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なぜだろう、なぜかしら

ウォーターサーバーって、不思議じゃありません?
上に乗っかっているボトルは明らかに常温なのに、
ボタンひとつで冷たい水や熱いお湯が出てきます。

冷水は、サーバー内で冷蔵庫みたいに冷やしてるんでしょうか。
お湯は?
電気ポットみたいに中で沸かしてるのでしょうか。
それにしては電気ポットよりも電気代はかなり安いですし、
何しろ上のボトルが空っぽでもお湯が出てきます。
なんだか魔法のように便利な機械ですよね?

ウォーターサーバーを自宅に設置したいけれど、
赤ちゃんがいる家庭など、
どうしてお湯が使えるのか、気味が悪いというか、不思議に感じて、
なんとなく二の足を踏んでいるという人もいると聞きます。

素人でも、さすがに水が一瞬でお湯になるわけがないことは分かるので、
上のボトル以外に、
機械の中にあらかじめ少量の湯水をストックしているのかなとは思うのです。
ただ、先日、自宅に知人が遊びに来て、
紅茶を入れるためにウォーターサーバーのお湯を使った際、
1Lくらい使っても、余裕でお湯のままでした。
もしストックしているとしても、かなりのストック量でしょう。

かねがね不思議に思っていたのですが、
先日、好奇心旺盛な上司の命令もありまして、
逆らえない私は、自宅にボトルの配達に来たお兄さんに聞いてみました。

正解は、やはり機械の中に湯水をストックしているんだそうです。
サーバー内部には「冷水用タンク」と「温水用タンク」が内蔵されていて、
上にボトルを差すと、それぞれのタンクに水が流れ込み、
それぞれのタンクで水を冷やしたり温めたりしているんだそうです。

サーバー http://mizu-hikaku.com/trivia_server_mechanism.htm

私が自宅で使っているサーバー(アクアクララ)だと、
その容量は「冷水用タンク」が1.9L、「温水用タンク」が1.6Lなんですって。
容量的に普通の電気ポットくらいはあるわけで、
そりゃ紅茶くらいなら余裕でしょう。
消費するたびに上のボトルから水が供給され、
短時間で急冷・急加温されるので、
一度に大量の冷水・温水を使ってタンクを空にしない限り、
いつでも冷水・温水が出る仕組みになっているんだそうです。

ちなみに、電気代が安くて済むのは、
内蔵タンクに保温加工してあるため、
常に電気を消費している訳ではないからだそうです。

なんだかNHKみたいな記事になってしまいましたが、
いやぁ、勉強になりましたね。

[SE;KICHI]
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午前1時のスケッチ

昔は、草木も眠る丑三つ時という言い方がありましたよね。
午前1時から3時頃を指すのですが、
魔物や幽霊といった魑魅魍魎が彷徨う時間帯として、古くから畏れられてきました。
その時間帯、実際に魔物が蠢くものなのかは分かりませんが、
要するに家でおとなしく寝なさいという教訓でしょう。

先日、大阪で中学1年生の少年少女の遺体が発見されるという、
痛ましい事件がありました。

人間が死んでいるわけであり、
もちろん、一番悪いのは殺人を犯した加害者ですが、
報道によれば、被害者の2人は、
深夜1時の商店街の防犯カメラに映っていたらしいじゃないですか。
12~13歳の子供が、そんな時間に何をしているのか。

ちょっと語弊があるかもしれませんが、
そんな時間にほっつき歩いていたら、何らかのリスクはあるでしょうよ。

私たちが子供のころ、
深夜1時に家から出るということは、ほとんどありませんでした。
それは魔物が怖かったから、というわけでもないですが、
当時はコンビニなどない時代で、
仮に深夜1時に家を出たところで、行く場所なんてありませんでした。

それに加え、「夜に口笛を吹くと蛇が出る」とか、
「早く寝ないとオバケが来る」のように、迷信に脅かされていたため、
そもそも深夜に何かしようなんて、思わなかったものです。

今はどうなのでしょうか。
コンビニやインターネットカフェなど、深夜でも明々と営業しており、
子供が深夜に家を出ても、行く場所などいくらでもあります。
おそらく、私たちのころに比べて、
いまの子供たちにとって、家を出ることのハードルは低そうです。

コンビニ等を悪いものと断じるつもりはありませんが、
深夜1時にどうしても買わねばならないものもないと思うので、
少なくとも、深夜1時に開いていなくても良いと思いますし、
私にとっては、あってもなくてもどっちでもよい施設です。
便利なのだとは思いますが、子供が家を出る動機になるという一点で、
そのことが今回の事件の要因の一つだとすれば、
コンビニも痛し痒しだなと思います。

それと、殺害された中学生2人は、
深夜から早朝にかけて、友人とLINEでやり取りをしていました。

私たちのころ、もしも、深夜に家を出たとしても、
連絡手段は公衆電話かポケベルくらいしかなく、
独りぼっちで心細いため、きっとすぐに帰りたくなると思われますが、
いまは、LINEやSNSで、リアルタイムで誰かと交流できるので、
おそらく、このことも、
子供が家を出ることに抵抗を感じなくなっている一因でしょう。
そういう意味で、
LINEやSNSも罪なものだなと思います。

タイトルに使った『午前1時のスケッチ』は、
言うまでもなくカルメン・マキの名曲ですが、
「午前1時の夜の町にゃ、犬の遠吠えさえ 聞こえてこない」と歌っています。
かつて、午前1時とはそういう時間だったと思うのですが、
新聞記事によれば、
いまは、3歳児を連れ、ドン・キホーテで買い物をする若い母親もいるんだそうです。

他人の家の事情は知りませんが、
おそらく、午前1時にドン・キホーテに連れてこられた3歳児は、
きっと、大きくなった時、夜、家から出ることに抵抗を感じない人になるでしょう。
そう考えれば、
幼少期の教育は大事なのだなと思います。
そんな時間に外をウロウロしてはならぬと、
親がしっかり教えないばかりか、率先して外に連れ出しているようでは、
夜中にほっつき歩くことを戒めることはできないでしょう。

殺害された中学生たち、
被害に遭ったのは自業自得、とまでは言わないけれど、
LINEで気が大きくなって、コンビニの明かりに吸い寄せられるなど、
時代に翻弄された感もあります。

お子さんを亡くされたご両親に対しても、心中いかばかりかとは思うけれど、
一方で、そんなに大事な子供なのなら、
もっと目を掛けてあげればよかったのにとも思うのです。
子供を親の好きなように操作するというのはいけないことだけれど、
深夜1時に子供だけでほっつき歩くというのは危険な行為だし、
「守る」という観点から、教導することは必要だったのではないでしょうか。
被害に遭われた中学生の最大の不幸は、夜は寝る時間だと、
誰にも教えてもらえなかったことだったのではないかと、
ニュースを見て思ったのでした。

全国の親御さん、
深夜、いつまでも明るい世の中になりましたが、
魑魅魍魎よりも怖い大人が世の中にはいるのです。
小さい頃からそのことを教えておかないと、取って食われてしまいます。

[SE;KICHI]

炊飯器

最近、炊飯器を買いかえました。

基本、家電製品は壊れるか、
調子が悪くなってからじゃないと買いかえないのですが、
Y2K2さんが炊飯器壊れたので購入したと聞いたのがきっかけか、
連日の爆買い報道に刺激されてしまったのか、
ある日突然、炊飯器を買おう!とスイッチ入りました。

ありがたい事に、幼い頃から美味しいが当たり前のお米を食べているので、
安い炊飯器でもまったく気にならずに美味しく頂いていました。
ガスで炊いたお米の味はやっぱり旨味が違えども、
電気炊飯器のタイマー付は楽です。
1台10万円以上する炊飯器をじゃんじゃん購入して帰る観光客もいる一方で、
調理器具にこだわらず、いつもなにげなく食べていたお米。
今よりも高い炊飯器で炊いたら、
どんだけ違いがあるのか試してみたい気持ちが沸々湧いてきました。

とは言っても、さすがに10万円も出せないので、
今まで使っていたシンプルな機能しかなかった炊飯器の3倍位まで奮発。
おこげやら、極旨やら、多様なメニューも増えたおNEWでいざ炊飯。

お~~おいしー!
炊き上がったお米は炊き潰れもなく、一粒一粒しっかりしていて、
甘みが増し、香りも良く、極旨です♪
しつこいですが、以前も美味しく食べていたんですけど、数段旨味がアップします!
違いを見事に見せつけられました(笑)。
これが10万円クラスの炊飯器だったらどんだけなんでしょうね~。
試したいけど試せない。
あ、買いたいけど買えないの間違いでした(笑)。

もう2ヵ月もしたら新米が出はじめる季節です。
新米の美味さにこの炊飯器のパワーで、
ますます旨味アップ間違いないはず♪。
おかげで食欲増しそうで怖いです。
あ、体重増すのが怖いの間違いでした。

[fu~ma]

推進力

陶芸を初体験してきました。

土をこねるのは想像以上に楽しく、自然と手元だけに集中できました。
何もかも忘れてつくることだけに没頭でき、
他のことを一切考えないので、
ストレスがなくなってとてもスッキリしました。
お酒を呑むための湯呑みのようなものをつくりましたが、
我ながら良い形になったと思います。
焼き上がりがこれからなので、
どのように仕上がるかすごく楽しみです。

今回陶芸を指導して下さった人は、自給自足の生活にあこがれて、
都会から今いる田舎の山の中に移住されました。
以前『田舎暮らし』というブログを書きましたが、
そんな最近のことではなく、三十数年前の話です。
「北の国から」というドラマがありましたが、
ほぼ同じ時代に違う土地で、
“五郎さん”のようなことをしていたことになります。

それまであった生活を捨てて、やりたいことをやるということは、
自分だけではなく家族の人生を大きく左右することになりますので、
ずいぶんと大きな決断をされたものです。

自分で建物や焼き窯を造り、畑を耕し、ニワトリを飼い、
まさに自給自足の生活です。
お話も穏やかで、まるでストレスなどないように見えました。
まさに仙人のような人です。
しかしながら風貌はスラッとしていて、
俳優の夏八木勲をもっと甘くしたようなさわやかな二枚目ですので、
そこは“五郎さん”とは違います。

陶芸以外に同じ敷地で奥様とカフェを経営されていて、
自然食を中心としたメニューを提供してくれます。
玄米や自家製のパン、
近くで採れた山菜や畑で採れた野菜、
ドリンクやデザートも周辺で採れたもので作るので、
季節ごとに変わります。
どれもおいしく、
ロケーションも素晴らしいのでとても感動しました。
開店と同時に席が埋まり、順番待ちの列ができます。
女性同士やカップル、小さなお子様連れのご家族や、
青い目の外国の人々までもが多く来店されていました。
山奥の何の目印もないクネクネした坂道を、
登ってこなくてはいけないのですが、
みなさん迷いながらもわざわざさがしてまで来られるようです。
たくさんの人に支持されています。

私も何度か、
それまでの環境や生活を変える大きな決断をしていますが、
前に進むときには、
かなりの精神力と体力を消耗します。


弱いとすぐに心が折れそうになり、
口先だけになってしまいます。

それを知っているだけに、
信念をもって自分の人生を自らの力で切り拓いている人との交流は、
とても楽しい大切な時間で、大変強い刺激を受けます。
日頃考えている日常の悩みなどとても小さなことに感じられます。

移住はしましたが、
その後に自堕落な生活を送っている人も知っています。
せっかく希望がかなっても、先に進むかどうかはその人次第です。
そのうちにやるとか、やろうと思っているとか、
わかっているとか言っている人は、
ほとんどが何もしない人です。

日頃からそれなりの行動をしていないと、
いざという時に途方に暮れることになります。

決断のその先は、普段からの力量が試されるのかもしれません。

[M M]

子供たちの永遠の憧れ

子供達の夏休みも佳境を迎え、皆様いかがお過ごしでしょうか。
我が家は月末に少々の催し事があり、
前半から宿題に突っ走っております。

宿題のお手伝いをされている親御様、お疲れ様です。
やはり自由研究が最大の親の敵であり、
一丸となって取り組める楽しい課題でしょうか。

さて、私が子供の頃に憧れた物のうち、
夏になると必ず必死で探すものがあります。



かっけー。
欲を言えばもう少し大きなサイズがよかったのですが、実はこの子・・・・
就業中のコンビニ前にて拾ったもの。
正確には飛んできて店舗のガラスにあたり、落下したもの。
店内で虫かごゲットして我が家へお越し頂いた子です。
新潟の場所によって(山沿い)は店内に虫かごを置いてある店舗があります。
海岸近くでは浮き輪、ビーサン等々。
もちろん虫かご購入時はその手にしっかりと引っ付いておりました。
さすがに店員さんも笑っておりました。

今時の子供達はどうなのでしょう?

我が家のお兄ちゃんはそれほどでもない様子です。
下の子は俺の弟。と呼んでおります。

時期的に早いと感じたのですが、
梅雨入り前の天気、気温など考えると、
なるほどな。と思う節があります。

我が家に三男坊がやってきた当日。

そういえばお昼休憩中にこの子に出会えるようなフラグがたっておりました。

イベント広場的な場所でお昼食べたりするのですが、
大きなカブトムシに遭遇。
あまりに大きすぎて捕獲云々の話じゃなかったのですが。
およそ体長7~8m程度でしょうか。

あわわ・・・

写真撮って知り合いにカブトムシいたったwってメール送っていたのですが・・・・

それがこちら ↓



うん。
カブトムシ。
間違ってないですよね?

翌日からのイベントの準備で組み立て中でした。
TVで何度か見たことはあったのですが、実物見るのは初めて。
駐車場にいた人たちも皆さん写真撮ってましたね。
当日のイベント・・・・
たくさんの人でさぞ賑わったでしょうね~。

実際動いてるところ見てみたかったのですが、私用により断念。
今度見かけたら絶対に稼働してるところが見たい!

[Y2K2]

風化させないこと

何か事件や事故が起こった時、当事者周辺を中心として、
『事件を風化させない』というような論調が広がることが多いですよね。
結果として、その事件を想起させるような記念碑とか、
犠牲者が出ている事故などの場合は慰霊塔のようなものが建ったりします。

まぁ、言葉を選びつつ、おそるおそる述べますが、
それってどうなのかと、密かに思っているのです。

出来事が“風化する”というのは、
人々の記憶から消えていくという意味でしょうか。
どんな出来事であれ、時間が経てば人々の記憶が薄れていくのは当然で、
それは自然なことだと思うのですが、
「風化させてはならぬ」ということは、その摂理に抗って、
忘れないように努力しようということですよね。

もちろん、出来事には多分に教訓が含まれますから、
その教訓を忘れないようにしよう、今後の糧としようという意図なら分かるのです。
たとえば、大きな震災を経験した場合であれば、
その経験から、防災や避難などの技術的な部分が向上することでしょう。
そういう意味で、教訓を生かすということは大切です。
しかし、世の中の風潮を見ていると、
その出来事に付随した、感情に訴える部分、
つまり「最愛の息子を亡くした母」とか、「結婚式を控えて逝った彼女」とか、
別の切り口では、「両親を失いながら健気に頑張る幼児」とか、
そういう“お涙頂戴”の部分を語り継ごうとしているように見えます。

教訓ではなく、感情の部分を「風化させてはならぬ」と頑張ると、
それでも不可抗力として緩やかに風化していったとき、
最後には「なんか、よく覚えてないけど、えらい悲しかったよねぇ」という、
あまり役に立たない悲壮感の部分だけが残ってしまうように思うのです。

私は、出来事から教訓を抽出したら、
それ以外のところは捨てるべきだと思っています。

教訓の抽出は済んでいるわけですから、残っているのは感情だけ。
辛い体験をされた方には同情もするけれど、
感情に任せて、
その辛い記憶を泣きながら見つめ続けたところで、
幸せはやって来ないと思うからです。

前を向くためには、感情を止め、その記憶を手放すことが、
どうしても必要だと思うのです。

クリスチャンで知られた作家に、曽野綾子さんという方がいますよね。
彼女は1931年生まれだそうなので、今年で84歳。
つまり、10代の多感な時期に戦争を経験した計算になります。
その彼女は、終戦直後の何度かの東京空襲の際、
次々に犠牲者の出る周囲の光景を目の当たりにし、
軽く砲弾恐怖症のようになったそうです。
現在で言うところの心的外傷後ストレス障害みたいなものでしょう。
泣いてばかりいて口も利かず、母親を困らせたようですが、
その場面で、周りの大人がどう対処したかと言うと、
みんなで協力して、彼女に空襲のことを忘れさせようとしたそうです。

そりゃそうするでしょう。
空襲なんて、現代を生きる私たちには想像すらできない、
それはそれは恐ろしい出来事でしょうけれど、
その出来事の悲惨さや壮絶さにフォーカスしたところで、
決して前向きにはなれはしないでしょう。

事実、当時13歳の少女は、その光景を見て心身のバランスを崩したわけであり、
その光景を忘れないことが本人のためにならないことは明らかです。
悲しみを超えて前向きになるためには、
あえてその光景を忘れる以外、有効な治療法はないでしょう。
そういう意味で、出来事が適度に風化することは、必要なことだと思うのです。

オマエに何が分かる、といわれることでしょう。
もちろん、被害に遭った当事者の方は、
忘れようにもなかなか忘れられるものではないでしょう。

しかし、それでもやはり、過去に味わった悲しみをずっと見つめるより、
薄ぼんやりしていても、楽しかった記憶や、
今後やってくる明るい未来を期待して夢想したほうが、
明らかに幸せだと思うのです。

私は「人生は修行である」と何度か言ってきました。
(c.f.『隗より始めよ』,『板を下せば?』,『ロマンチックな世界観』)
しかし、別に人生が、
拷問のような修行の連続であると言っているわけではありません。
智慧が必要となるような、苦しい修行めいた局面もある半面、
楽しい、嬉しい、幸福な局面もあるはずです。
何を見つめて生きていくかは本人次第です。

あの出来事を語り継ぎたい、後世の教訓としてほしいという、
ある種の使命感は分からなくはありません。
それもまた必要なことでしょう。
でも、その必要性を超えて、
未来に目を向けることは、
とても大事なことです。


70回目の終戦記念日でしたね。
安倍首相の談話が意味深いものだったかどうかは別にしても、
未来志向で、お互いの関係をよくしようと考えるのが正しい道でしょう。
靖国神社への、首相の私費での玉串奉納に文句を言われていますが、
隣国は済んだことをいつまでほじくり返すつもりなんでしょうか。
70年も前の隣人との小競り合いを、いつまでガタガタ言っているのかと、
長々語りましたが、実は言いたかったことはそれだけです。

[SE;KICHI]

決してお祭り男ではないんですがの巻

私は祭りが好きだ。

こう言うと、例えば、私がふんどし一丁になって神輿を担いだり、
山車を引いたり、あるいは踊ったり。
祭りに参加することが好きなんだと思う人もいるだろう。
そうではない。
それでは、山車や踊りをじっくり鑑賞して楽しむんだ。
そうでもない。
私は祭りの言わば、「雰囲気、賑わい」が好きなのだ。

もっと言うと、ただ賑わって活気があるだけではダメだ。
露店がこれでもかと並んでいるのがいい。
たこ焼き、焼きそば、お好み焼き、クレープ、かき氷、りんご飴。
それから、射的、スマートボール、金魚すくい等々。
露店のデパートだ。
そして、夏ならば、ゆかた姿の女性たちや子供たち。
汗をかきかき、うちわで扇いで、ごった返す露店の通り。
この雰囲気、賑わい。
これぞ、私が好きな「ザ・祭り」なのだ。

そりゃあ、色鮮やかに装飾された山車も素晴らしいだろうし、
風情溢れる踊りや、例えば、よさこいのようなダイナミックな踊りもいいだろう。
でも、私はそこに関心が向かない。
一目見ればそれでいいのだ。
それよりも、露店を吟味する人々、時間をかけてでも並ぶ人々、
すれ違う人々の楽しそうな顔、顔、顔。
そこに心が惹かれる。

露店が必要不可欠、絶対条件とはいえ、何かお目当てのものがあるわけではない。
こう言うと甚だ失礼かもしれないが、
露店に心底美味しいと言えるものがあるだろうか。
夏ならば、露店の冷やしキュウリや焼き鳥を買って食べる程度だ。
露店で賑わった通りの只中で過ごす時間が好きなのだ。
私にとって、贅沢な時間、
心からリラックスできる時間なのかもしれない。


さて、当然だが、一人では行かない。
もしくは、行きたくても行けない。
娘と行ったり、もしくは、家族みんなで出かける。
一人で出かけるなんて、それも祭りに…。
嫁はんが許しません (笑)。
娘は、リンゴ飴やどんぐり飴がお気に入り。
かき氷にも目がありません。
小銭はそこに消えていく。

さてもさて、私の好きな祭りと言えば、日枝神社山王祭り。
通称「山王さん」。


http://www8.city.toyama.toyama.jp/kanko/album_detail.phtml?Record_ID=6defc23520d798c27d293a7e5a2af546&TGenre_ID=200

富山市民に最も親しまれている祭りでしょう。
その神社のすぐ近くで私は育った。
時期が来ると、家の前は県外ナンバーのトラックでぎっしり。
全国から集まった露天商たちのトラックだ。
この祭り、実に千数百件の露店が立ち並ぶ。
そんな環境で育ったからだろうか。
あの賑わい、活気、雰囲気がたまらないのだ。

この山王まつりには、ほぼ毎年出かける。
何があるって、毎年変わりはないけど、つい足を運びたくなる。
今年は家族みんなで出かけた。
昔から変わらない場所にお化け屋敷があって賑わっている。
娘はここが怖くて近づこうとしない。
10年程前だったか、三十過ぎの私は入ってみましたよ。
「ぼったくりだ~‼」と絶叫したな。
何ひとつ怖くないし、びっくりさせる仕掛けもない。
あっという間だった。
祭りの中にあるお化け屋敷なんてこの程度なのだ。
それでも、女子中学生や女子高生らは、「キャー、キャー」の大絶叫。
だから、私の娘もひどく怖がっている。
近づこうものなら涙を流して怒るのだ。

祭りに体を張って参加する人。
山車や踊りを見て楽しむ人。
露店の食べ物に夢中な人。
お酒に酔って陽気すぎる人。
私のように雰囲気に身を委ねる人。
すべて込み込みで祭りなのだ。
こう考えると、祭りの楽しみ方って色々だね。
改めて思ったよ。

最後に、ふと思ったんだけど、「カルメ焼き」。
最近の露店で見ないなと。
まぁ、なくてもいいんだけど、子供の頃よく食べたなぁ。
読者のみなさん。
「カルメ焼き」最近見ましたか~?

[TOTSU]

Take on me.

このブログではおなじみの ZUMBA の話。

ZUMBA は、ラテン音楽を使ったダンスプログラムですが、
年中、同じ曲を踊っているわけではありません。

ZUMBA で使う CD は、インストラクターがスタジオに持参するわけですが、
この CD は、インストラクターの自宅に、
ZUMBA協会のような団体から定期的に郵送されてくるものだそうです。
“定期的”にというのは、だいたい1箇月に一度。
つまり、1箇月に一度、新曲が10曲ほど詰まった CD が届くわけで、
私たちが参加するスタジオのプログラムも、
それぐらいの周期で新曲が登場し、古い曲はかからなくなっていきます。

だから、インストラクターのサジ加減もありますが、
あとからあとから新曲が出ますので、
基本的に、同じ曲をそんなに長くは踊らないのです。

さて、Take on me です。
もともと 1985年に発表された曲で、世界中でヒットしましたので、
聞いたことすらないという人はいないでしょう。
それの ZUMBA版が、ZIN43という ZUMBA の CD に収録されています。

https://www.youtube.com/watch?v=WLDk3saYVVM

ZIN43というのは、2013年3月の CD なので、もう2年も前の CD です。
前述のとおり、あとからあとから新曲が出ますので、
2年も前の Take on me なんて、もはや過去の曲だと思うのですが、
いま私が参加している ZUMBA のプログラムでは、
どうゆうわけか、まだやっています。(執筆時;2015年7月現在)

それが、超イヤなんです。
私は、こういうオールデイズっぽいメロディーが嫌いなので、
2013年当時に Take on me が登場した時点から、ずっとイヤでした。
こんな曲、早く引っ込めと思いつつ、
それでも、極端な話、「まぁ、何か月かの辛抱だ」と思っていたのですが、
なかなか引っ込みません。
業を煮やして、昨年頃から「もう勘弁」とインストラクターに申し入れると、
申し入れた次の回の ZUMBA からは削られるのですが、
逆の申し入れをする者がいるのか、何者かの陰謀か、
その次の回からは復活するのです。
どうやら、基本、インストラクターがこの曲を愛しているらしく、
逆の申し入れとインストラクターの意志で、現在まで踊らされ続けているようです。
繰り返しますが、私、それが超イヤなんです。

ところが、先日、ZUMBA のプログラム中に、キョロキョロしていたら、
予想外のものを発見しました。
それは、Take on me を嬉しそうに口ずさみながら踊る、若い女性。
爽やかな顔立ちで、高いポニーテールの長い髪が印象的な彼女、
私とは以前からの知り合いで、ZUMBA 歴もそこそこ長く、
もともと、小首を傾げ、いつもはにかんだように口角を上げている女性です。
そんな彼女が Take on me ではサビの歌詞などを楽しげに口ずさんでいます。

私は、いたく驚くとともに、不思議な感覚に包まれたのでした。
小首を傾げ、はにかみながら「Take on me(私を受け入れて)」と歌う彼女、
なんだかチャーミングだし、何より楽しそうだなって。

TOTSUさんが「エアロビクス体験記」に書かれていましたが、
あんまり楽しげにされていると、「惚れてまうやろスイッチ」が入ることは、
確かにあります。
まつ毛の長いこの彼女、はにかみながら首を傾けて踊るさまは、
そのスイッチが連打で入るほどのチャーミングさです。

そこで、試しに私もそれを実践に移してみたのでした。
つまり、口角を上げて笑顔を作り、サビを口ずさみながら踊ってみたのです。
そしたら、なんと、楽しかったのです。

そういえば、この娘さんは、Take on me 以外にも、
たとえば Taboo とか、Livin La Vida Loca とか、
ZUMBA に興味のない方でも知っているようなメジャーな曲を中心に、
かなり楽しそうに、口ずさみながら踊っているのです。
ははぁん、もしやこれが、ZUMBA を何倍も楽しくする秘訣だったのかぁ。

楽しそうに口ずさむという、ZUMBA のコツを知ってしまった私。
いまだに Take on me がかかるとテンションが下がるのは事実ですが、
彼女に免じて、今日も歌いながら、楽しげに Take on me を踊るのです。
ま、それでも渋々なのですが。
イヤでもできるだけ楽しもうって話ですかね。

[SE;KICHI]

フジロック2015

夏の風物詩フジロックに今年も行ってきました。
毎年行ってもほんとに飽きません。やっぱり楽しい!
今年は土曜日のみの1日参加でしたが、充実しまくって楽しかったですね。

フジロックには無料で見れるエリアがあるのはご存知でしょうか?
苗場プリンスホテルの駐車場から、会場入り口ゲートの途中までにある、
なんかやたらとオブジェがたくさんあるエリアがございます。
ここではステージが2つあって夜通し楽しむことができます!
それもタダで!

今年はそのタダのステージで、
6年間待ち続けたバンド「Rafven(レーヴェン)」が演奏してくれるということで、
金曜の夜12時に苗場について、
夜中1時にライブを見るところからスタートでした!
まー楽しかったです。開始5分で酸欠になる楽しさ!
全然知らない外人と肩組んで踊る楽しさ!最高でしたね!

土曜日は朝から「Rafven」がホワイトステージでライブだったので、
ホワイトステージへ!
またまた最高でしたね!
前の晩の屋内でのライブも素晴らしかったけど、
やはりフジは晴天の下、みんなで騒ぐのが最高に楽しいです。

ライブでは今巷で噂の、
チャランポランタンという姉妹のユニットがゲスト参加して、
アコーディオンでのソロバトルが見ものでした!

なぜか加藤登紀子が乱入してきて歌うもののマイクが入っていないとか、
全体的に微妙な空気になってしまいましたな。
あれは失敗だったな。

でもまあ、なんか楽しかったからいいかなと。

そのあとは、例年のごとく邦楽アーティストには目もくれず(笑)、
ひたすら洋楽アーティストをはしごです。

「Twenty one pilots」は、
この日のベストアクトといっても過言ではないくらいに、
魅せるライブでしたね!
隣の人を肩車してください。とか、
しゃがんでみんなでジャンプとか、
最後は観客の上に立ってドラムを叩くという荒業で締めました。

支えていた人たちお疲れ様です。
おかげで超楽しかったです。

で、ようやく日本に来てくれた「Deadmau5(デッドマウス)」。
すさまじい映像と照明で自分の曲を再構築しながら踊らせてくれました。
Progressive houseに該当するサウンドだけど、
Tech houseぽさもあってやっぱ派手だけど硬派なんだよなー。
mathかけてくれた時はうれしかったけど、
僕以外僕の周りにいた人は曲知らなかったみたいで、
一人でヒューヒュー言ってました。

んで、2日目ヘッドライナー「MUSE(ミューズ)」
まあ、絶対にはずれのない素晴らしいバンドです。
前日にMステ出ていたみたいですね。
ボーカルのマシューベラミーは、
日本では「やりすぎ王子」というあだ名で定着していますが、
サウンドから何からすべてがトゥーマッチですごすぎて笑う感じです。

ライブの締めは定番の「knights of cydonia」ですね。
2010年のフジロックのライブが You Tube に乗っていますので見てください!

https://www.youtube.com/watch?v=tl2Abi-fxsw

もはや何も言えませんがひたすら楽しかったです。

で、最後はもっとも見たかったで今が最も旬な「Galantis(ギャランティス)」。
硬派な(?)フジロックにおいて貴重なEDMアーティストです。
「You」がすごく好きでも可能な限りジャンプしたり、歌ったりしたけれど、
さすがにもう夜中の1時足が動きませんでした。
もっと体力残しておけばよかった…。

そして今年食べて一番おいしかったのはジャスミンタイのマッサマンカレーでした!
先日アメトーークで澤部がフジロックの話をしていましたが、
その時にもジャスミンタイの話でましたね。
グリーンカレーが定番ですが、
今年はマッサマンカレーが出ていましたのでそちらをいただきました。
フジの飯はうまい!毎回言うことなし!

あー次のフジロックまであと350日くらいだ!
頑張ろう!


[ハク]

娚の一生

練習や思うて、僕と恋愛してみなさい。
……なかなか言えないセリフですねぇ。

この春話題になった、映画『娚の一生の』で、
都会での恋愛に疲れ、田舎に移り住んできた堂薗つぐみ(榮倉奈々さん)に、
豊川悦司さん演じる大学教授の海江田醇が告げる言葉です。
私はもともと映画は見ないタイプなので内容は知りませんが、
この大学教授の専攻が哲学なんだそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=fKJZBvDhTok

原作者の西炯子さんは、大学の生涯学習講座で哲学と宗教学を学び、
哲学は人生の軸になると思ったんだそうで、
この作中、つぐみの相手を哲学の教授に設定することで、
哲学に、迷い疲れた若い女性の道を照らす役割を担わせたそうです。

なるほど。

いま、若い世代を中心に、哲学が注目されつつあるんだそうです。
そういえば、最近はニーチェに関する書籍がどんどん出ていて、
超訳とか漫画による解説だとか、
ベストセラーとなっている本もあるみたいです。


確かに、今は安定感に欠ける時代になっていて、
せっかく大学を卒業しても就職先があるかどうか分からない、
税負担の重さを考えると結婚や出産に二の足を踏む、
まぁ、漠然とした将来への不安感が、
人々を哲学に向かわせる気持ちは、分かるような気もします。

まぁ、しかし、ニーチェと言えばニヒリズムですから、
私としては、そんなものが流行って果たして大丈夫なのかと、
ちょっと心配にもなりますが。


ところで、哲学とはいったいなんでしょうか。

哲学と言うと、難しい話というイメージかもしれませんが、
それは、昔の哲学者の難しい話を読むからです。
私は、哲学書を読むことを無益とは思いませんが、
本当の哲学は、各自それぞれが創るものだと思っています。

1人で考える時間を、
少しでも多く作りましょう。


世間には、1人でいることを寂しく感じ、
常に周りに誰かいないと落ちつかないという人もいるようですし、
暇に任せてすぐにお酒に手を伸ばしてしまう人もいるようですが、
1人の時間とは、「自分と向き合う時間」であって、
哲学を創り、組み立てる時間なので、そういうことではいけません。

「自分と向き合う」って、具体的に何をするのかと言えば、
「自分」というテーマで、自分と話し合うことです。
将来の夢とか、本当にやりたいこととか、自分が大切にしていることとか、
また、それに対する現状とか、成長を妨げている障害とか、
結局のところ、単なる自問自答ではあるのですが、
真剣にやると、誰かと雑談するより、はるかに高レベルな話になります。

誰かと雑談、と書きましたが、
哲学のない状態で誰かと雑談すると、どうなるでしょうか。

たぶん、自分としての生き方や考え方に背骨が通っていないため、
誰かの意見に流されてばかりになるはずです。
相手が1人、つまり差し向かいの会話であれば、
幇間(太鼓持ち)みたいなもので、相手も気分を害さないかもしれませんが、
複数の相手と雑談する場合には、誰かの発言のたびに流されるわけで、
最終的に「アイツはすぐブレる」との批判は免れないでしょう。
また、新聞やTVで見聞きした、流行を追うような意見ばかり言う人もいます。
つまり、自分なりの価値観がはっきりしていない、自分の意見のない、
こういう人はそのうち、雑談にも入れてもらえなくなります。

誰かと話す前に、
まず自分と対話しておかないといけません。

自分と話をして、考え方や生き方を整理しておかないと、
主体性のない話ばかりして、嫌われることになります。

1人の時間を持っている人で、哲学のない人はいません。
しっかりした、自分の考えを持っている人を見ていると、
1人で行動する時間が多いものです。
1人になる時間を確保して、自分と向き合っているから、
その人なりの、ではありますが、哲学ができています。
それが人としての奥行というものでしょう。

何が言いたいのかというと、
人生において、考えることは良いことだということです。

もうすぐお盆休み。
ちょっと、そういうことに取り組んでみるのもよいかもしれません。
練習や思うて。

[SE;KICHI]
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