いやいや、そういう面はあるかもしれないけれど、
ダメでしょ、そんなことを書籍で肯定しては。
だって、それを無審査でを人生のバイブルのように感じてしまう読者がいるんですから。
そして、ダメでしょ、そういうことが書いてある本がブームになっては。

社会は少しずつバカになっているのではないか。
ちゃんと考えることのできる人、みんな・・・死んじゃったのかな・・・
もう、いないのかな・・・

もともと、各自がしっかりしてさえいれば、
各自が信念に基づいて、それぞれしっかり対応するはずだということです。
こんな本、読まなくていいと思うんです。
各自がしっかりしている前提ですが。

漫画でもいいからこういう本に触れるべきという意見もあるかもしれませんが、
むしろ、私は、子供たちが自然にそうならない社会なのであれば、
そこに至る契機を大人が作ってやるほうが大事なのではないかと思うし、
そのために自分ができることをしていきたいと思います。

ちょっとキャッチー過ぎるタイトルでしたが、私の寂しさが伝われば幸いです。

[AKA]

ビットコイン。

「何でビットコイン取引は、コインチェックが良いんだ? 兄さん・・・まさか!」
「兄さんが知らないはずがないだろ。」
「じゃあ教えてよ?何でビットコインが良いんだよ!?」
「・・・」
「やっぱ知らないんだぁ~。」
・・・・・・・

ビットコインCM
http://明日へ続く道.jp/post-4185/

このやりとり、知っておられる方も多いのではないでしょうか。
リアクション芸人の出川哲郎が一人二役に扮してコミカルに演じた、
仮想通貨取引所コインチェックのCMが最近流れていました。
最初見たときはただ出川のやり取りがじわじわとくる感じの、
面白いCMだな~としか感じませんでした。

そのコインチェックが、
仮想通貨NEMと呼ばれるものの580億円相当を流出してしまい、
26万人もの人が出金できなくなったという事件が起きましたね。
該当した方は今は補償金の支払いが進んでいると聞きますが、
はてはてさっぱり?
CMが放送されなくなったのは少し残念だと感じたくらいで、
それ以上に、私にはあまり関係ないだろうと感じられた方も、
少なからずおられると思います。
私もその一人です。笑

先日、地元の町内会の40歳手前の中年男性の方と話す機会がありました。
その方は結婚しておられず、
仕事も派遣社員のままでいいと言っておられる方です。
早朝より公園で草むしりの清掃をしながら、
時事ネタでビットコインの流出について話題が及ぶと、
俺も持っているんだよね~とのこと。
私は完全に他人事だと思っていたので、
こんな近くにいるんだと思いビックリしました。
同じ派遣先の中国人が、
世界的に流行っているからとのことで、勧めてきて始めたそうです。

頭の回転がとろく、なかなか理解が浅い私ですが、
聞くだけ聞いてみようと質問をしてみました。

ビットコインとは、インターネット上にある、仮想のお金だそうです。
目に見えないという点では、ポイントみたいなものでしょうか。
ただ通販サイトみたいに、その中でのみ使用できる専用のものではなく、
普通のお店などで使用できたり、ドルや円などと交換もできてしまうそうな。
インターネット上のみにあるので、
世界との購買アクセスも手数料などほとんどかからず、
国ごとに価値が変わったりすることはないそうです。
(電子マネーは現金を電子化して財布を出して決済をスムーズにするもの。あくまで自分の現金が姿を変えたもの。)
日本人は円そのものや銀行が信用できるから皆安心して日本円を使用しているけど、
政情不安定で通貨価値が変わる国々では、
ネット上のビットコインのほうが安く信用できるとのことでされているみたいです。

ビットコインイメージ
http://zephyr-01.xsrv.jp/btc-433.html

ただ、なぜそんな事やろうと思ったのか?と聞いたところ、
儲けたいからと返事が。
かつての1ビットの価値は1円にもならなかったけど、
これからはビットコインの需要が上がってきて、価値が上がってくるから、
安いうちに投資して、価値が上がってから換金して儲けるシステムなんだそうです。
株の投資みたいなものかな~と言っていましたね。
今は儲けはほとんどないが、そのうちあると信じて投資したそうです。
だから完全な自己責任なんだとも。
(損したりしても文句は言えないですよね。コインチェックの事件も、確かに取引所に責任はあるかもしれないが、それを信じてそこに投資した自分の責任なのでは?)

私が聞いていて感じたのは、自分は責任負えないし、信用もできないと。
その男性の方は稼ぐスタイルはいろいろあるとのことで、
その責任のうえでやっています。
確かにその考えは分からなくもないですが、
まずは自分の足元を固め、
目の前の仕事を一生懸命貫いて、
コツコツお金をためて行くほうが、
より確実なのでは?
と思います。

最近ではマルチ商法をやっている友人からしつこく勧誘されましたが、
お金儲けと目の前の事に目を奪われ、
好きで始めた仕事の目標を見失っているように思います。
(マルチ商法そのものは悪いとは思っていませんが、その友人の振る舞いが少し残念に思います。)
これも友人の責任の上でやっていることなので文句は言えませんが、
やはり理解できませんでした。

様々な意見や考え方があるので、
私がここで言えることは自分の偏った意見しか言えませんが、
私はそう思います。

最後になりますが、私の父はクレジットカードが嫌いです。
私はそうでもないのですが、
目の前にある現金しか信用できないことからだそうです。
銀行にこそ預けたりしますが、株などの投資はもってのほか。
いくら使ったか分からなくなり、ともすれば際限なく使い、
後で引き落としがドンとくるのが気持ち悪くてたまらないと言っております。
なので我が家ではクレジットカードでお買い物したり、
カードそのものをあまり見たことはありませんでした。
ビットコインも嫌いなんでしょうね。

そんな環境で育ったからか、私もそういう父の考えに近いのかもしれません。
だからやはり私にはあまり関係ないでしょうね。(笑)
ビットコインを通じて、改めてお金について考えてみました。

[K.K]

崇徳院

以前、「ちはやぶる」について書いたことがあります。
あの記事では和歌をはじめ、落語やら能やらにちょっとずつ触れたのですが、
それを読んだ、リアルの私を知るみなさんの反応は面白いもので、
「そんなこと知ってるなんて、アンタ変わってるね」というものと、
「あぁ、百人一首かぁ、あれって意外と面白いよね」というものと、
総じて反応は半々。
つまり、私が書いた内容に対して、
当然のように興味ない人と、当然のように興味ある人が、半々。
“当然のように”というのがポイント。

さて、よく知は力なりと言いますが、
知っていると楽しめたりすることが多いものです。
5年ほど前の別の記事で、「澤瀉屋」をちゃんと読める女児を紹介しましたが、
“澤瀉”なんて、歌舞伎を知っている人なら誰でも読めるのですが、
歌舞伎に関心のない人はほぼ読めない字なので、
きっとその子は歌舞伎に興味のある子だったのでしょう。
つまり、当然のように“澤瀉”を読める人と、当然のように読めない人の、差。
それは、それを読めるくらいの知識のある人が歌舞伎に出かけるのと、
そういうのに興味がない人が急に思いついて歌舞伎に出かけるのとでは、
おそらく楽しめる度合いが違うのではないか、という意味での、差。

さて、あと半月で終わってしまう連続テレビ小説「わろてんか」では、
北村有起哉さん演じる落語家・月の井団真が、
再起をかける演目として『崇徳院』を選び、寄席で口演してしていました。

『崇徳院』、ご存知でしょうか。

前半を軽く紹介しますね。
主人公は商家の若旦那。
若旦那がお寺へ参詣し、茶店で休んでいると、美しい娘が店に入ってきます。
娘を見た若旦那は、娘に一目惚れをしてしまいます。
娘は茶店を出るとき、膝にかけていた茶帛紗を落としましたが、
気づかず歩き出してしまいます。
若旦那が急いで拾い、追いかけて届けてあげると、
娘は短冊に「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」と、
歌の上の句だけ書いて若旦那に手渡し、去って行きましたとさ。
若旦那は、歌の下の句「われても末に あはむとぞ思ふ」を思い出して、
きっと娘が言いたいのは、
「今日のところはお別れいたしますが、また今度」ということだと読んだが、
しかし、娘がどこの誰なのかわからないので、会うことがかなわずに困り、
悩んでいるうちに若旦那は恋煩いで寝込んでしまう
・・・と。

まぁ、このような描写では伝わらないことは百も承知ですが、
この落語では、途中で出てくる和歌が非常に重要な意味を持っています。
この和歌、「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」は、
百人一首に出てきますので、知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
崇徳院という人物が読んだ和歌で、
急流で分かれている川の流れが、やがてひとつに合流するように、
いま離れ離れになっているあなたとも、またいつか逢いたい・・・という歌です。
なるほど、そこまで知ると、
その落語の背景というか、組み立てについて、
なるほどそういうことねと理解できるでしょう。

こういうのって、別に必須ではないと思いますが、
知っていると感情移入しやすくなって、得した気分です。
特に、この『崇徳院』は、オチがしょうもないことでも有名なのですが、
その肝心なオチの部分にも前述の和歌が関わっているので、
知っていると、より楽しめるというものです。

最近は、若い人を中心に、いろいろなことに興味のない人が増えたような気がします。
もしかしたら youtube や wikipedia などで手軽に見聞きすることができる分、
ちょっと調べただけで知ったような気になれるのかもしれません。
私は昔、道祖神の写真集を作ろうと思い、
藪をかき分け、廃村を巡って道祖神を写真に収め、
集落の古老に話を聞いたり図書館で調べたりして、
どうにかこうにか、1年がかりで作り上げたものですが、
いまなら自分で写真を撮らなくてもネット上に写真は転がっていますし、
図書館で調べなくても必要な情報くらいは知ることができるでしょう。
つまり、自分が1ミリも動くことなく、目的を達することができるのです。

私は、そういうのをもったいないと思います。
行って体験すれば自分の深みになるのに。
歌舞伎でも落語でも相撲でも、
それ自体は自分の人生において、特に何の役にも立ちませんが、
それに触れておくことで、いつか何かの役に立つかもしれない。
いや、別に役になんて立たないかもしれませんが、
自分以外の誰かの役に立つかもしれない。
人生の目的が他人をハッピーにすることだとすれば、
多チャンネルのほうがその可能性は高まろうというものです。
“自分が一番”という人が増え、「個の時代の到来」と言われて久しいですが、
自分ではない他者のために知識を集積しておくということは、
他者への愛という観点からしても、もっとあっていいはずです。

さて。
ところで、この和歌を詠んだ崇徳院という人物、
第75代の崇徳天皇のことです。
崇徳天皇といえば、保元の乱の首謀者として中学校くらいで習う人物ですね。
彼は、鳥羽天皇と中宮・璋子の第一皇子ですが、
一説には鳥羽天皇の祖父である白河法皇と璋子が密通して生まれた子であると言われ、
父の鳥羽天皇からは激しく嫌われていたようです。
そのことが保元の乱の遠因であるとも言われていますね。
ちなみに、鳥羽天皇の御陵は近鉄竹田駅から徒歩10分と、
とても近くて行きやすい場所にあるのですが、
安楽寿院陵と言って、安楽寿院というお寺の隣にあります。
 
つまり、天皇好きで、御陵好きで、お寺好きな私の、
いろいろな部分を刺激する崇徳天皇です。
先ほど、多チャンネルのほうが・・・と書きましたが、
話題の引き出しはたくさんあったほうが良いと思いつつ、
落語や歌舞伎や和歌なども含めて、
引き出しは、意外と奥のほうでつながっているものなのかもしれません。

[SE;KICHI]

リラックスできない温泉

北陸は今年2月、強烈な寒波に3度襲われました。
福井では昭和56年豪雪以来37年ぶりの大雪となり、
大渋滞の様子は全国ニュースでも取り上げられました。
弊社がある富山県でも、久々に雪国が本気を出したような積雪があり、
ここ数年雪が少なく平和ボケしていたのを叩き直されたような感じでした。

さて、その3度目の寒波の時だったかと思いますが、
弊社社員3人で、トレースヒーターの施工工事で長野県の南方に赴きました。
ホワイトアウトの中、
命からがらたどり着いたその地の日中の気温は氷点下4℃程度。
日程の後半、氷点下に達しない日は寒くないと感じました。
適応するもんですね。

ところで、寒さも印象的でしたが、
それを忘れるほど強烈だったのが、泊まった宿。

現場は温泉街のそばなので、ビジネスホテルではなく、温泉旅館。
かつてテレビでも紹介されたこともあるその宿。
玄関前には高さ80cmほどの大きな提灯が、
自動ドアの脇に1つずつぶら下がっていて、老舗っぽい雰囲気を出していました。

ホームページでもよさげな雰囲気を出していたのですが。

ですが。

まー、すごいところでした。
全部詳しく書いていると長~くなるので、箇条書きで。
・食事の量がものすごく多く、食べきれない。
ご飯、麺、刺身、小鉢複数、メイン、鍋など、それらが一食で出てくる。
・大浴場までの廊下が寒い、暗い、ちょっと怖い。
人物を描いた掛け軸や小さな仏像があって不気味。
・大浴場が寒い。お湯はめちゃくちゃ熱い。
我慢して入るが、入っている間、動くとピリピリッッと刺激が走るので動けない。
しばらく入ったらローストビーフみたいになる。
・露天風呂はお湯が入っていない。
・脱衣場にある、温泉設備についての説明が矛盾だらけ。
加水はしていない。理由は、「源泉の温度が高いため」。
加温はしている。理由は、「加水しているので温度調節のため」。
あの温度は加水しているとは思えないが、
加水して加温しているとすれば完全に調節ミス。
・帰ってきたら部屋の鍵が開いている。
・同僚の部屋には、身に覚えのないゴミが。(午後ティーのペットボトル)
掃除をした人が別の部屋で回収したゴミを置いていったよう。
・情報の管理や共有をしていない。
夜に翌朝の食事の時間や場所をフロントに確認すると、
「いや~、そこまではちょっと…」と言われた。
同僚は、コンビニで買ったビールの空き缶(銘柄はバラバラ)3本を部屋に置いていたら、
チェックアウト時に、「ご注文されたおビール3本のご請求を」と言われた。
・従業員のキャラの濃さ。
「ですのん」みたいな語尾をつける女性。林家パー子そっくりな人。セクハラ女将。
杖をついたおじいちゃん。(玄関に立っていらっしゃるのを見てお客さんかと思ったが、帰り際に、「ありがとうございました。」と言われ間違った書類を出されかけたことで、旅館側の人だと発覚。)

他にもあるのですが、とりあえずこれくらいで。

特に強烈だった、女将とのエピソードについて以下に少し書きます。

2日目。
朝、現場に着くと、先に着いていると思っていた同僚から連絡が。
なんでも、受付のばあちゃんに強烈に絡まれたそう。
そんなに客に絡んでくるばあちゃんて、どんなの?
それが後でわかりました。
その日の夕食はその絡まれた同僚の部屋で。
もう一人の同僚と食事をする部屋に行くと、
ちょうど、食事を準備してくださった二人の方が部屋を出ていくところでした。
その内の一人のおばあちゃんが、笑顔で、
「あら、若い人たちだったのね♡」と言いながら、
同僚の背中を3本の指で力強く上から下へとなぞっていました。
食事の席に座った後も同僚は動揺を隠せずにいました。
すっごい寒気がした、と。

その後、これまで夕食の時にはいつもあった、
ご飯が入ったおひつがなかったため(量が多く、毎回残していたので)
小さいのを持ってきてほしいとお願いすると、そのおばあちゃんが
「おひつウフフフフ!おひつフフフフフ!若いものねウフフフフ!」
と、すごい嬉しそうにしながらおひつを取りに行きました。

ああ、この人か、すごい絡んできたおばあちゃんは。
強烈なキャラクターにより、その後、思わず笑いが止まりませんでした。
その方がこの旅館の女将だというのは後で聞きました。
翌朝も同じ同僚の部屋での食事だったのですが、
準備をされたのはまた女将だったらしく。

準備をしに来た女将と同僚の会話。
女将「元気?」
同僚「元気です。」
女将「どこが一番元気なの?♡」
同僚(苦笑)
女将「当ててあげようか?♡」
完全にセクハラですね。

ですがこの女将のおかげで、
サービスに苦情を言いたい思いはむしろ吹き飛びました。
面白すぎて。

出ていく際には、
同僚は抱きしめられながら「もう帰っちゃうの?」と言われたみたいです。
そして去り際には投げキッス。

その旅館にしばらくの期間泊まっている業者の方は、
年始に、女将に抱きしめられながら、
「姫初めする?」
と言われたらしいです。
もはやホラーです。

長野の温泉街に行かれる方は、もしかしたら出会うかも?
楽しみにしていてください。

[Monsieur]

嫌いだ嫌いだと言いながら・・・

ゾウの親子

みなさんはこの写真のゾウの親子を見て、「カワイイな」と思われますでしょうか。

夜な夜な、というほどの頻度でもないのですが、
私は、夜、本を読んだり思索にふけるのに疲れてくると、youtube を観ます。
観る動画はゾウです。

ボーっと観ていると癒されるから・・・・・・などと言う理由ではありません。
以前、ゾウの交尾について書いたことがあるので、意外かもしれませんが、
実は私、ゾウが大っ嫌いなんです。

ゾウの何が嫌いかって、なんだか人間っぽいところが癪に障るんです。


左 https://www.youtube.com/watch?v=D0Oew1B7s2Q
右 https://www.youtube.com/watch?v=G0kXzhdctAA&t=10s


左の動画はタイで撮影されたものだそうですが、
人間にじゃれついている仔ゾウの、特に20秒過ぎのお尻の感じが、
私には、ハイハイを始めた人間の赤ん坊の尻のように見えるんです。
それは、特に後ろ足を折って正座のように座っているときに感じるんですが、
生後2週間ほどのゾウの赤ちゃんを撮った右の動画なんかでは、
1分40秒くらいからあとの、立とうという動作が、
昔のガチャピンのような、中に人間が入っている着ぐるみに見えるんです。

100歩譲って、仔ゾウの尻が人間っぽいとしましょう。
その尻の質感には特段の感想はないのですが、
そんな人間っぽい尻を持つゾウが、
実際は人間ではないというところに違和感を感じるんです。(←意味不明)
もはや誰にも賛同してもらえないと思いながら書いていますが、
ゾウは、優しくて賢くて社会性がある動物だと言われています。
仲間のピンチには身体を張って助けに行くし、
先ほどの左の動画のように、悪意のない人間にもよく懐くようです。
また、その社会性の高さは良くも悪くもで、ゾウの社会でも“いじめ問題”はありますし、
それはそれで、人間っぽいなぁと思うのです。

しかし、いかんせん容姿は、「ザ・野生動物」という感じがします。
いや、容姿と言っても、単純な美醜の話をしているのではありません。
ゾウのビジュアルは、たとえばチンパンジーやオランウータンなど、
知識が高いと言われている他の動物と比較しても、
むしろ異形と言ってもよいほどの野生動物感が漂っています。
賢いのに強い野生感。
そのアンバランスさが私の平静心を乱すのです。

私は、人間は、より多くの他人を幸福にできた者こそが偉いと思っていますが、
だからこそ、より多くの方に貢献できる自分となるよう、常に自己研鑽は必要だし、
そのための“悟り”のようなものを日々に求めなくてはならないと思っています。

私は、人間とは、そのように高度な意識を持った存在であると信じています。

ゾウが、人間のような高度な知性を持っているのであれば、
もっと人間に近い、生活しやすい肉体を与えてあげてほしい。
逆に、ああいった鈍重な身体を持たせるのであれば、
人間のような高度な知性など与えてあげないでほしい。
誰に言うでもない、神様に対する、ちょっとした要望です。

というわけで、ゾウが嫌いだと言っている私なのですが、
しかし、しょっちゅうゾウの動画を観ているせいで、
youtube のトップ画面に自動的に出てくる「あなたへのおすすめ」は、
ほぼすべてゾウの、しかも仔ゾウの動画です。
まるでゾウ好きの人のPCのようです。
まぁ、その「おすすめ」の中から、また動画を見ちゃうわけですが。

そして、今回この原稿を書くにあたって気づいたのですが・・・。
たとえば、先ほどの右の動画、
記事には「2013年9月3日に産まれた、市原ぞうの国の赤ちゃん」と書かれています。
なるほど。

市原で2013年ということは、これは「りり香」ですね。
確か父親は「テリー」で、母親は「プーリー」じゃなかったかな。
そうそう、プーリーといえば、王子動物園から出産のために来園した「ズゼ」が、
産後、赤ちゃんに授乳することができなくて、
代わりにりり香を生んだばかりのプーリーが授乳したんだったっけ。
そのとき生まれた「結希」も、もう3歳かぁ。
その弟、市原ぞうの国で一番若いのは去年生まれた「ラージャ」だよね(注)
確か豊橋の「ダーナ」と上野の「アーシャー」の子だったと思うんだけど、
ダーナとアーシャーの子って言えば、8月に「マーラ」が亡くなったんだった。
寝たきりで4年もリハビリしてたのに、残念だったねぇ。

・・・・・・って、好きなのかしら、ゾウ。
youtube の履歴はゾウの動画でいっぱいだわ、
日本のゾウの飼育状況に異常に詳しいわ、
実はもう、見ただけでアジアゾウとアフリカゾウを見分けることができるし。
嫌い嫌いとか言いながら、本当は・・・・・・どうなんでしょうか。

そういうえば、弊社の a. さんも、
パンダがいとおしすぎて、蹴り倒したい、叩きつけたいと言っていました。
そういう愛情のカタチもあるのかもしれません。

(注)この原稿を書いたのは2017年11月でしたが、その後、12月には「ラージャ」も1歳1ヶ月で心不全で急死してしまいました。お兄さん「マーラ」の急死から4ヶ月、前日まで元気だったのに、残念なことです。

[SE;KICHI]

面倒だけど

私の家は平成の合併で富山市となりましたが、
郊外の田園が広がる農村地域です。

我が家は兼業農家であり稲作を中心とした集落営農組織に入っています。
地域によって多少違うと思いますが、地区全世帯の組織とは別に、
農家だけで組織される会がいくつかあります。
今年私は生産組合長なるものを拝命しております。
稲作の事に詳しいから組合長になったのではなく、
一定の面積以上を持っている19軒で順番に回っているもので、
やることになりました。

その他には先程書いた集落営農組織と、
農地や用排水路や水門などを管理する土地管理があります。
年末の万雑(マンゾ)と言われる決算総会から始まり、
2月中旬くらいまで新年度スタートの総会が多くあります。
正直面倒くさいです。

各々の組織で話の内容は異なりますが、一年間の活動方針などを話します。
ただ不満があります。
意見を求められても話さない。

その割に隣に座っている人とはボソボソと話をする。
陰で改善なり自己都合の考えをしゃべっている。

大昔は地主と小作人とかもあったようですが、
今はそんな感覚は私にはないですし、
前向きな意見なら言えばいいのにと思います。

私より少し年上の方が私に色々言ってきました。
不満があるような意見だったのですが、私は納得ができなかったので、
最後に何か?と聞かれた際に、どうぞと意見を言うように促すと、
下を向いて言わない。
何度か促しても言わない。
なんなんだ?
私を悪者にして意見を言わせようとしているのか?と疑ってしまいます。
19年前に同じ役員をした際には、
その彼のお父さんに厳しい指導もありましたが、
私を導いていただいたような感じで役員を終える頃には感謝していましたが、
息子は残念な感じです。

私は田んぼを好きでやっているわけではないですが、
でも田んぼがある事実は変わらないし、
せっかく集団でやっているならできるだけ楽しくやりたい。
国の方針もどんどん変わり、儲かるような感じではないけど、
人の責任にするようなことはせず、前向きにやっていきたいものです。

3月末頃からまた田起こしやら草刈り等が始まります。
やっぱり面倒だな。

[WAKA]

夢、感動、パワー

先日、平昌五輪の全競技が終了しましたね。
日本としてはメダル13個を獲得し、過去最高の記録となりました。
そのような活躍を見て、
夢と感動を選手達から貰った方も多いと思います。
(すみません、私はほとんど見ておりません・・・)
なかでもフィギュア男子の羽生選手の注目度は高く、人気もすごかったですね。

個人的には日本ではないですが、
男子ハーフパイプのショーン・ホワイト選手がすごいと思いました。
ショーン選手を初めて知ったのは、彼が15歳のときで(ちなみに私と同い年)
トヨタビッグエアの放送を見たときです。
彼は若干15歳ながら、大人のトップ選手達のなか、
圧倒的なパフォーマンスで優勝していました。
言い方は悪いですが、バケモンだわと思っていました 笑
そんな15年前からひたすらトップを走り続けているショーン選手に感動し、
パワーを貰いました!

ここから話がちょっと変わっちゃいますがご了承下さい。
オリンピック以外でも夢、感動、パワー・・・パワー!を貰いに、
パワースポットのような場所に行こうと思いました。
「滝」を見たいなと思いました。
パワーを貰いたいのか、病んでいるのかわからないけど 笑
そもそもパワースポットの定義って何なのかもよく分かっていない私です。

向かった先は、新潟県新発田市にある加治川ダム方面。
県道335号を阿賀町方面に進んでいく山道で見れるとのことだったので向かいました。
途中までは田舎の山道を走っている感じで楽しかったですが痛恨のミスが・・・

いかん・・・完全に季節を間違えた。
山をどんどん登ると雪がものすごい。
新潟市内でずっと過ごしてきた私は完全に怯みます 笑
車を止め歩こうかな、と思っても、他の人も観光にきていない、
来たことのない山道を歩くなんて安全性をまるで感じない。
むしろ危険性は抜群。
そしてなによりものミスが・・・雪がひどくて滝が見えない。

↓ちなみに山道の雪の様子。除雪は綺麗にされていましたよ。
山道の雪の様子

↓本来なら滝が見れそうなポイント付近。
この橋を更に進み山奥へ入る勇気はありませんでした・・・
本来なら滝が見られそうなポイント付近

こんな感じで滝は見れませんでした。
パワーを貰うどころか、
道中が怖かったりとパワー吸い取られた感じです 笑
ただ雪景色は綺麗だったのでそれはこの季節ならではかな!
ポジティブー!
この近辺の滝は落差約20mとのことで迫力がありそう。
暖かくなったらまた行きたいと思います。
そのときはパワーを貰いに・・・

今回はここで終わりたいと思います。
今度は滝の写真になると思うのでご期待下さい!
次回のブログは、ちょっとムフフな気持ち悪い内容になりそうです。
そちらもご期待を!
読んでいただきありがとうございました。

[SYUN]
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