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三井アウトレットパーク北陸小矢部

少し日が経ちますが、
家族で「三井アウトレットパーク北陸小矢部」に行ってきました。
先だっての7月16日にオープンしたのですが、本州の日本海側では初とのこと。
地元富山では当然のことでしょうが、
オープン前から随分と話題になっていました。
正直なところ、それほど興味はなかったのですが、嫁はんが興味津々。
日頃の会話に「三井」が度々登場。
「三井住友銀行」と縁のない私たちですが、「三井、三井、三井…」。
ということで、オープンしたてのところに突撃したわけです。

「あー、全然進まねぇー。」
「ひどいねぇ。」
「もうちょっとで1時間経つよー。」
駐車場に入るまで、結局2時間弱かかりました。
こんなものですよね。
止めてある車のナンバーを見ると、「金沢」「福井」「岐阜」ナンバーがずらり。
「富山」ナンバーより目立ちます。

本モールは2階建ての屋内型モール、国内では珍しいとのこと。
外には、ふわふわドームなど子供向けの遊具や高さ50mの観覧車もあります。
比較的田舎と言っては失礼ですが、
郊外の幹線道路に面した所にありますので、とても目立ちます。
また、高速道路のインターチェンジからも近いので、他県からも来やすいですね。

さて、中に入るとさすがの賑わい、人だかり。
人の波をかきわけかきわけ、お目当てのところへ。
お目当てと言っても、嫁はんのです。
私はちんぷんかんぷん。
「COACH」、「kate spade new york」やらを、
嫁はんが熱心に見ていたような記憶が…。
結局は、他の店で何点か購入していましたけどね。
私は以前、軽井沢と沖縄のアウトレットモールに行ったことがありますが、
軽井沢でラコステのポロシャツを購入したぐらいしか記憶にありません。
何か買いたいという衝動がそれほど湧かない。
困ったことですね。
お金を落とさなければ、社会に寄与しませんしね。

さてさて、アウトレットという言葉自体、正確には意味を知らなかったのですが、
この機会に調べてみました。
正規の直営店で販売するには適さないモデル、生産過多による大量在庫品、
製造工程で若干のキズがついてしまった商品などの、
いわゆる「訳あり商品」を意味します。
アウトレットモールではこの商品を販売しますので、
正規の価格より随分と安価になります。
一般的には30~50%OFFらしいです。
なんとなくのイメージは持っていましたが、なるほど、ガッテンしました。

アウトレットモール、いいですよね。
これだけ県外から人が集まるのですから、しっかりと需要があるわけです。
地域の活性化には効果覿面です。
その後にオープンしたコストコも行きましたが、地元ナンバーばかりでした。
まぁ、販売形態や取り扱う商品が異なるので単純に比較するのもどうかと思いますが、
他県から富山に来てもらうことを考えれば、アウトレットモールは大きいです。

「あー、廣貫堂だー」
数あるテナントの中に、地元富山の製薬メーカー「廣貫堂」がありました。
弊社のお客様でもある会社なのですが、びっくりです。
子供の頃によく飲んだ、「赤玉はら薬」がありました。
「懐かしいー」
「お腹が痛くなったら、よく飲んだわい」
そんな会話で嫁はんと盛り上がりました。

フードコートも人だかり。
中でも、「ククルザ ポップコーン」は2時間待ちの大行列。
そこまでして並ぶ気持ちがよく分からないのですが、皆さん笑顔で並んでます。
私たちは、空いていました讃岐うどん店で食事しました。
名古屋名物のみそかつ矢場とんにそそられましたが、行列あり。
小さな子供を抱えての私たちには、そんな余裕はございません。

さてのさて、「三井アウトレットパーク北陸小矢部」。
おじゃましてから約2ヶ月。
今はどんな感じなのでしょうか。
平日は混み合っていないという話は耳にします。
休日はどうなのでしょうか。
そろそろ、2回目突撃してみましょうかねぇ。

[TOTSU]
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フィリピの信徒への手紙

私の会社の机のデスクマットには、
『フィリピの信徒への手紙 2章3~4節』というのが挟んであります。

何ごとも利己心や虚栄心からするのではなく、
へりくだって、相手を自分よりも優れた者と考えなさい。
自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。

ということで、肝に銘じるというか、
忘れないように、デスクマットに挟んでいます。

一般論ですが、個々の人間には、考え方にクセがあります。
或る場面に遭遇した時、どのように局面を捉え、どのように切り抜けるか、
誰かに不本意な何かを言われた時、どのように受け止め、どう返すか。
人それぞれに、反射的にこういう思考をしてしまうという、クセがあるものです。

そのクセは、どういう経緯で成立しているかというと、
たぶん、各自が大事に思う何かを守るような方向で成立しているような気がします。
守るべき、大事に思う何かというのは、人それぞれのはずです。
家族が大事という人もいるでしょうし、
家族以上に、社会貢献というか公的な活動が大事という人もいるはずです。
私の親族には、慈善事業というか、他人への寄付が一番大切という者もいます。
とにかく、守るべき、大事に思う何かというのは、人それぞれだと思うのですが、
そのことが執着となって本人を縛るために、
反射的な考え方のクセというものができてくると思うのです。

たまに、標識に弱いタイプの人がいます。
言い換えれば、標識的なものを大事に思い、そこに執着を持つ人です。
もっと踏み込んで言えば、学歴や職業や肩書に意味を感じるタイプです。

このタイプは、相手が社長だと聞けば、ひとかどの人物に違いないと思い、
相手が医師だと知ると、賢いのだと尊敬の眼差しを向けるのです。

正直、私はそういう人を軽蔑します。

だって、相手の本質に触れようとせず、
職業や肩書だけで相手を判断しようとする態度は、
相手に対して不誠実だと思うからです。

逆に言えば、相手が課長や係長だと聞けば、たいした人物ではないと断じ、
相手が医師でなく清掃員かなにかだと知ると、見下すということにもなります。
相手の何をも知らないというのにです。

結果、このタイプの人の行動パターンとしては、
分かりやすく権威的な存在には敬意を表するが、
そうでない存在に対しては見下すということになり、
つまり、権威にひれ伏すという考え方のクセが成立します。
そして、おそらくは、自分も社長なり医師なり、
権威を持つ側の仲間に入りたいと思うようになると思われます。
平たく言えば、
肩書き好きな人は、肩書きを欲しがるという、
まぁ、ひとつの法則ですね。

これは、結局は選民思想であり、
『肩書によって、他人より優れた手腕を持つものと見られたい』等、
ちょっと称賛されることで面目を保ちたいという、そういう感覚です。
こうなってくると、メンツの問題ですから、
実際にその賞賛を受けるに値する手腕を備えているかどうかなどは、
関係ないでしょう。
他人と自分を引き比べ、優位性を見い出すことに汲々としてしまい、
社会に対する貢献や顧客第一など、大切なものを忘れてしまいます。

人は誰かから称賛されると心地よく感じるものです。
それは、そういうものです。
勉強や仕事など、褒められたいから頑張る、という人がいることも理解はします。
まぁ、そういうのが社会が発展する原動力になってきた面はあるでしょう。

ただ、褒められたい、認められたいという欲望を深めていくと、
競争しか残らなくなります。
みんなで助け合って大を成そうという、顧客のための行動から離れていきます。

この手紙の著者パウロは、
旧約聖書の中で神から特別に顧みられたというイスラエルの民に属していて、
しかも、その神の民の中でもファリサイ派というエリートの道を歩んできており、
自他共に認める、非常に熱心な信仰者で、それが本人の誇りでした。
しかし、ある時、
自分は、自分の努力で生きているのではなく、神様に生かされているのだと気づき、
それまで誇りにしていた、
イスラエルの民であることやファリサイ派であることなど、
標識的なものを重視する姿勢を捨て去ったと言います。

私も、肩書きなど、標識的なものにそれほど意味はないと思っています。
神様に生かされているとすれば、この世の肩書など小さなものです。
肩書きを重視する者は、
ヒエラルキーの中で自分がどのあたりか、確認することが好きな者であり、
神様のことも、顧客のことも見えなくなっている者であると思います。
自分のこと、しかも自分が心地よくなるポイント、
つまり自分の局部、性感帯しか見ていないのです。

何ごとも利己心や虚栄心からするのではなく、
へりくだって、相手を自分よりも優れた者と考えなさい。

ということになってくると、相手と自分の優劣など気にならないはずです。

『宮本武蔵』で有名な吉川英治も、
「我以外皆我師」という言葉を遺しています。
“自分以外はみんな先生だ、謙虚に学ぼう”ということですが、
“相手が先生かどうかは肩書が決める”ということであれば、
学ぶ機会の少ない、貧しい人生になってしまいます。

相手や自分の、本質を見る目を養いたいものです。
あなたが大事にしているものは、
本当に価値のあるものでしょうか。


[SE;KICHI]

古き良きもの

我が家には稼働して10年以上のオーブンがあります。

ダイヤル式のオーブンが嫌で、見栄張って購入した一品です。
すでにデジタル表示部がついたり消えたりで残り時間が分からないです。
ですが、妻と子供達が愛してやまない家族同様な品
朝食のパンは焼き加減を選んでボタン一つで可能。
グラタンなども加減を選んでボタン一つで可能。
焼く。といった工程に特化しております。

家の電子レンジも古いのですが、オーブンよりは若手。
ですが、オーブンレンジのオーブンを使うには少々手間が。
某有名家電量販店等で、
オート機能付きのオーブンを探してみたのですが、見当たらず。
もうこれはレンジの故障と共に、
最愛のオーブンともお別れしなければならないと、
覚悟を決めました。

最近の蒸気でなんちゃらなんてレンジも存在しますが、
使い勝手ってどうなんでしょう?
食パン投げ込んでボタン一つでトーストができ上がるものなのでしょうか?
家族全員が怠け者な我が家では、上トレーを外し……
なんて工程は面倒!って人しかいません。
そんな工程があればトーストの家族消費量は激減です。
おそらく食卓に出るグラタンの頻度は半分以下でしょう。

PCで何気に家電品を見ていると、
ふとオート・オーブンで検索して見つけました。
オーブンレンジが主体なようでしたが、細々ながら需要はあるのでしょうか。

ありましたよ。
やはり古き良き物は時代と共に淘汰はされないのですね。
(私自身が勝手に良きものと判断しており、あくまで個人の判断基準であります)

某メーカーよりコンパクトオーブンで販売されておりました。
しかし・・・価格で折り合いがつきそうにない。

妻の判断にゆだねるとまず購入不可。というより却下。

その商品のすばらしさ、どのように使えるのか、
子供達でも手軽にトーストが焼ける。等々、
様々な角度よりアプローチをかけねばなりません。

頑張れ俺!
いまこそ営業職としての本領発揮だ!

後日談
家族同様に愛してきた現在のオーブンが、
表示は見えないですが今でもオートで稼働してくれています。
妻に、
「大切な家族を完全に故障する前に廃棄出来ますか?」
と諭されました。
そんな言われたらね。。。
買ったのは私自身で子供達よりも長い付き合いです。
もう少し。
修理不可の状態になるまでもう少し頑張ってください。
古き良き物の神髄は、現在も頑張ってくれている我が家のオーブンのほうでした。
妻の言葉に目から鱗です。

[Y2K2]

魅惑の・・・(5)

2年以上前ですが、『好事家の卵』という記事で、
「澤瀉屋」とか「文久三年」について知っている子供の話をしました。

それと似た話で、結論が逆という話があります。

湯治場のようなところに行くと、敷地入ってすぐに祠のようなものがあったり、
建物内の目立つ場所に仏像が祀られたりしていることがあって、
水などが供えられていて、関係者や常連さんが信仰していることが分かります。
また、昔ながらの銭湯に行くと、湯治場のそれのように本格的ではないですが、
番台の上あたりに仏像が乗っていることがあります。
これらの仏像は文化財などではないので、
特に案内看板のようなものは出されていません。

普通の人は案内看板がないと、それが何か分からないのかもしれません。
「あれはなぁに」と幼い子供から尋ねられ、
「え~……とね、あ~……お釈迦様だよ」と答える親を、
私は何人も見たことがあります。
子供は、それほど興味がなかったか、「ふ~ん」と答え、この話終了。

いや、ふつう、風呂屋にお釈迦様は、いません。
結果、そこで話が終わると、親は子供にウソを教えて終わる形になるわけで、
子供の将来のために、私が「違うよ」と教えてあげたいほどですが、
親に恥をかかせるし、相手はそもそも知らない子、グッと我慢します。

ふつう、風呂屋にいるのは、薬師如来です。
まぁ、お風呂によっては、
観音さま(観世音菩薩)やお地蔵さま(地蔵菩薩)が祀られることもありますが、
いずれにせよ、ふつう、風呂屋にお釈迦様は、いません。

薬師如来というのは、薬師という名のとおり、
病気平癒などを得意とする仏さまです。
温泉などのお風呂というのは、古来、病気治しの目的を持っていますから、
お風呂は薬師如来の担当ということになります。
ちなみに、お釈迦様こと釈迦如来は悟りとか精神世界担当なので、
お風呂については、部署というか担当が違うというわけです。

薬師如来のビジュアルは、チリチリ頭の、「ザ・仏像」という感じで、
パッと見、釈迦如来とそんなに違いはありません。
が、薬師如来の最大の特徴は、左手に薬壺(やっこ)を持っていることです。

その薬壺の中には、万病に効く薬が入っていると言われています。
まぁ、壺に入っている薬ですから、軟膏のようなものなんでしょうね、
この左手の壺の軟膏を右手の薬指ですくい、患部に塗るんだそうです。
そのために、薬師如来の右手の薬指は少し曲がっています。
これが、私たちの中指と小指の間にあるあの指が、
「薬指」と呼ばれるようになった由来だって、知ってました?

薬師の手
http://www.risfax.co.jp/beholder/beholder.php?id=294

意外と辛いですよ、この指の形は。
薬を塗るなら中指のほうが適していると、私は思いますが。

ちなみに、現実的な、彫像としての仏像の話をすれば、
手に載っている薬壺は、造形上の演出であり、
たとえば木造の場合、木を壺の形に彫った木の塊なので、
実際は蓋が開くようなものではありません。
しかし、1つだけ、例外があって、
山口県のお寺にいる薬師如来の薬壺は開けることができて、
中には実際に漢方薬が入っていたそうです。
作り手の想いの伝わる話です。

さてさて、オススメをご紹介しておきますね。

 新薬師寺(奈良)神護寺(京都)勝常寺(福島)獅子窟寺(大阪)

本文では薬壺の話を集中的にしましたが、
奈良時代(白鳳期)以前の古い像の場合、
造形が伝来する前で、薬壺のないものもあります。

 薬師寺(奈良)唐招提寺(奈良)
 
一生に一度くらいは
見ておいて損はないと思いますよ。


[SE;KICHI]

熱戦中

バレーボールのワールドカップが開催されています。
本文を書いているのは、女子大会が終わった所なのですが、
全日本女子についてはテレビで見られた方も多いでしょう。

結果は残念ながらオリンピック出場権を獲得する事は出来ませんでしたが、
世界ランキング5位の実力は出していたのではないでしょうか。
大きな会場で声援を受けて戦うのも、
少なからず影響しているのではないかと思い見ていました。

レベルは、かなり違いますが、
私が高校生の時に、ほとんど女の子がいない学校に通っていた私達は、
応援を受けて試合をする事はありませんでした。
対戦相手が共学で応援があると、
少なからず嫌な気持ちになっていたのは確かです。

それがあの大声援です。
対戦相手はちょっとしたことでイライラして平常心を保つのは大変でしょう。
ナショナルチームですから慣れているでしょうが、
少なからず影響はあると思います。

ちょっとびっくりしたのは、チャレンジシステムです。
審判ジャッジをビデオ確認するなんて思ってなかったです。
公平でとても良いと思うのですが、思ったよりも覆る事が多く、
それだけ高速化して国際資格の方達でも追いきれないのだと思います。
男子大会ではより重要なポイントになると思います。
男子のスピードは早いですもん。

私の注目選手は、セッターの宮下選手です。
日本人選手としては高身長で若く、今後の活躍も期待しています。
なにか少しずつ全日本のスタイル変わっていくようで期待しています。

さて、これから男子大会です。
2枠のオリンピック出場権を獲得するのは、女子よりもランキングが低く、
かなり厳しいのは確かでしょう。
でもこれからが楽しみな選手もいますし、
先にも書きましたが、せっかくの開催国ですので、
たくさん応援をしてあげてほしいです。

問題は、裏開催(日本チームがいない)です。
今回Bサイト日程で富山大会があるのですが、
チケット販売を依頼されていますが、全く売れていません(汗)
私の周りには興味のある人がいないのか、友達が少ないのか。
たとえ日本チームがいなくても、
ワールドカップなのにガラガラの会場で試合をしてもらうのは忍びない。
私に渡された分が売れていないだけなのを祈っています。

ガンバレ日本!

[WAKA]

『てんびんの詩』

先日、社員研修で、有名な『てんびんの詩』という映画を観ました。
大正時代末期、少学校を卒業した近江商人の息子・大作が、
親から「跡継ぎになりたければ、鍋蓋を売れ」と命じられ、奮闘する話です。

奮闘、と書きましたが、前半はちっとも努力せず、悪態ばかりついています。
しかし、後半、気持ちが相手に通じて初めて鍋蓋が売れるという話です。

https://www.youtube.com/watch?v=fvkchehQXmA

この話を通して、「売る」という行為とはどういうことか、考えさせられます。

まず、お客さまとの間で気持ちが通じないことには、
ものが売れるはずがない
ということが分かります。
逆に言うと、お客さまと気持ちを通じ合わせることができれば、
鍋の蓋みたいなしょうもないものでも、
売れるものは簡単に売れるのだということになります。

それでは、どうすればお客さまと気持ちを通じ合わせることができるのでしょうか。
ここで大切なのは「目的の共有」でしょう。
つまり、お客さまの望んでいることや、困っていることを探り、共有し、
それを「解決してあげたい」と、心から願うこと。
そうすれば、お客さまとの気持ちが通じるようになるのかもしれません。

つまり、職種によらず、
自分の仕事に付加価値をつけようとするならば、
「お客さまの悩みを解決したい、役に立つものをお届けしたいという、
心から相手のことを思う、純粋な気持ちに立脚しているべきだと思うのです。
すなわち、顧客第一の考え方ですね。

鑑賞した社員からは、
『主人公の姿から、志と覚悟を持って業務の取り組む姿勢を学びました』、
『すべての業務を相手の立場になってやることが大切だと思います』、
『飾らずに自分を表現し、自分を好きになってもらいたい』、
という声が寄せられました。

また、一方で、父母や祖母、姉に、石馬の叔母さんなど、
主人公・大作を見守る人々も出てきますが、
その、安易に手を貸さない関わり方からは、
彼を思えばこその、優しさゆえの厳しさを教えられます。
このことは、子育てはもちろんのこと、
先輩が後輩を教導するようなことにも通じる部分でしょう。

この部分、社員の中には感動で涙する者あり、
『自分で考える時間を与える、その間待つということを学びました』、
『自分を信じて仕事を任せてくれた人に恥じない、精一杯の業務をする』、
『自分の忙しさや都合で言い訳しないように心がけていく』、
という声が聞かれました。

この映画は1988年の作品ということで、もう25年以上前の作品ですが、
イエローハットの創立者である鍵山秀三郎氏が、
近江商人の“三方よし”の精神を、
私財をなげうってでも世間に伝えねばならぬと企画されたものです。

“三方よし”というのは、
売る人は採算が合い、買う人は満足し、そして社会も豊かになるという、
三者が正三角形のバランスで利益分配されている状態のことです。
つまり、どの立場であっても、
自分の立場ばかり主張しているようではダメということです。
このことは、近江商人でなくても大事なことで、
特に、当社のような商社にあっては肝に命じるべきことだと思います。

この映画は、どの登場人物に感情移入して見るかによって、
かなりさまざまに、示唆に富んだ見方ができる映画ですが、
一貫して、仕事に向き合う覚悟が本物かということを問うています。
自分の立場なんて主張している暇があれば、
お客さまを知り、望んでいることを探り出し、役に立とうと心から願えと、
そういうことです。

今回、鑑賞した社員さんには、自分の問題点を挙げ、
それを改善するような誓いを立ててもらいました。
誓いというと仰々しいですが、覚悟とはそういうものかもしれません。

「今日の気持ち、忘れんときや」 by お母さん です。

[AKA]

観察

私は蛇を観察するのが好きです。

ぺろぺろと舌を出している無機質な蛇の顔をみながら、
何を考えているんだろう・・・?と、ぼーっと眺めていると時間を忘れます。
今年も夏の初めごろ、自宅の前に120㎝程の蛇がいて、
子供たちから報告を受けた私はいそいそと外に出て、
じっくりとその姿をみていたのでした。
なんでしょうね。私にとっては癒しの時間みたいです。

そういえば、ふと思い出しましたが、
蛇を指さすとその指先が腐ると言われたこともありました。
あれは毒蛇だと噛みつかれると危険だという戒めだったのか・・・?
その言いつけを守ってアラフォーまっしぐらの今現在も、
蛇を指さすことが出来ません。
どうしても場所を示したいときは、
グーの手か、指先をそろえたパーの手でお知らせします。

私は大学を卒業するまで、とても自然豊かな環境で育ちました。
自宅の両横と背面は木々に囲まれ、正面には田圃、家の周りには湧水、
沢蟹もいたし、蛍もたくさん飛び交い、ときにはムササビが木と木の間を飛び、
ウグイスの鳴き声やキツツキの木をつつく音、
セミの鳴き声はもとより、銃声も時々聞こえました。

随分古い家だったので隙間も多く、風も小動物も出入りが自由でした。
階上では何らかの小動物が運動会をしているような音がしばしば聞こえ、
静かにしていると蛇が壁の中をずりずりと移動している音や、
階段をトントンとおりている音も聞こえました


当然そんな環境のもとですから、
夏なんて引き戸の桟のところで横たわっているアオダイショウ(注)を、
裸足で踏みつけたり、
小川を泳いできた橙色と黒色の縞模様の小蛇ちゃんを、
ヒモと勘違いして掴みあげたり、
鮮やかな緑色の小蛇ちゃんに気付かず思いっきり踏んだり、しますよね?
言っておきますが、
あくまでも私は見るのが好きであって、触るのは得意ではないので、
あの割としっかりとした弾力のある感触に、
雄叫びを上げたのは言うまでもありません。

昔は夢の中にも頻繁に登場していましたが、
最近は夢でも現実でも見る機会が少なくなった気がします。
蛇の大っ嫌いな旦那様を尻目に非常に残念に思うのは、私くらいですか??

 注)【アオダイショウ】とは、田中邦衛のことではなく、日本本土で最大のヘビ。
 全長100-200センチメートル。樹上で生活するが、ネズミを追って家屋内に侵入することもある。

 アオダイショウ サムネイルです。拡大可。 http://www.geocities.jp/ant3rn/200706.yokosuka.html

[co-K]

勧められて知った味

富山駅前は、新幹線が開業して半年が経ちながら、
いまだに工事中のエリアだらけという醜態をさらしているわけですが、
民間のほうはもう少し手堅いようで、
この夏の富山は、
新幹線需要を当て込んだ商業施設の新規オープンが続きました。

私は、そういう商業施設にそれほど興味を持っているほうではありませんが、
併設されるレストランには関心があります。

先月、富山市の中心街にオープンした、
「TOYAMAキラリ」という、NHKの夕方のニュースみたいな名前の施設は、
図書館と美術館がボーダーレスで入居するという、
まぁ、ちょっとコンセプトに揺らぎを感じる施設なのですが、
ここに入居しているレストランが、不室屋

不室屋、ご存じでしょうか。
金沢にある“麩”の専門店です。
本店は金沢ですが、日本橋にもあるし、最近は渋谷ヒカリエにも入っていたり、
梅田阪急とか名古屋高島屋とか、
意外と全国展開しているので、知っている方も多いでしょう。
生麩はもちろん、湯葉やお吸い物も扱っていますし、
そのテイストのスイーツもラインナップされていて、
生麩や湯葉に目がない私にとっては、夢のようなお店です。

先日、県外からいらっしゃったメーカーの営業マンが、
このお店の存在を察知して、私を誘ってくださったので、
早速行ってきました。
いただいたのは数量限定のお麩ランチ、税込1,242円也。

不室屋 http://www.fumuroya.co.jp/index.html

う、うまい ……というか、コレ、好き。
定食としてはちょっと甘めの味付けではあるのですが、
麩の田楽と湯葉の小鉢がたまりませんし、
出汁好きの私の琴線に触れまくりのお吸い物。
量も、お昼に食べるには満腹になりすぎない量で好印象です。
たまに、これでもかって量を出すお店もありますもんね。
美術館のオープンスペースっぽい場所なので、
ちょっと落ち着かない感じもありますが、味がいいのでリピ確定です。

ちょっと生ぬるい記事になってしまったので、オマケということで、
県外からのメーカー営業マン同伴という繋がりで、もう1軒ご紹介。
さっきの不室屋に行った営業マンとは別の会社の営業マンさんと行ったのは、
毛色はガラッと変わりますが、
こちらも先月、富山県と石川県にオープンした、COSTCO の、
いつ行っても混んでいるフードコート、の、ホットドッグです。

http://macaro-ni.jp/1917

まぁ、フードコートではありますが、ここの大きなホットドッグは有名ですよね。
昔、入間だったかどこかの店舗で初めて食べた時にはびっくりしました。
現在、自分でトッピングして作るスタイルは名物になっていますが、
まぁ、ソーセージもおいしいし、ホットドッグとしては美味だと思います。
しかも 180円でドリンクバー付きなので、
営業マンとしては嬉しい限りなんだそうで、
その彼は何度も飲み物を取りに立っていました。
周りを見回すと倉庫っぽい空間の中に売り物が積み上げられていて、
そんなところでホットドッグを食べていると、
なんだかハワイかグアムに来たような錯覚に陥るものです。
こういうジャンクな感じは得意ではないですが、たまにはいいですね。

というわけで、不室屋 と COSTCO。
最近富山にオープンした施設に付属したものですが、
いずれも県外の方に誘われて行くなんて、灯台下暗し
他県の方のほうが、よほど富山の状況を注視しているなぁと、
舌鼓を打ちながらも感服した次第です。

[SE;KICHI]

第一印象

皆様はじめまして。
7月より、株式会社セイシンで勤務させて頂いております。
生まれも、育ちも、住まいも新潟なので、
新潟営業所にお邪魔させて頂いております!
今まで営業職の経験のない私ですが、
一日でも早くお客様のお力になれるように、日々精進していきます。

はじめまして、というと初対面の方とお会いする時に使いますね。
そのような場合、ほとんどの方が「第一印象」を少なからず受けると思います。
優しそう、怖そう、明るそう、暗そう、様々あると思います。
個人差はあると思いますが、第一印象での判断が10秒以内という方も多いそうです。

最近の本ではありませんが、
「人は見た目が9割」という本があります。

人は見た目が9割 https://www.shinchosha.co.jp/book/610137/
画像はチラシのようなもので、本の表紙ではありません。


有名な本なので、知っている方も多いと思い、偉そうには語れませんが・・・

この本では、アメリカの心理学者のアルバート・メラビアン氏が提唱した、
メラビアンの法則という概念を紹介しています。
その概念とは、相手に与える印象(主に第一印象)は、
視覚情報(見た目・表情・しぐさ・視線等)が55%、
聴覚情報(声の質・速さ・大きさ・口調等)が38%、
言語情報(言葉そのものの意味・話の内容等)が7%となっています。
たしかに7%の言語情報は、初対面の10秒以内で判断は難しそうですよね。

容姿が大事なのかぁ。
・・・本のタイトルだけ見ると、そう思い込んでいましたが、
約4割の聴覚情報(メラビアンの法則の場合ですが)があると知り、
テンション上がったりしました!笑

ちなみに、私の場合、人付き合いで偏見をほぼ持たないので、
第一印象の短い時間で、相手の方を判断することがほとんどありません。
良いことかはわかりませんが、付き合ってみて、相手の方の思想を探りたくなります。

しかし、前述したように、
第一印象の短い時間での判断が早い方はとても多いそうです。
それを考え、私が一番早く良い印象を与えるためには、
約4割の聴覚情報だと思いました。
お客様へも、社内の方に対しても、まずは挨拶がスタートになるので、
明るい挨拶を心掛けていきたいです。

気持ちの良い挨拶が出来る人って素敵ですよね。
そんな人になりたいと思います。


[SYUN]
プロフィール

kkseishin

Author:kkseishin
株式会社セイシン
私たちは工場設備機器を中心に、お客様にご提案・販売をしている総合商社です。

■富山本社/〒930-0821
富山県富山市飯野16番地の5
TEL:(076)451-0541
FAX:(076)451-0543

■新潟営業所/
〒950-1142
新潟県新潟市江南区楚川甲619番地6号
TEL:(025)283-5311
FAX:(025)283-7469



URL:http://www.kk-seishin.com/

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