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押せば命の泉湧く。

さて、先週書いたようなことですが、私はマッサージとか、
自分の身体をいじくり回されるのが好きです。

そもそも、私の身体は、事故の後遺症で両脚の長さが違うとか、
総合的に歪んでいるため、ここ20年ほど、マッサージが欠かせません。

特に、「世界一気持ちがいい」とも言われるタイ古式マッサージがお気に入り。
“2人でやるヨガ”と言われるように、ストレッチ的な要素が入っており、
また、気の流れという概念から、下半身の施術にかなりの時間を費やすので、
下半身が弱い私にはうってつけで、よく通っています。

ちなみに、私が最高に気持ちがいいと思っているのは、グアムのスパで初めて体験した、
脳のマッサージと言われるシロダーラ
第3の目と考えられている額の中心に、温かいオイルを細く垂らす、
いわゆる「アーユルヴェーダ」として有名なアレです。
その瞑想にも似た穏やかなリラックスは筆舌に尽くしがたいものですが、
一方で、たまに、身体がゴリゴリの指圧を求めるときがあります。

私がたまに施術してもらっている指圧屋さんは、おばあさんばかりです。
いや、患者さんがではなく、施術師さんが。
「全員国家資格保有」というのが謳い文句ですが、おばあさんばかりです。

白衣を着た背中の丸いおばあさんに案内され、パンツ一枚にさせられたら、
ベッドにうつ伏せになって待つように言われます。
顔のところに穴が開いたベッドにうつ伏せになっているので、
周囲の状況は分からない、まさに「まな板の鯉(うつ伏せ)」。

しばらくして施術師さんがやってきて、背中を押します。
すごい力で。
指圧の心は母心©浪越徳治郎と聞いていましたが、母がこれほどに屈強だったとは。
普通、序盤で「強すぎたら言ってくださいね」とか声を掛けられるものですが、
この施術院では一切何も言われません。
問答無用で、強力にツボを揉まれるわけで、
はっきり言って、声を上げるほどではないにしろ、痛い!という感じです。
思わず「グフッ」などと声が漏れてしまいます。

だいぶ経ってから、初めて施術師さんが口を開き、
「仰向けどうぞ」と言われます。
仰向けになって初めて目に入った施術師さんは・・・おばあさん。
招き入れたおばあさんとは別の、
白髪のロングヘアーを高めのポニーテールでまとめた、パワフルそうなおばあさん。
「えっ、こんな人があんな強い力で?」と動揺するほどのおばあさん。

仰向けになってからの施術は、よりパワフル。
どうも、この施術院では、タイ古式マッサージを取り入れているようで、
アクロバティックなポーズで背筋が力ずくで伸ばされていきます。
おばあさんに吊り天井のような技をキメられる、パンツ一枚の私。
周りを見回すと、見えるのは待機中のおばあさん施術師の面々。
・・・ちょっと恥ずかしい。

最終的に施術師さんは、うつ伏せになっている私の腰に跨がり、
私の首・肩を引き上げたりします。
こ、これは、ラーメンマンがブロッケンマンの背骨をへし折ったあの技では?

終わってみるとなんだかぐったりしているのですが、
それでも、リピートして行ってしまうのは、
施術後に歩き出した瞬間、身体が軽い感じで、効果を実感できるから。
「ココ、痛かったんだよね。」という箇所に意識を集中してみても、
なんの違和感も残っていなくて、ちょっと感動です。

施術中には、「世界一気持ちがいい」的な、
弛緩するようなリラックスは少しも感じないものの、
このおばあさんの強力指圧は、それとは別次元。
終わってみたら肩や腰が軽くなっていて、
指圧もいいね!と思っています。

[SE;KICHI]
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気になるどうでもいい話⑦

人に話をするときにいろいろな前置きがありますが、
そうなっていない場合がけっこうあります。

「要するに」からの要約されていない話。
「手短に言うと」からのしつこい話。
「端的に言うと」からのわかりにくい話。
「簡単に言うと」からの細かい話。
「私はいいんだけど」からの人の悪口。

[KAZSOU]

今は見ちゃダメっ・・・

私は、無抵抗な自分の身体に何かされるのが好きです。

・・・というと、俄然卑猥な雰囲気が漂ってきますが、
性的にはバリバリのドSですので、そういう話ではありません。
私が言っているのは、
マッサージとかアカスリとか、歯石除去とかリフレクソロジーとか、
そういうプロの手技に身を委ねるのが好きという話です。

というわけで、私は、胃カメラが得意です。

苦手な人は、何日か前から陰鬱な気分になると言いますが、
私は得意なので、なんの負担感もありません。
最近は鼻から挿入する手法が一般的で、より一層、負担感はありません。

ところが、今年は少々、事情が違いました。

胃カメラの予定日のちょうど一週間前、突如として発熱したのです。
幸い、40℃ほどの熱は3日で下がったので、
どうするか迷ってはいたのですが、大丈夫だなと思って、
胃カメラ予定日の前々日から出張に出かけました。

その晩は名古屋に泊まったのですが、
翌日、起きたときは平気だったにも関わらず、それから1時間ほど歩き回ったところ、
すこぶる体調は悪くなっていました。
明らかに熱が戻り、鼻が詰まっていて、顔の右半分が痛いのです。
こ、これは、副鼻腔炎・・・。
何のためにあるのかさっぱり分からない副鼻腔という目の下の空間に膿が溜まり、
顔面が痛む病気です。

顔が痛いのは仕方ないのですが、鼻が詰まっているのが、心配です。
翌日に迫っている胃カメラ(鼻挿管)が入るかどうか。
いそいそと(実際は熱があるのでフラフラと)コクミンドラッグなどへ出かけ、
たいして効かないと分かっていながらも副鼻腔炎用の飲み薬を買い、
何度も“鼻うがい”(これも得意)をして膿の排出に努めます。

しかし、市販薬で劇的な効果が期待できるわけもなく、悪化の一途。
名古屋から新幹線に乗って新大阪へ向かった頃には、
高熱のため、肩で息をしている状態だったわけです。

副鼻腔炎?にしては熱が高すぎるなぁとは思ったのです。
今にして思えば、ですが。

さて、フラつきながら出張から戻り、健康診断当日。
努力の甲斐なく、熱は下がらず、鼻は詰まったまま、
顔の右半分の痛みは変化なしどころか、やや深刻化。
胃カメラはできるかもしれないけれど、健康なはずはない状態。

胃カメラはね、なんとかクリアしましたよ。
右鼻は詰まっていて麻酔用のスプレーの先端すら入りませんでしたが、
左鼻はスッカスカに通っていたので、左鼻から。
やっぱり得意なので、苦しさなんてほとんど感じず、終了。
やったね。

問題はそのあとでしたね。問診。

呼ばれて入室した瞬間、医師がうっすら笑っています。
「凄いよぉ、コレ」と。
たとえば、ある測定値が8~40であれば正常であるところを『1000』とか。
肝臓関係の数値が軒並み突き抜けているようです。
高すぎる数値には「H」とか、低すぎる数値には「L」とか印がついていますが、
私の数値には異常値を示す「P」と記されています。
検査の人も、異常過ぎて「うそ?」と、再測定したそうです。

細かいことは検査してみないと分かりませんが、
要は急性肝炎ということだそうで。
そういえば、検尿もえげつないほどに真っ赤っ赤でしたから、
一瞬、これはヤバいかなとは思いましたが、
顔面の痛みと発熱、胃カメラの成功に気を取られ、忘れていました。

肝炎は臥床安静、つまり横になっての安静が必要とのことで、
38~39℃くらい熱が1ヶ月続くそうです。
あ、副鼻腔炎?にしてはちょっとと思っていた熱は、こっちかぁ。
医師は、いまこの瞬間からの入院を勧めてきます。
その日の午後には人と会うことになっていましたので、無理やり退去したものの、
あまりの発熱と倦怠感に、
夕方には病院に舞い戻り、観念して治療を開始したのでした。

現在も、土日も含め、毎日点滴している状態です。

なお、私が勝手に副鼻腔炎だと思っていた顔面の痛みは、
耳鼻科で診てもらったところ、まさに副鼻腔炎で、
しかも、こっちはこっちで、「おわっ」と驚かれるような悪化ぶりだったようです。
実質的に顔が痛いのもたまらないので、治療を開始したのでした。

こっちは毎日痛み止めを飲んでいる有り様です。

ちなみに、副鼻腔炎が原因で肝臓の数値が上がることはあり得ないということなので、
2つの病気は無関係ということです。
健康診断としては、別々に2つの病気になっている最中という、
最悪なコンディションであったことになります。
しかも、胃カメラのために副鼻腔炎に気を取られていたので、
肝臓が壊れているとは思いもしませんでしたね。
さすが沈黙の臓器。

ま、実際のところ、
感染症による副鼻腔炎の影響で肝臓に負担がかかっている日だったのでしょう。
どう考えても健康でないタイミングで健康診断に行ってもダメという話。
肝臓も、「頑張ってんだからさ、いま検査しないでよぉ」ってことでしょう。
『今は見ちゃダメっ』ってね。

[SE;KICHI]

初体験三昧

G.W前の話になりますが、
4月後半バタバタと舞台にコンサートにと楽しんできました。
まずはりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)で開催された、
アート・ミックス・ジャパン 2015
一流を気軽に楽しむ和の祭典と企画されたこの催し物は、
2日間で全24公演もの演目を楽しむことができるものでした。
ざっくり紹介すると、
雅楽、人形浄瑠璃、歌舞伎、落語、大田楽、等々、私には普段無縁な世界ばかり。
このたび、そこに少しだけ足を踏み入れてきました。

公演されたすべてが未経験なので、どのチケットを買うか悩みに悩みました。
1公演約45分、価格も1,500円から3,500円と購入しやすい価格帯だったので、
3公演「腹話術」「狂言」「歌・能」を選び、行ってきました。

まずはいっこく堂の腹話術。
こちらは笑いあり、挑戦あり、歌の上手さに聞き惚れ、
でもって肝心の芸に感心させられ、
会場を巻き込んでのステージにあっという間の45分でした。

つづいて狂言。茂山千五郎家 茂山宗彦・茂で演目は「右近左近(おこさこ)」
最初に狂言の見方や演目のあらすじの説明から始まり、
観客がより楽しく観られるように工夫されたのか、
もともと狂言とはそういった流れになっているのかは解りませんが、
終わった後の感想は、最初に説明があって良かった。でした(笑)
舞台では普段聞きなれない言葉(台詞)を、一言一句丁寧に、
そしてお腹の底から発していると思われる声音で滑舌よく繰り広げられました。
ラッキーにもそれらを舞台近くで観ることができ、
滑稽な話に大声で笑い、初めての狂言でしたが楽しめました。

最後は歌と能のコラボ。
歌・麻衣(風の谷のナウシカのラン ランララ・・を歌った人。父は久石譲)、能・観世流 梅若紀彰。
現代の歌にあわせて能を舞うという、珍しい演目。
最初は能面なしでの舞いでしたが、舞台中盤、能面を着けての舞いになり、
始まった途端すっと舞台に引き込まれました。
能とは黄泉の世界を表現した舞いらしく、
無知な私でも幻想的な世界が見えたような錯覚すら感じました。
なんですかね、能面の表情が放つ独特な雰囲気に感情移入したのか、
舞が終わるとふっとため息が漏れていました。
もちろんコラボした歌の相乗効果もあったのだと思います。

観終わり、狂言と能で共通したのは、
拍手するタイミングが解りにくいって事ですかね(汗)
ここで拍手を送っても良いのかな?
でも他の観客からも無いし・・・みたいな感じ多々ありで、
場馴れしていないオーラたっぷり発揮してきました。

舞台も楽しみましたが、食の方も楽しんできましたよ。
こちらもお初、歴史はあるのに訪問したことがなかった古町のラーメン店 白寿。
看板メニューの「うま煮そば」をついに食べてきました。
少しピリッとしたあんにスープと細麺のバランス見事です!いやー美味かった!
たっぷり野菜とひき肉とあんのコラボ、最後はどんぶり持ち上げて完食です。

白寿
http://blog.bbshin.net/article/101587084.html

そしてそして、初体験のトリは、B'zのライブ♪
2時間半立ちっ放しで、
生の高揚感と最後はとてつもない疲労感を存分に体感しました(笑)
これらが3日間ほぼ立て続けでの開催だったので、
貧乏性の私にはもったいないような日程でしたが、初体験満喫してきました。

来年はどんな企画で開催されるか分かりませんが、
アート・ミックス・ジャパン2016。
今から楽しみです。

[fu~ma]

サイトシーイング

昨年の7月くらいかと思うのですが、名寄のジンギスカンを紹介する記事で、
「北海道に行くのは2年に一度程度」と書いたところ、
お読みいただいた方から、
そんな頻度で何をしに行っているのかと言われてしまいました。

いやいや、そりゃ観光ですよ。
普通のSightseeingです。

ただ、最近気づいたのですが、私の観光は少し変わっているようです。

私は、自分の興味のある場所にしか行きません。

いや、まぁ、そりゃ、みんなだいたいそうなんでしょうけど、
私には、「せっかく来たんだから」という思考回路がないので、
「せっかく来たんだし、アレも見たいし、コレも食べたい」など、
欲張ったことは一切思わないのです。

だから、例えば北海道の場合、
トラピスチヌ修道院とか博物館網走監獄とか、北一条教会とか大倉山展望台とか、
自分の関心がある場所には嬉々として出かけるのですが、
北海道には何度も訪れているにもかかわらず、
有名な函館山展望台とか札幌市時計台とか、
洞爺湖とかノーザンファームとか、そういうところは行ったことがありません。

行かないのは、機会がなくて…ということではなく、興味がないから。
私の観光は、『今回は○○と××を見る!』と決めたらそれ以外へは行かないのです。
興味がないものは、人から勧められても、行かない。

いや、かつては私も、“せっかく来たのだから病”に感染しており、
それこそ貧乏臭く「せっかくの旅行の機会をムダにしてはならぬ」と考え、
たくさんのスポットを駆け足で回ったものです。
しかし、そういう旅行だと、「行ったことがある」という記録としては残っても、
記憶としてはあまり残らないため、
結局は時間の使い方として豊かではないのではないかと気づき、
観光地の数を稼ぐということはやめにしたのです。

そういうわけで、私は自分の気に入った場所で長い時間を過ごします。
近くに別の観光スポットがあっても、関係ありません。
そっちはまた、別の機会に来ることにして、
目の前の、自分の好きな空間を、半日でも一日でも、満喫します。
もしも時間が余れば、ホテルに戻り、持参した本を読んでくつろぎます。

この方式の観光だと、
「行ったことはなかったが、たまたま行ってみたら素敵だった」というような、
旅先での偶然の出会いは期待できませんが、
それは、そもそも好みに反することなので、捨てています。
私にとっては、そういう偶然の出会いよりも、
静かに落ち着いて、好きな空間に身を置くことのほうが大事なのです。

北海道以外でも、私は沖縄にも2年に一度程度の頻度で、何度も出かけていますが、
玉陵とか斎場御嶽とか、他人の墓とか石敢當を見て回っているばかりで、
実は首里城や美ら海水族館や恩納村のビーチには行ったことがありません。
今のところ、行ってみたいなぁとも思っていません。

他にも、田沢湖に行っても湖畔のはちみつ屋さんに行くだけで、
たつこ像すら見たことはなく、
済州島に行っても、三姓穴や薬泉寺は好きで出かけるけれど、
柱状節理とかお化け道路には行かず、ただマッサージを受けて過ごすとか。
グアムなんて極端で、一番のお気に入りスポットは聖母マリア大聖堂で、
あとは、海なんて1ミリも入らず、ヘッドスパとオイルマッサージで過ごしました。
まぁ、なんというか、他の人から見れば満喫してない感じで過ごします。

どうしてそうなったかと言えば、
私はもともとお寺や教会が好きであり、
それらは本来、急ぎ足で巡るものではなく、ゆっくり思索かたがた巡るものなので、
自然とそうなったと思われます。

というわけで、私の旅行は、観光スポットの数は稼げないけれど、
むしろ、ゆっくり過ごせて癒されるなぁと思っているのですが、
逆に言えば、そういう一点集中型観光なため、
適当な頻度で行かないと、ほとんどどこにも行けないということになります。

これが、そんな頻度で何をしに行っているのかの答えです。

なお、断っておきますが、
他の人の旅行スタイルがナンセンスだと思っているわけでは決してありません。
自分とは違う旅行スタイルの人の話を聞くのは、新鮮で楽しいのです。


[SE;KICHI]

14歳の挑戦

中学生の息子が「14歳の挑戦」という、
どこかの企業で1週間職場体験をする学習活動を行ってきました。

息子は職種として、報道、広告関係を希望し、
配属されたのが地元のFMラジオ局でした。

社員の方が日替わりで放送局の運営の仕組みや、
取組みに対する講義をして下さったり、
リクエストでかける大量の音楽CDを整理したりと、
わりと忙しかったようです。

最終的には自分で決めたテーマを取材し、
その結果をラジオの本番でリポートさせてもらっていました。
かなり緊張したようですが、貴重な体験をさせていただきました。
放送局の皆さま並びに手配して下さった学校の方々、
大変ありがとうございました。

年頃の生徒たちが社会で働くことを体験するのは、
非常に良いことだと思いますので、これからもずっと続けていって欲しいです。

私が中学生の頃は、なぜか早く社会に出て働いて自立したいという願望が強く、
社会人への強烈な憧れをもっていました。
まわりにはそんなことを考えている人がいなかったので、
私は変わっていたのだと思います。
ようやく社会人になって初日の仕事を迎えた時は、
ワクワクしてうれしかったのを覚えております。
その日家に帰ってから1人で祝杯をあげました。
めでたいことに、祝杯は今でも毎日続いております。

学校と違い、社会に出ると教科書などありませんので、
自分自身で教科書を作っていかなければなりません。
挫折しそうになるようなきびしいことが度々あるとは思いますが、
息子やこれから社会に出る人達には、
それにひるまずに自分の力でどんどん前に出て、
楽しい人生を切り開いていって欲しいと強く願います。

ガンバレ~!!

[M M]

ファスト風土と付加価値

『ここは退屈迎えに来て』という小説がありますわねぇ。

そのなかで、ファスト風土と呼ばれる地方風景が描写されています。

曰く、

ブックオフ、ハードオフ、モードオフ、TSUTAYAとワンセットになった書店、
東京靴流通センター、洋服の青山、紳士服はるやま、ユニクロ、しまむら、
西松屋、スタジオアリス、ゲオ、ダイソー、ニトリ、コメリ、コジマ、ココス、
ガスト、ビッグボーイ、ドン・キホーテ、マクドナルド、スターバックス、
マックスバリュ、パチンコ屋、スーパー銭湯、アピタ、そしてジャスコ。

まぁ、確かに、田舎って、こんなもんですよ。

昔の若者には、「俺ら東京さ行ぐだ」というような、都会志向があったけれど、
最近の若者はわざわざ都会に出ようなどと思わなくなったと言われます。
それを、若者のハングリー精神の欠如みたいに結論づける論調があるけれど、
そんなたいそうな話でしょうかね。

だって、日本中、どこにでもあるものは、田舎にもちゃんとあるわけで、
どこにでもある分、楽しさもほどほどで、たいして刺激的ではないけれど、
いちおうは満ち足りているから、わざわざ都会に出なくても、とその程度の話。

でも、これを都会の側から見ると、どうでしょうか。

田舎に出かけても、駅前にあるのはイオンの大きなショッピングモールだったり、
せっかく田舎に来たのに、どこにでもあるものがここにもあるだけ。
これって、実はけっこう、観光の根幹を揺るがすことだと思うのです。
だって、どこにでもあるものをわざわざ観光に行くことはないわけで。

私は、どういうご縁か、街づくりに意見を述べさせていただく機会があります。

そこで気づいたのですが、田舎というか、少なくとも富山の場合、
付加価値を加えて素材の価値を高めることが苦手なようです。

付加価値とは、人を動かす力です。

誰だって、家でゴロゴロしていたほうが楽でしょうけど、
よっしゃ出かけるかと人を動かすのは、行った先にある付加価値の部分です。
家で、ネットで手配できるようなことであれば、人は外出などしません。

たとえば、富山は食材としての海産物が豊富な土地柄です。
それを素材のまま手に入れることは、そう難しくはありません。
ネットで手配できるので、家でゴロゴロしながら、「ポチッとな」でおしまいです。
そのままゴロゴロしていたら届くので、付加価値は高くありません。

そうではなくて、富山に行かないと食べられないような調理法があったとしたら。
それは、家でゴロゴロしていても手に入りませんから、
「はぁ、しょうがないな」と出かける理由になるわけです。
それが付加価値であって、実際に人が動くことによる経済効果になるわけです。

基本はそういう感じなので、私は機会があるたびにそういう助言をしています。

しかし、富山の人は、素材そのままに醤油つけて食べるような食べ方こそ、
いちばんおいしい食べ方だと考えている方が多いようで、
調理法などで付加価値を加えるということに、なかなか意識が行かないようです。

まぁ、確かに刺身は美味しいですから、気持ちはわかるのです。
しかし、ライバルは全国にいるわけで、素材勝負では限界が出てきます。
逆に、素材がよいなら、センスを磨けばより美味しくなるはずで、
それだけ付加価値は高まるはずなのですが。
素材の鮮度にあぐらをかいていると、
洗練された調理法という、付加価値にあたる部分の開発が異様に遅くなって、
いまだに、足を運ばなければ食べられないという差別化ができずにいるわけです。

実際に、食べログなどを見ていると、県外からのお客さんからの富山の料理の評価は、
「富山の料理はネタが新鮮なのをいいことに、あまり技とか仕事がされておらず、
てまひまを感じられません。」と書かれることが多いようです。
これは、富山でかなり格調の高いとされている料亭に対してでも、
そう書かれてしまっています。
それをひとことで表現すれば、おもてなしの心の不足でしょうね。
鮮度の高い刺身だからこそ、
細かい工夫を加えればもっと美味しくなるのに、と思われているということです。

冒頭に挙げたファスト風土のように、
いまは、全国どこに行っても、わりと一緒です。
何が出るかはともかく、どこにでも美味しいお刺身というのは、あります。

そうであるなら、「富山に行って、アレ食べたい!」と思わせる必要があるわけで、
それはほかの都道府県と競争することになります。

付加価値、一般の企業でも大事な考え方で、
それは、行政についても同じだと思うのですがねぇ。
特に、ここ富山は北陸新幹線が開業して3箇月、わりと切迫しています。

[SE;KICHI]

電気屋さんのお兄ちゃんが良かった件

さて、突然ですが、現在私は家を建てようとしています。

地元の大工さんを使って建てようとしてまして、
ぼちぼち契約といったところまできました。

そんな中、エアコンは施主供給となっていたので、
ついでに洗濯機とかテレビとかもまとめ買いしちまおうZE!
てなノリで家電屋さんに乗り込みました。

最近はネット通販の安さに押されて苦しい家電量販店ですが、
いざまとめ買いになると、はっきり言ってネットより安くなります。
今回最終的に買ったものの金額を某価格比較サイトで確かめてみたら、
どれも最安以下もしくは最安に近い価格で買えました!

しかも指定日に届けてくれますとのこと。
実際これから工事なんで、
必要なのは10月くらいになりそうなんで助かります。

今回量販店に3社ほど回ったのですが、
どの会社も一生懸命ですね。当たり前ですが。
某家電量販店で欲しいエアコンとかテレビをピックアップして、
見積を貰って品番を持って各社を回るという方法でやりましたが、
予算が合計で70万を切りたいみたいな話で持っていくと、
3社とも69万円台で提案してくれました。

3社中2社は他よりも安くしますんで今日買ってもらえないでしょうかね?
とにかく安くします!でグイグイ来られました。

正直個人の買い物なんで安いに越したことはないんで、
1円でも安い方にと思っていたのですが、
結局最終的に買ったのは他社より安くしますと言ってきた2社でなく残りの1社でした。
決め手は
「うちはもうこれ以上安くできません。
あまり安くし過ぎると保証期間が短くなってしまうので、
エアコンみたいな保証が欲しい商品で1年保証では、
お客様にとって不利益と考えるからです。
その代りお客様が欲しいけど見送ろうとされていた、
あの布団用の掃除機を、
このお値段で提供しますのでご検討いただけないでしょうか。」

とのお話。(多少言い回しは編集してありますが)

残りの2社に関しては保証の話など皆無でした。
そこのお兄さんに言われなければ保証のことも頭になかった。
その上で最初に見積を貰った時にちらっと話をしていた、
布団用掃除機の話を思い出してくれて提案してくれたので、
もうこの人から買うしかないだろうということで買いました。

結局予算70万に対して72万5千円になりましたが、
欲しいものがお安く買えてラッキーという感じでした。

そう、予算をオーバーしてもなんかやったね!って感じになったんですよね。
改めて、
安くすることだけが商売じゃないよねーと思いました。

本当にお客さんが望んでいることは何か?
お客さんが気づいていない問題に気づいてケアしてあげる。
これが販売する側の正しい姿勢ではないでしょうか。


結局は顧客満足を追求したときには、
価格を抑えるだけでは不可能な領域もあるわけで、
ベストなパフォーマンスができるように利益を残しつつ、
付加価値で勝負できるようにしたいですよね。

営業マンとして感銘を覚える出来事でした。

おお、たまにはなんか会社のブログらしいぞ!

やればできるじゃん!

次回はまた会社らしくないブログにしようかな…アニメとか…へへへ…。

[ハク]

“国の借金”

しばしば「国の借金が1000兆円を超えた!」とか、
国民一人あたりの借金額が800万円!」とか、
そういう報道を目にすることがあります。

“国の借金”というのは、長期債務残高のことでしょうか。
だとすれば、それが1000兆円を超えたのはその通りだと思いますが、
危機感を煽る意図があるとはいえ、
こんなバカな報道を真に受ける人は少ないだろうと思っていたところ、
それがそうでもなかったようで、
先日、同僚と話していたら、
冒頭のセリフを、「国の借金って、すごいんですよね?」と、
確定した事実のように話していたので、驚きました。

日本はこの5年ほど、十年物国債金利が1%を切っているので、
この状態で破綻することはありえないのですが、
彼の話は、「日本もギリシャのように破綻する可能性があるらしい」というもので、
まさに、危機感を煽っているマスコミの思うつぼです。

この彼が、ことさら無知なのかどうかは私は知りませんが、
こういう衝撃的な報道を見て鵜呑みにしてしまうのは彼だけではないでしょう。
報道を信じる方々が悪いわけではありません。
不安を煽るマスコミ報道が恣意的なのが問題なのです。

だいたい、“国の借金”という単語がけしからんと思います。
普通の感覚で『借金』と言うと、お父さんがサラ金で借りる的な、
対外的な借金を指すでしょう。
確かに日本は外国から借金していますが、同時に外国に貸し付けもしており、
相殺したところの純資産は320兆円もあって、その額は世界最大です。
つまり、日本は超お金持ち国家であり、
日本に「借金問題」なんてありません。

いやいや、1000兆円を超える長期債務残高があるじゃないかと言われれば、
確かにそうなのですが、それは日本政府の負債の話で、
国民の負債ではありません。
その日本政府の負債は100%円建てであり、
日本国債を所有している50%ほどは日本国内の銀行です。
デフレ下で融資先のない銀行が、私たちの預金を運用する形で、
仕方なくわざわざ金利の低い国債を購入しているわけで、
この時点では確かに返済義務のある負債のような気もしますが、
黒田総裁になってから、この国債を、日本銀行が大量に買い取っています。

日本政府と日本銀行は親子の関係であり、
簡単に言えば、お父さんが近所の人やら同僚やらに向けて書いた借用書を、
せっせと息子が買い取ってきているという話であり、
息子が買えば買うほど、一家としての借金は減っていくも同然でしょう。
親子間の貸し借りなど、普通は『借金』とは言いません。
対外的には「何も起こっていない」のと同じであり、
実際にも、連結決算で相殺されてしまうため、
こんなもの借金でも何でもありません。

わざとだと思いますが、ここを混同して報道することで、
マスコミは、「日本は借金が大量にあるのだ」と、
ネガティブな誤解を国民に与えているのです。

本当は、“国の借金”なんてないのです。
ウソの報道です。
増税や緊縮財政を推し進めたい財務省の思惑でしょうか。

日本は、ありもしない“国の借金”に恐れおののき、
絶対にしてはいけないはずの、
増税や緊縮財政(支出抑制)が実施され、
その結果、はっきりとデフレ脱却が遠のいてしまいました。

まさに、ウソの情報に踊らされて損こいた状態です。

私の同僚のように、
「国民一人あたりの借金額が800万円」と聞いて、
国の将来を悲観している人はたくさんいるでしょう。
しかし、そういう悲観的なマインドでいると、
悲観的な未来が引き寄せられてくるような気がして仕方がありません。
その悲観的マインドの根拠となっている報道はウソなので、
ウソ報道に基づいた悲観的なマインドは捨ててほしいと思います。
そして、私を含めですが、
未来は明るいと信じ、できる精進を重ねることが肝要ではないでしょうか。

[SE;KICHI]

今年の運動会

皆様こんにちは。
春も終わりを迎え、緑が青々茂る初夏・・・・・
飛び越して本格的な夏に突入。
暑い。
梅雨の時期に入れば少しは気温が落ち着くのでしょうが、
何せ新潟は湿度が高い。
洗濯物乾かすにも一苦労。

ですがその前に恒例行事。
数年前は秋の恒例行事でしたが、最近は夏の暑い盛りの練習を控え、
初夏へと時期を移したようです。
真夏のカンカン照りの中、運動会の練習とか、しんどかったですもん。
私が子供の頃は熱中症よりも日射病がメジャーでしたが、
今は熱中症がメジャーですよね。
日射病と熱中症は厳密には異なりますが、
詳しくは無いので詳細が知りたい!と熱望される方は,
ご自身での検索をオススメ致します。

さて、今年はお兄ちゃんの小学生最後の運動会
昨年同様応援団へ入り、気合十分です。
昨年は優勝出来ずに悔し涙しましたが、今年は喜べるといいな~。
昨年も本年も兄弟揃って同じ軍。
兄弟別々になってしまうと、親御さんが困っちゃいますよね。
どちらの軍を応援すればいいのやら。。。
仲良しの友達とも同じ軍のようで、今年の気合の入り具合は本物。
昨年は友達が別軍で少々気合不足でしたが。

1週間前からお天気情報逐一チェック。
予報通りの快晴。
というより新潟にしては珍しく雲一つない晴天。
いかん。朝早い段階から灼熱の日差しの予感。

毎年同じ場所陣取り、学年別の短距離走に撮影の焦点を定めます。
チャレンジ走なる競技はグラウンド中央付近のため、
競技待ち、競技後の児童に阻まれ撮影が難しい。
PTAの広報役員になれば、
合法でグラウンド内での撮影が許可されるので狙い目ですが・・・・
みなさん考えることは同じ。人気です。
1種目のみの撮影に焦点をあて、その他競技は見て楽しむ。
撮影可能なチャンスがあれば撮影いたしますが、
基本は応援に徹するスタイルで。
撮影に夢中になるあまり、他の父兄にご迷惑をおかけしたり、
本部よりスピーカーで注意されるのも嫌ですしね。

運動神経は鈍くはないのに、体との対話がうまくいかず、
基本運動が苦手な子なので競技は・・・
楽しんでくれればいいのです。
今年は笑顔の写真が豊作でした。
最後まで笑顔で過ごせましたし。
相手軍の応援団長の悔し涙にもらい泣きする場面もありましたが、怪我もなく無事終了。
疲れた。の一言が印象的でした。
とてもよい一年の思い出となってくれると思います。

が、しかし・・・・・
もうすぐ学生生活で最強にして最大のイベント
修学旅行
どんな顔して帰ってくるのか楽しみです。
体調不良などの理由により参加出来なかった、等とならないよう、
体調管理にもしっかりと気配りせねば。

追記
疲れた。との言葉発したのがおよそ14:40頃
15:00には友達数人集まり全力で遊んでる・・・・・
体力無限かい!
しかし、日焼けした体をお風呂でクールダウンした後は、
魂の抜け殻のようでした。
さっさと寝ればいいのに小説が読みたいらしく、
本持ったままウトウト。。。。
その状態でサスペンス系の小説読んでも頭に入らんじゃろ。
小6でサスペンス系の読み物好きとか・・・・
玄人やん。

[Y2K2]
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