熱意
ずいぶん前にこのブログで、
「暮しの手帖」という生活情報誌が好きで、
読むとほのぼのして落ち着くと書きましたが、→『飽きない空間』
この本の創刊に携わった方々を題材にした“とと姉ちゃん”という物語が、
今NHKの朝の連続テレビ小説で放映されています。
戦後の混乱期に、たくさんの、
物がなくて困っている女性が少しでも幸せな気持ちになれるように、
役に立つ本をお届けしたいという熱意を持って、
主人公たちが奮闘している物語です。
私は女性ではありませんが、この本を読むと落ち着くのは、
作り手のそういった熱意が今も引き継がれていて、
それが読者に伝わるからなのかなと、ドラマを見ながら思っています。
朝の連続テレビ小説と言えば、
そのほとんどの作品がそれぞれの時代で女性が活躍する物語です。
そこから見えてくるのは、
いつの世も女性が社会で活躍するには、
非常に過酷で厳しい環境であったことが伺えます。
現在では、雇用における男女の均等を保つため、
男女雇用機会均等法が施行され30年、
さらに、男女が均等に政治的、経済的、社会的および文化的利益を享受、
かつ責任を担うべきとして、男女共同参画社会基本法が施行されて、
17年が経過しております。
これによって社会での女性の立場は男性と同等に扱われることになったわけですが、
現実はどうでしょうか。
政治の世界では、内閣閣僚に女性が複数人入閣することが当たり前になり、
将来的に女性の内閣総理大臣の誕生も予感できるようになりました。
また、地方自治では女性都知事も誕生し、
既に女性知事や女性市長といった首長として活躍されている方がたくさんおられます。
企業で言えば、女性社長は過去24年間連続で増加し、
全体の11.5%を占めるそうです。
その一方で、若い女性を中心に専業主婦を希望する方が増えているそうで、
約7割という高い水準です。
一般の女性の多くが男性と同等の労働を求めていないことになります。
実際、子供がいる女性は仕事以外に家事や育児があり、
すべてをこなすのは大変困難で、男性並みに働くには、
男性も家事や育児を分担しなければなりません。
つまり、男性も働き方を変えなければ男女均等にはなりません。
ちなみに男性の育児休業取得率は、いまだに3%にも届いていません。
やはり、この数字からしても現状ではまだまだ女性に厳しい社会と言え、
たとえ働いてもパートタイマーでしか考えられず、
とても男性と同様にフルタイムで働くといった気にはならないのではないでしょうか。
また、子供が小さいうちはいっしょにいてやりたいと思う方も多いでしょう。
日本の将来を考えても、
子供の教育はとても大切です。
こうした諸事情を各々が抱えているわけですから、
男女が均等にというのは本当に難しく、
男性も女性も既成概念を取り払って少しずつでも変わらないと進んでいきません。
そうなるためには、多様性を認め、受容できる大きな心が求められます。
一人一人のより良い未来へ向かう前向きな熱意が、
女性のみならず、みんなが生きやすい社会を作っていくものだと思います。
弊社でも、働きたいと思う女性が働きやすいように、
熱意を持って精一杯応援したいと思います。
[M M]
「暮しの手帖」という生活情報誌が好きで、
読むとほのぼのして落ち着くと書きましたが、→『飽きない空間』
この本の創刊に携わった方々を題材にした“とと姉ちゃん”という物語が、
今NHKの朝の連続テレビ小説で放映されています。
戦後の混乱期に、たくさんの、
物がなくて困っている女性が少しでも幸せな気持ちになれるように、
役に立つ本をお届けしたいという熱意を持って、
主人公たちが奮闘している物語です。
私は女性ではありませんが、この本を読むと落ち着くのは、
作り手のそういった熱意が今も引き継がれていて、
それが読者に伝わるからなのかなと、ドラマを見ながら思っています。
朝の連続テレビ小説と言えば、
そのほとんどの作品がそれぞれの時代で女性が活躍する物語です。
そこから見えてくるのは、
いつの世も女性が社会で活躍するには、
非常に過酷で厳しい環境であったことが伺えます。
現在では、雇用における男女の均等を保つため、
男女雇用機会均等法が施行され30年、
さらに、男女が均等に政治的、経済的、社会的および文化的利益を享受、
かつ責任を担うべきとして、男女共同参画社会基本法が施行されて、
17年が経過しております。
これによって社会での女性の立場は男性と同等に扱われることになったわけですが、
現実はどうでしょうか。
政治の世界では、内閣閣僚に女性が複数人入閣することが当たり前になり、
将来的に女性の内閣総理大臣の誕生も予感できるようになりました。
また、地方自治では女性都知事も誕生し、
既に女性知事や女性市長といった首長として活躍されている方がたくさんおられます。
企業で言えば、女性社長は過去24年間連続で増加し、
全体の11.5%を占めるそうです。
その一方で、若い女性を中心に専業主婦を希望する方が増えているそうで、
約7割という高い水準です。
一般の女性の多くが男性と同等の労働を求めていないことになります。
実際、子供がいる女性は仕事以外に家事や育児があり、
すべてをこなすのは大変困難で、男性並みに働くには、
男性も家事や育児を分担しなければなりません。
つまり、男性も働き方を変えなければ男女均等にはなりません。
ちなみに男性の育児休業取得率は、いまだに3%にも届いていません。
やはり、この数字からしても現状ではまだまだ女性に厳しい社会と言え、
たとえ働いてもパートタイマーでしか考えられず、
とても男性と同様にフルタイムで働くといった気にはならないのではないでしょうか。
また、子供が小さいうちはいっしょにいてやりたいと思う方も多いでしょう。
日本の将来を考えても、
子供の教育はとても大切です。
こうした諸事情を各々が抱えているわけですから、
男女が均等にというのは本当に難しく、
男性も女性も既成概念を取り払って少しずつでも変わらないと進んでいきません。
そうなるためには、多様性を認め、受容できる大きな心が求められます。
一人一人のより良い未来へ向かう前向きな熱意が、
女性のみならず、みんなが生きやすい社会を作っていくものだと思います。
弊社でも、働きたいと思う女性が働きやすいように、
熱意を持って精一杯応援したいと思います。
[M M]
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