職場は人生の道場 ~『社員心得帖』より
松下幸之助さんの著書に『社員心得帖』というのがあります。
超ロングセラー「心得帖シリーズ」のうちの1冊なので、
ビジネスマンなら、聞いたことがないという人は少ないかもしれません。
幸之助さんは、“職場は人生の道場”だと言います。
職場を、給料をもらうだけのところなどと思わず、
かけがえのない人生を自分の力で充実させていくために、
日々の仕事にどのように取り組んでいくべきなのか、
この本では、こうした仕事と人生についての心構えが説かれています。
松下幸之助という人は、ご存じのように松下電器の創業者ですが、
この本のすごいところは、
幸之助さんの、経営者の視点から、自社(松下電器)の社員にどうしてほしいかとか、
そういうスケールで語られたものではないということです。
企業で働くということを通して、社会人として、人間として、
幸福を感得するにはこのように考えよ、このように生きよという、
いわば人生の指針が示されている感じです。
私の手元にあるものの奥付には1981年と書かれていますから、
もう35年も前の本ですが、この本を読むと、現代にも通ずる価値観として、
仕事を通じて社会に貢献するという意識が大事なのだと教えられます。
会社は社会の役に立たなければ存在を許されません。
仮に会社が赤字という状況であれば、
厳しい言い方をするなら、社会の役に立ってないという証拠ということになり、
経営的には、存立の危機と言える状態と言えます。
私は、もともと仕事というものには、そういうシビアさがあって、
本来、真剣な取り組みが求められるものであると感じています。
さて、この時期は新入社員の研修等が始まる時期ですよね。
私も新入社員研修に関わって忙しい時期なのですが、
この本には新入社員向けに「成功する秘訣」というセクションがあります。
その秘訣とは。
まずは、入社一日目、会社から家に帰ってきたとき、
家族に前向きな報告をすることから始まるそうです。
確かに、「あんまりしっくりこない会社だ」とか、
「まだよく分からないよ」とか言うと、家族も心配するでしょうから、
家族に心配させないためにネガティブなことは言わないという、
なんというか実利的な面もあるのですが、
それ以前に、自分自身の心の態度として、
「詳しくはまだ分からないけど、なんとなくいい会社だと思う。」と言えたほうが、
そして「そんないい会社に入れたのだから、一生懸命働くぞ
」と、
努めてでも意気込んで見せたほうが、
家族を安心させる以上に、自分自身を奮起させることになるでしょう。
そして、その奮起の姿こそが、家族を含め、親戚や友人など、
他人に対する感化力となって「アイツ、すげぇな」ということになり、
さらには「アイツの会社、なんかイイらしいぜ」ということになるというわけです。
素敵な人に対しては、その生活が気になるもの。
努力してでも素敵に見せることで、会社の評価につながるということであり、
社員一人ひとりが会社の広報担当であるという意識でいること。
幸之助さん曰く、これで少なくとも部長くらいにはなれる秘訣だそうです。
当社が加盟している地場の企業連合では、
この4月、参加企業合算で総勢65名ほどの新入社員を迎えます。
昨日、合同入社式が執り行われ、その後、親友社員研修に取り組みました。

さて、今年の新入社員さん達で、部長になれそうなのは何人いるでしょうかね。
仕事の本質とは、 人の役に立つことであり、
そしてその対価としてお金をいただいている、
そうした、つい忘れがちな基本が、いつになっても大切なのだと再認識する、
この時期はそういう時期です。
新入社員の活躍に、心から心から期待しています。
[SE;KICHI]
超ロングセラー「心得帖シリーズ」のうちの1冊なので、
ビジネスマンなら、聞いたことがないという人は少ないかもしれません。
幸之助さんは、“職場は人生の道場”だと言います。
職場を、給料をもらうだけのところなどと思わず、
かけがえのない人生を自分の力で充実させていくために、
日々の仕事にどのように取り組んでいくべきなのか、
この本では、こうした仕事と人生についての心構えが説かれています。
松下幸之助という人は、ご存じのように松下電器の創業者ですが、
この本のすごいところは、
幸之助さんの、経営者の視点から、自社(松下電器)の社員にどうしてほしいかとか、
そういうスケールで語られたものではないということです。
企業で働くということを通して、社会人として、人間として、
幸福を感得するにはこのように考えよ、このように生きよという、
いわば人生の指針が示されている感じです。
私の手元にあるものの奥付には1981年と書かれていますから、
もう35年も前の本ですが、この本を読むと、現代にも通ずる価値観として、
仕事を通じて社会に貢献するという意識が大事なのだと教えられます。
会社は社会の役に立たなければ存在を許されません。
仮に会社が赤字という状況であれば、
厳しい言い方をするなら、社会の役に立ってないという証拠ということになり、
経営的には、存立の危機と言える状態と言えます。
私は、もともと仕事というものには、そういうシビアさがあって、
本来、真剣な取り組みが求められるものであると感じています。
さて、この時期は新入社員の研修等が始まる時期ですよね。
私も新入社員研修に関わって忙しい時期なのですが、
この本には新入社員向けに「成功する秘訣」というセクションがあります。
その秘訣とは。
まずは、入社一日目、会社から家に帰ってきたとき、
家族に前向きな報告をすることから始まるそうです。
確かに、「あんまりしっくりこない会社だ」とか、
「まだよく分からないよ」とか言うと、家族も心配するでしょうから、
家族に心配させないためにネガティブなことは言わないという、
なんというか実利的な面もあるのですが、
それ以前に、自分自身の心の態度として、
「詳しくはまだ分からないけど、なんとなくいい会社だと思う。」と言えたほうが、
そして「そんないい会社に入れたのだから、一生懸命働くぞ

努めてでも意気込んで見せたほうが、
家族を安心させる以上に、自分自身を奮起させることになるでしょう。
そして、その奮起の姿こそが、家族を含め、親戚や友人など、
他人に対する感化力となって「アイツ、すげぇな」ということになり、
さらには「アイツの会社、なんかイイらしいぜ」ということになるというわけです。
素敵な人に対しては、その生活が気になるもの。
努力してでも素敵に見せることで、会社の評価につながるということであり、
社員一人ひとりが会社の広報担当であるという意識でいること。
幸之助さん曰く、これで少なくとも部長くらいにはなれる秘訣だそうです。
当社が加盟している地場の企業連合では、
この4月、参加企業合算で総勢65名ほどの新入社員を迎えます。
昨日、合同入社式が執り行われ、その後、親友社員研修に取り組みました。

さて、今年の新入社員さん達で、部長になれそうなのは何人いるでしょうかね。
仕事の本質とは、 人の役に立つことであり、
そしてその対価としてお金をいただいている、
そうした、つい忘れがちな基本が、いつになっても大切なのだと再認識する、
この時期はそういう時期です。
新入社員の活躍に、心から心から期待しています。
[SE;KICHI]
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