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私が悪いのですが…

今年も、あと一ヶ月程になりました。

今年は車の修理で会社に色々とご迷惑をお掛けしました(汗)
2月には高速でスピンしてしまい修理(涙)
直ってきて2週間後に追突されて修理と散々だなと感じ、
注意もしていたのです。
しかし、つい先日追突事故をしてしまいました。

でも、納得出来なかったのです。

2車線道路の追い越し車線を走っていた私の前の車は、
右折車がいたので左車線に進路変更をしました。
その右折車が曲がり走り去ると、
黄色信号になったので停止線で止まろとする私の前に割り込み急ブレーキです。
当然のように私が通常のブレーキでは止まる為のスペースがなくなり、
低速ではありますが追突してしまい、
相手に声をかけて道路脇のスペースに移動しました。
とりあえずお互いに怪我が無い事を確認して警察に電話。

相手の運転手の女性は運転が下手な為に、
父親同乗させ練習をしていたとの事だったですが、
同乗の父親から「物損処理でいいよね?」と言われ、
怪我も無い事から、そうですねと答えましたが、そこで疑問に思い、
もしかして私が100%悪いと思っていませんか?と尋ねると、
そう思うと答えてこられ、
いやいやいやいや、それはないでしょう。
運転の練習をしていて、あんな割り込みをして急ブレーキかけて、
逆にやられて納得できますか?と言うと無言。

「ふざけるな」ですよ。
当の運転手は、喋れないのか、
警察の実況見分でも父親に聞いて下さいと言う始末。
呆れて怒る気にもならない・・・・

100%悪くないと思っているくせに、保険屋を呼び知恵が付いたのか、
急に整形外科に行くと言い出し脅して?くるし、
勝手に行けば?ともう喧嘩腰。
こちらも保険業者さんに任せる事にしましたが、
罰金だ、裁判だとこれ以上迷惑をかけるのもと思い、
ひよった私が悪いのですが、処理していただきました。(涙)

またまた修理が終了し数日乗っていると、
カラカラを音がしたなと思うと、エンジン停止。
何、何?
路肩に止めて、キーを回してもバッテリーが上がった様な、
キュワンキュワンと鈍い反応。
えーどうした?でもナビもハザードもバッチリだし、上がったとは思えない。
ボンネットを開けて見ていると、ファンベルトの所に何かある?
マイナスドライバーが引っ掛かっているではありませんか。
噛みこんでいるのを何とか外して、キーを回すと無事始動。
多分修理の際に工具を置き、片付け忘れでしょう。
高速道路だったらどうなっていたか?
ちょっとゾッとしたのと、
何か憑いているのではないかと不安になります。

それでも私が悪くなっちゃうのだろうな?
かもしれない?と思い安全運転を心掛けます。

[GAKKUSHI]
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そんなん、どうでもいいわ!

25年ほど前にベストセラーになった、江國滋の『日本語八つ当たり』を、
思うところあって、再び出してきて読んでみました。
初めて読んだ当時もそう思ったような記憶があるのですが、
ジイさんが「日本語の乱れ」に文句を言う、実にくだらない本です。

何がくだらないって、著者・江國滋には知識をひけらかす傾向があるようで、
なんだか上から目線で、偉そうに怒ってばかりいて、不快なのです。
ここポイントです。
上から目線で、偉そうに知識をひけらかす人って、不快なのです。

なぜ、そのような本を出してきて読んでみたかというと、
最近、そういう、重箱の隅をつつくような、
くだらないテレビ番組が多いなぁと思うからです。

かつて、何かのドラマで故夏八木勲さん演じる老人が言っていた、
明日やろうはバカ野郎という言葉は言い得て妙で、
そういう意味で、「いつやるの、今でしょ!」とは至言です。
初見から数年が経過して食傷気味ではあるけれど、
あの、某予備校講師の言葉は真理を含んでいると思います。

しかし、このところの彼の荒稼ぎはいかがなものか。

いや、あの某予備校講師が嫌いと言っているのではないのです。
前述のとおり、彼のメッセージは至言でした。
問題はそこではなくて、
彼が荒稼ぎできてしまう環境って、いかがなものか、と。

分かりにくいですか?
要は、彼をご意見番だかコメンテーターに据え、
雑学を披歴しあうクイズ番組の多いこと。
曰く「インテリ芸人対決」とか、「高学歴芸人対決」とか。
彼は国語の先生であって、人生の師などではないはずなのに、
あたかもすべてを知っているかのように振る舞わせる演出の陳腐さ。
私は、彼の人格など知りませんが、
鼻につく物知り博士を演じさせられ、気の毒だなとも思うし、
一方で、大人の世界の汚さも感じます。

だいたい、インテリ芸人って、なんなんでしょうか。
芸人というからには持ち芸があるのでしょうし、
芸を見せて笑いを取る職業なのだと思うのですが、
普通に雑学クイズに興じている様子を見ていると、
芸人というより、学園祭の余興のように見えてしまうものです。
いったいいつ芸を見せるというのでしょうか。

そもそも私は、雑学のようなものに興味がありません。
「耳掻きの尻尾についている綿の名前」とか、
それを答えられたからと言って、人生、どんな得があるというのでしょうか。
「“選考”って、昔、“銓衡”って書いたらしいよ」とか、
「“洗浄”って、昔は“洗滌”って書いて、“せんでき”って読んでたんだって」とか、
せいぜいスナックやキャバクラで得意げに話せるくらいでしょう。
それを臆面もなくテレビで披露できる芸人って、
もはや芸人ではないのではないかと思ったりもします。

いいですか。
上から目線で、偉そうに知識をひけらかす人って、
不快なのです。

その知識がどうでもいいことであればあるほど、不快なのです。

もちろん、知識は多いに越したことはありません。
どうでもいいような知識こそ、人生を豊かにするものです。
でも、ひけらかしてはダメ。

私たちの仕事も同じです。
私たちは工業製品に特化した専門商社ですから、
謙虚さを忘れると、
相手が何を求めているかが分からなくなり、
ついつい知識を滔々と語るというミスを犯しがちになります。
相手の種類によりますが、それは鼻につくかもしれません。
私は、いろんなことに関心を持つように心がけていますが、
同時に、厳に慎むべきところです。

まぁ、結局のところ、
クイズばっかり、いい加減にしてほしいと、そういう話なんですが。

[SE;KICHI]

飛鳥の執念⑤ ~妹萌え

この『飛鳥の執念』というのは、ものすごくスパンの長いシリーズですので、
もう忘れている方も多いかと思いますが、
初回、鸕野讚良(持統天皇)から始まって、
前回は4代あとの白壁王(光仁天皇)まで来ました。
次は平安京を開いた桓武天皇ですから、もはや飛鳥とは言えません。

シリーズ名に忠実に、話を飛鳥に戻しましょう。

ところで、初回の記事で、
鸕野讚良が、天智天皇の娘でありながら、その弟の天武天皇に嫁いだとか、
しかもその際には実の姉である大田皇女と2人一緒にだったとか、
天武天皇との間の息子・草壁皇子の妻に、自らの妹・阿閇皇女を迎えたとか、
なんというか、現代ではありえない、とろみのついた婚姻関係に、
いささか驚かれた方も多かったようで、
何人かの方からもっと詳しく教えろと言われたものです。

しかし、姉とともに叔父に嫁ぐとか、自分の妹を息子にくっつけるとか、
一見、なんでもアリに見えますが、タブーはあったようです。

645年、中大兄皇子(のちの天智天皇)は中臣鎌足らと謀って、
母・皇極天皇の御前で蘇我入鹿を暗殺するというクーデターを起こします。
義務教育を受けた方ならご存知の、乙巳の変(大化の改新)です。

この皇極天皇と蘇我入鹿は仲良しだったので、
ショックを受けた天皇は退位を決断します。
天皇は息子である中大兄皇子に譲ろうとしましたが、
中大兄は辞退して、皇極天皇の弟・軽皇子を推薦しました。【回避①】

これを受け、皇極天皇は皇位を軽皇子(孝徳天皇)に譲ります。

この孝徳天皇は中大兄皇子にとっては母の弟、つまり叔父にあたりますが、
その皇后(正妻)の間人皇女は中大兄皇子の妹ですので、
中大兄皇子にとって孝徳天皇は義理の弟でもあります。

即位後、孝徳天皇は飛鳥から大阪・難波宮に遷都します。
中大兄皇子は孝徳天皇の下で皇太子となり、
いわば名実ともに次期天皇の立場に立つのですが、
この2人の中はすこぶる悪かったため、
ある時、怒った中大兄皇子は難波宮から飛鳥に帰ってしまいます。
中大兄皇子には多数の臣下が同行し、天皇にダメージを与えましたが、
なんと中大兄の母・皇極天皇と妹・間人皇女も中大兄皇子側についており、
つまり、孝徳天皇にしてみれば、姉ばかりか妻までも、
自分を捨てて中大兄皇子について行ってしまうという屈辱。
ショックを受けた天皇は体調を崩し、そのまま病死してしまいます。

そこで、順当なら皇太子である中大兄皇子が即位するはずですが、
彼はまたしても辞退し、皇位を再び母・皇極天皇に戻します。【回避②】
退位した天皇が再び即位するなんて、異例中の異例です。

再度即位し、皇極改め斉明天皇となった母でしたが、
高齢だったため、実際の政治は皇太子である中大兄皇子が摂りました。
そんなことなら自分が即位すればいいじゃんと思いますが、
7年後に母・斉明天皇が崩御した後も、
“代理”みたいな立場を維持し、中大兄皇子は即位しません。【回避③】
天皇が空位になるなんて、それこそ異例中の異例です。

結局、中大兄皇子が天智天皇として即位するのは、
母・斉明天皇が崩御してから6年半後、645年の最初の辞退から23年後でした。

どうしてそこまで中大兄皇子は辞退するのでしょうか。

一説には、
中大兄皇子が妹・間人皇女と姦通していたから
だと言われています。
この時代、姉とともに叔父に嫁ぐとか、妹を息子にくっつけるとか、
そういうのはOKだけれど、
さすがに、夫のいる実の妹、しかも皇后とどうにかなっちゃうのはちょっと……
国民が許さないだろうと、
そういう配慮で即位を遅らせていたのではないかと、そういう説です。
その証拠に、中大兄皇子は間人皇女の死後に即位しています。

まぁ、要するに、この時代、近親相姦はわりと普通なのですが、
なんでもアリではないということをお伝えしたかったのでした。

何とも言えない気分ですよね。
私はこの時代が好きで、
この時代を背景にした大河ドラマとか、作ってくれないだろうかと思っていて、
脳内では、主役の鸕野皇女に菅野美穂あたりを配役するなど、
プロデューサー気分で製作しているほどですが……
この近親相姦を知ってしまうと、
その時代には普通のことだったとしても……
ドラマ化は無理かなぁと……菅野美穂、出てくれないだろうなぁ……
中大兄皇子、佐藤浩市とかどうかと思うんだけど……
ただれてるしなぁ……無理だろうなぁ……

[SE;KICHI]

粗相

結婚前に着付けを習いました。
もともと着物が好きだったのと、
何かの行事の時に着物がさっと着られたらお財布的にもいいかなと。
おかげさまで、入学式などの行事には、
美容院に出かけることなく自宅で身支度をしています。

さて、先日のことです。
3番目の子供の五歳の七五三詣りをしました。
その日はその5歳の息子の運動会。
ちょっと計画に無理があるかな・・・とは思いましたが、
もろもろの事情により決行。

運動会が終わって帰宅したのは12時ちょっと前。
写真館の予約は14時。
お昼ご飯も食べさせなくてはいけないのに、
自分だけでなく息子の身支度も美容院ではなく私が・・・。
我ながらちょっと無謀な計画でした。

5歳の子です。しかも男の子。
いつもとは違う窮屈な袴に長時間耐えられるとは思えません。
自分が着物を着た状態で子供を着付けられるか不安でしたが、
それしか手がありません。
さらに実は袴の着付けは人生初! 
だってね、写真代だって祈祷料だって馬鹿にならないですもの・・・。
お母さんは頑張りますよ。

袴の着付けは前々日からネットで検索して勉強しました。
当日はタブレットを従えて着付けをしました。
今は便利な世の中になりましたね。
某レンタル屋さんの着付けの動画、大変お世話になりました。
 
案の定、いざ着付け始めてひもを締めると、
「苦しい、もう止める」、と、どんどん不機嫌に。
ちょっと大きめのスーツもありましたが、
今回着せた袴は、祖父母から長男が生まれた時にいただいたもの。
長男の時にもそれを着せて七五三詣りしたので、どうしても着てほしかったんです。
ちなみに長男の時の着付けは8か月の妊婦だったために自分ではさすがに着る自信がなく、
母子共に着付けていただきました。


なだめながらなんとか無事に着付けを終え、
祖父母に見せると、それは喜んでくれました。
頑張った甲斐がありました。
息子も私も。


さてさて、準備もできたし、予約の時間には少し早いけど写真館へ向かいました。

受付でのこと。写真館の奥様が、
「美容院に行かれました? ご自宅で着られました?」
私、「自宅で着ました」(なんで?)
奥様、「ちょっと合わせが逆になってるみたいで・・・。
鏡見て着られるとよくあるんですよね」
と本当に本当に申し訳なさそうに親切に教えて下さいました。

・・・やってしまった!!!!!!

長襦袢はあっているのに、着物の合わせが右前になっていたんです。
ご厚意ですぐさまその撮影場所で着物を着なおして無事に撮影できましたが、
まさかこんなところで着替えることになろうとは・・・
大失態です。
着付けができる!なんて大声で言えなくなってしまいました
・・今後も自分で着ますけどね。

ちなみに息子は神社へお参りに行くときは、
運動会の疲れもあってか不機嫌度MAXになり、
袴を着続けての参拝を断固拒否。
車中で着替え、スーツでの参拝となりました。
ですが、袴を着ての写真が残せたことに、嫁としての私は大満足です。

後日、無事写真も出来上がり、3人の子供たちの七五三がようやく終わりました。

[co-K]

やる氣漲る職場づくりのために

私たちの会社がある富山という土地は、コツコツ働く県民性。
毎日、苦しくても真面目に働いてさえいれば、いつか必ずいいことあるよと、
大それたことは考えず、特に変化を求めない、そういう県民性です。
だから真面目な人が多いけれど、
より効率的に実績を上げるにはどうすればよいかとか、
もっと各人が成長できるような施策はないかとか、
変化を伴う改善策のようなことを考えるのは苦手みたいです。
なにしろコツコツが信条だから、
変化のために声を上げるなんてことはありません。

それは、気概に欠けるということかもしれません。

きっと、富山は恵まれていたのだと思います。
特に変化を求めなくても、実際、何とかなってきましたから。
でも、だからこそ、山口とか高知とか鹿児島とか、
激変の幕末に志士を輩出したような県の県民性と比べ、
主体性に欠けるというか、熱量が少ない感じがします。
コツコツ働く県民性は、現状に甘んじる県民性なのかもしれません。

最近、北陸示道塾というのに参画しています。
この塾は、これといって何かを丁寧に教えてくれる塾ではなく、
意見交換のワークショップみたいな場なのですが、
働くにあたっての、また、組織を動かす方法としての、
人間力が涵養される職場づくりの気概が学べる気がします。

示道塾 ⇒ http://www.vistaworks.co.jp/seminar/shidou.html

通常、全8回(1回6時間)で20万円ほどになる塾なのですが、
そのエッセンスを富山の方々に知ってもらおうと、
今回、2,000円という破格でイベント開催することになりました。



圧倒的な顧客満足度と社員満足度を誇り、
それに伴い好業績を出し続ける企業として有名なネッツトヨタ南国。
同社の強みは、あきらかに“人財”です。
そこで働く一人ひとりが、お客様や仲間、地域との関わりから、
企業としての独自性を育み、圧倒的な輝きを放っています。
今回は、同社において、長年にわたり採用、人財育成、
組織づくりの中心にいらっしゃる大原光秦氏が、
二年間にわたる富山県の中小企業経営者たちと関わることで感じた、
「富山ならではの人づくり、職場づくり」を、
みなさんと一緒に考える機会になります。

企業経営者、幹部社員、若手リーダーに絶対お勧めのイベントです。

[AKA]

趣味、やりたいこと、時間の使い方

今回は、タイトルについて個人的に思ったことを書いてみます。

 趣味・・・ドラマ、映画鑑賞、ギター演奏
 やりたいこと・・・英会話、読書、部屋の掃除(笑)

大きく分けたかったので3つに絞りました。
マイブームは毎日のようにやっていることです。
やりたいことは、読書が週に2日あるくらいですね。

個人的な意見だと、趣味って自分がやりたいことで、
やりたいことって実は、面倒に思っていることや、
やりたくないことなんじゃないかぁって思いました。

趣味って既に実践していることですよね。
やりたいことって聞くと前向きに聞こえますけど、やってないってことですよね。
出来ていない自分が言っても説得力ないかもしれませんが、
やりたいことが長期間変わっていない方は、
それをやらなくてもなんの影響もないと思います。
やりたいで止まって、長期間過ごせているのなら、
それは生活に支障がないからです。

生活に支障が、とかではなく、
単純にこれから趣味にしたいことなんだと思っている方もいると思います。
それも説得力ないんですよね。
好きで始めようとしていることって、そんなに口にしないと思います。
大体が周りにそんな発言もせずに行動しているんですよね。

やりたいことって今まで自分が出来ていないのに、
これから実践しようとしている、
「挑戦」なんですよね。

おそらく生活に支障がないであろうことに、挑戦していこうと思いますか?

私は挑戦したいです。
私の場合は、挑戦した先になにか報酬があると信じてしまっているからです。
そんな保障はないであろうに。
したいと思っているということは、
出来ていないということで・・ってこの話続いてしまうので辞めます。

1日が24時間じゃなくて36時間なら、
仕事・趣味・やりたいことが実践出来そうなのになぁと思いました。
24時間程度だと私の場合、やりたいことより趣味に時間使いますから。
1日36時間設定でも労働時間は変えない設定でお願いしますね!
上手く時間が使えればいいのですが、
マニュアル的に時間は使いたくはないなぁって思います。
人間だもの・・・

今回はこのような内容で!
次回は、友人の舞台を見に行った話とかしようかなぁと思います。

[SYUN]

便利さと せつなさと アタマ悪さと

と、まぁ、攻撃的なタイトルをつけてみましたが。

ここ何年か、月に一度くらい、
プライベートで宿坊というか会員制の湯治場のようなところに泊まっています。
そこは、食事こそ作ってもらえますが、
食後の下げ膳や布団の上げ下ろしに清掃まで、自分でやらねばなりません。
豪華なホテルも悪くないのですが、
そこは、そういう「自分のことは自分で」が売りになっているのです。

食後の片づけを自分でするために、食事処の隅の一角には流し台があり、
食べた食器を自分で洗い、カゴに入れるようになっています。

そこで最近、気づくことがあります。

そこで出会った家族連れの、小学3年生だという少女。
食器を洗うということが、できない。
いや、親に反発してとか、面倒臭がってとかいうのではなく、
食器って、どうやって洗えばよいのか、分からないのだと言います。

私が泊まる宿は、だいたい8組ぐらいしか受け入れないのですが、
施設自体が大きくないので、入浴だ食事だと顔を会わせる場面も多く、
挨拶をしたりして、互いに打ち解けます。
打ち解けたうえでその家族連れに話を聞いてみると、
どうやら自宅では食洗器が大活躍で、少女が食器を洗うことはないばかりか、
母親ですらここ何年も手で洗ってないですねぇとのこと。

食洗機が普及して手洗いの機会が激減したのは事実ですので、
なるほど、そういうものかぁと妙に納得できたりもします。
洋式便器とシャワートイレに慣れた子供たちが和式便器を使えない、
というのはよく知られた話ですが、食器洗いもそうなんですね。

私たちの子供の頃とは隔世の感もありますが、
私たちにその少女を笑う資格はあるでしょうか。

PCやスマホに頼り切って、辞書を引くということをしなくなりました。
アプリに頼るから、道を覚えるということをしなくなりました。
クックパッドを見ながら調理するので、レシピを覚えることもしません。
チャージしたカードがあるので、いちいち切符を買う必要がありません。
ショッピングもPCの画面で完結しています。
カーナビの普及により、事前に地図で調べるということをしなくなりました。
バックモニターが装備され、後ろを観ずに車庫入れするようになりました。

ドラえもんや星新一とは違った方向性だけれど、
ひと昔前と比べれば、予想もつかないほど便利になりました。

でも、便利になった分、
私たちは、教えてもらわないと字も書けず、
目的地にも到達できず、切符も買えない。
クルマに至ってはソナーが搭載されているから、
センターライン踏んだくらいでピリピリ警告音がうるさいけれど、
そのかわり、かなりボンヤリしててもぶつからない。
今後は、食器すら洗えない世代が大人になっていくわけで、
これって、退化ではないのでしょうか。

学生のころ、関数電卓とかポケコンという、小さなPCみたいなものがあって、
sin とか cos が出てくる授業など、それを使いこなすことが技術ということで、
授業にも試験にも持ち込みが許可されていたのですが、
そうなると、そういう道具を使いこなす手順ばかりがうまくなり、
もう、手計算で計算する能力などは下がっていきますよね。

便利を知ると不便には戻れないので、
いまさら洗濯板で洗濯するのがいいとは言わないけれど、
知らないというのはいけないことのような気が、私はします。
不便を知ったうえで、
便利を享受するべきなのではないか
と。
そうすることで謙虚な感謝が生まれるような気もするし、
非常時、たとえば電気や電波がストップした時など、
真価を発揮するのではないかと思ったりします。

人間の能力って、もっとあるはずなのに、それを使わず、
一方で、字を調べたり、目的地を調べるときに、
みんながみんな、小さな端末のようなものに頼っている姿は、
私には滑稽に見えますし、翻って忸怩たる思いもあるわけです。

[SE;KICHI]

実録「実家の土地って大変」Vol.1

私ごとながら現在家を建築中でございまして、年内には引き渡しの予定です。
本当はもっと早くに建つ予定だったのですが、まあ色々な問題がありました。

今回私の実家の敷地に、離れとして夫婦の家を建てることになったのですが、
銀行に担保の話をしていたら問題が何点かでてきました。
問題点を書き出していたらすごく長くなったので、
シリーズにてお送りさせていただきます。

第1回:謎の国有地

家を建てたことがある方はわかるかと思いますが、
家を建てるためにはその家の土地が道路に面している必要があります。

今回建てようと思っている実家の土地は、
2本の道路に挟まれている状態なのですが、
今回は道路B(適当に描いたレイアウト図参照)に面しているところに建てようと思ったので、
特に深く考えずに道路Bを使おうと思いました。

実家の土地

しかし!いざ地図を見直してみると、
なんと、実家の土地と道路の境目に、
ほんの数センチ幅の国有地が存在していることが判明!

なぜそんな国有地が存在しているかもわかりません。

ただ、そのために道路Bは面している道路として利用できず、
反対側の道路Aを面している道路に使わなくてはならなくなりました。

当初銀行の担保には、ほぼ私の家を建てる土地のみが入る予定でしたが、
建築中の家と道路Aをつなぐ土地を一つの土地と考えなくてはいけなくなり、
結局実家の土地全体を担保に入れなくてはならなくなりました。
しかも実家と蔵があったのでそちらも担保の対象に…。

問題は銀行の人も大工さんも、当初この点に気付かなかったことでした。
見りゃ一発でわかるだろうに、よし契約するぜ!ってなった時に判明したのです。
勘弁してほしいですね。

そんなこんなで第一回目はこんな感じです。

まだまだ問題は山積です。

次回「第2回:存在していない家」

お楽しみに!

って誰が楽しむんだ?

[ハク]

続・ドゥケルバン

ゴールデンウィークあたりに、
ドゥケルバン病がひどくてたまらないという記事を書きました。(『ドゥケルバン』)
あれから数ヶ月が経過しましたが、
今日も、私の手首は順調に痛みを維持しており、
毎朝、目が覚めては、痛みの残っていることを確認し、
生きていることに感じ入る日々を送っているのであります。
合掌。

ところで、かなり昔に私の御朱印帳を紹介したことがありましたよね。
もう4年も前の『疲れすぎて病気』という記事です。

御朱印というのは、お遍路さんとか、巡礼の方が集めているアレで、
お寺の方にお願いすると、筆でさらさらっと書いてくださいます。

いくつか実物をご披露しましょう。サムネイルです。拡大可。



左端は京都の蓮華王院というお寺の御朱印です。
ふつう、三十三間堂と呼ばれていて、修学旅行などの定番です。
中央に大きく「大悲殿」と書かれていますが、
大悲というのは悲しみではなく、“大いなる慈悲”という意味で、
これは本尊が観音菩薩であることを示しています。
その隣、左から2つ目は、同じく京都の清水寺です。
ここは超有名ですね。
やはり「大悲閣」と書かれていて、本尊が観音菩薩であることが分かります。
さらに隣、左から3つ目は、奈良の東大寺です。
大仏で有名なお寺ですが、宗派は華厳宗で、
中央に大きく「華厳」と書かれています。
右端は、同じく奈良の法隆寺
聖徳太子ゆかりのお寺で、中央には、聖徳太子の教えである、
「以和為貴(和を以て貴きと為す)」と書かれています。

さて、何が言いたいかというとですね、
達筆だということです。
私なんかと違って、普段から毛筆を操っておいでなのでしょう。
実に、さらさらっと書いてくださいます。

これなんかすごいですよ。

サムネイルです。拡大可。

これは京都の西芳寺。“苔寺”として有名なお寺です。
御朱印をお願いすると、さらさらっとこれを書いてくださいます。
このお寺は事前に往復ハガキで拝観申し込みが必要なお寺で、
拝観時間も指定されるし、拝観料も3000円と高額なのですが、
御朱印がカッコイイことで、マニアにとっては有名なお寺です。

とにかく、御朱印は達筆だということ、分かっていただけましたか?

さて。話を突然ドゥケルバン病に戻します。
それは平成13年の9月15日のことでした。
私は、とある小さなお寺に参拝に出かけ、御朱印をお願いしたわけです。
すると、ご住職の奥様と思われる老婆が出現し、
「住職は不在で、また、私は手首が痛くて書けない」と言うのです。
まぁ、書けないものは仕方ないなぁと、私が帰ろうとすると、
「私は痛くて書けないから、アンタが書け」と言うではありませんか。

・・・ええっ!? 書いたことないよ、そんなの。

御朱印マニアは、書いてもらうのが好きなだけで、
自分が書きたいわけではありません。
だいたい、どうしてお金を払って自分で書かねばならないのか。
毛筆が得意ではない私は固辞したのですが、
老婆(奥様)に「私が言うとおりに書けば大丈夫だから」と言われ、
押し切られてしまいました。
結果は、ちっとも大丈夫ではありませんでした。
それがこれ。

サムネイルです。拡大可。

そのお寺の名誉のために、一部画像を加工していますが、
一瞥してポンコツですよね。
先ほど披露した5寺の御朱印に比べて、あからさまに下手でしょう。
自分でも慄然としました。

もちろん書いたのは私自身なので、悪いのはうまく書けなかった私なのですが、
老婆の策略で自分の大事な御朱印帳を汚されたような気分になり、
怒りと落胆の混ざった気持ちになったのを、15年たった今でもよく覚えています。

その時の私は、無謀なことを私にさせた老婆を恨むあまり、
だいたいさぁ、字も書けないほど手首が痛いってこと、あるもんかね?と、
まるで老婆の手首の痛みが狂言であるかのように悪態をついていたわけですが、
今なら私にも分かります。
字が書けないほど手首が痛むってことは、あります。
長い話でしたが、結論は、
痛みは、なってみないと分からない。
まぁ、だからといって、無謀な老婆を許したわけではありませんが。

[SE;KICHI]

物忘れの危険

先々週だったか、大阪で開催されていた展示会に行ってきました。
工業系の展示会で、当社のお取引先様も多く出展されていたので、
まぁ、ご挨拶かたがた行ってきたというところです。

お取引先様と言いましたが、要は仕入れ元であり、メーカーさんです。
しかし、当社が富山のような地方都市にあるせいか、
用件は電話やメールで済ませることがほとんどで、
実際にお会いする場面は多くはなく、
こうして仕入れ元の方と展示会でお会いするのは稀な機会となります。

ところがです。
1年ぶりくらいにお会いした方、
「ブログ、見てますよ。ミョウガ、植えてる人がいるんだって?」
と、開口一番。

えええっ!
確かに、『知らぬが普通』という記事でミョウガについて書きましたが、
1年ぶりくらいにお会いした方から、
半年ほど前のそんな記事について指摘されるなんて・・・・・・。

まぁ、そうですね。
ミョウガは、バカみたいにたくさん獲れました。

ミョウガ これは一部です。

まさか初年度から収穫できないだろうと油断して放置していたら、
収穫時期を逃して花が開き始めてしまい、慌てて収穫したのですが、
まぁ、花が咲いてしまった分、やや大味にはなったものの、
風味は生きていて、充分にミョウガ三昧となりました。

そういえば、落語に『茗荷宿』というのがありますよね。
宿屋の夫婦が、大金を持った宿泊客がいると知るや、
荷物を置き忘れて出発してくれますようにと、
物事を忘れっぽくなるというミョウガばかりを調理し、
どんどん食べさせるという古典落語です。
結果、その客はまんまと大金を忘れて出発するのですが・・・。

この秋、こんなにたくさんのミョウガを食べている私、
大丈夫でしょうか。

[SE;KICHI]
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kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
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〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
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