イルガチェフェ
胃弱で、かつては1日何杯も飲んでいたコーヒーが、
だんだん飲めなくなってきましたとブログに書いたところ、
その大事な1杯に、どんなコーヒーを飲んでいるのかと聞かれました。
……いやいや、普通ですって。
何を期待されているんでしょうか。
弊社にかつて在籍していた営業マンがコーヒー好きを自認しておられ、
何かミスをしたときに自分に課すペナルティとして、
「大好きなコーヒーを断つ」というのを設定しているほどでしたが、
私はそこまでコーヒー好きではなく、それほどのこだわりはないので、
どんなコーヒーを飲んでいるのかと聞かれても、ちょっと困ります。
それでも、私はブレンドコーヒーはあまり好きではありません。
私の母などは、何種類かの豆を自分でブレンドして、
自分だけのオリジナルブレンドを作っているようなのですが、
うまくいけばブレンドの相乗効果でおいしくなる半面、
失敗すると打ち消しあって相当にまずくなるリスクがあるので、
私は、無理にブレンドせず、好みの豆で勝負したらいいのにと思います。
そもそも、混ぜちゃうと、それぞれの豆の良し悪しが分かりにくくなるので、
喫茶店などでブレンドコーヒーを見かけると、
混ぜることで何かをごまかしているのかしらと、ちょっと勘ぐってしまうほど。
私がよく飲むのはイルガチェフェですね。
それのピーベリーを集めて、照りっ照りに焙煎したものが好きです。
イルガチェフェは、挽いた瞬間に、エチオピア豆特有の、
お花を連想させるフローラルな香りが立ってきます。
この豆の最大の特徴がこの香りなのですが、
飲んだ後味も爽やかで、飲みやすいです。
ただ、実は、単なるイルガチェフェでは、個性的過ぎて飽きてしまうというか、
コーヒーを飲んでいるのか何を飲んでいるのか、見失う感じがあるのですが、
わざわざピーベリーを集めることでコクと香りがプラスされ、
さらに極深煎りにすることで苦みが引き立ち、私好みになります。
しかし、ピーベリーは全収穫量のせいぜい5%くらいでしょうから、
イルガチェフェでピーベリーとなると、ちょっとお高くなってしまいますので、
それは特別な時ということにして、普段はもっと安い豆を挽いて飲みます。
最近は、ホンジュラスのSHGスペシャルという豆をよく飲みます。
もちろん、ピーベリーではなく、フラットビーンです。
だいたい、ホンジュラスは評判のいい産地ではないのですが、
SHGにしたことで、脂質がちょっと増して、おいしくなる感じがあります。
これを、私は深煎りが好きなので、かなり深めに煎って挽きます。
ホンジュラスですが、柑橘系や草などの複雑な香りがあって、
味が澄んでいると私は思っています。
ところで、そういうコーヒー豆は「コーヒー豆屋」で買うわけですが、
昔は富山くんだりにそのようなお店はほとんどなく、
わざわざ大阪のコーヒー豆屋さんにお願いして送ってもらっていたものです。
今では富山にも、少しずつですがコーヒー豆屋さんができてきて、
好みのお店を選べるほどになっていて、隔世の感すらあります。
ただ、最近の百花繚乱とも言えるコーヒー豆屋さんですが、
ちょっと言わせてください。
マフィンとかスコーンとか、焼き菓子を置いているコーヒー屋さん。
コーヒーの豆売りや挽き売りの間口を広げようとする努力は理解するのですが、
焼き菓子の人気が出ちゃって、せっせと焼き菓子ばかり焼いていて、
肝心の豆の焙煎がテキトーになっていません?
確かにフィナンシェとか美味しいですけど、
アンタ、本職コーヒー屋なんですからね。(←誰に言っているのか。)
もちろん、見た目にも美しい、おいしい焼き菓子は好きなんです。
最近も、なんと富山で、カーディナルシュニッテンを出している店を発見し、
かねがね探していたので、頻繁に買いに出かけているほどです。
カトリックの枢機卿にちなんでいるという白と黄色の模様、
思い出しただけでちょっとテンションが上がります。
しかし、それも、おいしいコーヒーがあってこそ。
コーヒー屋さんは、上質なコーヒーをメインに提供してほしいものです。

[SE;KICHI]
だんだん飲めなくなってきましたとブログに書いたところ、
その大事な1杯に、どんなコーヒーを飲んでいるのかと聞かれました。
……いやいや、普通ですって。
何を期待されているんでしょうか。
弊社にかつて在籍していた営業マンがコーヒー好きを自認しておられ、
何かミスをしたときに自分に課すペナルティとして、
「大好きなコーヒーを断つ」というのを設定しているほどでしたが、
私はそこまでコーヒー好きではなく、それほどのこだわりはないので、
どんなコーヒーを飲んでいるのかと聞かれても、ちょっと困ります。
それでも、私はブレンドコーヒーはあまり好きではありません。
私の母などは、何種類かの豆を自分でブレンドして、
自分だけのオリジナルブレンドを作っているようなのですが、
うまくいけばブレンドの相乗効果でおいしくなる半面、
失敗すると打ち消しあって相当にまずくなるリスクがあるので、
私は、無理にブレンドせず、好みの豆で勝負したらいいのにと思います。
そもそも、混ぜちゃうと、それぞれの豆の良し悪しが分かりにくくなるので、
喫茶店などでブレンドコーヒーを見かけると、
混ぜることで何かをごまかしているのかしらと、ちょっと勘ぐってしまうほど。
私がよく飲むのはイルガチェフェですね。
それのピーベリーを集めて、照りっ照りに焙煎したものが好きです。
イルガチェフェは、挽いた瞬間に、エチオピア豆特有の、
お花を連想させるフローラルな香りが立ってきます。
この豆の最大の特徴がこの香りなのですが、
飲んだ後味も爽やかで、飲みやすいです。
ただ、実は、単なるイルガチェフェでは、個性的過ぎて飽きてしまうというか、
コーヒーを飲んでいるのか何を飲んでいるのか、見失う感じがあるのですが、
わざわざピーベリーを集めることでコクと香りがプラスされ、
さらに極深煎りにすることで苦みが引き立ち、私好みになります。
しかし、ピーベリーは全収穫量のせいぜい5%くらいでしょうから、
イルガチェフェでピーベリーとなると、ちょっとお高くなってしまいますので、
それは特別な時ということにして、普段はもっと安い豆を挽いて飲みます。
最近は、ホンジュラスのSHGスペシャルという豆をよく飲みます。
もちろん、ピーベリーではなく、フラットビーンです。
だいたい、ホンジュラスは評判のいい産地ではないのですが、
SHGにしたことで、脂質がちょっと増して、おいしくなる感じがあります。
これを、私は深煎りが好きなので、かなり深めに煎って挽きます。
ホンジュラスですが、柑橘系や草などの複雑な香りがあって、
味が澄んでいると私は思っています。
ところで、そういうコーヒー豆は「コーヒー豆屋」で買うわけですが、
昔は富山くんだりにそのようなお店はほとんどなく、
わざわざ大阪のコーヒー豆屋さんにお願いして送ってもらっていたものです。
今では富山にも、少しずつですがコーヒー豆屋さんができてきて、
好みのお店を選べるほどになっていて、隔世の感すらあります。
ただ、最近の百花繚乱とも言えるコーヒー豆屋さんですが、
ちょっと言わせてください。
マフィンとかスコーンとか、焼き菓子を置いているコーヒー屋さん。
コーヒーの豆売りや挽き売りの間口を広げようとする努力は理解するのですが、
焼き菓子の人気が出ちゃって、せっせと焼き菓子ばかり焼いていて、
肝心の豆の焙煎がテキトーになっていません?
確かにフィナンシェとか美味しいですけど、
アンタ、本職コーヒー屋なんですからね。(←誰に言っているのか。)
もちろん、見た目にも美しい、おいしい焼き菓子は好きなんです。
最近も、なんと富山で、カーディナルシュニッテンを出している店を発見し、
かねがね探していたので、頻繁に買いに出かけているほどです。
カトリックの枢機卿にちなんでいるという白と黄色の模様、
思い出しただけでちょっとテンションが上がります。
しかし、それも、おいしいコーヒーがあってこそ。
コーヒー屋さんは、上質なコーヒーをメインに提供してほしいものです。

[SE;KICHI]
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