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第2回プレパパ奮闘記③

妻のお腹もすっかり大きくなり、一目で妊婦とわかるようになりました。
お腹の子が順調に育っている証しで、とても喜ばしいのですが、
妻にとっては、腰に相当な負担がかかるらしく、キツいみたいです。
腰を揉んでほしいとよく言うようになりました。
その度に、腰を揉んでいますが、横から4歳の娘が飛び入り参加して手伝ってくれます。
優しい娘です。

ところが、じきに私を押しやり、腰揉みを独占しようとします。
私がそれでもやろうとすると、体の至る所を叩いたり、つねったりします。
叩かれる分にはいいのですが、このつねりが強烈です。
本気で力一杯つねるのです。
たまったものではありません。
本当に痛くて、娘を叱るのですが、このつねることだけはなんとかして欲しいなぁ。
青アザが絶えません。

さて、お腹の子は、ただいま逆子の状態とのこと。
骨盤にゆるみやゆがみがあると、骨盤の中にある子宮もゆがむことがあって、
その為、赤ちゃんは快適に過ごすことができず、
不自然な姿勢になってしまうらしいです。
ですから、我が家では、逆子解消の為、「四種混合体操」なるものと、
「お尻フリフリ体操」なるものをやっています。

どのような体操かは想像にお任せします。

大変恥ずかしい体勢を取ってやります。
それでも妻は、私の目の前で、暇さえあればやっています。
恥じらいなど微塵も出しません。

この体操で、たとえ逆子が治っても、続けた方がいいとのこと。
骨盤を整えることは本当に大事みたいです。

また、妻の負担を軽くする為もあり、
娘と共同作業で料理を作ることもし始めました。

今回は「のっぺい汁」です。
全国各地にある郷土料理です。
福岡県古賀市では「だぶ」と呼ばれたりするそうです。
この「だぶ」のレシピが何故か目につき作ってみました。

娘とスーパーに買い物に行き、
娘は小さいながらも、重いカゴを持ってはしゃいでいました。
さて、料理本番です。
野菜(さといも、ニンジン、ゴボウ、れんこん)、鶏肉、
こんにゃくは1㎝角のさいの目に切ります。
娘も慣れないながらも包丁で切ってくれました。
さといもは一度ゆでこぼしておいてから、
野菜、鶏肉、こんにゃく、だし汁(昆布)、
油抜きして細かく切った油揚げを鍋に入れて煮ます。
煮えたら、花麩、しょうゆ、塩を入れ、最後に片栗粉でとろみをつけます。
これで、出来上がり。

普段野菜が苦手な娘も、
自分で作ったからなのか、たくさん食べます。

びっくりしたことに、おかわりもしました。

妻も助かり、娘の成長にも良し、
さらにはメタボになりつつある私にも良しで、
料理作りは最高ですね。
今後も続けていくことを決意した今日この頃です。

[TOTSU]
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心を込めた「おもてなし」

顧客は必要と利益を求めて行動する。
常に客のことを考え続けると、
客は逃げずに増え続ける。

と、これは一種のセオリーだと思うのですが・・・。

やれ「鮮魚と言っていましたが、実は冷凍でした」とか、
やれ「芝エビと見せかけて、実はバナメイエビを使っていました」とか、
最近、飲食業の方が謝罪するところ、よく見かけますね。

友人のオランダ人は、
日本のサービスは素敵だと思ってたけど、
結構ウソついてたんだねぇ。
すっごいがっかりしたよ。

と言っていました。
返す言葉もないですね。
まぁ、彼女の場合は、食品表示偽装だけでなく、
ちっとも整備していなかったJR北海道とか、
特殊な方と仲良しだったみずほ銀行なども含め、
日本のイメージ全体に対するがっかりのようですが。

確かに、少し前に話題になった「お・も・て・な・し」ですが、
ある意味では、内部にウソが含まれていたことが露見したという見方もできますね。

記者会見では「認識不足で、騙す意図はなかった。」と言って謝っていますが、
まぁ、普通に考えたら、騙す意図はあったでしょうねぇ。
素材のグレードを下げてコストを安く抑えようとしたんでしょう。
「どうせこの肉、脂肪を注入しても客はわからないだろ」とか、
客をバカにしたようないこと、思ってなかったはずはないですよねぇ。

どこも経営は厳しいでしょうから、
善し悪しは別にして、コストを抑える工夫として、
そういうことを思いつくこと自体は否定できないものかもしれません。

しかし、実際にやっちゃうかどうかは倫理観の問題です。
だって、それは顧客を騙す行為なのですから。

やはり、何のために自分の会社が存在するのか
そこを押さえておかないと間違うのだろうと思います。

企業は公器なので、誰のものでもありません。
経営者のものでも、そこで働く社員のものでも、
お金を出してくれる株主やスポンサーのものでもありません。
企業は、どんな企業でも社会の皆々様のものです。

そう考えると、企業が成長するにせよ、没落するにせよ、
社会の皆々様からの評価に依存しているのだということがわかります。
ドラッカーはマーケティングを不要とする販売という概念を発明しましたが、
要するに、
皆々様に喜ばれるサービスを提供できれば、
企業は自動的に成長できるものである。

ということです。

“自動的に”というのがミソでしょうね。
逆に言えば、いまいち成長できていない、停滞している企業は、
顧客から望まれているサービスを提供できていないということでしょう。

成長と、顧客重視は、ほぼイコールである
ということです。
これが基本だと、私は教わってきました。

だから、企業は基本的に、常に成長を目指して努力すべきです。
努力の結果、顧客重視を実行できているか不充分かの指標が、
成長できたかどうか、数値的に現れてくるはずです。
成長を求めることをやめること、それは顧客重視を放棄することになるわけで、
それはいけません。

しかし、一方で、顧客重視を放棄しながらも成長しようとしたのが、
このところの食品偽装の真相だと私は思います。

再々言っているように、
顧客を重視する限り、
企業は自動的に成長していくはずですが、
顧客を重視しないくせに
企業として成長しようとするのは、

ズルです。

ズルをしても発展・繁栄できないことは、日本昔話とかでおなじみなのに、です。

従業員とその家族が食べるため、というのでは、
社会に必要とされない会社になっていきます。
ズルをせず、お客様のことを第一に考えて、お客様から愛されて成長する、
それが、目指すべき健全な姿勢ではないでしょうか。

「儲ける」のではなく、「儲かる」道を探すことが大事だと思うのです。
顧客の繁栄や幸福を信条として、
自社の顧客ニーズを研究する姿勢が大事。

それは、会社が誰のためにあるか、
顧客のためにあるのだということを再確認することです。

食品表示偽装は、
私は、それ自体は大したことではないように思っていますが、
顧客を欺いて成長しようとしたという、経営倫理に反する汚い考えが、
私は気に食わないのです。

[SE;KICHI]

審美眼を養うために

8月に三題噺みたいなものを書きましたが、
そこで、鉄道好きにいろいろあるように、
仏像好きにもいろいろあるのだと書いたところ、
ちょっと反響がありました。

確かに、仏像好きもいろいろです。
製作年代や製作者など、こだわるポイントは人それぞれです。
御朱印や建築など、周辺領域も含めれば千差万別と言ってもいいでしょう。
普段は拝観できない秘仏に萌える“御開帳マニア”というのもいます。

私は、仏像を美術品としてだけ見ているわけではないので、
御開帳にそれほど熱心に出掛けるタイプではありません。
私は、気に入った仏像とはじっくり対話したいほうなので、
もともと、御開帳など、あんまり混雑している寺には行きたくないのです。

それは、美味しいと評判の店でも、
混んでいてゆっくり味わえないなら行かないというのと似ています。

私は、雰囲気の気に入ったお寺であれば、1~2時間は長居をします。

25年も前、お寺を巡り始めた頃は、できるだけたくさん数を稼がなきゃと、
タイムトライアルよろしく、食事の時間すら削って見て回ったものですが、
そういう見方をしていると、せっかく目にしたものも記憶には残らなくなります。

最近では、腰を落ち着けて仏像と語り合うのが至福の時間です。

仏像と対話などというと気味悪く感じるかもしれませんが、
要は、仏像でも庭園でも、建物でも障壁画などでも、なんでもいいけれど、
数時間、ボケーっとそれを眺めて過ごすということです。
今日のこの後の予定とか、今後の人生などについて、具体的な思考を止め、
数時間、ひたすら呆けたように座っているのです。
これは、いわゆる止観瞑想というやつです。
流行りの言葉で言えば「考えない練習」。

それは、釣りに似て、それ自体は非生産的な時間ですが、
思考を止める幸福がそこにあるのです。
何も考えずにただ座っていること。
自分が泥のように溶け、無になっていく感じ。
それだけで癒されますし、取り越し苦労で首が回らなくなっている現代、
とっても大切なことであると私は思います。

だから私は、仏像は、滅多に見られない秘仏ではなく、
いつ行ってもお会いできる、対話が可能な仏像のほうが好きなのです。
そして、だらだらと何時間いても邪険にされることのない、
止観瞑想ができるような静かなお寺が好みです。

それは別の言葉で言えば、観光地化されていないお寺のほうが好きということ。

京都でも鎌倉でも、古都と呼ばれるような地域では、
桜や紅葉の時期を避け、場所さえ選べば静かに過ごせるものですが、
みんな、わざわざ混む時期に、混む場所に行きたがるものです。

偉そうな言い方ですが、バカだなぁと思います。
確かにザァーっと観光地を巡っても仏像は眺めることができるかもしれませんが、
逆に、それを見てどう思ったかという、自分の心を見つめることができません。
バカだなぁという表現に語弊があれば、もったいないなぁでも同じ意味です。
ザワザワした環境のなかで、心を静めずに10分程度だけ見るなんて、
せっかく仏さまの前に行ったのに、もったいないなぁ。

いつだったか、地味な、普段はほとんど誰も来ないようなお寺に行ったとき、
先客が一人、中学生くらいのお嬢さんがいたことがあります。
彼女はすでに、じぃっと仏像を見つめていました。まさしく“対話”です。
私は、心から感心しました。
このお嬢さんは、
誰かの言動で左右されることなく、
自分で選び、価値を確かめることの大切さ

を知っている感じです。
きっと、将来、素敵な感性を持つ女性になるに違いないと思ったものです。

人がたくさんいるところでないと不安なのか、
みんなが行くところには自分も行かないと気が済まないのか、
TVで紹介されていたから行ってみなくてはと思うのか。
最近は、群集心理というか、
自分の目で良いものを吟味して探し出すという喜びを、
自ら放棄している人がたくさんいるように思います。

バカだなぁと思います。

[SE;KICHI]

能天気な記事も、たまには。

さて、このブログでは、硬軟を織り混ぜ、
バランスをとりながら記事を載せているつもりですが、
どうも、やや思索的なテーマのほうが評判を得やすいらしく、
ついついそちらに記事が片寄りがちです。

先日、
「たまには○○という店の××というメニューが旨かったとか、
そういう能天気な記事も載せてよ
とリクエストをいただきましたので、
急遽の記事ですが、最近食べたものについて書いてみますね。

ご紹介するのは富山市の中華料理店の『天安』です。

かつて、深夜営業のビデオショップの駐車場に建てた
小屋のような店で営業していらっしゃいましたが、少し前に移転オープンされました。

この店は五目タンメンとギョーザぐらいしかメニューはありません。
しかも、五目タンメン 900円、ギョーザ 600円と、わりと強気の価格設定です。

評価は別れるようですが、私は、この五目タンメン、好きですね。

20131120天安
http://toyama.noodles-japan.net/shop_data/1/16201/123.html

野菜が350gも載るヘルシーなラーメンで、野菜好きの私にとってはうれしいところです。
豚骨ベースのスープに、最後に回し掛けられる胡麻油も美味しいです。
この五目タンメンの変わっているところは、
麺を茹であげて丼に待機させてから野菜を炒め始め、
野菜を炒めて出てきた、旨みが凝縮されたスープがかけられて完成するところ。
麺はそれほど珍しくもない中細のストレート麺でしたが、
そんな調理法が成立するってことは、麺が特殊なんでしょうか。

私は、野菜にとろみがないというのが意外とポイントではないかと思っています。
とろみをつけていない分、黄芯白菜やキクラゲがシャクシャクしており、
細めの縮れ麺と一緒に口に入れたとき、野菜が際立ちます。

ただ、話し好きの店主も認めていますが、
日によって、というか、一度に調理する量によって味がばらつくようで、
ちょっとアタリハズレがある感じです。
たまに、神レベルに美味しいことがあるので、
その味が恋しくて出かけていくのですが、
神レベルの美味しさに出会えることは、何回かに一回です。
まぁ、美味しいタンメンが食べたくなったら行ってしまうお店です。

香港で修行し、この道40年だという店主の味にファンは多く、
県内外からお客さんが集まってきています。

私は、仕事で福井にも顔を出しますが、
福井で顔見知りになった福井の業者さんと、
このお店で偶然ばったり会ったことがあります。
わざわざ福井から来たとのこと、人気のほどがうかがえます。

ただ、この店主がうるさいタイプで、
五目タンメンもブツブツ文句を言いながら作ってくれるのですが、
店主と女将さんは仲があまり良くないのか、女将さんはよく怒鳴られています。
常連客はそんな様子を見ても何とも思いませんが、
初めて行くような方はドギマギしてしまうようで、緊張した顔をしています。

しかし、この店主、こう言ってはナンですが、
口は悪いわりに、なんだかお疲れのようで、あまりお元気そうではありません。
それでも、大きな中華鍋に大量の野菜を入れ、両手に力を込めて煽っています。
ブツブツ文句を言いながら。
「もうやめようかな」が口癖の店主。
興味がおありの向きは、急いで食べに行ってみてください。

[SE;KICHI]

池波正太郎の世界

「時代劇専門チャンネル」とかを見ていると、よく池波正太郎の名前を目にします。

池波正太郎といえば、『鬼平犯科帳』,『剣客商売』,『仕掛人・藤枝梅安』など、
時代小説の傑作を数多く世に送り出した作家として名高いですが、
実はかなりの“粋人”として知られています。

それは、『鬼平犯科帳』のような映像化されたものを見ていても感じにくいのですが、
原作を読んだり、エッセイを読んだりすると、食に関する表現が非常に多彩で、
あぁ、この人は、
若い頃から、食を人生の楽しみとして常に探求してきたのだなと、感じます。

面白いのは、彼が旨いと感じたものは、必ずしも高価な料理ではないということです。
「時代劇専門チャンネル」では、『池波正太郎の江戸料理帳』という、
池波正太郎が愛した料理を再現するという番組もやっていますが、
そこで紹介されているレシピなど、
「白魚の卵とじ」やら「韮の味噌和え」やら「鱒の味醂漬け」やら、
おおよそ庶民的というか、小料理屋の突き出しのようなメニューです。

巷間、“池波正太郎が愛した店”などと言われるとすごく高尚に感じますが、
この人の真髄は、「美味しいと感じたものは、美味しい」という、
自分の感性を大事にする、素直な感じです。

例えば、そばについて、著書『男の作法』ではこう書いています。

 そばというのはみんな各地によって違う。
 田舎そばと東京の蕎麦は違うわけだよ。
 田舎そばって、うどん粉をあまり入れないで真っ黒い蕎麦を手で打って、手で切って、
 パラパラになったような蕎麦もまたそれでいいわけなんだ。
 東京の蕎麦のように細くてずうっとスマートに作ってある蕎麦も、
 それはそれでいいわけなんだよ。
 だから、何がいいと決めないで、
 その土地土地によってみんなそれぞれ特徴があるんだから、
 それを素直に味わえばいいんですよ。
 どこそこの何という蕎麦でなければ、蕎麦じゃないなんて決めつけるのが
 一番つまらないことだと思う。


この『男の作法』という本には聞き手がいて、
上記は「そばはやっぱり本場に行って食べるべきか」という聞き手の質問に対して、
池波正太郎が答えたものです。
このあと、「つゆにどっぷり漬けないほうがいいか」とか、
「そば茶を出さないそば屋はどうか」とか、質問が続きますが、
 だけど、それでなきゃいけないとか、それ以外は駄目だなんて言うことはない。
と一蹴されます。

○○でなければダメだという決め付けが一番つまらないと。
なるほどなぁと思います。

考えてみたら、食べ物は、食べてみて美味しいかどうかが肝ですよね。
店構えとか、食器とか、演出の部分も大切な要素ではあるけれど、
やっぱり最後は、自分がそれで納得できるかどうか。

そして、この『納得』って、自分の裁量で拡大することが可能だと思うのです。
あれもダメ、これもダメと言っていると、
納得するのは容易ではないのだけれど、
あれも素敵、これも素敵と言っていれば、
いろんなことに納得できます。

もちろん食べ物に限ったことではなく、見るもの着るもの、なんでもそうです。

私たちは看板に騙されやすいので、
「本場」とか「元祖」とか言われると特別に感じるものです。
それは納得するための一つの材料かもしれないけれど、
自分の感性とは関係のない納得です。

人は最後には
プライベートでも仕事においても孤独になっていきます。
私は、その時にどう生きるかが大切だと思ってます。
いろんなことに幸福を感じることのできる自分となり、
また、そのための感性を常に磨いていきたいものです。


[SE;KICHI]

ファンに酔う

寒くなり年末が近づいてくると、色々なことがシーズンの終盤を迎え、
1年の区切りをつけるためのイベントや行事が目白押しです。

小学6年生の息子の学校や普段の活動の中でも、毎週末、何かの発表会や大会があり、
親の私も送り迎えやお手伝いなどで何かと忙しいです。
面倒に感じることもありますが、6年生の息子にとっては小学生として最後のことが多く、
何事にも懸命な姿を見ると、
「あぁ、これで最後か・・・。」と感慨深く思います。
とはいえ、小学3年生の息子もいますのでまだまだ先は長いです。

9月に、阪神ファンである6年生の息子のかねてからの希望で、
阪神甲子園球場に行き阪神VSヤクルト戦を観戦してきました。
さすが阪神タイガースの地元、球場へ向かう途中、
あちらこちらから阪神タイガースのユニフォームを羽織った人たちが
まるで洪水のようにどんどん増えていきます。
応援グッズが欲しいとのことでショップに入ったところ、
特に阪神ファンというわけではない私は、
ぎゅうぎゅう詰めの阪神ファンの黄色い波に完全にのみ込まれ、
酔って気持ち悪くなってしまい、外で待つことにしました。

ビールも飲んでいないのに酔わされるとは・・・阪神ファンはすごいです。

球場に入るとほぼ満員の観客が見渡す限り黄色く(阪神ファン)、
レフト側の外野席の一部に色の違う人達(ヤクルトファン)が
ほんの少しだけ確認できました。

・・・少なっ!!!

100対1、いや200対1ほどの比率でしょうか。
あそこに座る勇気はとてもありません。
何かの罰ゲームとしか思えません。
本物のアウェイ状態です。

試合は点数を取って取られてのシーソーゲームになり、大変盛り上がりましたが、
延長12回で決着がつかず引き分けに終わりました。
この日阪神が負けると巨人のリーグ優勝が決まるところだったので、まぁ良かったです。
(結局次の日に巨人のリーグ優勝が決まりました。)

日本シリーズはご存じのとおり、壮絶な戦いの末、見事楽天が日本一に輝きました。
球団創設時は、弱小、寄集め球団と言われていましたが、
今年はリーグ優勝に続き、昨年の王者巨人を破る大変強いチームになりました。
一緒に戦った楽天ファンの方々も、ずいぶん勇気づけられたようです。
おかげで、今年の日本のプロ野球は最後まで大盛り上がりでしたね。
このところ大リーグに話題をさらわれることが多かったのですが、
先日のドラフト会議でも将来有望な優秀な選手がたくさん指名されていましたので、
来年も話題豊富で盛り上がることでしょう。

ちなみに3年生の息子は巨人ファンです。
東京ドームでの巨人戦の観戦をうるさくせがまれています。
今度はオレンジに酔うのでしょうか?

[KAZSOU]

誰のためか考えてよね

今年は11月21日がボジョレーヌーボーの解禁日だそうです。
これが済むと、例年すぐに12月がやってきます。
そしてこの時期、流行に敏感な方の心を捉えて離さないのがインフルエンザ

この流行の波に巻き込まれたくない方のためにあるのが、
インフルエンザワクチンの予防接種です。
しかし、少し前のニュースで、
現役世代の、なんと7割が受けていないことを知りました。

実にけしからんことだと思います。

確かに、わりと痛いタイプの注射ですし、
それ以前に、病院の待ち時間などを想像するとうんざりしますし、
そもそも無料なわけでもないのですから、億劫になる気持ちも分からなくはありません。
事実、受けない理由を聞くと、「時間がないから」という人が大多数だそうです。

そこで、先進的な一部の会社では、予防接種の接種率を上げるため、
勤務時間中に社員間で時間を融通し合い、
交代で予防接種に行くことを推奨しているところもあるそうです。

なるほど。いいアイデアだと思います。それならみんな受けられますもんね。

しかし、その取り組みを受けてのインタビューを見て再び驚きました。
会社が時間を作ってくれたとしても、今度は「お金がない」と言って、
やはり理由をつけて接種に行かない人が多いのです。
つまり、難癖をつけて結局は予防接種を受ける気がないということ。

私は、自分勝手だなぁと思いました。

会社が勤務時間中の仕事を免除してまで予防接種を推奨しているのは、
リスクマネジメントだということが理解できないのでしょうか。
インフルエンザにかかって何日も休まれるほうが会社にとってダメージが大きい、
ましてや近くの席の人に伝染して部署まるまる業務が滞ったらたまらない、
だから、時間をあげるから注射に行っておいで、という、会社からのメッセージだと、
なぜ思わないのでしょうか。

自分はインフルエンザにかからないとでも思っているのか、
かかっても気合で治すぜとか、そういう中学生みたいなことを思っているのでしょうか。

自分のためではなく、
他人のために、社会のために、
インフルエンザを予防するという観点が、
なぜ持てないのでしょうか。


ちょっときつい言い方が許されるなら、
そういう自分勝手な人は、
無人島かどこかで、ひとりで生きて欲しいと思います。

だって、オフィスに限らず、満員電車とか飛行機とか、そういう場の中に、
ひとりインフルエンザの人が混じっていたらと思うと、ゾッとしませんか。
自分はそれで構わないかもしれないけれど、周囲が迷惑するんです。

このブログでも奥さんの妊娠に関する記事を掲載することがありますが、
妊婦さんとか、乳幼児とか、お年寄りとか、病人とか、
社会にはインフルエンザにかかったら大変なことになる人がいるわけです。
そういう人を守るために、そういう人にうつさないように、
まずは自分がかからないという観点が必要なはずです。
予防接種は社会防衛という観点を持つべきです。

自分には必要ないという判断の、根拠は何なんでしょうか。
自分が誰かの感染源になる可能性を否定できる根拠は何なんでしょうか。
理由もないのに必要ないと思うなんて、自分勝手以外にないでしょう。

・・・。
インフルエンザワクチンの接種率の低さを知って唖然とし、つい興奮してしまいました。
でも、まぁ、やっぱり妊婦や子供を守るために、身体の動く人は受けに行くべきですよ。
インフルエンザワクチンは効果が出るまでに2週間くらいかかるそうですから、
12月のシーズンに間に合わせるには、いま受けておかなくてはなりません。
まだ受けておられない方で、
自分勝手でない方はぜひお受けください。

それって、きっとボジョレーヌーボーよりも有意義なお金の使い方です。

[SE;KICHI]

子供たちの恋

先日、親同士も仲良く、息子の誕生日も近い事から、
2家族で誕生会を理由にご飯を食べに行きました。
先方の旦那もよく飲む方なので楽しく飲食をしていたのですが、
中学生の子ども達は先に食べ終わりますので暇になります。

いつもならゲームをしていたり、帰ろう!の連呼なのですが、
今回はテストの話をしたり恋の話をしたりと、
普段はしてくれないことを話してくれました!
テストの話は、悲しい方向しかいかないので省きます(涙)

田舎の中学生ですので、突拍子もない話ではなく、
誰が好きだとか、誰と誰が付き合ってる的なソフトな感じです。
私の同級生の子どもも多く、多少名前もわかるので楽しく聞いていました。

うちの息子は恥ずかしがり屋なのでしょう!あまりはっきりとは言わないのですが、
もう一人は少しモテるのか口数も増え、楽しい情報源です。
情報源といえば、
親の携帯電話を使って子ども同士でLINEのやり取りをしている子もいて、
親がやたらと情報通な人もいます。

淡い恋話は、何か楽しいですもんね。私だけですかね? 
昔は家に電話するしかなかったですし、何を話そうとかドキドキする感じ☆彡
戻りたいとまでは思いませんが、
ドキドキとかの感じをしてみた~い!
と思う今日この頃って話です。

[bibibi]

いづくにもあれ

日本一有名な随筆である『徒然草』の第15段には、
「いづくにもあれ、暫し旅立ちたるこそ、目さむる心地すれ。」と書かれています。
まぁ、「どこでもいいけど、旅行っていいよ」ってことです。
吉田兼好は、旅先の澄んだ空気を吸うと心のアンテナの精度が上がると、
旅情に浸り、リフレッシュすることを勧めています。

しかし、最近は、どこに行ってもコンビニがあり、
イオンやイトーヨーカードーが深夜まで営業しています。
街並みなどから旅情を味わうというのは、なかなか難しくなってきています。

私は、好きで、たまに「日本の宿を守る会」加盟の旅館に泊まったりするのですが、
そういう旅館の御主人に話を聞けば、
建物も食べ物も、よっぽど珍しいものというのはすでにないようで、
独自色を出しながら旅情を演出することは本当に難しいことなのだそうです。
確かに、むやみに山奥か離島などでなければ、
旅情を掻きたてるような情景には出合えないかもしれません。

ところで、話は変わりますが、私の電話の着信音には、
山本コウタローとウィークエンドの岬めぐりが入っています。

この曲、少し古いのですが、ご存じでしょうか。

「岬めぐりの バスは走る 窓に広がる 青い海よ」
という、アレです。
曲を知っている人なら、情景を思い浮かべることができるはずです。
なかなか切ない、旅情あふれる曲です。

どこか特定の岬をイメージして作られた曲ではないと思うのですが、
なんとなく三浦半島のイメージに合うということで、
京浜急行という鉄道会社が、三崎口駅の列車接近メロディに採用しています。
三崎口駅のホームに立っていて、不意にこの曲を耳にすると、
あぁ、のどかなところまで来たんだなぁ、という感じがします。

私は、特に鉄道マニアというわけでもないのですが、
ご当地ゆかりの列車接近メロディなどを聞くと、
ついつい旅情を掻きたてられる感じがします。

他には、岡山県の、瀬戸大橋の少し手前、JR児島駅の列車接近メロディは、
小柳ルミ子の瀬戸の花嫁です。
特に秋の日暮れ時など、人の少なくなった高架のホームで
「瀬戸は日暮れて 夕波小波」などというメロディーを聴くと、
穏やかな瀬戸内海の海の情景が浮かんできて心穏やかになります。

しかし、京急の三崎口駅も、JRの児島駅も、
実は、岬や瀬戸内海を想起させるようなロケーションではありません。
しかし、自然物に関心のない私にとって、それは問題ではないのです。
つまり、「岬めぐり」や「瀬戸の花嫁」という選曲は、
単なるイメージ戦略というか、雰囲気だけのことなのです。

ここまで考えてハッとします。

音って旅情にとって重要な要素なのではないかと。

街並みなど、視覚に頼る旅情の醸成が難しいのであれば、
料理など、味覚に頼る旅情の醸成が難しいのであれば、
音楽など、聴覚に頼る旅情の醸成、どうでしょうか。

そういう意味では、列車接近メロディも、
なかなか役に立つものなのかもしれません。

[SE;KICHI]
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kkseishin

Author:kkseishin
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FAX:(076)451-0543

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〒950-1142
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