京塚さん、メモる。
〔エルビス→横へ2歩→タッチニーアップ→横へ2歩→クロスストンプ左右→ビハインドで横向き→アクロス→シャッセ→ピボットで前→飛び込んで Xステップ〕=A
〔ボックス→後ろ向いてボックス→シャッセで前→ステップニー→ステップタップ→Vステップ→マンボ→後ろ向きながらチャチャチャ→マーチ×4→レッグカール×4で前〕=B
〔パドプレ→ヒップシェイク→ツーニーアップ→シャッセ前進→シャッセ後退→レッグカール左右→ビハインド→サイドマンボ→クロスマーチ〕=C
意味、分かりますでしょうか。
これは、私が通っているエアロビクス教室のうち、ある月のコリオ(振り付け)です。
右足からスタートしてAを踊り、それが終わったら左足からA、
次に右足からBを踊り、そのあとに左足からB、
最後に右足からCを踊って、左足からもCという具合で、あとは延々繰り返します。
中級ぐらいのクラスなので、実際に踊ってみればそう難しいものでもありませんが、
読んでも、意味、分からんよね。
まぁ、それが普通だと思います。
エアロビクスというのは、まずは準備体操というか、ストレッチをして、いったん休憩、
それからAのブロックを作って、いったん休憩、
次にBのブロックを作って、いったん休憩、
さらにCのブロックを作って、いったん休憩、
最後にすべての動きをつなげて、時間いっぱい動いてフニッシュと、
10~15分おきに1分ほどの休憩時間が与えられます。
休憩時間には、ふつう、汗を拭いたり、水分を補給したりするもので、
なかにはスマホを確認するけしからん若者もいますが、
まぁ、そういう感じです。
先日、不思議な人物を発見しました。
メモを取る女。
往年の、京塚昌子を彷彿とさせる女性、つまりはポッチャリおばちゃんですが、
必ずしも肝っ玉な雰囲気ではなく、ただ、どんくさそうなおばちゃん。
休憩時間になるたびに、
ポケットから紙とボールペンを取り出し、何やら書いています。
この京塚さんの存在、実は何週間か前から気にはなっていました。
だいたい、激しい有酸素運動の合間の休憩、
肩で息をしているような状況で字を書いているなんて、ちょっと不審なので、
「この人、何を書いてるのかしら?」と、怪しんではいたのですが、
肩越しに覗くのも悪いので、なんとなく眺めていたわけです。
ところが、その日の京塚さんは、どうも無防備で、
何を書いているか、私の目にも飛び込んできたのです。
まぁ、実際はついに覚悟を決め、肩越しに覗きこんだわけなのですが。
汗でヨレヨレになった15cm角ほどの紙片に殴り書きされていたのが、
冒頭の、〔エルビス→横へ2歩→タッチニーアップ→横へ2歩→・・・でした。
つまり、振り付けを忘れないように書きつけているというわけです。
・・・・・・それ、要る?
京塚さんは、このヨレヨレの紙を持ち帰り、復習するのでしょうか。
まぁ、普段のドタドタした慌ただしい彼女の感じからすれば、
予習復習は、あったほうが良いような気もします。
しかし、〔エルビス→横へ2歩→タッチニーアップ→横へ2歩→・・・って、
字で書いてあるのを見て、再現できますかねぇ。
だいたい、書いとかなきゃ忘れちゃうようなものって、
書いてあるのを軽く見ただけじゃ、思い出せないような気もするのですが・・・。
それか、私の上司のような特殊能力があって、字を見たら身体が自然に動くとか・・・。
その後も私は、この京塚さんを注意深く観察しましたが、
果たして本当に復習しているのか、
しているとすればどれくらい一生懸命にやっているのか、
どうにも、いっこうに上手にはならないのです。
どうやら、メモの甲斐あって、
ステップの順番などはよく分かっているみたいなのですが、
忙しくなってくると、つい「足は左右順番に動かす」という原則を崩してしまうらしく、
いつも、やっぱり、ぐちゃぐちゃになってしまっています。
後ろを向くときに反対回りしちゃうとか、ね。
このエアロビクス教室は、毎週1回で、つまり月に4回くらいの教室です。
そして、振り付けは毎月変わるのですが、
この京塚さん、毎月3回目くらいまでは、そのメモを持参しています。
結局、習うより慣れよとはよく言ったもので、
書いてあってもダメなのだなぁという話です。
[SE;KICHI]
〔ボックス→後ろ向いてボックス→シャッセで前→ステップニー→ステップタップ→Vステップ→マンボ→後ろ向きながらチャチャチャ→マーチ×4→レッグカール×4で前〕=B
〔パドプレ→ヒップシェイク→ツーニーアップ→シャッセ前進→シャッセ後退→レッグカール左右→ビハインド→サイドマンボ→クロスマーチ〕=C
意味、分かりますでしょうか。
これは、私が通っているエアロビクス教室のうち、ある月のコリオ(振り付け)です。
右足からスタートしてAを踊り、それが終わったら左足からA、
次に右足からBを踊り、そのあとに左足からB、
最後に右足からCを踊って、左足からもCという具合で、あとは延々繰り返します。
中級ぐらいのクラスなので、実際に踊ってみればそう難しいものでもありませんが、
読んでも、意味、分からんよね。
まぁ、それが普通だと思います。
エアロビクスというのは、まずは準備体操というか、ストレッチをして、いったん休憩、
それからAのブロックを作って、いったん休憩、
次にBのブロックを作って、いったん休憩、
さらにCのブロックを作って、いったん休憩、
最後にすべての動きをつなげて、時間いっぱい動いてフニッシュと、
10~15分おきに1分ほどの休憩時間が与えられます。
休憩時間には、ふつう、汗を拭いたり、水分を補給したりするもので、
なかにはスマホを確認するけしからん若者もいますが、
まぁ、そういう感じです。
先日、不思議な人物を発見しました。
メモを取る女。
往年の、京塚昌子を彷彿とさせる女性、つまりはポッチャリおばちゃんですが、
必ずしも肝っ玉な雰囲気ではなく、ただ、どんくさそうなおばちゃん。
休憩時間になるたびに、
ポケットから紙とボールペンを取り出し、何やら書いています。
この京塚さんの存在、実は何週間か前から気にはなっていました。
だいたい、激しい有酸素運動の合間の休憩、
肩で息をしているような状況で字を書いているなんて、ちょっと不審なので、
「この人、何を書いてるのかしら?」と、怪しんではいたのですが、
肩越しに覗くのも悪いので、なんとなく眺めていたわけです。
ところが、その日の京塚さんは、どうも無防備で、
何を書いているか、私の目にも飛び込んできたのです。
まぁ、実際はついに覚悟を決め、肩越しに覗きこんだわけなのですが。
汗でヨレヨレになった15cm角ほどの紙片に殴り書きされていたのが、
冒頭の、〔エルビス→横へ2歩→タッチニーアップ→横へ2歩→・・・でした。
つまり、振り付けを忘れないように書きつけているというわけです。
・・・・・・それ、要る?
京塚さんは、このヨレヨレの紙を持ち帰り、復習するのでしょうか。
まぁ、普段のドタドタした慌ただしい彼女の感じからすれば、
予習復習は、あったほうが良いような気もします。
しかし、〔エルビス→横へ2歩→タッチニーアップ→横へ2歩→・・・って、
字で書いてあるのを見て、再現できますかねぇ。
だいたい、書いとかなきゃ忘れちゃうようなものって、
書いてあるのを軽く見ただけじゃ、思い出せないような気もするのですが・・・。
それか、私の上司のような特殊能力があって、字を見たら身体が自然に動くとか・・・。
その後も私は、この京塚さんを注意深く観察しましたが、
果たして本当に復習しているのか、
しているとすればどれくらい一生懸命にやっているのか、
どうにも、いっこうに上手にはならないのです。
どうやら、メモの甲斐あって、
ステップの順番などはよく分かっているみたいなのですが、
忙しくなってくると、つい「足は左右順番に動かす」という原則を崩してしまうらしく、
いつも、やっぱり、ぐちゃぐちゃになってしまっています。
後ろを向くときに反対回りしちゃうとか、ね。
このエアロビクス教室は、毎週1回で、つまり月に4回くらいの教室です。
そして、振り付けは毎月変わるのですが、
この京塚さん、毎月3回目くらいまでは、そのメモを持参しています。
結局、習うより慣れよとはよく言ったもので、
書いてあってもダメなのだなぁという話です。
[SE;KICHI]
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