デビューしました
もうすぐ2月だというのに、年末の話で恐縮なのですが、年末のお歳暮の話。
昨年、ある方から届いたお歳暮が「昆布締め&松前漬けセット」。
みなさん、昆布締めってご存知ですかね?
簡単に説明するなら、刺身を昆布で挟んで一晩ほど置いたもので、
富山の郷土料理なんです。
http://www.sirogohan.com/kobujime.html
昆布に刺身を包むことで水分を吸われた刺身の身が締まり、
また、昆布の旨味が刺身に移ることて味わい深くなるとのことで、
もしかしたら、富山では、一般的な刺身より人気のある食べ方かもしれません。
事実、昆布の旨味が好きすぎて、山菜やゆで卵や豚肉など、
もはや刺身でもないようなものまで昆布で締める方もいると聞きます。
しかし、私は、昆布由来のムチン質のために糸を引く感じが、
どうにも好きになれません。
松前漬けというのは、有名ですよね。
Wikipedia によれば、
「昆布のぬめり、スルメと数の子の歯ごたえが心地よい食感を織りなす珍味である。」
と書かれていますし、その内容もよくわかるのですが、
やはり昆布由来の糸を引く感じが、苦手なんです。
「昆布締め&松前漬けセット」は、つまり、
“私の苦手なものセット”だったわけです。
しかも、いただいた「昆布締め&松前漬けセット」は大量でした。
包装を解いた時の第一印象、
やりやがったな。
贈り主の方は、わりとよく顔を合わせる方だったため、
私の好みを知っているはずなので、これは確信犯に違いありません。
実際、次にその方にお会いした時、
「アンタの好みは無視したよ」などと言っていたので、やはり確信犯です。
敵は、やりやがったのです。
さて、しかし、さしあたって大量の「昆布締め&松前漬けセット」をどうするか。
まず、いつも何かといただいているご近所の方におすそ分けをしました。
昆布締めというのは買うとわりと高価なので、それは喜ばれます。
それから、たまたま自宅に、遠方からお客さんが滞在中だったので、
珍しい郷土料理ということでお出ししたところ、これも大好評を得ました。
めでたし、めでたし。
しかし、まだなくならない。
仕方ないな。
・・・自分で食べてみるか。
ネバネバしててイヤなんだけどなぁ・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・美味っ!
というのは少し大袈裟ですが、思っていたほどイヤではない感じ。
加齢とともに味覚が変わってきたのか、これまでに良品に出会わなかったのか、
あれほどイヤだったぬめりも、そこまでは気になりません。
まだ、昆布締めの定番「サス(カジキのこと)」は、私には難易度が高いものの、
ヒラメだったら、少しはその良さが分かる、そんな感じ。
今のところ、自分で購入するほどのモチベーションまではないですが、
さりとて昆布締めを忌み嫌うほどではなくなった私。
まんまと昆布締めを食べられるようになってしまいました。
だいたい、贈る相手の好みを無視したお歳暮など、聞いたことがありませんが、
結果的に、他人の味覚まで改造するとは、
それはそれでやりやがったな。です。
まぁ、いただいておいて何を言っているのかという話ではあるのですが・・・
[SE;KICHI]
昨年、ある方から届いたお歳暮が「昆布締め&松前漬けセット」。
みなさん、昆布締めってご存知ですかね?
簡単に説明するなら、刺身を昆布で挟んで一晩ほど置いたもので、
富山の郷土料理なんです。

昆布に刺身を包むことで水分を吸われた刺身の身が締まり、
また、昆布の旨味が刺身に移ることて味わい深くなるとのことで、
もしかしたら、富山では、一般的な刺身より人気のある食べ方かもしれません。
事実、昆布の旨味が好きすぎて、山菜やゆで卵や豚肉など、
もはや刺身でもないようなものまで昆布で締める方もいると聞きます。
しかし、私は、昆布由来のムチン質のために糸を引く感じが、
どうにも好きになれません。
松前漬けというのは、有名ですよね。
Wikipedia によれば、
「昆布のぬめり、スルメと数の子の歯ごたえが心地よい食感を織りなす珍味である。」
と書かれていますし、その内容もよくわかるのですが、
やはり昆布由来の糸を引く感じが、苦手なんです。
「昆布締め&松前漬けセット」は、つまり、
“私の苦手なものセット”だったわけです。
しかも、いただいた「昆布締め&松前漬けセット」は大量でした。
包装を解いた時の第一印象、
やりやがったな。
贈り主の方は、わりとよく顔を合わせる方だったため、
私の好みを知っているはずなので、これは確信犯に違いありません。
実際、次にその方にお会いした時、
「アンタの好みは無視したよ」などと言っていたので、やはり確信犯です。
敵は、やりやがったのです。
さて、しかし、さしあたって大量の「昆布締め&松前漬けセット」をどうするか。
まず、いつも何かといただいているご近所の方におすそ分けをしました。
昆布締めというのは買うとわりと高価なので、それは喜ばれます。
それから、たまたま自宅に、遠方からお客さんが滞在中だったので、
珍しい郷土料理ということでお出ししたところ、これも大好評を得ました。
めでたし、めでたし。
しかし、まだなくならない。
仕方ないな。
・・・自分で食べてみるか。
ネバネバしててイヤなんだけどなぁ・・・
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・美味っ!
というのは少し大袈裟ですが、思っていたほどイヤではない感じ。
加齢とともに味覚が変わってきたのか、これまでに良品に出会わなかったのか、
あれほどイヤだったぬめりも、そこまでは気になりません。
まだ、昆布締めの定番「サス(カジキのこと)」は、私には難易度が高いものの、
ヒラメだったら、少しはその良さが分かる、そんな感じ。
今のところ、自分で購入するほどのモチベーションまではないですが、
さりとて昆布締めを忌み嫌うほどではなくなった私。
まんまと昆布締めを食べられるようになってしまいました。
だいたい、贈る相手の好みを無視したお歳暮など、聞いたことがありませんが、
結果的に、他人の味覚まで改造するとは、
それはそれでやりやがったな。です。
まぁ、いただいておいて何を言っているのかという話ではあるのですが・・・
[SE;KICHI]
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